Learning Process-Based Therapy_Chapter 6-2 (Book Club Japan).pdf
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Process-Based Therapy勉強会の第3回後半，倉石 聡子さんによる発表資料です。"Learning Process-Based Therapy"という書籍の第6章後半の内容がまとめられています。 勉強会の概要はこちら。 https://note.com/junkashihara/n/n6e93928a8fcb
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- 1. 1 Chapter 6. The Biophysiological and Sociocultural Levels Process-Based Therapy勉強会 2022年5月30日 倉石聡子 (アップコンセプト・スタジオ)
- 2. 自己紹介 倉石聡子（くらいしあきこ） ◆レコード会社の音楽プロモーター →米カリフォルニア州にてArt Therapy／Marital and Family Therapy ◆米国アートセラピー協会登録アートセラピスト／公認心理師／臨床心理士 ◆東京都内にカウンセリングルーム（アトリエ）開業、SC他 ◆主な臨床：事件遺族やDV被害当事者とその家族との臨床、グリーフケア 、 トラウマケア、教育相談、芸術療法、箱庭療法、家族療法、ナラティブアプローチなど 2
- 3. 3 ・国際基準のトレーニング・資格・学術団体がない アートセラピーの豆知識 日本では アート（視覚芸術） 心理療法 精神分析 家族療法 アドラー EMDR 油絵 水彩 フィルム 彫像 木工 ・名称独占、大学院の専門トレーニングと資格が整備、国家資格/州資格 ・心理理論の数だけ存在する大きな枠組み ex: CBTベースのAT, ナラティブAT, ファミリーAT, EMDR AT etc ・多くの心理療法が言語中心で行う部分を、ビジュアルアーツ等で可視化。 ・Process Based Art Therapy （Process vs Product) 米国、ヨーロッパ諸国、韓国、シンガポール等では CBT ナラティブ ゲシュタルト 「アートで癒されれば、 アートセラピー ？」 「心理療法の技法や理論の一形態？」 「＝描画療法、コラージュ療法？」 「作業療法？」 「レクリエーションの一種？」 コラージュ 染め物 織物 彫金
- 4. 4 第6章後半の要約
- 5. 社会文化的レベル p.98~ 5 ■ 生まれ育った家族や文化は、人生で直面する課題や自己に 対する見方、扱い方に永続的な影響を及ぼす。 ■ 元の家族や文化を離れても、社会的ネットワーク（友人、 同僚など）と新たな文化から影響を受け続ける。
- 8. マイケルのネットワークモデル 8 Figure 6.4 The sociocultural level p.100 ・肯定的な経験との矛盾 ・２つのコアとなる信念を良い方法で崩 していきたい →より詳しい機能分析を進める 必要がある 起業家として の成功 ”優れている ように振る舞 うな” セルフケアの サポート構築 の失敗 ”自分のこと は自分で” 運動不足 仕事を遂行 することへの 不安 欲求不満 太り過ぎ 睡眠障害 モーニング フォグ 家族及び社会 的な価値観 ゲイのアフリ カ系アメリカ 人 不健康な食 生活 高血圧 過去のアル コール依存歴 (AA参加）
- 10. 拡張進化メタモデル （３章 スライド p20より） 10
- 11. 社会文化的レベルの構成要素、パターンの特定 11 p.102 Guiding Questions Variation：困難な状況で役立っている社会文化的パターンは？それは固定さ れているか？健康的なバリエーションの欠如はあるか？ Retention ：問題のある社会文化的な機能は？適応的な形態が現れた時にこ れらの機能は？ Selection：主となる社会文化的パターンがクライアントの問題をどのよう にサポート、促進、維持しているか？適応的なパターンはなぜ保持されな いのか？社会文化的利益の保持を妨げている機能は?
- 14. マイケルの機能分析 14 Variation Selection Affect 感情 セルフケアについての感情を避ける 傷つきにくいと感じる Cognition 認知 「自分でやる」「できるふりをするな」の柔軟性のない 採用 ビジネスの成功がパターンをサポートしている Attention 注意 心配 短期的には機能しているようだが、長期的には機能 しない Self 自己 ゲイのアフリカ系アメリカ人としての強いアイデン ディディ、行動の選択肢を制限しがち 家族や地域社会へのプライドの位置づけ、セルフケ アに対する不快感の回避 Motivation 意欲 成功への意欲、認知・自己感覚・文化によりセルフ ケアへの意欲は制限 ビジネスの成功がこのパターンを支えている Overt Behavior 明らかな行動 自律、確かなビジネス能力、セルフケアに従事する のは困難。 経済的・社会的成功、自己中心的と捉えられること を防ぐ Biophysiological 生物学的 食事・運動・睡眠の問題、過去の飲酒からくるモーニ ングフォグ 高脂質の食事を楽しむ、セルフケアへの動機は 様々な信念の下で埋もれた状態 Sociocultural 社会文化的 ”自分のことは自分で””できるふりをするな”の背景 には人種差別の歴史、脂肪分の多い食品の選択は 家族にルーツがある 家族や文化と肯定的なつながりがある ９章で再びマイケルの機能分析が続くらしい Table6.1 p.104 -105
- 15. Action Step 15 ■自分の問題をVariation, Selection,Retentionの視点から書き出 してみる ■マイケルのEEMMの表を参考に、自分の問題について書き込ん でみる ■ EEMMの行（LevelsとDimensions）と列（VariationとSelecti on)を全て埋めたら、新しくネットワークモデルを矢印を用いて書 いてみる
- 16. 16 考察・発展的な議論