これまで人事部門は「事業戦略実現に向けた経営参謀であるべきだ」と言われてきましたが、人事部門としては「あるべき姿」に対する認識はあるものの、なかなか実態が伴っていない状況にあるのではないでしょうか。
会社を取り巻く環境が変わるとともに、これまで以上に人材の生産性向上(女性活用というテーマや、新たにホワイトカラーエグゼンプションというテーマなど含む)、雇用のあり方についてもパラダイムシフトが示唆されています。
これらのテーマに総合的に取り組むためには、これまでの人事管理、「総合職」といった曖昧な職務分担や責任の範囲といった問題点のみを焦点にするのではなく「そもそもどのような働き方であるべきか」「 生産性の定義をどう捉えるべきか」など根本的・本質的な論点に着目していくべきであり、これからの人事部門に期待されている取り組みではないでしょうか。