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2018/06/23
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 HoloLensで3Dランチャを作ろう。
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平面パネルではなく
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 3Dランチャを使うことでHome空間に
3Dモデルが配置できるようになりました
 利用できるのは3Dランチャと3DSecondaryTile
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ランチャーに
3Dモデルを設定
アプリ内の
アセットにある
3Dモデルを呼出
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 大きく分けて13個の制約がある
 1. ファイル形式は glTF2.0 仕様の .glb ファイル
 2. 10,000個未満の三角ポリゴンで構成される3Dデータであること
 3. テクスチャの解像度は 4096 x 4096 未満であること。(推奨サイズは 512 x 512)
 4. Z軸の正方向が物体の前方であること。
 5. 上下軸は Y軸 であること。
 6. 原点(0,0,0)のグラウンド上にモデルが構築されていること。
 7. 軸単位はメートル単位を前提とすること。
 8. リソースが制約されたデバイスでは全てのメッシュの結合を推奨する。(必須ではない)
 9. 全てのメッシュは1つのマテリアルを共有し、1つのテクスチャを利用すること。
 10. UVは 0~1 の四角の範囲で配置すること。
 11. マルチUVはサポートされていない。
 12. 両面マテリアルはサポートされていない。
 13. アニメーションは利用できる。(一部制限アリ)
複雑なモデルを
使用するとすぐに
制限を上回る
OS Buildの
10.0.17134.1004から
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ポリゴン数を抑えるため
デザインはシンプル
黒色は使わない
暖色をメインに
HoloLensは
室内で使用する
ので裸足
モデルを3Dランチャとして設定する
 Glbファイルとして出力した3Dデータを
コンテンツとして追加する ライティングは行われない
テクスチャに
影を焼きこんでおくと良し
 モーフによるアニメーションが利用できる
Blenderではシェイプキーを使って設定する
 オブジェクトの回転、縮小も利用できる
Create 3D models for use in the home
 https://docs.microsoft.com/en-us/windows/mixed-reality/creating-3d-models-for-use-in-
the-windows-mixed-reality-home
アニメーションの設定方法
Glbファイルの
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追加必要
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RS4 Animation 3D Launchers

Notes de l'éditeur

  1. ではLTを始めます。 発表名は「RS4で3Dランチャを作成する」です。
  2. 始めに自己紹介をさせていただきます。 ハンドルネームは「ホロモン」です。よろしくお願いします。 HoloLensの活動としては「MRが楽しい」というブログを書いています。 去年4月のHoloLens購入と共に開始し、MRに関する小ネタを更新しています。 自己紹介ですが、とってもデジモン大好き人間です。
  3. では、「本日の発表テーマについて」です。 テーマは「HoloLens」で3Dランチャを作ろうです。 HoloLensのRS4から3Dランチャがサポートされています。 こちらのように、これまでの平面パネルではなく、3Dモデルをランチャとして利用できます。 詳細な設定方法などは公式ページがよくまとまっています。
  4. 3Dランチャを使うことで、Home空間に任意の3Dモデルを配置できるようになります。 利用できるのは「3Dランチャ」と「3DSecondaryTile」です。 「3Dランチャ」はそのままアプリ配置時のランチャに3Dモデルを設定できます。 「3DSecondaryTile」はアプリ内のアセットにある3Dモデルを呼び出してHome空間に配置できます。 HoloLensに標準インストールされている「Holograms」と同じ機能です。
  5. 利用可能な3Dモデルの制約についてです。 公式ページの情報をざっとまとめたものがこちらになります。 モデル作成時の制約として今回は二つ取り上げます。 一つ目は1万個未満の三角ポリゴンで構成される3Dデータであることです。 複雑なモデルを利用すると表示できないので注意が必要です。 二つ目はアニメーションについて、10.0.17134.1004のOSビルドからアニメーションが利用可能になりました。 しかし、スケルタルアニメーションのモデルは表示できないなどの制限があります。
  6. 3Dランチャで利用するため、キャラクターモデルを作成してみました。「ホロ恋子」と名付けました。 ポリゴン数を抑えるため、デザインはシンプルなものにしました。 複雑な装飾をする場合も、テクスチャを活用した方が良いです。 次に、配色です。HoloLensでは黒色は透過色となってしまうため、利用できません。 黒目、黒髪は利用できないので、キャラクタを作成する際は割と大きな制限です。 寒色もなるべく避け、明るい暖色をメインに配色しましょう。 後、HoloLensは室内で使用するので靴は履かせないなど工夫をすると面白いと思います。
  7. モデルが完成したら公式ページの手順に従い、モデルを3Dランチャとして設定します。 glbファイルとして出力した3Dデータをプロジェクトファイルのアセットに、コンテンツとして追加し、 マニュフェストファイルを変更するだけです。 モデル作成のワンポイントですが、HoloLensのHome空間では光源によるライティングが行われません。 環境光のようなライティングとなり、モデル全体に薄い影が落ちてしまいます。 予めテクスチャに影を焼きこんでおくと、より綺麗に表示できます。
  8. 「アニメーションの設定方法」です。 3Dランチャではモーフによるアニメーションが利用可能です。 今回、私はBlenderを利用しましたので、シェイプキーによるアニメーション設定を行いました。 その他、オブジェクトの回転や縮小もアニメーションとして利用できます。 アニメーションの設定には更に、glbファイルのjson記述の修正が必要です。 ここでアニメーションの実行タイミングについて、常時、掴み、注視、近接、ポイント時など設定可能です。
  9. アニメーションを設定した3Dランチャを動かしてみた動画です。 Homeメニューからアプリを呼び出すと、3Dランチャが表示されます。 3Dランチャを設定することで、アプリを個性的な見た目でHome空間に配置することが可能です。
  10. 最後に。 これからはアプリも見た目を持つ時代がやってきます。 誰もが部屋に置いておきたくなるお洒落なアプリケーションの形を目指しましょう。 ありがとうございました。