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openSUSE Leap 15の紹介
お知らせ:
openSUSE Leap 42.2 のサポート終了
● Leap 42.2は2018年1月26日に終了しました
● 現状サポートされているopenSUSE Leapバー
ジョンはLeap 42.3です
● セキュリティセキュリティパッチ等ありますの
で、Leap 42.2以前のバージョンは使用しない
でください
自己紹介
● 川上けんと
● 日本openSUSEユーザ会
● 豊橋技術科学大学 修士1階生
– 最近は統計っぽい研究をしてる
● 趣味
– Emacs
– パケット解析、パケット処理
● 就活が終わったのでこれから1年間の研究生活
日本openSUSEユーザ会
● http://wiki.geeko.jp/index.php
● 活動
– OSCなどでセミナー、展示
– 毎週日曜日の20時からfreenode #opensuse-ja
にて定例会
– openSUSE mini Summitの開催
● 今年も夏くらいにやる予定
● Twitter
– @opensuseja
● Facebook
– http://facebook.com/opensuseja
openSUSEって知ってますか?
openSUSE
● 読み方: おーぷんすーぜ
● oは小文字
● SUSE社にサポートされているコミュニティベースで開発が行われてい
るLinuxディストーション
● Windows Subsystem for Linuxで動く
● 特徴
– YaST
– Open Build Service
– TumbleweedとLeap
– マスコットがかわいい
WSLでopenSUSEが動く
● Windows 10のAnniversary Updateから対応
● openSUSEとSUSE Linux Enterprise、ubuntuがインストール可
能
● 気軽にopenSUSEが試せるように
WSLでopenSUSEが動く
● WindowsのAnniversary Updateから対応
●
WSLでopenSUSEが動く
YaST
● Yet another Setup Tool
● openSUSEで使用されるソフトウェア設定/インストールツール
● ハードウェア、ネットワーク、セキュリティ、サービスなどの
設定がまとまっている
– キーボード、IPの固定、Samba、ファイヤーウォールの設
定覚えてますか?
● GUIでもTUIでもほぼ同じように設定が可能
Open Build Service
● openSUSE やその他のディストリビューションにむけて様々
なアーキテクチャに向けてパッケージをビルドするシステム
● 誰でも自分でパッケージを構築し、公開することが出来る
● openSUSE向けのパッケージは以下のURLから検索することが
出来る
– https://software.opensuse.org/search
● 公式リポジトリにない、多くのユーザが作成したリポジトリを
追加してより多くのパッケージを使用することが出来る
TumbleweedとLeap
http://opensuse.org/
Tumbleweed
● ローリング・リリースモデル
– メジャーバージョンアップが存在しない
– 随時パッケージをアップデートして行く
– 最新のパッケージを使用出来る
● Factoryリポジトリからテストが完了するとすぐに配信される
● 最新のソフトウェアを使用したい、開発者向け
Leap
● openSUSEの定期リリース版
● 2015年11月に最初のLeapであるLeap 42.1がリリース
● SUSE Linux Enterpriseをコアを共有したディストリビューション
– メインのパッケージがSUSE社によりメンテナンスされている
– その他のパッケージはTumbleweedによってテストされている
● セキュリティパッチなどもSLEと共用であるので、
企業レベルで安定したパッケージを使用可能
● より安定したOSを使いたい人のための
ディストリビューション
openSUSEとSLEの関係
openSUSE Leap: on the way to 15
https://events.opensuse.org/conference/summitasia17/program/proposal/1550
openSUSEとSLEの関係
Open Enterprise & Open Community
SUSECon 2015
https://www.susecon.com/doc/2015/sessions/CAS20049.pdf
Leap アップデート
● メジャーアップデート
– Leap 42.1の42の部分
– 36から48ヶ月に1度SUSE Linux Enterpriseに合わせてリリース
● マイナーアップデート
– Leap 42.1の.1の部分
– 約12ヶ月に1度,SUSE Linux EnterpriseのService Packにあわ
せてリリース
● サポート
– 後継バージョンリリース後 6ヶ月
これまでのアップデート
● Leap 42.1
– 2015年11月
– 初めてのLeapリリース
● Leap 42.2
– 2016年11月
● Leap 42.3
– 2017年 7月
Leap 15.0
● Leap 42.3の後継バージョン
● SLE 15に併せてリリース
● 42.3の次が15.0なので注意
– 今後はSLEのバージョンに対応するようになる
● 2018年5月リリース予定
リリーススケジュール
● 2018年1月: Beta
– いまここ
– パッケージの追加などのラストチャンス
● 4月or5月: RC
– リリース予定版、バグ修正などのみ
● 5月 : リリース
アップデート内容
● Linuxカーネル
– 4.12
– Black I/O スケジューラの導入、AMD Vega GPUのサポート、
Kaby Lakeサポート
● GNOME
– 3.26
– UIの改善、 カラー絵文字のサポート、システムの改善
● KDE Plasma
– 5.12 LTS
– メモリ効率の改善、起動速度の高速化,Wayland対応の改善
● その他パッケージのアップデートなど
まとめ
● openSUSE Leap 42.2のサポートが終了
● openSUSEの紹介
● Tumbleweed
– ローリング・リリース
● Leap
– 安定リリース
● Leap 15は5月リリース予定
● Leap 15 .0 beta中
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openSUSE Leap 15の紹介

  • 2. お知らせ: openSUSE Leap 42.2 のサポート終了 ● Leap 42.2は2018年1月26日に終了しました ● 現状サポートされているopenSUSE Leapバー ジョンはLeap 42.3です ● セキュリティセキュリティパッチ等ありますの で、Leap 42.2以前のバージョンは使用しない でください
  • 3. 自己紹介 ● 川上けんと ● 日本openSUSEユーザ会 ● 豊橋技術科学大学 修士1階生 – 最近は統計っぽい研究をしてる ● 趣味 – Emacs – パケット解析、パケット処理 ● 就活が終わったのでこれから1年間の研究生活
  • 4. 日本openSUSEユーザ会 ● http://wiki.geeko.jp/index.php ● 活動 – OSCなどでセミナー、展示 – 毎週日曜日の20時からfreenode #opensuse-ja にて定例会 – openSUSE mini Summitの開催 ● 今年も夏くらいにやる予定 ● Twitter – @opensuseja ● Facebook – http://facebook.com/opensuseja
  • 6. openSUSE ● 読み方: おーぷんすーぜ ● oは小文字 ● SUSE社にサポートされているコミュニティベースで開発が行われてい るLinuxディストーション ● Windows Subsystem for Linuxで動く ● 特徴 – YaST – Open Build Service – TumbleweedとLeap – マスコットがかわいい
  • 7. WSLでopenSUSEが動く ● Windows 10のAnniversary Updateから対応 ● openSUSEとSUSE Linux Enterprise、ubuntuがインストール可 能 ● 気軽にopenSUSEが試せるように
  • 10. YaST ● Yet another Setup Tool ● openSUSEで使用されるソフトウェア設定/インストールツール ● ハードウェア、ネットワーク、セキュリティ、サービスなどの 設定がまとまっている – キーボード、IPの固定、Samba、ファイヤーウォールの設 定覚えてますか? ● GUIでもTUIでもほぼ同じように設定が可能
  • 11.
  • 12.
  • 13. Open Build Service ● openSUSE やその他のディストリビューションにむけて様々 なアーキテクチャに向けてパッケージをビルドするシステム ● 誰でも自分でパッケージを構築し、公開することが出来る ● openSUSE向けのパッケージは以下のURLから検索することが 出来る – https://software.opensuse.org/search ● 公式リポジトリにない、多くのユーザが作成したリポジトリを 追加してより多くのパッケージを使用することが出来る
  • 15. Tumbleweed ● ローリング・リリースモデル – メジャーバージョンアップが存在しない – 随時パッケージをアップデートして行く – 最新のパッケージを使用出来る ● Factoryリポジトリからテストが完了するとすぐに配信される ● 最新のソフトウェアを使用したい、開発者向け
  • 16. Leap ● openSUSEの定期リリース版 ● 2015年11月に最初のLeapであるLeap 42.1がリリース ● SUSE Linux Enterpriseをコアを共有したディストリビューション – メインのパッケージがSUSE社によりメンテナンスされている – その他のパッケージはTumbleweedによってテストされている ● セキュリティパッチなどもSLEと共用であるので、 企業レベルで安定したパッケージを使用可能 ● より安定したOSを使いたい人のための ディストリビューション
  • 17. openSUSEとSLEの関係 openSUSE Leap: on the way to 15 https://events.opensuse.org/conference/summitasia17/program/proposal/1550
  • 18. openSUSEとSLEの関係 Open Enterprise & Open Community SUSECon 2015 https://www.susecon.com/doc/2015/sessions/CAS20049.pdf
  • 19. Leap アップデート ● メジャーアップデート – Leap 42.1の42の部分 – 36から48ヶ月に1度SUSE Linux Enterpriseに合わせてリリース ● マイナーアップデート – Leap 42.1の.1の部分 – 約12ヶ月に1度,SUSE Linux EnterpriseのService Packにあわ せてリリース ● サポート – 後継バージョンリリース後 6ヶ月
  • 20. これまでのアップデート ● Leap 42.1 – 2015年11月 – 初めてのLeapリリース ● Leap 42.2 – 2016年11月 ● Leap 42.3 – 2017年 7月
  • 21. Leap 15.0 ● Leap 42.3の後継バージョン ● SLE 15に併せてリリース ● 42.3の次が15.0なので注意 – 今後はSLEのバージョンに対応するようになる ● 2018年5月リリース予定
  • 22. リリーススケジュール ● 2018年1月: Beta – いまここ – パッケージの追加などのラストチャンス ● 4月or5月: RC – リリース予定版、バグ修正などのみ ● 5月 : リリース
  • 23. アップデート内容 ● Linuxカーネル – 4.12 – Black I/O スケジューラの導入、AMD Vega GPUのサポート、 Kaby Lakeサポート ● GNOME – 3.26 – UIの改善、 カラー絵文字のサポート、システムの改善 ● KDE Plasma – 5.12 LTS – メモリ効率の改善、起動速度の高速化,Wayland対応の改善 ● その他パッケージのアップデートなど
  • 24. まとめ ● openSUSE Leap 42.2のサポートが終了 ● openSUSEの紹介 ● Tumbleweed – ローリング・リリース ● Leap – 安定リリース ● Leap 15は5月リリース予定 ● Leap 15 .0 beta中