睡眠時無呼吸症候群(Osas)について
- 5. 検査と診断の流れ
1.問診
2.簡易検査
a. AHI < 5 :経過観察あるいは1年後に簡易検査再検
b. 5 ≦ AHI < 40 :PSGで精査あるいはCPAP以外の治療
c.40 ≦ AHI :PSGを省略してCPAP導入も考慮
上記はあくまでも目安です
AHI(無呼吸低呼吸指数)= 1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を合計したもの
無呼吸:10秒以上呼吸ができない状態 低呼吸:10秒以上換気が50%以下になった状態
- 6. 問診 ESS
状況 点数 0~3の4段階評価
座って読書中 0 1 2 3
テレビを見ているとき 0 1 2 3
人の大勢いる場所(会議や劇場など)で座っているとき 0 1 2 3
他の人の運転する車に、休憩無しで1時間以上乗っているとき 0 1 2 3
午後に、横になって休憩しているとき 0 1 2 3
座って人と話をしているとき 0 1 2 3
飲酒せずに昼食後、静かに座っているとき 0 1 2 3
自分で車を運転中に、渋滞や信号で数分間止まっているとき 0 1 2 3
5点未満 日中の眠気少ない
5~10点 日中の軽度の眠気あり
11点以上 日中の強い眠気あり
- 9. いびきを減らすエクササイズ
● 舌の先を硬口蓋に当てて前後に動かす (20回)
● 口蓋を舌で押しながら、上に向けた舌を吸い込む (20回)
● 下の前歯に舌を当てたまま、舌後面を口腔下面に押し付ける (20回)
● 間欠的に「エー(A)」と言いながら、軟口蓋・口蓋垂を挙上する。慣れたら
声を出さずに行う (20回)
● 指を使って口腔内から頬筋を外に向かって押す (20回)
● 左右の奥歯で噛んで嚥下する。(食べながらでも可)
Vanessa leto et al., Chest. 2015 Sep;148(3):683-691.