SlideShare une entreprise Scribd logo
1  sur  66
Télécharger pour lire hors ligne
1
QuarkA
全国各地の少⼈数フルリモート体制
失敗から学んだ⼀番⼤切なこと
D e v e l o p e r s S u m m i t 2 0 2 0 K A N S A I
2
コロナ渦で注⽬を浴びるリモートワーク
u リモートの⽅が効率的なのでは︖
u ⼈付き合いの⾯倒が減る︖
u 住む場所や採⽤が多様化する︖
3
しかし・・・
4
スケジュールが6ヶ⽉遅れ
5
C/O⽬前もバグが直らない
6
突然メンバーが⾏⽅不明
7
今⽇の話は・・・
成功事例では出てこない、失敗を乗り越えた話をします。
ü チャットで効率化
ü 資料など可視化が⼤切
ü 雑談が⼤切
ü ツールを使いこなせ
ü 同じ時間に働いてテレビ会議を繋ぎっぱなしに
8
⽬次
01 ⾃⼰紹介
02 リモートワーク5つのコツ
1. 仕事の種類を⾒極める
2. 孤⽴させない
3. 戦略で揉めることを知る
4. 伝わらないの解決法を知る
5. 教育を変える
03 まとめ
Appendix
参考資料
9
⾃⼰紹介
⽇本初のウェブ担当者教育サービス ウェブ担当者通信代表
丸⼭ 耕⼆
1976年6⽉30⽇ 新潟⽣まれ。
• ⽴命館⼤学理⼯学部 電気電⼦⼯学科
• 学⽣時代に制御系プログラマーとして⽵中⼯務店の⾳響開発システムを担当
• 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)でシステムエンジニア
• WEB系ベンチャー企業でビジネスコンサルタント
• ウェブコンサルタントとして独⽴
• 株式会社ウェブジョブズを設⽴
著作︓
著書︓世界⼀やさしいGoogle Analyticsアクセス解析⼊⾨(秀和システム)
協⼒︓APIエコノミー 勝ち組企業が取り組むAPIファースト(⽇経BPマーケティング)
連載・講演︓
ウェブ担当者フォーラム(インプレス)
Bizコンパス(NTTコミュニケーションズ)
公益社団法⼈ ⽇本印刷技術協会
公益財団法⼈ 三重県産業⽀援センター
現︓株式会社ウェブジョブズ代表
ウェブ担当者通信運営責任者
三重県ICTアドバイザー
データ解析プラットフォームQuarkA PdM
10
スキル
• 制御系プログラマ
• インフラエンジニア
• ウェブ系フロントエンジニア
• マーケティング、セールス
• 新規事業の推進
⽴場
• ベンチャー経営者
• プロダクトマネージャー
• チーム内の1⼈のプログラマ
• ⼤企業内の⼀般社員
• ベンチャー内の⼀般社員
私の強み
• さまざまな⼈の苦労や⽴場の難しさがわかる
• 企業規模ごとの違いや難しさがわかる
• それぞれでリモートワークを経験してきている
11
現状リモートワークに課題は感じますか︖
Problems?
12
エンジニアが感じている魅⼒
ITエンジニアが考える「継続的なリモートワーク実施のための課題」とは –マイナビニュース
Branding Engineerが全国の20〜50歳のITエンジニア、プログラマー(男⼥)400⼈を対象にインターネットで実施
https://news.mynavi.jp/article/20200424-1023453/
やってみてどうか︖
メリットは︖
13
エンジニアが感じている課題
ITエンジニアが考える「継続的なリモートワーク実施のための課題」とは –マイナビニュース
Branding Engineerが全国の20〜50歳のITエンジニア、プログラマー(男⼥)400⼈を対象にインターネットで実施
https://news.mynavi.jp/article/20200424-1023453/
感じた不安は︖
課題は︖
14
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
集計・分析対象データ
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
レポート
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
消費者・顧客データ
• 購買履歴
• 顧客属性
• 消費者・顧客アンケート結果
など
⾒逃せない「孤独」
15
コミュニケーションの嘘
全て⼀⽅向からの⽅法論で、多様性を考えられていない。
⼈付き合いが⾯倒くさい⼈もいるし、物理的にリアルで集まれない⼈もいる。
ü リアルで集まることが⼤切
ü チームワークが⼤切
ü 雑談が⼤切
ü 教育は不可能
ü オフィスで働いているような環境ツールが⼤切
16
QuarkAチーム
「⽇本から世界へ」を合い⾔葉にしたデータ分析プロダクト。
圧倒的世界No1のシェアを誇るWordPress上で稼働
するプラグインを主に活⽤し、⾃⽴分散型⾏動データ分
析プラットフォームを⽬指している。
【開発体制】
東京1名、⼤阪2名、神⼾2名(丸⼭)
【開発期間】
2019/03〜現在(約1年半)
https://quark.org/
17
リモートワーク5つのコツ
5 methods
18
1. 仕事の種類を⾒極める
How about your job?
19
よくある質問
実は仕事の種類によって、推進⽅法はまったく異なる
サボる⼈はどう管理したらいいですか︖
管理をしない⽅がうまくいくのに、上司をバカだと思いませんか︖
顔をあわせないと不安です
どのように情報共有すればいいですか︖
⻑時間稼働してしまいますがどうしたら︖
20
私の過去の⽅針
⾃分が発注側で、全国各地リモートワークで過去何回も開発を成功させていた。
管理をしない(効率的︕)
【⽅法論】
• Google Docsを使い、Joelの機能仕様書&デザインドックを準備する
• 紹介経由など信頼のおける⼈に開発を依頼する
• リモートでも⼗分な実績がある⼈
• 進捗をこまめにチャットツールとドキュメントで共有
• 場合によっては電話で話し、疑問を残さないようにする
21
開発ドキュメント
デザインドックJoelの機能仕様書
Googleに代表される最先端の技術企業で取り
⼊れられている設計ドキュメントのスタイル。単にド
キュメントの書式だけを指すのではなく、書いた後の
使い⽅までを含めた『開発のやり⽅』につながってい
るドキュメント⽅式。
サンプルがGoogleによって公開されている。
元マクロソフトで初期Excelの開発に携わり、独⽴
後はStack OverflowやTrelloを⽣み出すジョエ
ル・スポルスキ(Joel Spolsky)が提唱している
開発ドキュメントのスタイル。
ユーザーが使うシーンを想定してストーリー形式で
開発ドキュメントを記述していく。
※ジョエルはJoel on Softwareのブログ著者とし
ても有名
プロジェクト成功確率向上の近道とは︖(寺⽥英雄) - @IT
https://www.atmarkit.co.jp/ait/kw/project_doc.html
22
開発が遅延し始める
当初の開発⾒積もり期間は3ヶ⽉。
しかし3ヶ⽉たっても完成しない。
どんどん新しい仕様が⽣まれていく。
結局リリースは9ヶ⽉後に(半年の遅れ)。
23
原因
過去の成功体験から⽅法論を信じすぎた
仕事には絶対にわけるべき2つの種類がある
24
普通の仕事
• 課題とその解決⽅法がほぼ決まっている
• アイディアは不要
• 例)
• 要件がぶれない開発案件
• 決済のカートプログラム
• チームワークは不要
• ⽅法論でまわしやすい
• 時間を読みやすくスケジュールは締切になる
アイディアが必要な仕事
• 課題に対する決定打が存在しない
• アイディアが必要
• 例)
• 新規事業のプロダクト開発
• AIによるなんらかの課題解決
• チームワークが必要
• まず⼈間関係が⼤切となる
• 時間が読めないのでスケジュールは⽬安になる
原因
【失敗の原因】
多くの場合「この仕事」を誰とどう進めるか︖という観点で考えてしまう。
25
どんな仕事でも最初に⾏うべき仕事は「イシューの⾒極め」
分野 項⽬ 課題 解決策
マーケティング コアバリュー ︖ ︖
UX ︖ ︖
開発 UI ︖ ︖
フロント ︖ ︖
バックエンド ︖ ︖
インフラ ︖ ︖
運⽤ ︖ ︖
まずイシュー(課題)の洗い出しを徹底的にやらないとだめ。
解決策が未定のものは不確実要素が⾼くなりチームワークが必要。
※逆に不確実性の低い作業は外注できる可能性がある
26
2. 孤⽴させない
Donʼt isolate
27
私の過去の⽅針
1. ⻑いミーティングは⾮効率
2. ⼀⼈で集中する⽅が好き
3. ⾃分の時間をとられたくない
4. 移動時間も無駄
5. チャットツールやクラウド上での情報共有を推進
2012年より週2⽇出勤&在宅勤務
今まで8年間、問題は発⽣していなかった。
28
今回は全国で初めて顔をあわせるメンバー構成
しかしチャットとリモートに慣れているメンバーばかり
誰も疑問に思わずリモートで推進。
【開発体制】
東京1名、⼤阪2名、神⼾2名(丸⼭)
【開発期間】
2019/03〜現在(約1年半)
https://quark.org/
QuarkAチーム
29
C/O前なのにバグが直らない
スケジュールは遅延したが、単体テストも順調で
うまく進んでいた。
しかし結合後、ある特定のサーバーで動かない。
原因は負荷の⾼い処理が複数箇所に組み込ま
れていたこと。
しかしサーバー依存もしており再現性が低く、完
全になおらないままどんどん時間が過ぎていく。。
みんなの顔が険しくなったその時。
30
突然1⼈が⾏⽅不明に
31
結末
• 独⾝のため、警察へ連絡。
• 会社の社⻑が⾃宅を⾒に⾏くも⼈の気配なし。最悪のケースを想定。
• カットオーバーは完全にリスケ
⼀⼈への負荷が⾼すぎたという⾃責の念。
顔が⾒えて⼊れば気づけたのに。。
32
さらにその後から現在へ
• 三週間後、突然ご親族から連絡が⼊る
• 本⼈から改めて働きたいという申し出あり
• 「⼤阪」という場所もあり、会うことができた
• グランフロントの上階ロビーで⼀緒にコーヒーを飲んで語らう
• その後、話しやすくなってきて⼀緒にコミュニティイベントに参加
• ラーメンを⾷べながらいろいろ話を聞く
• そこからチームワークが格段によくなる
• 全く違うレベルのプロダクトへ成⻑
33
⼼理的安全性
34
⼼理的安全性とは︖
Googleのピープルリサーチチームが「Project
Oxygen」にてデータを基に発⾒したチームの⽣
産性を⾼める根幹。
チームメンバーがリスクを取ることを安全だと感じ
、お互いに対して弱い部分もさらけ出すことがで
きる。
有名なノウハウだが、使いづらかった。
• 具体的にどうすればよいのかが不明
• どの状態を「良い」とするのかが不明
効果的なチームとは何かを知る –re:Work
https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/
35
ケガの功名
• 本⼈が「復帰する」と決めた時にまず⼼がけたこと
• 「私は怖い⼈ではない」と伝えよう
• ちゃんと顔を合わせて笑顔でいよう
⼼理的安全性を⾼めるには
⾃分が「怖い⼈」じゃないことが⼤切
相⼿の問題ではなく、⾃分の問題だった
36
変化したこと
• 物理的な環境⾃体に⼤きな変化はない
• 家族環境や居住はかわらず
• 待遇⾯も変わっていない
• その後、リアルで顔もあわせていない
• チーム内の⾏動が変化
• ドキュメントへの書き込みが⼀気に増えた
• 気軽なZoomミーティングの回数が増えた
• 困っている⼈へのサポートが増えた
37
失敗から学んだこと
アイディアが必要な仕事を「チームワーク」ではなく「仕事」と捉えて進めると孤⽴を⽣む。
チームワークに必要なものは、コミュニケーションが得意な⼈を中⼼とした排他的な集まり
ではなく、多様性をいかすための⼼理的安全性の確保である。
だからコミュニケーションが苦⼿な⼈も、最初に顔をみせて「⾃分は怖い⼈ではない」ことを
伝える努⼒をした⽅がいい。これはチームメンバー全員にとって「⾃分の問題」
それが伝われば、その後は定期的にリアルで会わなくても、毎⽇雑談などなくても、ずっ
とスームズに仕事が進む。そしてチームワークが孤⽴を解消する。
38
参考
The ultimate guide to remote work
Zapier社がリモートワークのノウハウをまとめて公開中(英語) 。
細かく記載しており参考になる部分が多い。
1. Automation for remote work
2. Teamwork on a remote team
3. Remote work for managers
4. Remote work for employees
5. Remote workspaces
6. Remote work tools
7. The state of remote work
39
3. 戦略で揉めることを知る
Tactics
40
よくあるメンバー間の認識の違い
これは全て「⽬的のずれ」ではなく「戦略のずれ」
それって⽬的からずれていませんか︖
売上を優先したら、このプロダクトが死にますよ。いいんですか︖
今はリファクタリングを優先した⽅がいいのに(⼼の声)
そのスケジュールは無茶ですよ
というか、少しは勉強してくれ(⼼の声)
41
私の今までのプロジェクト経験
1. 資料を使って「⽬的」や「ユーザー像」などを共有
2. ステークホルダーの合意の上で上記をフィックス
3. WBSを作成してプロジェクトを推進
対⾯の時はやりながら修正できたが、
リモートだと意⾒のずれが⽬⽴つようになってきた。
42
多くの仕事では「戦略」が合意に⾄っていない︕
戦略は⽴案者の「視座」、および「状況」によって変わってくる。
理解できない戦略が提案された場合、⼤切なのは⽴案者の案を信じれるか否か。
【戦略の定義】
戦略とは、⽬的を達成するために資源(リソース)を配分する選択のこと。
A set of choices to define how to allocate resources in order to achieve an objective
※「戦争論」 Clausewitz, Karl Von(クラウゼヴィッツ)著
43
戦略を共有した後のQuarkAチームの変化
⽬的は「モチベーション」を⽣む。戦略は「⾃発的な⾏動」を⽣む。
「⽇本から世界へ」の合い⾔葉が、具体的な「100万ユーザー」に変化
1⼈で問題を抱え込まなくなった
⻑時間働くことがなくなる
メンバー全員が次のフェーズを意識して考えるように
多くの⾃発的な⾏動が⽣まれる
44
4. 伝わらないの解決策を知る
Understanding each other
45
(※前出)私の過去の⽅針
⾃分が発注側で、全国各地リモートワークで過去何回も開発を成功させていた。
管理をしない(効率的︕)
【⽅法論】
• Google Docsを使い、Joelの機能仕様書&デザインドックを準備する
• 紹介経由など信頼のおける⼈に開発を依頼する
• リモートでも⼗分な実績がある⼈
• 進捗をこまめにチャットツールとドキュメントで共有
• 場合によっては電話で話し、疑問を残さないようにする
アイディアの仕事では通⽤しない
46
効果的なチームとは何か︖
真に重要なのは「チームがどのように協⼒してい
るか」である。
⾃分の考えを伝える⽬的が違う
• 多くは「理解させよう」としてしまう
• それはチーム活動では間違っている。
• ⽬的は「協⼒して問題を解決するため」
効果的なチームとは何かを知る –re:Work
https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/
この⽬的に適した伝え⽅がある
47
チームでドキュメントを完成させる
• ⾃分1⼈でドキュメントを完成させない。
• ⾃分が作るのは「議論のためのたたき台」と認識する。
• 課題を明確にし、意⾒をいれる空欄を作る。
この活動のために「⼼理的安全性」が必要となる。
※私の初期のしくじりは、この形式だけを真似て⼼理的安全性の確保を
怠ったため、チームメンバーに遠慮が⽣まれたこと。
48
5. 教育を変える
Change Education
49
よくあるリモート教育への不安
これはその通り︕
リモートでは新⼈教育はどうしたら︖
セルフマネージメントができない⼈にはどうしたら︖
教える量が膨⼤すぎてリモートでは無理
50
教育の失敗
QuarkAだけでなく、対⾯で伝えられないコロナ禍では、様々な失敗。
• 教える量が膨⼤で細かいことが伝わらない
• まったく想定と違う成果物ができる。
• しかも伝わっていないことに後から気づく
• 教える側も時間がなくしんどい
• 1⼈の知識と経験のある⼈間に負荷が偏りがち
51
リモートでは従来の教育は不可能
52
考え⽅を変える
「理解させる」という考え⽅から「どうやったら勝⼿に成⻑するか︖」に変える。
• 教育しない
• ⾃分で育ってもらう
• 苦⼿をカバーさせるより、チーム内でより得意が活きるように伸ばす
53
私の成功事例
原則(理屈)を伝えるようにした。
⾃分の持っている書籍を⾒せて、場合によってはプレゼントした。
⾃ら資料を作ってもらうようにした。
理解度がわかるようになった
思わぬ視点の成果物が出てきた
チーム内に好影響を与えた
54
原則の例)
クラブにボールが当たるスポーツ
・ゴルフクラブとボールの物理特性が全て。
・⾝体の動かし⽅はなんでもOK
55
アクティブラーニング
⽣徒に多⾯的な思考をうながすような学習環境や教材(素材、課題、問い)を準備。
まず個⼈ワークで⾃分の考えをしっかりと持ってからグループワークを⾏い、他社と多様な考えを交流することで志
向を深め、その考えをアウトプットする。
「アクティブ・ラーニングを活⽤した指導と評価研究」研究成果のまとめ –ベネッセ教育総合研究所
https://berd.benesse.jp/up_images/research/P01-04_kyoken-al-kenkyu-ss.pdf
56
まとめ
Summary
57
コロナ禍で注⽬を浴びるリモートワーク
u リモートの⽅が効率的なのでは︖
u ⼈付き合いの⾯倒が減る︖
u 住む場所や採⽤が多様化する︖
YES!
問題が発⽣したら誠実に向き合おう
58
5つのコツ
1. 仕事の種類を⾒極める
1. 課題を明確にし、チームワークの必要性を⾒極める
2. 孤⽴させない
1. 急がば回れ。⼼理的安全性を⾼めるために、最初に⾃分は「怖くない⼈」だと伝える
3. 戦略で揉めることを知る
1. 必ず戦略を作成し、チームメンバーで共有しておく
4. 伝わらないの解決法を知る
1. 伝える⽬的を間違えない。「チームで協⼒するため」に伝える。
5. 教育を変える
1. 各メンバー⾃ら育ってもらう環境を作る
59
⼀般的な通説
ü チャットで効率化
ü 資料など可視化が⼤切
ü 雑談が⼤切
ü ツールを使いこなせ
ü 同じ時間に働いてテレビ会議を繋ぎっぱなしに
ü さぼる⼈はどう管理したらいいいか︖
ü ⻑時間働くのを避けるには︖
原則をおさえれば応⽤が利く
60
61
職種別・テレワーク実施率
上位
下位
IT系技術職は5位 61.8%
福祉介護は最下位 2.5%
パーソル総合研究所
https://rc.persol-group.co.jp/news/files/telework3-2.pdf
62
63
失敗から学んだ⼀番⼤切なこと
私達はみんな⼀⼈の⼈である。
そう捉えた時、リモートワークは、どん
なに住む場所やコミュニケーションに
ハンデがある⼈でも、平等に協⼒し
て働ける新しい働き⽅になる。
64
鉄鋼王 アンドリュー・カーネギー
⼈間、優れた仕事をするためには、
⾃分⼀⼈でやるよりも、他⼈の助
けを借りるほうが、良いものが出来
ると悟ったとき、その⼈は偉⼤なる
成⻑を遂げるのである。
65
ご静聴ありがとうございました︕
ご感想、ご質問などあればお気軽に丸⼭まで
■Twitter
@koji_maruyama
https://twitter.com/koji_maruyama
@QuarkA_JP
https://twitter.com/quarka_jp
■ホームページ
https://quark.org/
66
出典
写真・イラスト
https://pixabay.com/ja/
https://www.photo-ac.com/
ITエンジニアが考える「継続的なリモートワーク実施のための課題」とは –マイナビニュース
Branding Engineerが全国の20〜50歳のITエンジニア、プログラマー(男⼥)400⼈を対象にインターネットで実施
https://news.mynavi.jp/article/20200424-1023453/
効果的なチームとは何かを知る –re:Work
https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/
パーソル総合研究所
https://rc.persol-group.co.jp/news/files/telework3-2.pdf
プロジェクト成功確率向上の近道とは︖(寺⽥英雄) - @IT
https://www.atmarkit.co.jp/ait/kw/project_doc.html
The ultimate guide to remote work
https://zapier.com/learn/remote-work/#teamwork

Contenu connexe

Similaire à コロナウィルス以前から全国各地の少人数フルリモート体制。失敗から学んだ一番大切な事。

研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと
研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと
研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと
Hiromu Shioya
 
Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩
Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩
Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩
kiita312
 
コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究
コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究
コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究
Yuichiro Saito
 
グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻
Takashi Abe
 

Similaire à コロナウィルス以前から全国各地の少人数フルリモート体制。失敗から学んだ一番大切な事。 (20)

アイデアを塩漬けにしない-世界中の人に手伝ってもらう方法-
アイデアを塩漬けにしない-世界中の人に手伝ってもらう方法-アイデアを塩漬けにしない-世界中の人に手伝ってもらう方法-
アイデアを塩漬けにしない-世界中の人に手伝ってもらう方法-
 
ごった煮じゃNight!vol.1
ごった煮じゃNight!vol.1ごった煮じゃNight!vol.1
ごった煮じゃNight!vol.1
 
研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと
研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと
研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと
 
新入社員の方による就活体験談と現場での人材育成
新入社員の方による就活体験談と現場での人材育成新入社員の方による就活体験談と現場での人材育成
新入社員の方による就活体験談と現場での人材育成
 
座談会資料(討議メモ付き) 20120512
座談会資料(討議メモ付き) 20120512座談会資料(討議メモ付き) 20120512
座談会資料(討議メモ付き) 20120512
 
CSPO、CSM研修に参加して
CSPO、CSM研修に参加してCSPO、CSM研修に参加して
CSPO、CSM研修に参加して
 
20120508 アジャイルサムライ読書会 第3回
20120508 アジャイルサムライ読書会 第3回20120508 アジャイルサムライ読書会 第3回
20120508 アジャイルサムライ読書会 第3回
 
Fearless Journeyで組織パターンを学ぶワークショップ
Fearless Journeyで組織パターンを学ぶワークショップFearless Journeyで組織パターンを学ぶワークショップ
Fearless Journeyで組織パターンを学ぶワークショップ
 
Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩
Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩
Redmineをつかったスクラム開発のはじめの一歩
 
クラウド移住体験記
クラウド移住体験記クラウド移住体験記
クラウド移住体験記
 
NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)
NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)
NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)
 
20120803 fukuoka
20120803 fukuoka 20120803 fukuoka
20120803 fukuoka
 
第4回「試す」applim キックオフイベント基調講演
第4回「試す」applim キックオフイベント基調講演第4回「試す」applim キックオフイベント基調講演
第4回「試す」applim キックオフイベント基調講演
 
backlogを使ったテレワーク時代の社員教育「遠隔徒弟制度」 株式会社テンタス小泉智洋
backlogを使ったテレワーク時代の社員教育「遠隔徒弟制度」 株式会社テンタス小泉智洋backlogを使ったテレワーク時代の社員教育「遠隔徒弟制度」 株式会社テンタス小泉智洋
backlogを使ったテレワーク時代の社員教育「遠隔徒弟制度」 株式会社テンタス小泉智洋
 
eXtremeProgramming入門
eXtremeProgramming入門eXtremeProgramming入門
eXtremeProgramming入門
 
コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究
コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究
コミュニケーションスキルを重視したソフトウェア技術者教育手法の研究
 
Geek project
Geek projectGeek project
Geek project
 
DevOps Conference #1
DevOps Conference #1DevOps Conference #1
DevOps Conference #1
 
第1回SIA研究会(例会)プレゼン資料
第1回SIA研究会(例会)プレゼン資料第1回SIA研究会(例会)プレゼン資料
第1回SIA研究会(例会)プレゼン資料
 
グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻
 

コロナウィルス以前から全国各地の少人数フルリモート体制。失敗から学んだ一番大切な事。