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1. 物を売るな、物語を売ろう
湘南ストーリーブランディング研究所
川上徹也

2. 本日の流れ（全60分）
①物語（ストーリー）とは何か
②事例―「AKB48」「クラウドファンディング」
③良いストーリーをつくる黄金律と方法
④質疑応答
※オンラインから受け付けます。
左下の「チャット」と書かれている所をクリックして、
「質問」に変えた後、聞いてみたいことを投稿してください

3. りんご農家の木村さんが
完全無肥料無農薬で育てたりんごを、
3人の商人が仕入れていった。

4. 1人目の商人
「甘くておいしいりんご(青森産)」
というラベルを貼って売った。

5. 2人目の商人
「完全無農薬無肥料栽培のりんご」
と書いたPOPを立てて売った。

6. 3人目の商人
「奇跡のりんご」と名付け、
「木村さんの顔写真」を貼った。 そこには・・

7. 木村さんは、絶対不可能と言われた
完全無農薬無肥料栽培のりんごを
8年間の極貧生活を乗り越えて作りま
した。
これを食べたら、あなたは本当のりん
ごの味を知るでしょう。
・・・・・・と、書かれていました。

8. あなたがお客さんだとしたら、
どのりんごを買うでしょう?

9. 商品を売らないで、〇〇を売る。
「あなた自身」「体験」「つながり」
「情報」「作った人のこだわり」
「出来上がるまでの苦労」
「お客さんの未来」
「お客さんが使った時の感情」
「志」「社会貢献」

10. 物語(ストーリー)

11. 例）AKB48
彼女たちは、楽曲は売っているのはない。
↓
AKB48という「物語」を売っている。

12. 例）クラウド・ファウンディング
JustGiving
Kickstarter など
発案者がどんな物語を持っているか
が重要になってくる。
↓
「物語をお金に変える仕組み」

13. ただし、物語があれば何でもいい、
というものではない。
皆さんが「奇跡のリンゴ」が
食べたくなったのには
ちゃんとした理由がある。
それは・・・・・・

14. そこには
「人類共通の感動のツボ」を押す
黄金律があった！

15. ストーリーの黄金律
～人類共通の感動のツボ～
① 何かが欠落しているまたは欠落させら
れた主人公が、
② 何としてもやり遂げようとする遠く険しい
目標やゴールに向かって、
③ 数多くの葛藤、障害、敵対する
ものを乗り越えていく。

16. ストーリーの黄金律は、
ハリウッド映画、ドキュメンタリー等で、
幅広く使われている手法。
ストーリーの黄金律にかなっていると、
人は自然と共感し、応援したくなる。
人種・文化に関係なく全世界人類共通の
「感動のツボ」。

17. つまり、さきほど、皆さんが
「奇跡のリンゴ」を食べたい！
と思ったのは・・
「黄金律に沿った物語」
＋
「キャッチコピー力」

18. あなたの会社、お店、商品、あなた自身に
人の心を動かす物語があると、
色々なメリットを受けることができる。
・ 記憶に残りやすい。
・ 感情に働きかける。
・口コミになりやすい。
・応援してもらえる。

19. さらにそれが
「ストーリーの黄金律」に
かなっていれば
熱烈なファンになってもらうことも
可能である。

20. 皆さんも、自分が扱う商品、
会社やお店、そしてあなた自身に
「物語」を発見しつくりあげてください。
期待しています。

21. ありがとうございます。
またお会いしましょう。
川上徹也