1. ちょっとずつやる chef
やました

2. 今日話すこと
1.目的
2.chef とは？
3.chef の使い方
4.実例
5.最後に

3. 1. 目的
chef は難しいから使わない
よく分からない

4. 1. 目的
chef をローカル実行するだけならすぐ使えます
⇒ 分からないからまったく使わないのはもったい
ないかも
⇒ ちょっとずつ使って必要になったら勉強するっ
て使い方でも十分便利

5. 2.chef とは？
サーバ設定のコード化を支援するツール
⇒ 構成管理ツール
Infrastructure as Code
（いんふらすとらくちゃーあずこーど）
Infrastructure as Codeで変わるITインフラ管理

6. 2.chef とは？
サーバ設定をコードにすると良いこと
● 手作業が減るのでミスが減る
● 繰り返し作業が楽
● DRY に書ける ⇒これ結構好き

7. 2.chef とは？
サーバの設定って冗長な部分ありませんか？
例 )nginx ⇒ unicorn へのリバースプロキシ
nginx.conf
upstream unicorn {
server 127.0.0.1:8080;
}
unicorn.rb
listen 8080
@unicorn_port
っていう変数で
一元化できるかも

8. 3.chef の使い方
chef の構造

9. 3.chef の使い方
recipe
(ruby スクリプト )
chef-client node
( 設定する server)
recipe を chef-client が実行するとサーバが設定される
⇒ とりあえずこれだけ覚えよう

10. 3.chef の使い方
recipe は cookbook という単位にグルーピング
mysql cookbook の server.rb レシピ ,client.rb
レシピみたいな感じ
アプリ別に作るのが通例ぽい
nginx,mysql...etc

11. 3.chef の使い方
Cookbook はとりあえずこの
ファイルだけ覚えよう
hoge-app => cookbook の名前
|-- recipes
| `-- default.rb => ruby のソース
`-- templates
`-- default
`-- hoge.erb => テンプレート

12. 3.chef の使い方
attributes は chef-client に渡すパラメータのこ
と JSON で書く
よく変わる値とか実行するレシピを指定します
{
"hoge-app": {
"hogeval": "huga" => レシピで使うパラメータも渡せる
},
"run_list": [
"recipe[hoge-app]" => hoge-app を実行
]
}

13. 4. 実例
インストール
curl -L https://www.opscode.com/chef/install.sh | sudo bash
これだけ
http://www.opscode.com/chef/install/

14. 4. 実例
リポジトリ
git clone git@github.com:yaasita/chef-solo-repo.git
使い方
cookbooks/sample/recipes/default.rb を編集して
./chef-solo.sh で実行
→ ちゃんと中身みて実行して下さい＞＜

15. 4. 実例
レシピは Ruby のコード
こう書いても良い？
例）ディレクトリを作る
unless File.directory?(targetdir)
Dir.mkdir(targetdir,0755)
File.chown(65534,3,targetdir)
end
→ ディレクトリだけあってパーミッションが違ってたら？
→ ユーザの ID 違ってるぞ！
→ いろいろ考えるのがめんどくさい

16. 4. 実例
そこで Resources ですよ
例）ディレクトリを作る
directory targetdir do
owner "nobody"
group "sys"
mode "0755"
end
→ Resources は chef が予め定義してくれている DSL
→ 何回実行しても同じ結果になる（←これ大事）
→ 必要最低限の処理をしてくれる owner が違ってたらそこだけ直してくれる

17. 4. 実例
Resources があれば大抵のことはできる！キリッ
例 )sample ユーザを作る
sampleuser="sample"
user sampleuser do
comment "sample user"
home "/home/#{sampleuser}"
supports :manage_home => true
shell "/bin/bash"
action :create
end
→sample ユーザが既に存在すれば何もしない

18. 4. 実例
例 )git パッケージをインストール
package "git" do
action :install
end
→ 既にインストールされてたら何もしない
他にどんなリソースがあるかは↓参照
http://docs.opscode.com/resource.html

19. 4. 実例
なんかパラメータを渡して動的に制御したいんだけど、
そこで attributes ですよ
solo.json
{
"sample": {
"param1": "hoge",
"param2": "huga",
"param_array": ["one","two","three"]
},
"run_list": [
"recipe[sample]"
]
}
自分で定義したパラメータ
実行するレシピ

20. 4. 実例
chef-shell で確認してみる
→ 渡したパラメータはレシピ内で node.sample.param1 みたいに取り出せます

21. 4. 実例
実は chef(ohai) が収集した attributes もあります
これらもレシピの中で使用できます。
ディストリビューションの判定とか自分で書かなくても ( ・∀・ ) ｲｲ !!

22. 4. 実例
（多分）一番良く使う template リソース
cookbooks/sample/recipes/default.rb
template "/tmp/sample_template" do
owner "root"
group "root"
mode "0644"
end
erb を展開できます この場合
cookbooks/sample/templates/default/sample_template.erb
を展開します

23. 4. 実例
こんな感じに使います
service "nginx" do
supports status: true, restart: true, reload: true
end
template "/etc/nginx/nginx.conf" do
owner "root"
group "root"
mode "0644"
notifies :reload, "service[nginx]"
end
→nginx.conf が chef によって更新されたら reload
更新されなかったら reload しない

24. 4. 実例
まとめ
● サーバの設定は chef の Resources を使うと便
利で簡潔に書ける
● パラメータは attributes に入れる。 chef 側で
サーバ情報は殆ど取得済みなのでそれを使って
楽をしよう

25. 5. 最後に
話さなかったこと
興味があったら / 必要そうだったら調べてみてく
ださい
● chef server => node や cookbook を一元管
理するサーバ。
● workstation => chef server を管理するクラ
イアントのこと。 knife コマンドで chef
server を操作する。

26. 5. 最後に
● Data Bags => node/cookbook 間をまたいで
共有できる変数を置く仕組み。
● Attribute Files=> cookbook/recipe でデフォ
ルトの設定を書いたりできる。 node/role の設
定で値を上書きもできる。
● Files => 静的なファイルを置いて recipe の中
でコピーしたりできる。 cookbook_file リソー
スを使う。
● role => node のグルーピング

27. 5. 最後に
● metadata => cookbook 間の依存関係とかバ
ージョン情報とか説明とか書くところ。他の
cookbook を参照する場合はここに書く必要が
ある。
● Berkshelf => Cookbook の管理ツール。 Gem
を管理する Bundler みたいなやつ。
● Vagrant => 簡単に仮想マシンを作れるよう
になる。

28. 5. 最後に
続きは公式サイトで
http://docs.opscode.com/