筆者らが企画・運営した産業技術総合研究所情報・人間工学領域シンポジウム(以下,HARCSと呼称)が,2020年11月20日に開催された.コロナ禍であることを踏まえ,シンポジウムのサブタイトルを「ポストコロナ社会に役立つ人間拡張技術」とし,オンラインで開催することとした.HARCSのプログラムは,挨拶,招待講演,パネル討論,ポスター発表の各セッションから構成された.本稿では,各セッションの発表形態と質疑を扱うオンラインプラットフォーム(以下,OP)の開催前の検討,及び開催後の考察について,サービス工学的観点を含めて報告する.