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要件開発工程とPRePモデル
PReP model based requirement developing process
© 2016 K-plus solutions Co,. Ltd.
Release 2016.12.12
“HELLO”
K-plus solutionsは,超上流工程技術提供を目的として,プロセス・手法,
支援ツールの研究開発を行っております.
社名の「K+」はカリウムイオンの意味です.「ケイプラス」と読んでくだ
さい.カリウムイオンは,脳内の情報伝達の媒介の役割を担っているそう
です.社会の知識情報伝達の媒介としてお役に立ちたいという願いで付け
た社名です.
代表取締役 田中 康 博士(工学)
K-plus solutions について
目次
PReP model 特徴と適用
主なクライアント
ご評価の声
要求工学の課題とPReP model
要件管理から要件開発へ
要求工学の課題と
PReP model
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
システム開発プロジェクトの現状
システム開発プロジェクトの68%が失敗に終わっています.
5
Source: CHAOS Report 2009, Standish Group
Of All Projects
Not Successful
68%
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
No. Project Challenged Factors % of Responses
1 Lack of User Input 12.8%
2 Incomplete Requirements & Specifications 12.3%
3 Changing Requirements & Specifications 11.8%
4 Lack of Executive Support 7.5%
5 Technology Incompetence 7.0%
6 Lack of Resources 6.4%
7 Unrealistic Expectations 5.9%
8 Unclear Objectives 5.3%
9 Unrealistic Time Frames 4.3%
10 New Technology 3.7%
11 Other 23.0%
システム開発プロジェクトの失敗の原因
そして,プロジェクトの失敗原因の約48%が要件定義工程に起因しています.
6
要求定義工程に起因
48.1%
Source: CHAOS Report 2009, Standish Group
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
失敗率の推移
70%前後の失敗率が30年以上も続いており,失敗率が変わらないということは,そもそも,要求工学のアプローチが違うのではないでしょうか.
7
failure (%)
1980 1990 2000 2010
50
0
100
≒ 70%
Source: CHAOS Report 2009, Standish Group
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
要求工学の変化
2000年にリリースされたCMMIでは,エンジニアリングプロセスとして「要件開発」が定義されました.

実は,このアイディアは,1988年には提言されていたのですが,実装し機能している企業は未だに少ないのではないでしょうか.
8
CMMI
2000
1968
要件管理 要件開発
SW-CMM
1988
“A Paradigm Change in
Software Engineering”
Christiane Floyd
Water
fall
model
W W.Royce
現在
要件開発
実装し機能している企業は

少ない
基本的なアイディアは,1988年にあった
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
要件管理プロセス
要件開発が定義されたCMMIがリリースされる前のSW-CMMでは,エンジニアリングの最初の活動として,顧客や利害関係者の要求を収集・分析し,シス
テム要件を定義することが前提とされていました.この前提では,収集した要求の十分性や整合性などが課題となります.

しかし,収集した要求に様々な抽象度が混在して分析が困難になったり,収集する要求が主に操作方法の要求となったりする場合が多く見られました.
9
現行システム システム要件 システム開発
業務からの要求
経営からの要求
SE
要件管理
必要な要求は

全部集めた?
要求間に

整合性はある?
様々なレベル
の要求が混在

している…
操作方法や

画面仕様の

要求ばかり…
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
要件開発フレームワーク(逆Vモデル)
PReP適用プロセスのベースとなる要件開発プロセスを,仕様,プロセス,価値の3段階の抽象度レイヤとして定義した基本フレームワークとして「逆Vモデ
ル」を定義しています.
10
価値
As-isプロセス To-beプロセス
As-isシステム・業務仕様 To-beシステム・業務要件
To-beプロセスを支援・実現するためのシステムと業務要件の定義
現行のシステムと業務の仕様
現行のビジネスプロセスのモデル化
現在設定されている価値 → 新たな価値
設定した価値を実現するためのTo-beプロセスの設計
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
価値
As-isシステム・業務仕様 To-beシステム・業務要件
PReP modelの適用
PRePモデルは,逆Vモデルの中心にあり,前半の現行業務とシステムのリバースエンジニアリング,そして,後半の,設定した顧客提供価値を実現するた
めの業務とシステムの設計に適用します.さらに,逆Vモデルは,経営・業務・SEの3社による協創ワークショップ形式で進めます.

PReP model は,ビジネスプロセス・業務プロセスの設計からシステム要件と業務要件を出力するため,システム開発の他に,業務改善にも適用可能です.
11
To-beプロセス
As-isプロセス
システム開発 業務改善
To-beプロセス
As-isプロセス プロセスモデル
新たに顧客に届ける価値を,

プロセスモデルとして設計します
設計したプロセスモデルからは,システムと
業務要件が出力されます
PRePモデルによる

To-be設計
顧客のAs-isプロセスのモデル化を中心に,
現在のビジネス上のリスクを分析します
PRePモデルによる

リバースエンジニアリング
要件開発
業務
経営
SE
協創プロセス
要件開発のプロセスを,

3者参加の協創ワークショップ

形式で進めます
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
プロセスモデル
サブシステム
(ITシステム)
PReP modelによる要件開発の基本的な考えかた
PReP modelベースの要件開発では,「上位システム(ビジネスシステム)のサブシステムであるITシステムの要件は、上位システムの設計・開発と同時に
定義される」を基本的な考えかたとしています.
つまり,サブシステムの要件が定義される過程は,上位システムの開発過程と同時であり,その意味で,システム要件を定義する過程は”開発プロセス”な
のです.
12
上位システム(ビジネスシステム)
設計 要求
要件
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
PReP modelによる要件開発の様子
クラリオン株式会社様で行ったワークショップ(グローバルPSIバリューチェーン構築のためのシステムと業務・組織の設計)の風景.
13
専用のPReP付箋とテンプレートを使用
して,プロセスの大枠を分析・設計し
ます.
付箋ワークショップ
プロジェクト開始時
PReP model 専用ツールを用いて,詳細
な分析や設計を行います.
専用ツール上での分析・設計
中盤
専用ツールからは,プロセスの全体
マップやシステム要件,業務要件など
が出力されます.
専用ツールからの出力の利用
プロジェクト後半
1 SCPLAN
2 AS400
3 G-PSI照会・シミュレーションシステム
4 G-PSIモニタリングシステム
5 手作業
System
1 各機種の在庫異常を検出し、是正処置につなげる。
2 機種別の在庫異常値に対して、適切な是正処置を講じる
3 エア費用を軽減するように対応策を講じる
4
5
日単位の生産計画を確定注文に応じて見直す
ID:
更新日:
05
2015/02/19
Goal
In Out
出荷対応
ID:06-01
完成品倉庫管理
ID:
生産計画を立てる
ID:04-01
日次で生産状況をモニタリングする
ID:05-01
在庫異常で生産・輸送計画を変更する
ID:05-02
グローバルPSI計
画の策定
ID:03-01,02,03
年次予算策定
ID:
エア費用予算計画
成果物の状態
生産計画変更連絡書
承認された
工場の生産調整
ID:
出荷対応
ID:06-01
輸送手段変更連絡書
GHQの承認が得られた
積送在庫数
毎日更新されている
納期回答(輸送手段変更
後)
GHQの承認が得られた
グローバルPSI計画
日次で生産計画が更新された(N-1日)
販社受発注・在庫
管理業務
ID:
本社受発注・在庫
管理業務
ID:
直販受注・在庫管
理業務
ID:
グローバルPSI計画
前日に更新された
日次で生産状況を
モニタリングする
ID:05-01
在庫数(販社・本社・直販)
販社終業時間で毎日更新されている(N-1日)
販売計画(日単位)
27週分のうち、手前の3カ月分が販社終業時間で毎週更新された(N-1日)
機種別工場完成品在庫数
毎日更新されている(N-1)
納期回答(製造指図の日程
を変更しないで出荷日程を
変更する場合)
毎日更新されている(0週~2週間分)(N-1)
製造指図書
生産日が設定された(N-1)
機種別生産計画調整指示
機種別輸送手段調整指示
日次で生産状況を
モニタリングする
ID:05-01
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
As-isシステム・業務仕様 To-beシステム・業務要件
要件開発工程を実行するための新たな人材
「要件開発プロセスを誰が実行するのか」は,要件開発プロセスの重要な問題かもしれません.実際問題として,多くの企業は,人材割り当てでつまずい
ているようです.
要件開発プロセスは,経営・業務・情報の三者による協創プロセスによって進めるべきです.協創プロセスを成功させるためには,ファシリテーション機
能が重要であり,要件開発プロセスを駆動するスキルを持ったファシリテーション人材の育成と組織割り当てが成功の であると言えます.
14
経営
業務 SE
ファシリテーション
• プロセス視点・顧客価値視点・人間中心
設計視点から,業務の分析・設計をリー
ドできる能力
• システムと業務の基本アーキテクチャを
構想できる能力
要件開発プロセスの

ファシリテーションで求められる能力
As-isプロセス To-beプロセス
システムアーキテクチャ 業務アーキテクチャ
価値
協創プロセス
プロセスのモデリング方法から見たPReP model の特徴とその適用先
PReP model
特徴と適用
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
2種類のプロセスのモデル化方法
プロセスのモデル化方法には,タスク視点(Task based press modeling)と成果物視点(EnXty based process modeling)の2種類の方法があります.
PReP model は,成果物観点によるモデル化方法であり,定義されたEnXtyは,問題空間を構成する概念要素となるため,システム要件への写像が可能にな
ります.
16
タスク視点
タスク(∼する)視点による一般的なモデ
ル化の方法.ほとんどのプロセスモデル
は,このタスク視点による記述が中心.
Task based press modeling
プロセスモデル
成果物視点
成果物実体に着目したプロセスのモデル化
方法.何を成果物として定義するかがモデ
ル化のポイントとなる.
Entity based process modeling
∼する ∼する ∼する ∼する
Entity
Entity
Entity
Entity
「家」を構成する概念要素
柱
屋根
床
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
成果物観点によるプロセスモデルの意味
一方で,タスク(サブシステムの機能)は,成果物観点で定義され,構造化されたプロセスモデルからの要求です.

つまり,プロセスを分析・設計するには,成果物観点でのモデル化が有効です.PReP model は成果物観点でのモデル化方法,しかもシンプルな方法を提供
します.
17
タスク視点
それぞれの中間成果物を出力するための

サブシステムへの要求が

タスクとして表現される
成果物視点
品質要求に対して

技術・リソース制約から中間成果物の定義
とその関係をモデル化する
PReP model
a b c d
成果物観点でのモデル化の対象
要求
Aする Bする Cする Dする
サブシステム サブシステム サブシステム サブシステム
タスクによるプロセス表現は,成果物観点でのモデル化の結果(要求)から導出される
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
PRePモデルと既存のBPM手法の違い
従来のBPM(Business Process Modeling)手法がシステム仕様の観点を主とした業務操作とシステム処理を記述対象としています.
一方で,PRePモデルは,従来のBPMのさらに上位(超上流工程)をスコープとし,業務設計を中心に経営要求・業務仕様・システム要求のトレーサビリ
ティーを確保することを目的としております.
18
業務仕様
経営要求
操作と処理
システム仕様
システム要求
業務
PRePモデルのスコープ
(超上流工程)
従来のBPMのスコープ
(超上流工程の結果)
トレーサビリティー
業務設計を中心に経営要求・業務仕
様・システム要求のトレーサビリ
ティーが確保されることのメリット
•経営視点から業務仕様の妥当性確
認が可能
•業務に有効なシステム要求を定義
(システムに業務を合わせる等が
発生しない)
•業務仕様に基づいたシステム要件
が定義されるため,システム開発
での手戻りや,業務変更によるシ
ステム改修・保守コストが低減さ
れる
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
PReP model の特徴1
PReP modelでは,モデリングのためのノーテーションの前提として,システム思考と人間中心設計をもとにした,プロセスモデル化のためのフレームを定
義しております.
19
Output
System
Process
Resources
Technology
Input
System System
Input
Output
要求
要求
プロセスは,適用される技術と

リソースの制約(Actorのスキルな
ど)から最適化される
Actorのインサイトによる動機は,
プロセス実行時のリスクとなる
システムの機能スコープは,Output
により定義される.Outputはその入
力先のシステムのプロセスが要求する
1
2
3
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
PReP model の特徴2
前述のシステム思考に基づいて,PReP model の基本フレームでは,成果物は,当該成果物に要求される機能と品質に対して,技術とリソースを制約とした
要求を入力先の成果物へ求めることを基本的な視点としています.これは,プロセスの分析・設計・検証を通して常に適用されるルール(視点)になり,
他の概念データモデリング手法に対しての大きな違いとなっています.
20
Output
System
Process
Resources
Technology
Input
System System
Input
Output
要求
要求
要求の流れ:DesignとValidaVonの視点の向き
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
PReP model の特徴3
EnXty based process modelingでは,何をEnXtyとするかがモデリングでの重要な課題です.
PReP model は,EnXtyの定義とEnXty間の関係に対して,シンプルな定義を用いることによって,プロセスの記述性と理解性が容易です.
21
Entity間の関係
Entity(成果物)間の関係を,入力と同期の
2つの構造関係で表現します
•入力:値が入力される
•同期:パラメータが相互に関係する
Entityの定義
下記をEntityの定義として

「成果物」と呼びます
•プロセスのゴールから見た意味的なまとまり
•管理されている
•4種類の成果物を定義する
成果物B
成果物A
入力関係
成果物D
成果物C
同期関係
中間成果物 最終成果物 マイルストン

成果物
無実体成果物
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
PReP model の特徴4
専用のPRePモデリングツールを使うことによって,モデリング結果から,システムスコープ・要件定義書と業務要件定義書とを出力することができます.
22
Microsoft Visio PReP Add-in
•プロセスのモデル化とリスク分析
•プロセス不整合の検出
•システムスコープと要件定義
など
Microsoft Excel
•システムスコープ・要件定義書
•業務要件定義書
自動出力
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
PReP model 製品
PReP model では,Microso[ Visio Add-inツールと専用ポストイットを提供しております.
23
Microsoft Visio PReP Add-in
PReP MODEL
PReP model 専用付箋
外部プロセス
(入力)
外部プロセス
(出力)
アクター
プロセス名
ゴール
サブプロセス
PReP model® by K+ SOLUTIONS
PReP model 付箋用テンプレート
(A0サイズ)
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
主なクライアント
PReP model とツールをご利用いただいている企業様
24
株式会社日立製作所
ITビジネスサービス本部
社会イノベーション事業推進本部
情報・通信システム社
日立製作所関西支社
株式会社三菱総合研究所
ICTイノベーション事業本部
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
クラリオン株式会社
ウェザーニューズ株式会社 (You)
… and
PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM
ご評価の声
PReP model によるシステム開発,プロセス改善を支援させていただいた企業様からの声.
25
…現状の開発プロセス課題の抽出に携わっ
ていただきましたが,その後の工程で抽
出いただいた課題がひっくり返ることも
なく進めることができました.

非常に優秀な技法,ツールであったと感
じております.
Y. O. 様
NTTスマートコネクト株式会社
…業務プロセスモデルの作成が容易で,
ファイル間の整合性を保ったまま編集を
重ねていくことができます.今回の手法
によってドキュメントの作成と管理に要
する労力は,Excel と PowerPoint で作業
する場合の半分程度で済むのではないで
しょうか.
Y. N. 様
クラリオン株式会社
…抜け漏れがないということは安心につな
がった.開発担当者も全体像が分かった
ことで安心して取り組めるようになっ
た.定義書作成や開発を外部に出す場合
も,背景となる顧客の要望や業務プロセ
スを合わせて説明することができるので
相手側も理解が早い.
K. K. 様
ウェザーニューズ株式会社
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090-5814-6339
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  • 1. 要件開発工程とPRePモデル PReP model based requirement developing process © 2016 K-plus solutions Co,. Ltd. Release 2016.12.12
  • 5. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM システム開発プロジェクトの現状 システム開発プロジェクトの68%が失敗に終わっています. 5 Source: CHAOS Report 2009, Standish Group Of All Projects Not Successful 68%
  • 6. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM No. Project Challenged Factors % of Responses 1 Lack of User Input 12.8% 2 Incomplete Requirements & Specifications 12.3% 3 Changing Requirements & Specifications 11.8% 4 Lack of Executive Support 7.5% 5 Technology Incompetence 7.0% 6 Lack of Resources 6.4% 7 Unrealistic Expectations 5.9% 8 Unclear Objectives 5.3% 9 Unrealistic Time Frames 4.3% 10 New Technology 3.7% 11 Other 23.0% システム開発プロジェクトの失敗の原因 そして,プロジェクトの失敗原因の約48%が要件定義工程に起因しています. 6 要求定義工程に起因 48.1% Source: CHAOS Report 2009, Standish Group
  • 7. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 失敗率の推移 70%前後の失敗率が30年以上も続いており,失敗率が変わらないということは,そもそも,要求工学のアプローチが違うのではないでしょうか. 7 failure (%) 1980 1990 2000 2010 50 0 100 ≒ 70% Source: CHAOS Report 2009, Standish Group
  • 8. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 要求工学の変化 2000年にリリースされたCMMIでは,エンジニアリングプロセスとして「要件開発」が定義されました.
 実は,このアイディアは,1988年には提言されていたのですが,実装し機能している企業は未だに少ないのではないでしょうか. 8 CMMI 2000 1968 要件管理 要件開発 SW-CMM 1988 “A Paradigm Change in Software Engineering” Christiane Floyd Water fall model W W.Royce 現在 要件開発 実装し機能している企業は
 少ない 基本的なアイディアは,1988年にあった
  • 9. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 要件管理プロセス 要件開発が定義されたCMMIがリリースされる前のSW-CMMでは,エンジニアリングの最初の活動として,顧客や利害関係者の要求を収集・分析し,シス テム要件を定義することが前提とされていました.この前提では,収集した要求の十分性や整合性などが課題となります.
 しかし,収集した要求に様々な抽象度が混在して分析が困難になったり,収集する要求が主に操作方法の要求となったりする場合が多く見られました. 9 現行システム システム要件 システム開発 業務からの要求 経営からの要求 SE 要件管理 必要な要求は
 全部集めた? 要求間に
 整合性はある? 様々なレベル の要求が混在
 している… 操作方法や
 画面仕様の
 要求ばかり…
  • 10. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 要件開発フレームワーク(逆Vモデル) PReP適用プロセスのベースとなる要件開発プロセスを,仕様,プロセス,価値の3段階の抽象度レイヤとして定義した基本フレームワークとして「逆Vモデ ル」を定義しています. 10 価値 As-isプロセス To-beプロセス As-isシステム・業務仕様 To-beシステム・業務要件 To-beプロセスを支援・実現するためのシステムと業務要件の定義 現行のシステムと業務の仕様 現行のビジネスプロセスのモデル化 現在設定されている価値 → 新たな価値 設定した価値を実現するためのTo-beプロセスの設計
  • 11. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 価値 As-isシステム・業務仕様 To-beシステム・業務要件 PReP modelの適用 PRePモデルは,逆Vモデルの中心にあり,前半の現行業務とシステムのリバースエンジニアリング,そして,後半の,設定した顧客提供価値を実現するた めの業務とシステムの設計に適用します.さらに,逆Vモデルは,経営・業務・SEの3社による協創ワークショップ形式で進めます.
 PReP model は,ビジネスプロセス・業務プロセスの設計からシステム要件と業務要件を出力するため,システム開発の他に,業務改善にも適用可能です. 11 To-beプロセス As-isプロセス システム開発 業務改善 To-beプロセス As-isプロセス プロセスモデル 新たに顧客に届ける価値を,
 プロセスモデルとして設計します 設計したプロセスモデルからは,システムと 業務要件が出力されます PRePモデルによる
 To-be設計 顧客のAs-isプロセスのモデル化を中心に, 現在のビジネス上のリスクを分析します PRePモデルによる
 リバースエンジニアリング 要件開発 業務 経営 SE 協創プロセス 要件開発のプロセスを,
 3者参加の協創ワークショップ
 形式で進めます
  • 12. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM プロセスモデル サブシステム (ITシステム) PReP modelによる要件開発の基本的な考えかた PReP modelベースの要件開発では,「上位システム(ビジネスシステム)のサブシステムであるITシステムの要件は、上位システムの設計・開発と同時に 定義される」を基本的な考えかたとしています. つまり,サブシステムの要件が定義される過程は,上位システムの開発過程と同時であり,その意味で,システム要件を定義する過程は”開発プロセス”な のです. 12 上位システム(ビジネスシステム) 設計 要求 要件
  • 13. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM PReP modelによる要件開発の様子 クラリオン株式会社様で行ったワークショップ(グローバルPSIバリューチェーン構築のためのシステムと業務・組織の設計)の風景. 13 専用のPReP付箋とテンプレートを使用 して,プロセスの大枠を分析・設計し ます. 付箋ワークショップ プロジェクト開始時 PReP model 専用ツールを用いて,詳細 な分析や設計を行います. 専用ツール上での分析・設計 中盤 専用ツールからは,プロセスの全体 マップやシステム要件,業務要件など が出力されます. 専用ツールからの出力の利用 プロジェクト後半 1 SCPLAN 2 AS400 3 G-PSI照会・シミュレーションシステム 4 G-PSIモニタリングシステム 5 手作業 System 1 各機種の在庫異常を検出し、是正処置につなげる。 2 機種別の在庫異常値に対して、適切な是正処置を講じる 3 エア費用を軽減するように対応策を講じる 4 5 日単位の生産計画を確定注文に応じて見直す ID: 更新日: 05 2015/02/19 Goal In Out 出荷対応 ID:06-01 完成品倉庫管理 ID: 生産計画を立てる ID:04-01 日次で生産状況をモニタリングする ID:05-01 在庫異常で生産・輸送計画を変更する ID:05-02 グローバルPSI計 画の策定 ID:03-01,02,03 年次予算策定 ID: エア費用予算計画 成果物の状態 生産計画変更連絡書 承認された 工場の生産調整 ID: 出荷対応 ID:06-01 輸送手段変更連絡書 GHQの承認が得られた 積送在庫数 毎日更新されている 納期回答(輸送手段変更 後) GHQの承認が得られた グローバルPSI計画 日次で生産計画が更新された(N-1日) 販社受発注・在庫 管理業務 ID: 本社受発注・在庫 管理業務 ID: 直販受注・在庫管 理業務 ID: グローバルPSI計画 前日に更新された 日次で生産状況を モニタリングする ID:05-01 在庫数(販社・本社・直販) 販社終業時間で毎日更新されている(N-1日) 販売計画(日単位) 27週分のうち、手前の3カ月分が販社終業時間で毎週更新された(N-1日) 機種別工場完成品在庫数 毎日更新されている(N-1) 納期回答(製造指図の日程 を変更しないで出荷日程を 変更する場合) 毎日更新されている(0週~2週間分)(N-1) 製造指図書 生産日が設定された(N-1) 機種別生産計画調整指示 機種別輸送手段調整指示 日次で生産状況を モニタリングする ID:05-01
  • 14. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM As-isシステム・業務仕様 To-beシステム・業務要件 要件開発工程を実行するための新たな人材 「要件開発プロセスを誰が実行するのか」は,要件開発プロセスの重要な問題かもしれません.実際問題として,多くの企業は,人材割り当てでつまずい ているようです. 要件開発プロセスは,経営・業務・情報の三者による協創プロセスによって進めるべきです.協創プロセスを成功させるためには,ファシリテーション機 能が重要であり,要件開発プロセスを駆動するスキルを持ったファシリテーション人材の育成と組織割り当てが成功の であると言えます. 14 経営 業務 SE ファシリテーション • プロセス視点・顧客価値視点・人間中心 設計視点から,業務の分析・設計をリー ドできる能力 • システムと業務の基本アーキテクチャを 構想できる能力 要件開発プロセスの
 ファシリテーションで求められる能力 As-isプロセス To-beプロセス システムアーキテクチャ 業務アーキテクチャ 価値 協創プロセス
  • 16. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 2種類のプロセスのモデル化方法 プロセスのモデル化方法には,タスク視点(Task based press modeling)と成果物視点(EnXty based process modeling)の2種類の方法があります. PReP model は,成果物観点によるモデル化方法であり,定義されたEnXtyは,問題空間を構成する概念要素となるため,システム要件への写像が可能にな ります. 16 タスク視点 タスク(∼する)視点による一般的なモデ ル化の方法.ほとんどのプロセスモデル は,このタスク視点による記述が中心. Task based press modeling プロセスモデル 成果物視点 成果物実体に着目したプロセスのモデル化 方法.何を成果物として定義するかがモデ ル化のポイントとなる. Entity based process modeling ∼する ∼する ∼する ∼する Entity Entity Entity Entity 「家」を構成する概念要素 柱 屋根 床
  • 17. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 成果物観点によるプロセスモデルの意味 一方で,タスク(サブシステムの機能)は,成果物観点で定義され,構造化されたプロセスモデルからの要求です.
 つまり,プロセスを分析・設計するには,成果物観点でのモデル化が有効です.PReP model は成果物観点でのモデル化方法,しかもシンプルな方法を提供 します. 17 タスク視点 それぞれの中間成果物を出力するための
 サブシステムへの要求が
 タスクとして表現される 成果物視点 品質要求に対して
 技術・リソース制約から中間成果物の定義 とその関係をモデル化する PReP model a b c d 成果物観点でのモデル化の対象 要求 Aする Bする Cする Dする サブシステム サブシステム サブシステム サブシステム タスクによるプロセス表現は,成果物観点でのモデル化の結果(要求)から導出される
  • 18. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM PRePモデルと既存のBPM手法の違い 従来のBPM(Business Process Modeling)手法がシステム仕様の観点を主とした業務操作とシステム処理を記述対象としています. 一方で,PRePモデルは,従来のBPMのさらに上位(超上流工程)をスコープとし,業務設計を中心に経営要求・業務仕様・システム要求のトレーサビリ ティーを確保することを目的としております. 18 業務仕様 経営要求 操作と処理 システム仕様 システム要求 業務 PRePモデルのスコープ (超上流工程) 従来のBPMのスコープ (超上流工程の結果) トレーサビリティー 業務設計を中心に経営要求・業務仕 様・システム要求のトレーサビリ ティーが確保されることのメリット •経営視点から業務仕様の妥当性確 認が可能 •業務に有効なシステム要求を定義 (システムに業務を合わせる等が 発生しない) •業務仕様に基づいたシステム要件 が定義されるため,システム開発 での手戻りや,業務変更によるシ ステム改修・保守コストが低減さ れる
  • 19. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM PReP model の特徴1 PReP modelでは,モデリングのためのノーテーションの前提として,システム思考と人間中心設計をもとにした,プロセスモデル化のためのフレームを定 義しております. 19 Output System Process Resources Technology Input System System Input Output 要求 要求 プロセスは,適用される技術と
 リソースの制約(Actorのスキルな ど)から最適化される Actorのインサイトによる動機は, プロセス実行時のリスクとなる システムの機能スコープは,Output により定義される.Outputはその入 力先のシステムのプロセスが要求する 1 2 3
  • 20. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM PReP model の特徴2 前述のシステム思考に基づいて,PReP model の基本フレームでは,成果物は,当該成果物に要求される機能と品質に対して,技術とリソースを制約とした 要求を入力先の成果物へ求めることを基本的な視点としています.これは,プロセスの分析・設計・検証を通して常に適用されるルール(視点)になり, 他の概念データモデリング手法に対しての大きな違いとなっています. 20 Output System Process Resources Technology Input System System Input Output 要求 要求 要求の流れ:DesignとValidaVonの視点の向き
  • 21. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM PReP model の特徴3 EnXty based process modelingでは,何をEnXtyとするかがモデリングでの重要な課題です. PReP model は,EnXtyの定義とEnXty間の関係に対して,シンプルな定義を用いることによって,プロセスの記述性と理解性が容易です. 21 Entity間の関係 Entity(成果物)間の関係を,入力と同期の 2つの構造関係で表現します •入力:値が入力される •同期:パラメータが相互に関係する Entityの定義 下記をEntityの定義として
 「成果物」と呼びます •プロセスのゴールから見た意味的なまとまり •管理されている •4種類の成果物を定義する 成果物B 成果物A 入力関係 成果物D 成果物C 同期関係 中間成果物 最終成果物 マイルストン
 成果物 無実体成果物
  • 22. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM PReP model の特徴4 専用のPRePモデリングツールを使うことによって,モデリング結果から,システムスコープ・要件定義書と業務要件定義書とを出力することができます. 22 Microsoft Visio PReP Add-in •プロセスのモデル化とリスク分析 •プロセス不整合の検出 •システムスコープと要件定義 など Microsoft Excel •システムスコープ・要件定義書 •業務要件定義書 自動出力
  • 23. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM PReP model 製品 PReP model では,Microso[ Visio Add-inツールと専用ポストイットを提供しております. 23 Microsoft Visio PReP Add-in PReP MODEL PReP model 専用付箋 外部プロセス (入力) 外部プロセス (出力) アクター プロセス名 ゴール サブプロセス PReP model® by K+ SOLUTIONS PReP model 付箋用テンプレート (A0サイズ)
  • 24. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM 主なクライアント PReP model とツールをご利用いただいている企業様 24 株式会社日立製作所 ITビジネスサービス本部 社会イノベーション事業推進本部 情報・通信システム社 日立製作所関西支社 株式会社三菱総合研究所 ICTイノベーション事業本部 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社 クラリオン株式会社 ウェザーニューズ株式会社 (You) … and
  • 25. PREP MODEL ENTITY-BASED PROCESS MODELING METHOD FOR DESCRIBING A SYSTEM ご評価の声 PReP model によるシステム開発,プロセス改善を支援させていただいた企業様からの声. 25 …現状の開発プロセス課題の抽出に携わっ ていただきましたが,その後の工程で抽 出いただいた課題がひっくり返ることも なく進めることができました.
 非常に優秀な技法,ツールであったと感 じております. Y. O. 様 NTTスマートコネクト株式会社 …業務プロセスモデルの作成が容易で, ファイル間の整合性を保ったまま編集を 重ねていくことができます.今回の手法 によってドキュメントの作成と管理に要 する労力は,Excel と PowerPoint で作業 する場合の半分程度で済むのではないで しょうか. Y. N. 様 クラリオン株式会社 …抜け漏れがないということは安心につな がった.開発担当者も全体像が分かった ことで安心して取り組めるようになっ た.定義書作成や開発を外部に出す場合 も,背景となる顧客の要望や業務プロセ スを合わせて説明することができるので 相手側も理解が早い. K. K. 様 ウェザーニューズ株式会社
  • 26. THANKS FOR WATCHING! Don’t forget to rate this item and share your ideas! Contact us: https://www.facebook.com/ycooder @yasushitanaka g.ytanaka@gmail.com Follow us on: 兵庫県神戸市東 区鴨子ヶ原1-6-12 090-5814-6339 ytanaka@kplus-solutions.com