プロダクトマネージャーに必要な13のこと

プロダクト
マネージャーに
必要な13のこと
Kazuki Hayakawa
@kzkHykw1991
第1回 PM Meetup by pmconf 〜ミニセッション大会〜
2020/07/22

● 自己紹介
● 外資系IT企業の日本のプロダクトマネージャー
● プロダクトマネージャーに必要な13のこと
アジェンダ

早川和輝
Kazuki Hayakawa
株式投資セールスフォース・ドットコム
マーケティング本部プロダクトマネージャー
● 2019年7月から日本のProduct Managerを担当
● 2018年からProduct Marketing ManagerとしてEinstein
を担当
● Einstein AIのスペシャリストに認定
● ソリューションエンジニアとして通信業界を担当
● 2016年に株式会社セールスフォース・ドットコムに新卒と
して入社
● 産業技術総合研究所で研究アシスタント
● 筑波大学大学院で修士号を取得
@kzkHykw1991

外資系IT企業のプロダクトマネージャー
Japan
(PMM,Sales,SE, Support,
Alliance, Eng.)
Customer
(Japanese Market)
Headquarter
(PM,PMM,UX,
Research,L10N)
I’m here
Do’s
● Product Owner in Japan
● VoC / Feedback
● Go-to-Market (Business)
● Localization
● Documentation
● Product Enablement
● Market Research
● PR / Analyst
● Event Speaker
● Killer Product Demo
● Pilot/Adoption/Customer
Story
● UX Test
Don’ts
● Development/Engineering
● Prioritization

1. Voice of the Customer
2. 製品の戦略と競合のポジショニングの理解
3. 中長期的なビジネスゴールに合わせた製品提供
4. 開発チームとのタイムスケジュール
5. 社内外のフィードバックの管理
6. 機能要件とユーザーストーリー
7. 機能開発の優先順位づけ
8. ソリューショニングとドキュメンテーション
9. プロダクトオーナー
10. ユーザーリサーチ
11. 市場のリサーチ
12. Win/Loss分析
13. 開発チームとの日々のミーティング
プロダクトマネージャーに
必要な13のこと
プロダクトマネージャーに必要な13のこと (https://note.com/12011991/n/na61e21cb1469 )

① "Be the voice of customer"
製品開発において最も重要なことの一つ
製品は顧客に使ってもらってこそ価値がでる
ポイントはVoCを"聞くこと"や"調査すること"ではなく、
"Be the voice of the customer"という点
つまり、顧客の声をヒアリングしたり調査するだけではなく、プロダク
トマネージャーとは顧客の代わりであり、顧客の代弁者として、製品
開発に貢献しなければいけない
顧客が “Voice of the product”になったときに、製品として
成功したと言える？

：何をゴールとして影響を与えるか？
：最も重要な数値は？
：Visionの達成に必要なアクションは？
：阻害要因は？
：達成時の結果の評価指標は？
②③ポジショニングと中長期的なビジネスゴール
Salesforceの組織論で最も重要なのがV2MOM. アジャイル開発のスクラムでもこのV2MOMを元
にその年の製品開発を行う

SalesforceではIdeaExchangeという仕組みを
使って顧客からのアイデアを募る
顧客から欲しい機能を直接聞くのは NGなのにエ
ンタープライズ企業として直接募るのは珍しい
普段は地道に顧客ミーティングやイベント、ワーク
ショップで声を集めています
⑤フィードバックの管理
市場の問題点やアイデア、社内からのリクエストなどを特定
し、フィードバックを収集して管理できる
Salesforce IdeaExchange

Prioritizationへの投票の仕方もこれまたおもしろい。
顧客には仮想のコインが付与されて、それをロードマップ
の機能リストに投票する。
1つに100ポイントでも、10個に10ポイントでも良い。
⑤フィードバックの管理 - アイデアへの投票
$100 Method

Salesforceは年3回バージョンアップ
冬、春、夏に300＋のプロダクトイノベーションを提供
Winter ‘20
Oct.
Spring ‘20
Feb.
Summer ‘20
July

4ヶ月ごとに開発サイクルを回していく
Winter ‘20
Oct.
Spring ‘20
Feb.
Summer ‘20
July
2RR
Release Planning
Monthly Review
Feature Freeze
Release
2RR
Release Planning
Monthly Review
Feature Freeze
Release
2RR
Release Planning
Monthly Review
Feature Freeze
Release

④開発チームとのタイムスケジュール
2RR
Release Planning
Monthly Review
Feature Freeze
LQA w/L10N
Release
日本の場合、ローカライゼーション(L10N)チームとの調整が重要
LQA: Localization Quality Assurance
機能開発が固まってからリ
リースまでのわずかな時間
でL10NチームとLQAを実
施

⑧⑩⑪ ドキュメンテーション、ユーザーリサーチ、市場分析
ドキュメンテーション
社内ドキュメント、ヘルプ、ユー
ザーガイド、デベロッパーガイド
のL10Nチェック
日本独自のドキュメンテーショ
ンはたまに
ユーザーリサーチ
HQ UXチームと日本顧客向け
にUX Test
言語の壁があるものの顧客の
直感的なフィードバックを伝え
る
マーケットリサーチ
調査会社のレポートでグロー
バル、日本国内で分析

⑫ Win/Loss 分析
KPIs
● Product Launch in Japan
● Product Enhancement (Bug / L10N)
● User Feedback
● Adoption (MAU)
● Pilot Customer
● Customer Story
● Awareness(CSAT / Event / Webinar / Workshop)
● Internal Enablement / Documentation
● Sales KPIs(ACV) and Marketing KPIs(Lead, Pipe Gen)
日本のPMのKPI

⑨ Be a Product Owner
製品の責任をもつプロダクトオーナーになること
プロダクトのバグやリリースに間に合わな
いのはエンジニアのせいではなく、プロダ
クトマネージャーの責任
日本においても、日本市場でのローンチ
にも責任が伴う
さまざまなステークホルダーと関わり合い
ながら、その製品の顔となり、顧客の声と
なり、責任を負うことが大切

@kzkHykw1991
ハヤカワカズキ
(note.com/12011991)
青二十八才の
無駄話ラジオ
#ラジスク
初回ゲスト出演

プロダクトマネージャーに必要な13のこと

Recommandé

Recommandé

Contenu connexe

Tendances

Tendances (13)

Similaire à プロダクトマネージャーに必要な13のこと

Similaire à プロダクトマネージャーに必要な13のこと (20)

Dernier

Dernier (10)