<モデレーター>先ほど、それぞれの奉仕プロジェクトには特徴がある、と申し上げましたが、すべてのプロジェクトに共通しているものがあります。それはずばり、「奉仕プロジェクトの流れ(ライフサイクル)」です。画面のスクリーンは、その奉仕プロジェクトの流れを表したものです。奉仕プロジェクトには次のような流れがあります。 [break these out into separate slides]計画と準備リソースの収集プロジェクトの実施活動成果の評価と広報今回のウェビナーシリーズでは、皆さまにプロジェクトの実施にすぐに役立てていただけるよう、この4つの各段階における特徴、ベストプラクティスやヒントをご紹介していきます。
<室津様>はい、まずこのプロジェクトの実施国側・援助国側提唱者ですが、実施国側がインドの第3060地区とBaroda Metroクラブ、援助国側が日本の第2680地区と芦屋、神戸、神戸東、神戸西、尼崎中、伊丹、甲子園、姫路の各クラブです。さらに、外部団体のパートナーとして、Baroda で活動しているNGO法人 Shroffs Foundation Trustからの協力を得ました。それにより、青年開発センター(Youth Development Center)を設立し、青少年の識字教育、技術訓練などを行い、最貧困層部族の自立と農村の維持管理を推進する予定です。<モデレーター>ありがとうございます。このプロジェクトでは地区内の多くのクラブが援助国側協同提唱者となっていますが、これらのクラブをどのように募っていらっしゃるのでしょうか。<室津様>はい。2680地区では、実施国提唱者からプロジェクトの提案があれば、それらを3カ月ごとに集約し、補助金小委員会傘下のWCS小委員会でプロジェクトの内容を検討した後、グローバル補助金の対象となりうるプロジェクトを、地区内の全クラブに提示し、当該プロジェクトへの参加を要請することによって協同提唱クラブを探しています。<モデレーター>ありがとうございます。パートナーとの協力は非常に重要であることが分かりますが、パートナーの条件としてはどのような要素があるとお考えですか。<室津様>まず、地域社会のニーズに対する認識とプロジェクトの価値を共有できること。次に、プロジェクトの実現を協同して推進する意欲があること。補助金管理を確実に行えること。プロジェクトの実施過程の情報を共有できるとともに、プロジェクトの成果を文書化し、報告できること、これらがパートナーの条件だと思います。<モデレーター>ありがとうございます。では次に、資金についてお伺いしたいと思います。いずれのプロジェクトもグローバル補助金を利用されていますが、室津様のプロジェクトの資金内訳を教えていただけますでしょうか。