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Hyper-V 仮想マシンを
Azure へ V2C移行
~ Hyper-VのWindows仮想マシンを
Azure ARMへV2C(Virtual to Cloud) ~
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1
アイティデザイン株式会社
代表取締役社長 知北直宏
‘16/08/27
@くまあず LT
Azure に V2C 移行って?
• Hyper-V仮想マシンを、Microsoft AzureのARM
(Azure Resource Managerデプロイモデル)の仮想マシンに
「V2C(Virtual to Cloud)」移行することができます。
(その検証を行った際の手順のメモです。)
• Windows Server 2012 R2のドメインコントローラーと
Exchange Server 2016用サーバーを移行する検証を実施。
• Dドライブにアプリケーションがインストール、
データが格納されているような環境を想定。
• 物理サーバーも、Disk2vhdでHyper-V仮想マシン化することによ
り、同様の手順でAzure仮想マシンに移行できるはずです。
次へ
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2
自己紹介
知北直宏(ちきたなおひろ)Twitter: @wanto1101
アイティデザイン株式会社 代表取締役者社長
福岡で、ITPro、SIerとして、Active Directory、Hyper-V など、
マイクロソフトのサーバー製品の提案・構築・移行・サポートなど担当。
大手、地場インテグレーターさんの後方支援など。
Microsoft MVP (Cloud and Datacenter Management)
マイクロソフトのホワイトペーパー執筆、イベントスピーカー
コラム執筆「Windows Server 活用のススメ」
http://www.bit-drive.ne.jp/wm2003/index.html?mk_type=18
書籍執筆
「標準テキスト Windows Server 2012 R2
構築・運用・管理パーフェクトガイド」
「標準テキスト Windows Server 2008 R2
構築・運用・管理パーフェクトガイド」その他
次へ
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3
2016 年
3月に第4版
発売!!
書籍の紹介
4
01章 Windows Server 2012 R2の概要と導入計画
02章 Windows Server 2012 R2の導入
03章 ストレージの管理
04章 ネットワークの管理
05章 ユーザーとグループの管理
06章 Active Directoryの概要
07章 Active Directoryの構築手順
08章 Active Directoryの削除
09章 サイトの構築と管理
10章 RODCの構築と管理
11章 OUの作成と管理
12章 アカウントの管理
13章 グループポリシーの管理
14章 ユーザー環境の管理
15章 Active Directoryの高度な管理
16章 Active Directoryの保守
17章 Active Directoryのマイグレーション
18章 AD CSによるPKI環境の構築
19章 Hyper-Vの概要
20章 Hyper-Vの構築手順
21章 Hyper-VレプリカによるDR対策
22章 ライブマイグレーション環境の構築とHyper-Vクラスター
23章 Windows Server Essentialsエクスペリエンスの活用
24章 WSUSサーバーの構築と管理
25章 DNSサーバーの構築と管理
26章 DHCPサーバーの構築と管理
27章 ファイルサーバーの構築と管理
28章 ダイナミックアクセス制御の利用
29章 iSCSIによるストレージエリアネットワークの構築
30章 WebサーバーとFTPサーバーの構築と管理
31章 Server Coreの利用
32章 NAPによる検疫ネットワークの構築と管理
33章 DirectAccess環境の構築
34章 NLBクラスターの構築と管理
35章 フェールオーバークラスターの構築と管理
36章 パフォーマンス監視
37章 セキュリティ管理
38章 バックアップと回復
39章 障害復旧
移行前の確認
• Azure仮想マシンへ移行可能か確認する。
– Azure仮想マシンとしては実行できない役割や機能がある。
例)DHCPサーバー、WINSサーバー、NLBなど
– アプリケーションをAzure仮想マシンとして動作させるた
めのポイントなどを確認しておく。
(そもそもAzure仮想マシンでの動作をサポートしている
のか、ライセンス的に問題はないか、など確認する。)
次へ
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5
メモ)
マイクロソフトのサーバーアプリケーションをAzure仮想マシンで実行する際のポイント、
Windows Serverの役割や機能のサポート状況がまとめられたKB。
頻繁に更新されるため、まめなチェックが必要。Windows Server 2003系もOKのよう。
Microsoft server software support for Microsoft Azure virtual machines
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2721672
Azure仮想マシンのポイント
• ページファイルは「一時ディスク」に配置する
• アプリケーションのデータは「データディスク(追加ディ
スクに)」に保存することが推奨される
• アップロードする仮想ハードディスクは、容量固定タイプ
のVHD形式とする(容量可変、VHDXは不可)
• 仮想マシンのOS(ゲストOS)ではIPアドレスは固定で割り
当てない(DHCP化する)
• VMエージェントをインストールする
• リモートデスクトップを有効化する
次へ
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6
移行の流れ
1. Hyper-V仮想マシンの準備
2. Azureの準備
3. 仮想ハードディスクをAzureへアップロード
4. Azure仮想マシンを作成
(アップロードした仮想ディスクを使用)
次へ
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参考情報
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8
Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ)
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx
• Microsoft Azure IaaS リファレンス アーキテクチャ ガイド
• Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作
• Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作
• 物理環境にある Windows Server の仮想化及び Microsoft Azure への移行
• その他いろいろ
リソース マネージャー デプロイ向けに Windows VM イメージを Microsoft Azure にアップロードする
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-upload-image/
Windows Server VHD の作成と Azure へのアップロード
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-createupload-vhd/
Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/
LTはここでおわり
(ここから詳細・本編)
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注意事項
• 本資料の手順は一例です。
• Azureの操作はPowerShellでのコマンドレット群実行を記載
していますが、ポータルでも行うことができます。
• 本資料の内容は2016年5月ごろの仕様に基づいています。
(あっという間に情報が古くなる可能性があります。ご注
意を。)
• 実際にオンプレミスのHyper-V仮想マシンをAzureにV2Cし
たら、ある程度長期にわたって動作検証することを推奨し
ます。期待通り動くか、仮想マシンのサイズ変更など行っ
ても問題ないか、などなど。
次へ
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10
移行前後の環境
次へ
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11
移行前 移行後
実行基盤 Windows Server 2012 R2 Hyper-V Microsoft Azure (ARM)
OS Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 R2
仮
想
マ
シ
ン
1
役割 ドメインコントローラー ドメインコントローラー
ネットワーク 仮想NIC:1つ、
IPアドレス「192.168.1.43」を静的設定
仮想NIC:1つ、IPアドレスを動的設定
(PowerShellで「192.168.1.43」を割り当て)
スペック 割り当てメモリ:2GB Standard_A1
(メモリ:1.75GB)
ディスク1 ドライブレター Cドライブ Cドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB
用途 OS用、ページファイル用 OS用
ディスク2 ドライブレター Dドライブ Dドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、10GB
用途 Active DirectoryデータベースやSYSVOL保存先 Active DirectoryデータベースやSYSVOL保存先
ディスク3 ドライブレター (未使用) Eドライブ
タイプ (未使用) VHD、容量固定、20GB
用途 (未使用) 一時ディスク・ページファイル用
(検証のためAzure仮想マシンのサイズはかなり低いものを選択)
移行前後の環境(つづき)
次へ
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12
移行前 移行後
実行基盤 Windows Server 2012 R2 Hyper-V Microsoft Azure (ARM)
OS Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 R2
仮
想
マ
シ
ン
2
役割 Exchange Server 2016 用サーバー Exchange Server 2016 用サーバー
ネットワーク 仮想NIC:1つ、
IPアドレス「192.168.1.44」を静的設定
仮想NIC:1つ、IPアドレスを動的設定
(PowerShellで「192.168.1.44」を割り当て)
スペック 割り当てメモリ:8GB Standard_A3
(メモリ:7GB)
ディスク1 ドライブレター Cドライブ Cドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB
用途 OS用、ページファイル用 OS用
ディスク2 ドライブレター Dドライブ Dドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB
用途 Exchangeインストール先、データベース保存先 Exchangeインストール先、データベース保存先
ディスク3 ドライブレター (未使用) Eドライブ
タイプ (未使用) VHD、容量固定、285GB
用途 (未使用) 一時ディスク・ページファイル用
(検証のためAzure仮想マシンのサイズはかなり低いものを選択)
移行前の確認
• Azure仮想マシンへ移行可能か確認する。
– Azure仮想マシンとしては実行できない役割や機能がある。
例)DHCPサーバー、WINSサーバー、NLBなど
– アプリケーションをAzure仮想マシンとして動作させるた
めのポイントなどを確認しておく。
(そもそもAzure仮想マシンでの動作をサポートしている
のか、ライセンス的に問題はないか、など確認する。)
次へ
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メモ)
マイクロソフトのサーバーアプリケーションをAzure仮想マシンで実行する際のポイント、
Windows Serverの役割や機能のサポート状況がまとめられたKB。
頻繁に更新されるため、まめなチェックが必要。Windows Server 2003系もOKのよう。
Microsoft server software support for Microsoft Azure virtual machines
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2721672
Azure仮想マシンのポイント
• ページファイルは「一時ディスク」に配置する
• アプリケーションのデータは「データディスク(追加ディ
スクに)」に保存することが推奨される
• アップロードする仮想ハードディスクは、容量固定タイプ
のVHD形式とする(容量可変、VHDXは不可)
• 仮想マシンのOS(ゲストOS)ではIPアドレスは固定で割り
当てない(DHCP化する)
• VMエージェントをインストールする
• リモートデスクトップを有効化する
次へ
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14
移行の流れ
1. Hyper-V仮想マシンの準備
2. Azureの準備
3. 仮想ハードディスクをAzureへアップロード
4. Azure仮想マシンを作成
(アップロードした仮想ディスクを使用)
次へ
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15
1. Hyper-V仮想マシンの準備
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1. Hyper-V仮想マシンの準備
Hyper-V仮想マシンで、次のような準備を行う。
1. VMエージェントをインストールする
2. リモートデスクトップを有効化する
3. IPアドレスをDHCP割り当てに変更する
4. (必要であれば)ボリュームの縮小を行う
5. (必要であれば)アプリケーションやサービスの
自動起動を無効化する
6. シャットダウンする
また、仮想ハードディスクが、VHDX形式、または、
容量可変タイプの場合は、「容量固定タイプのVHD形式」に
変換する。
次へ
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1. Hyper-V仮想マシンの準備
【参考】VMエージェントのインストール
仮想マシンに
ダウンロードしてインストール。
http://aka.ms/vmagentwin
次へ
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メモ)
VMエージェントによって、パスワードリセットや無償マルウェア機能の利用など、
各種拡張機能が利用可能。
仮想マシンのエージェントおよび拡張機能について
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-agents-and-extensions/
1. Hyper-V仮想マシンの準備
【参考】ボリュームの縮小
アップロードする仮想ハードディス
クのサイズを縮小するのであれば、
あらかじめゲストOSでボリュームの
縮小を行っておく。
次へ
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メモ)
Hyper-V仮想マシンの仮想ディスクのデフォルトサイズは127GB。
アップロードを短時間で行うなどの目的でディスクサイズを縮小させるには、
先に仮想マシンのOS(ゲストOS)の「ディスクの管理」でボリュームの縮小を行っておく。
1. Hyper-V仮想マシンの準備
【参考】アプリケーションやサービスの自動起動無効化
• Azure仮想マシンの作成直後は、一時ディスクが
Dドライブとして自動接続されるため、Hyper-V仮想マシン
のDドライブを最初から使うことができない。
• アプリケーションやデータの破損が懸念される場合は、
自動起動を無効化することを検討。
次へ
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1. Hyper-V仮想マシンの準備
【参考】ドメインコントローラーの参考情報
次へ
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ドメインコントローラーのサービス停止の例)
次のサービスのスタートアップを「無効」化。
Active Directory Domain Services
Kerberos Key Distribution Center
Intersite Messaging
DNS Server
DFS Replication
ただし、次回起動時にログオンできなくなる
恐れがあるため、ディレクトリサービス
復元モード(DSRM)を有効化しておく。
(msconfig.exe などで有効化)
Active DirectoryデータベースやSYSVOLの保存先)
Azure仮想マシンとしてドメインコントローラーを動作させるとき、Active Directoryデータ
ベースやSYSVOLの保存先はデータディスクにする必要あり。
移行前のHyper-V仮想マシンで、これらがCドライブに保存されている場合は、ドメインコ
ントローラーの降格・再昇格でパスを変更することなどを検討する。
1. Hyper-V仮想マシンの準備
【参考】仮想ハードディスクの変換
Hyper-VマネージャーやPowerShellを使って、
仮想ハードディスクを「容量固定タイプのVHD形式」に変換。
次へ
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2. Azureの準備
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2. Azureの準備
Azureで、次のような準備を行う。
1. サブスクリプションの準備
2. リソースグループの作成
3. ストレージアカウントとコンテナの作成
4. 仮想ネットワークの作成
次へ
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メモ)
Azureの基本を知るには自習書がオススメ。
Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ)
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx
Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作
Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作
その他いろいろ
2. Azureの準備
【参考】リソースグループの作成
次へ
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PowerShell コマンドレットでリソースグループを作成する例
# リソースグループ
$rg = "TEST-RG"
# 地域
$location = "japanwest"
# リソースグループの作成
New-AzureRmResourceGroup -Location $location -Name $rg
メモ)
日本国内のリージョン指定
東日本 :japaneast
西日本: japanwest
ストレージアカウントのタイプ指定
ローカル冗長ストレージ :Standard_LRS
地理的冗長ストレージ :Standard_GRS
読み取りアクセス地理的冗長ストレージ:Standard_RAGRS
ローカル冗長プレミアムストレージ :Premium_LRS
2. Azureの準備
【参考】ストレージアカウントとコンテナの作成
次へ
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PowerShell コマンドレットでストレージアカウントとコンテナを作成する例
# リソースグループ
$rg = "TEST-RG"
# 地域
$location = "japanwest"
# ストレージ アカウント
$newStorageAccountName = "test160501sta"
$storageAccountType = "Standard_LRS“
# コンテナ
$newContainer = "vhds"
# ストレージアカウントの作成
New-AzureRmStorageAccount -Location $location `
-Name $newStorageAccountName -ResourceGroupName $rg -Type $storageAccountType
# コンテナの作成
$ctx = New-AzureStorageContext -StorageAccountName $newStorageAccountName `
-StorageAccountKey (Get-AzureRmStorageAccountKey -Name $newStorageAccountName `
-ResourceGroupName $rg).Key1
New-AzureStorageContainer -Name $newContainer -Context $ctx
2. Azureの準備
【参考】仮想ネットワークの作成
次へ
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27
PowerShell コマンドレットで仮想ネットワークを作成する例
# リソースグループ
$rg = "TEST-RG"
# 地域
$location = "japanwest"
# 仮想ネットワーク
$virtualNetworkName = "TEST1-VNet"
$addressPrefix = "192.168.0.0/16"
# サブネット
$subnet1Name = "Subnet1"
$subnet1Prefix = "192.168.1.0/24"
# DNS Server
$custom1Dns = "192.168.1.43"
# 仮想ネットワークの作成
$vnet = New-AzureRmVirtualNetwork -Location $location -Name $virtualNetworkName `
-ResourceGroupName $rg -AddressPrefix $addressPrefix -DnsServer $custom1Dns
Add-AzureRmVirtualNetworkSubnetConfig -AddressPrefix $subnet1Prefix `
-Name $subnet1Name -VirtualNetwork $vnet
Set-AzureRmVirtualNetworkSubnetConfig -AddressPrefix $subnet1Prefix `
-Name $subnet1Name -VirtualNetwork $vnet
$vnet = Set-AzureRmVirtualNetwork -VirtualNetwork $vnet
3. 仮想ハードディスクを
Azureへアップロード
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3. 仮想ハードディスクをAzureへアップロード
次へ
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29
PowerShell コマンドレットで仮想ハードディスクをアップロードする例
# リソースグループ
$rg = "TEST-RG"
# 地域
$location = "japanwest"
# ディスク情報
$StorageAccountName = "test160501sta"
$DestVhd0Uri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/dc1-disk0.vhd"
$DestVhd1Uri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/dc1-disk1.vhd"
$LocalFile0 = "dc1-disk0.vhd"
$LocalFile1 = "dc1-disk1.vhd"
# VHDのアップロード
Add-AzureRmVhd -Destination $DestVhd0Uri -LocalFilePath $LocalFile0 -ResourceGroupName $rg
Add-AzureRmVhd -Destination $DestVhd1Uri -LocalFilePath $LocalFile1 -ResourceGroupName $rg
(アップロードするVHDファイルの保存フォルダーをカレントにしてから実行)
メモ)
仮想ディスクのサイズやネットワーク環境によっては
アップロードに多くの時間を要するため注意。
4. Azure仮想マシンを作成
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30
4.Azure仮想マシンを作成
Azureで、次のような操作を行う。
1. パブリックIPアドレスとNICの作成
2. 仮想マシンの作成
1. アップロードしたOS用ディスクで仮想マシン作成
2. 一時ディスクのドライブレターを変更
3. ページファイルのパスを一時ディスクへ変更
4. データディスクを接続
5. データディスクをオンライン化(Dドライブに)
6. 動作確認など
次へ
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31
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】パブリックIPアドレスとNICの作成
次へ
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32
PowerShell コマンドレットでパブリックIPアドレスとNICを作成する例
# リソースグループ
$rg = "TEST-RG"
# 地域
$location = "japanwest"
# パブリックIPアドレス
$PublicIpAddressName = "dc1-IP"
$dnsNameforPublicIp = "dc1-ps"
$allocationMethod = "Dynamic"
# 仮想ネットワーク
$virtualNetworkName = "TEST1-VNet"
$subnetName = "Subnet1"
# NIC
$nicName = "dc1-NIC"
$privateIpAddress = "192.168.1.43"
# パブリック IP アドレスの作成
$pip = New-AzureRmPublicIpAddress `
-AllocationMethod $allocationMethod -ResourceGroupName $rg `
-DomainNameLabel $dnsNameforPublicIP `
-Location $location -Name $PublicIPAddressName
(つづく)
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】パブリックIPアドレスとNICの作成(つづき)
次へ
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33
PowerShell コマンドレットでパブリックIPアドレスとNICを作成する例(つづき)
# NIC を配置するサブネットの取得
$vnet = Get-AzureRmVirtualNetwork -Name $virtualNetworkName -ResourceGroupName $rg
$subnet = Get-AzureRmVirtualNetworkSubnetConfig -Name $subnetName -VirtualNetwork $vnet
# NIC の作成
$nic = New-AzureRmNetworkInterface -ResourceGroupName $rg `
-Location $location -Name $nicName -Subnet $subnet `
-PrivateIpAddress $privateIpAddress -PublicIpAddress $pip
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】仮想マシン作成
次へ
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34
PowerShell コマンドレットで仮想マシンを作成する例
# リソースグループ
$rg = "TEST-RG"
# 地域
$location = "japanwest"
# 仮想マシンの情報
$vmName = "dc1"
$vmSize = "Standard_A1"
# NIC の情報
$nicName = "dc1-NIC"
# ディスクの情報
$StorageAccountName = "test160501sta"
$dstBlob = "dc1-disk0.vhd"
$diskName = "OSdisk"
$AttachVhdUri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/$dstBlob"
(つづく)
アップロードしたOS用ディスクで仮想マシンを作成する。
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】仮想マシン作成(つづき)
次へ
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35
PowerShell コマンドレットで仮想マシンを作成する例(つづき)
# 仮想マシンの作成
$vm = New-AzureRmVMConfig -VMName $vmName -VMSize $vmSize
$nic = Get-AzureRmNetworkInterface -ResourceGroupName $rg -Name $nicName
$vm = Add-AzureRmVMNetworkInterface -VM $vm -Id $nic.Id
$vm = Set-AzureRmVMOSDisk -VM $vm -Name $diskName `
-CreateOption attach -VhdUri $AttachVhdUri -Windows
New-AzureRmVM -ResourceGroupName $rg -Location $location -VM $vm
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】仮想マシン作成(つづき)
次へ
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36
Azure仮想マシンの一時ディスクのドライブレターを変更する。
メモ)
移行前のHyper-V仮想マシンのデータディスクがDドライブの場合は、
Azure仮想マシンの一時ディスクのドライブレターをDドライブから
Eドライブなどへ変更する。
Azure仮想マシンにリモートデスクトップ接続して、「ディスクの管理」で操作する。
‘16/5/26追記)
一時ディスクのドライブレターは「最初に利用可能なドライブ文字が再割り当て」される
点に注意。データディスクがDドライブならば、一時ディスクはEドライブに。
(間をあけて、一時ディスクをZドライブに、などは不可)
Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】仮想マシン作成(つづき)
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ページファイルのパスを一時ディスクへ変更する。
メモ)
Azure仮想マシンのページファイルを、一時ディスクへ変更する。
「システムのプロパティ」で、Cドライブは「ページングファイルなし」に、
一時ディスクは「システム管理サイズ」に変更する。
データディスクを接続する。
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】仮想マシン作成(つづき)
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38
PowerShell コマンドレットでデータディスクを接続する例
# リソースグループ
$rg = "TEST-RG"
# 地域
$location = "japanwest"
# 仮想マシンの情報
$vmName = "dc1"
# ディスクの情報
$StorageAccountName = "nchikit160501stat"
$dst1Blob = "dc1-disk1.vhd"
$disk1Name = "Datadisk"
$AttachVhd1Uri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/$dst1Blob"
# データディスクを接続
$vm = Get-AzureRmVM -name $vmName -ResourceGroupName $rg
$vm = Add-AzureRmVMDataDisk -VM $vm -Name $disk1Name -VhdUri $AttachVhd1Uri `
-Lun 0 -CreateOption Attach -DiskSizeInGB $null
Update-AzureRMVM -VM $vm -ResourceGroupName $rg (つづく)
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】仮想マシン作成(つづき)
次へ
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39
データディスクをオンライン化する。(Dドライブとする)
メモ)
接続したデータディスクをオンライン化する。
Azure仮想マシンにリモートデスクトップ接続して、「ディスクの管理」で操作する。
Dドライブなど、移行前のHyper-V仮想マシンのデータディスクと
同じドライブレターになっていることを確認(設定)する。
4. Azure仮想マシンを作成
【参考】仮想マシン作成(つづき)
次へ
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40
仮想マシンを再起動して、動作確認を行う。
 データディスクは接続できているか
 ドライブレターは想定通りか
 ページファイルは一時ディスクに存在しているか
 アプリケーションやサービスは正しく起動できているか
正しく機能しているか
 イベントログのエラーや警告の確認
注意事項(大事なことなので再び)
• 本資料の手順は一例です。
• Azureの操作はPowerShellでのコマンドレット群実行を記載
していますが、ポータルでも行うことができます。
• 本資料の内容は2016年5月ごろの仕様に基づいています。
(あっという間に情報が古くなる可能性があります。ご注
意を。)
• 実際にオンプレミスのHyper-V仮想マシンをAzureにV2Cし
たら、ある程度長期にわたって動作検証することを推奨し
ます。期待通り動くか、仮想マシンのサイズ変更など行っ
ても問題ないか、などなど。
次へ
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参考情報
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Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ)
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx
• Microsoft Azure IaaS リファレンス アーキテクチャ ガイド
• Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作
• Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作
• 物理環境にある Windows Server の仮想化及び Microsoft Azure への移行
• その他いろいろ
リソース マネージャー デプロイ向けに Windows VM イメージを Microsoft Azure にアップロードする
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-upload-image/
Windows Server VHD の作成と Azure へのアップロード
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-createupload-vhd/
Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/
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知北直宏
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Hyper-V仮想マシンをAzureへV2C移行

  • 1. Hyper-V 仮想マシンを Azure へ V2C移行 ~ Hyper-VのWindows仮想マシンを Azure ARMへV2C(Virtual to Cloud) ~ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 1 アイティデザイン株式会社 代表取締役社長 知北直宏 ‘16/08/27 @くまあず LT
  • 2. Azure に V2C 移行って? • Hyper-V仮想マシンを、Microsoft AzureのARM (Azure Resource Managerデプロイモデル)の仮想マシンに 「V2C(Virtual to Cloud)」移行することができます。 (その検証を行った際の手順のメモです。) • Windows Server 2012 R2のドメインコントローラーと Exchange Server 2016用サーバーを移行する検証を実施。 • Dドライブにアプリケーションがインストール、 データが格納されているような環境を想定。 • 物理サーバーも、Disk2vhdでHyper-V仮想マシン化することによ り、同様の手順でAzure仮想マシンに移行できるはずです。 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 2
  • 3. 自己紹介 知北直宏(ちきたなおひろ)Twitter: @wanto1101 アイティデザイン株式会社 代表取締役者社長 福岡で、ITPro、SIerとして、Active Directory、Hyper-V など、 マイクロソフトのサーバー製品の提案・構築・移行・サポートなど担当。 大手、地場インテグレーターさんの後方支援など。 Microsoft MVP (Cloud and Datacenter Management) マイクロソフトのホワイトペーパー執筆、イベントスピーカー コラム執筆「Windows Server 活用のススメ」 http://www.bit-drive.ne.jp/wm2003/index.html?mk_type=18 書籍執筆 「標準テキスト Windows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」 「標準テキスト Windows Server 2008 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」その他 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 3 2016 年 3月に第4版 発売!!
  • 4. 書籍の紹介 4 01章 Windows Server 2012 R2の概要と導入計画 02章 Windows Server 2012 R2の導入 03章 ストレージの管理 04章 ネットワークの管理 05章 ユーザーとグループの管理 06章 Active Directoryの概要 07章 Active Directoryの構築手順 08章 Active Directoryの削除 09章 サイトの構築と管理 10章 RODCの構築と管理 11章 OUの作成と管理 12章 アカウントの管理 13章 グループポリシーの管理 14章 ユーザー環境の管理 15章 Active Directoryの高度な管理 16章 Active Directoryの保守 17章 Active Directoryのマイグレーション 18章 AD CSによるPKI環境の構築 19章 Hyper-Vの概要 20章 Hyper-Vの構築手順 21章 Hyper-VレプリカによるDR対策 22章 ライブマイグレーション環境の構築とHyper-Vクラスター 23章 Windows Server Essentialsエクスペリエンスの活用 24章 WSUSサーバーの構築と管理 25章 DNSサーバーの構築と管理 26章 DHCPサーバーの構築と管理 27章 ファイルサーバーの構築と管理 28章 ダイナミックアクセス制御の利用 29章 iSCSIによるストレージエリアネットワークの構築 30章 WebサーバーとFTPサーバーの構築と管理 31章 Server Coreの利用 32章 NAPによる検疫ネットワークの構築と管理 33章 DirectAccess環境の構築 34章 NLBクラスターの構築と管理 35章 フェールオーバークラスターの構築と管理 36章 パフォーマンス監視 37章 セキュリティ管理 38章 バックアップと回復 39章 障害復旧
  • 5. 移行前の確認 • Azure仮想マシンへ移行可能か確認する。 – Azure仮想マシンとしては実行できない役割や機能がある。 例)DHCPサーバー、WINSサーバー、NLBなど – アプリケーションをAzure仮想マシンとして動作させるた めのポイントなどを確認しておく。 (そもそもAzure仮想マシンでの動作をサポートしている のか、ライセンス的に問題はないか、など確認する。) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 5 メモ) マイクロソフトのサーバーアプリケーションをAzure仮想マシンで実行する際のポイント、 Windows Serverの役割や機能のサポート状況がまとめられたKB。 頻繁に更新されるため、まめなチェックが必要。Windows Server 2003系もOKのよう。 Microsoft server software support for Microsoft Azure virtual machines https://support.microsoft.com/en-us/kb/2721672
  • 6. Azure仮想マシンのポイント • ページファイルは「一時ディスク」に配置する • アプリケーションのデータは「データディスク(追加ディ スクに)」に保存することが推奨される • アップロードする仮想ハードディスクは、容量固定タイプ のVHD形式とする(容量可変、VHDXは不可) • 仮想マシンのOS(ゲストOS)ではIPアドレスは固定で割り 当てない(DHCP化する) • VMエージェントをインストールする • リモートデスクトップを有効化する 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 6
  • 7. 移行の流れ 1. Hyper-V仮想マシンの準備 2. Azureの準備 3. 仮想ハードディスクをAzureへアップロード 4. Azure仮想マシンを作成 (アップロードした仮想ディスクを使用) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 7
  • 8. 参考情報 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 8 Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ) https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx • Microsoft Azure IaaS リファレンス アーキテクチャ ガイド • Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作 • Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作 • 物理環境にある Windows Server の仮想化及び Microsoft Azure への移行 • その他いろいろ リソース マネージャー デプロイ向けに Windows VM イメージを Microsoft Azure にアップロードする https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-upload-image/ Windows Server VHD の作成と Azure へのアップロード https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-createupload-vhd/ Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用 https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/
  • 10. 注意事項 • 本資料の手順は一例です。 • Azureの操作はPowerShellでのコマンドレット群実行を記載 していますが、ポータルでも行うことができます。 • 本資料の内容は2016年5月ごろの仕様に基づいています。 (あっという間に情報が古くなる可能性があります。ご注 意を。) • 実際にオンプレミスのHyper-V仮想マシンをAzureにV2Cし たら、ある程度長期にわたって動作検証することを推奨し ます。期待通り動くか、仮想マシンのサイズ変更など行っ ても問題ないか、などなど。 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 10
  • 11. 移行前後の環境 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 11 移行前 移行後 実行基盤 Windows Server 2012 R2 Hyper-V Microsoft Azure (ARM) OS Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 R2 仮 想 マ シ ン 1 役割 ドメインコントローラー ドメインコントローラー ネットワーク 仮想NIC:1つ、 IPアドレス「192.168.1.43」を静的設定 仮想NIC:1つ、IPアドレスを動的設定 (PowerShellで「192.168.1.43」を割り当て) スペック 割り当てメモリ:2GB Standard_A1 (メモリ:1.75GB) ディスク1 ドライブレター Cドライブ Cドライブ タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB 用途 OS用、ページファイル用 OS用 ディスク2 ドライブレター Dドライブ Dドライブ タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、10GB 用途 Active DirectoryデータベースやSYSVOL保存先 Active DirectoryデータベースやSYSVOL保存先 ディスク3 ドライブレター (未使用) Eドライブ タイプ (未使用) VHD、容量固定、20GB 用途 (未使用) 一時ディスク・ページファイル用 (検証のためAzure仮想マシンのサイズはかなり低いものを選択)
  • 12. 移行前後の環境(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 12 移行前 移行後 実行基盤 Windows Server 2012 R2 Hyper-V Microsoft Azure (ARM) OS Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 R2 仮 想 マ シ ン 2 役割 Exchange Server 2016 用サーバー Exchange Server 2016 用サーバー ネットワーク 仮想NIC:1つ、 IPアドレス「192.168.1.44」を静的設定 仮想NIC:1つ、IPアドレスを動的設定 (PowerShellで「192.168.1.44」を割り当て) スペック 割り当てメモリ:8GB Standard_A3 (メモリ:7GB) ディスク1 ドライブレター Cドライブ Cドライブ タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB 用途 OS用、ページファイル用 OS用 ディスク2 ドライブレター Dドライブ Dドライブ タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB 用途 Exchangeインストール先、データベース保存先 Exchangeインストール先、データベース保存先 ディスク3 ドライブレター (未使用) Eドライブ タイプ (未使用) VHD、容量固定、285GB 用途 (未使用) 一時ディスク・ページファイル用 (検証のためAzure仮想マシンのサイズはかなり低いものを選択)
  • 13. 移行前の確認 • Azure仮想マシンへ移行可能か確認する。 – Azure仮想マシンとしては実行できない役割や機能がある。 例)DHCPサーバー、WINSサーバー、NLBなど – アプリケーションをAzure仮想マシンとして動作させるた めのポイントなどを確認しておく。 (そもそもAzure仮想マシンでの動作をサポートしている のか、ライセンス的に問題はないか、など確認する。) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 13 メモ) マイクロソフトのサーバーアプリケーションをAzure仮想マシンで実行する際のポイント、 Windows Serverの役割や機能のサポート状況がまとめられたKB。 頻繁に更新されるため、まめなチェックが必要。Windows Server 2003系もOKのよう。 Microsoft server software support for Microsoft Azure virtual machines https://support.microsoft.com/en-us/kb/2721672
  • 14. Azure仮想マシンのポイント • ページファイルは「一時ディスク」に配置する • アプリケーションのデータは「データディスク(追加ディ スクに)」に保存することが推奨される • アップロードする仮想ハードディスクは、容量固定タイプ のVHD形式とする(容量可変、VHDXは不可) • 仮想マシンのOS(ゲストOS)ではIPアドレスは固定で割り 当てない(DHCP化する) • VMエージェントをインストールする • リモートデスクトップを有効化する 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 14
  • 15. 移行の流れ 1. Hyper-V仮想マシンの準備 2. Azureの準備 3. 仮想ハードディスクをAzureへアップロード 4. Azure仮想マシンを作成 (アップロードした仮想ディスクを使用) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 15
  • 16. 1. Hyper-V仮想マシンの準備 Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 16
  • 17. 1. Hyper-V仮想マシンの準備 Hyper-V仮想マシンで、次のような準備を行う。 1. VMエージェントをインストールする 2. リモートデスクトップを有効化する 3. IPアドレスをDHCP割り当てに変更する 4. (必要であれば)ボリュームの縮小を行う 5. (必要であれば)アプリケーションやサービスの 自動起動を無効化する 6. シャットダウンする また、仮想ハードディスクが、VHDX形式、または、 容量可変タイプの場合は、「容量固定タイプのVHD形式」に 変換する。 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 17
  • 18. 1. Hyper-V仮想マシンの準備 【参考】VMエージェントのインストール 仮想マシンに ダウンロードしてインストール。 http://aka.ms/vmagentwin 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 18 メモ) VMエージェントによって、パスワードリセットや無償マルウェア機能の利用など、 各種拡張機能が利用可能。 仮想マシンのエージェントおよび拡張機能について https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-agents-and-extensions/
  • 19. 1. Hyper-V仮想マシンの準備 【参考】ボリュームの縮小 アップロードする仮想ハードディス クのサイズを縮小するのであれば、 あらかじめゲストOSでボリュームの 縮小を行っておく。 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 19 メモ) Hyper-V仮想マシンの仮想ディスクのデフォルトサイズは127GB。 アップロードを短時間で行うなどの目的でディスクサイズを縮小させるには、 先に仮想マシンのOS(ゲストOS)の「ディスクの管理」でボリュームの縮小を行っておく。
  • 21. 1. Hyper-V仮想マシンの準備 【参考】ドメインコントローラーの参考情報 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 21 ドメインコントローラーのサービス停止の例) 次のサービスのスタートアップを「無効」化。 Active Directory Domain Services Kerberos Key Distribution Center Intersite Messaging DNS Server DFS Replication ただし、次回起動時にログオンできなくなる 恐れがあるため、ディレクトリサービス 復元モード(DSRM)を有効化しておく。 (msconfig.exe などで有効化) Active DirectoryデータベースやSYSVOLの保存先) Azure仮想マシンとしてドメインコントローラーを動作させるとき、Active Directoryデータ ベースやSYSVOLの保存先はデータディスクにする必要あり。 移行前のHyper-V仮想マシンで、これらがCドライブに保存されている場合は、ドメインコ ントローラーの降格・再昇格でパスを変更することなどを検討する。
  • 23. 2. Azureの準備 Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 23
  • 24. 2. Azureの準備 Azureで、次のような準備を行う。 1. サブスクリプションの準備 2. リソースグループの作成 3. ストレージアカウントとコンテナの作成 4. 仮想ネットワークの作成 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 24 メモ) Azureの基本を知るには自習書がオススメ。 Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ) https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作 Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作 その他いろいろ
  • 25. 2. Azureの準備 【参考】リソースグループの作成 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 25 PowerShell コマンドレットでリソースグループを作成する例 # リソースグループ $rg = "TEST-RG" # 地域 $location = "japanwest" # リソースグループの作成 New-AzureRmResourceGroup -Location $location -Name $rg メモ) 日本国内のリージョン指定 東日本 :japaneast 西日本: japanwest ストレージアカウントのタイプ指定 ローカル冗長ストレージ :Standard_LRS 地理的冗長ストレージ :Standard_GRS 読み取りアクセス地理的冗長ストレージ:Standard_RAGRS ローカル冗長プレミアムストレージ :Premium_LRS
  • 26. 2. Azureの準備 【参考】ストレージアカウントとコンテナの作成 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 26 PowerShell コマンドレットでストレージアカウントとコンテナを作成する例 # リソースグループ $rg = "TEST-RG" # 地域 $location = "japanwest" # ストレージ アカウント $newStorageAccountName = "test160501sta" $storageAccountType = "Standard_LRS“ # コンテナ $newContainer = "vhds" # ストレージアカウントの作成 New-AzureRmStorageAccount -Location $location ` -Name $newStorageAccountName -ResourceGroupName $rg -Type $storageAccountType # コンテナの作成 $ctx = New-AzureStorageContext -StorageAccountName $newStorageAccountName ` -StorageAccountKey (Get-AzureRmStorageAccountKey -Name $newStorageAccountName ` -ResourceGroupName $rg).Key1 New-AzureStorageContainer -Name $newContainer -Context $ctx
  • 27. 2. Azureの準備 【参考】仮想ネットワークの作成 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 27 PowerShell コマンドレットで仮想ネットワークを作成する例 # リソースグループ $rg = "TEST-RG" # 地域 $location = "japanwest" # 仮想ネットワーク $virtualNetworkName = "TEST1-VNet" $addressPrefix = "192.168.0.0/16" # サブネット $subnet1Name = "Subnet1" $subnet1Prefix = "192.168.1.0/24" # DNS Server $custom1Dns = "192.168.1.43" # 仮想ネットワークの作成 $vnet = New-AzureRmVirtualNetwork -Location $location -Name $virtualNetworkName ` -ResourceGroupName $rg -AddressPrefix $addressPrefix -DnsServer $custom1Dns Add-AzureRmVirtualNetworkSubnetConfig -AddressPrefix $subnet1Prefix ` -Name $subnet1Name -VirtualNetwork $vnet Set-AzureRmVirtualNetworkSubnetConfig -AddressPrefix $subnet1Prefix ` -Name $subnet1Name -VirtualNetwork $vnet $vnet = Set-AzureRmVirtualNetwork -VirtualNetwork $vnet
  • 29. 3. 仮想ハードディスクをAzureへアップロード 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 29 PowerShell コマンドレットで仮想ハードディスクをアップロードする例 # リソースグループ $rg = "TEST-RG" # 地域 $location = "japanwest" # ディスク情報 $StorageAccountName = "test160501sta" $DestVhd0Uri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/dc1-disk0.vhd" $DestVhd1Uri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/dc1-disk1.vhd" $LocalFile0 = "dc1-disk0.vhd" $LocalFile1 = "dc1-disk1.vhd" # VHDのアップロード Add-AzureRmVhd -Destination $DestVhd0Uri -LocalFilePath $LocalFile0 -ResourceGroupName $rg Add-AzureRmVhd -Destination $DestVhd1Uri -LocalFilePath $LocalFile1 -ResourceGroupName $rg (アップロードするVHDファイルの保存フォルダーをカレントにしてから実行) メモ) 仮想ディスクのサイズやネットワーク環境によっては アップロードに多くの時間を要するため注意。
  • 30. 4. Azure仮想マシンを作成 Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 30
  • 31. 4.Azure仮想マシンを作成 Azureで、次のような操作を行う。 1. パブリックIPアドレスとNICの作成 2. 仮想マシンの作成 1. アップロードしたOS用ディスクで仮想マシン作成 2. 一時ディスクのドライブレターを変更 3. ページファイルのパスを一時ディスクへ変更 4. データディスクを接続 5. データディスクをオンライン化(Dドライブに) 6. 動作確認など 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 31
  • 32. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】パブリックIPアドレスとNICの作成 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 32 PowerShell コマンドレットでパブリックIPアドレスとNICを作成する例 # リソースグループ $rg = "TEST-RG" # 地域 $location = "japanwest" # パブリックIPアドレス $PublicIpAddressName = "dc1-IP" $dnsNameforPublicIp = "dc1-ps" $allocationMethod = "Dynamic" # 仮想ネットワーク $virtualNetworkName = "TEST1-VNet" $subnetName = "Subnet1" # NIC $nicName = "dc1-NIC" $privateIpAddress = "192.168.1.43" # パブリック IP アドレスの作成 $pip = New-AzureRmPublicIpAddress ` -AllocationMethod $allocationMethod -ResourceGroupName $rg ` -DomainNameLabel $dnsNameforPublicIP ` -Location $location -Name $PublicIPAddressName (つづく)
  • 33. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】パブリックIPアドレスとNICの作成(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 33 PowerShell コマンドレットでパブリックIPアドレスとNICを作成する例(つづき) # NIC を配置するサブネットの取得 $vnet = Get-AzureRmVirtualNetwork -Name $virtualNetworkName -ResourceGroupName $rg $subnet = Get-AzureRmVirtualNetworkSubnetConfig -Name $subnetName -VirtualNetwork $vnet # NIC の作成 $nic = New-AzureRmNetworkInterface -ResourceGroupName $rg ` -Location $location -Name $nicName -Subnet $subnet ` -PrivateIpAddress $privateIpAddress -PublicIpAddress $pip
  • 34. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】仮想マシン作成 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 34 PowerShell コマンドレットで仮想マシンを作成する例 # リソースグループ $rg = "TEST-RG" # 地域 $location = "japanwest" # 仮想マシンの情報 $vmName = "dc1" $vmSize = "Standard_A1" # NIC の情報 $nicName = "dc1-NIC" # ディスクの情報 $StorageAccountName = "test160501sta" $dstBlob = "dc1-disk0.vhd" $diskName = "OSdisk" $AttachVhdUri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/$dstBlob" (つづく) アップロードしたOS用ディスクで仮想マシンを作成する。
  • 35. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】仮想マシン作成(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 35 PowerShell コマンドレットで仮想マシンを作成する例(つづき) # 仮想マシンの作成 $vm = New-AzureRmVMConfig -VMName $vmName -VMSize $vmSize $nic = Get-AzureRmNetworkInterface -ResourceGroupName $rg -Name $nicName $vm = Add-AzureRmVMNetworkInterface -VM $vm -Id $nic.Id $vm = Set-AzureRmVMOSDisk -VM $vm -Name $diskName ` -CreateOption attach -VhdUri $AttachVhdUri -Windows New-AzureRmVM -ResourceGroupName $rg -Location $location -VM $vm
  • 36. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】仮想マシン作成(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 36 Azure仮想マシンの一時ディスクのドライブレターを変更する。 メモ) 移行前のHyper-V仮想マシンのデータディスクがDドライブの場合は、 Azure仮想マシンの一時ディスクのドライブレターをDドライブから Eドライブなどへ変更する。 Azure仮想マシンにリモートデスクトップ接続して、「ディスクの管理」で操作する。 ‘16/5/26追記) 一時ディスクのドライブレターは「最初に利用可能なドライブ文字が再割り当て」される 点に注意。データディスクがDドライブならば、一時ディスクはEドライブに。 (間をあけて、一時ディスクをZドライブに、などは不可) Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用 https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/
  • 37. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】仮想マシン作成(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 37 ページファイルのパスを一時ディスクへ変更する。 メモ) Azure仮想マシンのページファイルを、一時ディスクへ変更する。 「システムのプロパティ」で、Cドライブは「ページングファイルなし」に、 一時ディスクは「システム管理サイズ」に変更する。
  • 38. データディスクを接続する。 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】仮想マシン作成(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 38 PowerShell コマンドレットでデータディスクを接続する例 # リソースグループ $rg = "TEST-RG" # 地域 $location = "japanwest" # 仮想マシンの情報 $vmName = "dc1" # ディスクの情報 $StorageAccountName = "nchikit160501stat" $dst1Blob = "dc1-disk1.vhd" $disk1Name = "Datadisk" $AttachVhd1Uri = "https://$StorageAccountName.blob.core.windows.net/vhds/$dst1Blob" # データディスクを接続 $vm = Get-AzureRmVM -name $vmName -ResourceGroupName $rg $vm = Add-AzureRmVMDataDisk -VM $vm -Name $disk1Name -VhdUri $AttachVhd1Uri ` -Lun 0 -CreateOption Attach -DiskSizeInGB $null Update-AzureRMVM -VM $vm -ResourceGroupName $rg (つづく)
  • 39. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】仮想マシン作成(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 39 データディスクをオンライン化する。(Dドライブとする) メモ) 接続したデータディスクをオンライン化する。 Azure仮想マシンにリモートデスクトップ接続して、「ディスクの管理」で操作する。 Dドライブなど、移行前のHyper-V仮想マシンのデータディスクと 同じドライブレターになっていることを確認(設定)する。
  • 40. 4. Azure仮想マシンを作成 【参考】仮想マシン作成(つづき) 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 40 仮想マシンを再起動して、動作確認を行う。  データディスクは接続できているか  ドライブレターは想定通りか  ページファイルは一時ディスクに存在しているか  アプリケーションやサービスは正しく起動できているか 正しく機能しているか  イベントログのエラーや警告の確認
  • 41. 注意事項(大事なことなので再び) • 本資料の手順は一例です。 • Azureの操作はPowerShellでのコマンドレット群実行を記載 していますが、ポータルでも行うことができます。 • 本資料の内容は2016年5月ごろの仕様に基づいています。 (あっという間に情報が古くなる可能性があります。ご注 意を。) • 実際にオンプレミスのHyper-V仮想マシンをAzureにV2Cし たら、ある程度長期にわたって動作検証することを推奨し ます。期待通り動くか、仮想マシンのサイズ変更など行っ ても問題ないか、などなど。 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 41
  • 42. 参考情報 次へ Copyright 2016 ITdesign Corporation , All Rights Reserved 42 Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ) https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx • Microsoft Azure IaaS リファレンス アーキテクチャ ガイド • Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作 • Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作 • 物理環境にある Windows Server の仮想化及び Microsoft Azure への移行 • その他いろいろ リソース マネージャー デプロイ向けに Windows VM イメージを Microsoft Azure にアップロードする https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-upload-image/ Windows Server VHD の作成と Azure へのアップロード https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-createupload-vhd/ Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用 https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/