発表者所属の高等専門学校上級生の必修選択科目で、英文エッセイを最終目標として英文ライティング指導を行った。1パラグラフの構成、「トピックセンテンス」「本体」「結論」といった構成要素を確認し、身近なテーマで1パラグラフライティングを行った。その後は、時系列の描写、人物描写、原因-結果の対比、個人の意見等の指定のテーマで自分の興味のある出来事、人物、事象について書く作業を行った。数多くの課題を書き続けることで、形式に沿いながら自分の考えを展開する効力の向上が認められた。今回研究対象とした授業では、Google Classroom経由で提出する課題が多くなり、オンラインの活用は授業の特徴ともなった。教員からの英文ライティング課題に関するフィードバックも、個々にはClassroomのコメント投稿の形で授業時間外に適宜行なった。最終課題のエッセイからは、個人差はあるものの表現的にも内容的にも向上が認められた。今回のほうこくでは、ライティング力向上の要因の一つとして、Classroomを通じたオンラインフィードバックの意味合いも考察していきたい。