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JIRA + OSS を使った楽ちんチーム開発
JIRA の部
自己紹介
佐々木 亜里沙
• プロダクトチーム
• Atlassian パートナーとしてコンサル手伝い
• UIチーム
• お酒が好きです
Atlassian のアクセスパートナーになりました
Using Atlassian for
7
years
Access Partner
since
2017
13
staff
Atlassian のプロダクトは7年ほど利用しており、2017年にアクセスパートナーになりま
した。
顧客対応
開発
スタッフ全員がAtlassianを利用してます
総務
ソースコードを管理する課題をまとめる
課題やナレッジを参照しながらチャットできる
ナレッジを貯める
ソースコードのレビュー、マージ
gitでソースコードを管理
テスト・ビルド、本番環境へのリリースを画面で
煩雑なお客様対応を課題ごとに効率的に管理
日々の進捗確認に時間がかかる
保守報告書を作るのが手間
仕事の進め方を統一したい
スキルがバラバラ
急な病欠、リリース作業の引き継ぎをしなければ!
よくある課題…
少ない人数だけど
最大パフォーマンスを
…に対するアプローチ
with
Why Atlassian?
Atlassianはソースリポジトリ・レビュー・タスク管理・ナレッジベース・CI/CD といった
開発の一連の流れにおいて必要な機能を全てもっています。さらにそれらプロダクト同士の連携が
簡単なため、網羅的にプロジェクトを見ることができ、散らばりがちなタスクをうまくまとめる
ことができます。
また開発だけでなく、他部署でも利用できるようにワークフローを柔軟に管理できる点も魅力です。
Atlassian wayな働き方
Image source: Atlassian
4開発向けの課題まとめ
デプロイ
課題やナレッジを参
照しながらチャットで
きる
1設計・計画
2 ビルド 3テスト、本番環境へのリ
リースを画面から行える
6お客様対応を課題ごとに
効率的に管理
5運用
お客様対応ナレッジ共有
https://www.youtube.com/watch?v=neySeor_vAk
JIRAを使って地道に効率アップする
• サブタスクはテンプレートからまとめて作成する
• サブタスクにするまでもないことはチェックボックスで
まとめる
• PR を出すと課題がレビュー中に変わる/
PR 却下するとリオープンされる
• PR はビルドが通らなければ/承認されなければマージしない
• 課題がどの環境に上がっているのかを確認する
• リリースノートはボタン一発で作る
JIRAのワークフロー + サービス連携 + 自動化
JIRA のワークフロー
JIRA のワークフロー
「ステータス(ステップ)と、どうやって別のステータスに変更させるか」を
自分で決められる
ステータスA ステータスB
トランジション
○○する
操作ボタンの名前になる
タスク
購入
基盤開発
プロジェクト
ワークフローは課題タイプ – プロジェクト に関連づけて使う
・・・
既定の
課題タイプ
JIRA のワークフロー
ステータスとトランジション+α を自分で決められる
• トリガー (Trigger)
• 条件 (Condition)
• バリデータ (Validator)
• 事後操作 (Post Function)
• プロパティ (Property) … 上記でまかなえないものを制御 (特定ユーザにしかコメントさせない、解決状況を制限する…)
あるユーザは
トランジション
できない
PRがOKだったら
解決にできる
解決したら
メールや Slack で通知する
+α の要素たち
トリガー Trigger
ソースコード管理
•Bitbucket Server (すべての 最新バージョン)
•FishEye/Crucible (すべての 最新バージョン)
•GitHub Enterprise 11.10.290 (以上)
•Bitbucket
•GitHub
Bitbucket, Github などで特定のイベントが生じたときに
JIRA 課題のトランジションを実行(人の手の介在なし)。
イベント
ステータスB
トランジション
条件(Condition)
(主に)誰がトランジションするかを決められる
ステータスB
トランジション
ステータスA
開発グループの人だけ
サブタスクが全部完了しているチケットだけ
報告者+担当者だけ
条件が満たされていないと
操作ボタンが表示されない
バリデータ (Validator)
(主に)何が、いつ
トランジションが実行される前に、入力内容が有効かを検証
ステータスB
トランジション
ステータスA
ValidationがOKでないと
エラー画面が出て遷移できない
必須にしたい項目に内容が入っている?
プロジェクトの編集権限はある?
期限が○日以内?
説明に「受注番号」を含む?
事後操作 (Post Function)
トランジションが実行された後に何をするかを決める
1.課題のステータス変更
2.コメントが入力されたら課題に追加
3.課題の変更履歴を更新、データベースに課題を保存
4.課題のインデックスを再作成して、データベースとの同期を維持
5.リスナーが処理できるイベントを発生
メールや Slack で通知する
担当者変更
タグバンガーズで工夫している
ちょっとした効率化Tips
w/ Addon
ワークフロー + サービス連携 + 自動化
他のサービスと紐付けて、確認する画面をJIRAに絞る
2016/10/21
2016/10/08
2016/10/19
連携
PR をするとステータスが自動的にレビュー中に変わる
PR を却下するとステータスがリオープンされる
トリガー
進行中オープン
レビュー待ち進行中
レビュー待ち 再オープン
ブランチ作成
PRする
PR却下
ワークフロー
Automation for Jira
もっともっと自動化ルールを作る 自動化・ワークフロー
条件
事後操作
トリガー
例:サブタスクはテンプレートからまとめて作成する
Automation for Jira
タスクA
サブタスクA
サブタスクB
サブタスクC
サブタスクにするまでもないことはTODOリストにする
Smart Checklist for Jira. Enterprise
全てOKになったら遷移できるよう
Validatorに設定できる
PR はビルドが通らなければマージできないようにする
プルリクを送ります!
created a pull request08 Feb 2018
Merge
ワークフロー
連携
Confluence に速攻でリリースノートを作る
終わりに
JIRA の
ワークフロー
+サービス連携
+自動化
を利用し、一歩ずつ積み重ね
効率化していく!

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