Jaws ug 初心者支部#43 aws builders online series recap1:LT1北原

大好きなWorkSpacesと最新アップデートについて
フォージビジョン株式会社
https://www.forgevision.com/
JAWS-UG 初心者支部#43
AWS Builders Online Series recap1
2022.02.02.Wed

自己紹介
氏名：北原雅人(きたはらまさと)
JAWS-UG千葉支部運営メンバー
好きなAWSサービス：Amazon
WorkSpaces
AWS歴：4年弱
所属：フォージビジョン株式会社
2020、2021 APN AWS Top Engineers
Twitter：@masara0803
Facebook：fv.kitahara.masato
趣味はラーメン食べ歩き！三浦家最高！

～アジェンダ～
#jawsug_bgnr
１．Amazon WorkSpaces概要
２．Amazon WorkSpaces料金
３．Amazon WorkSpaces最新アップデート
４．今後期待したいもの

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5
Amazon WorkSpaces
って何？？
#jawsug_bgnr

特徴は6個あります
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Amazon WorkSpacesはAWSが提供している
フルマネージド型仮想デスクトップサービスです。
#jawsug_bgnr
・１：初期投資不要
・２：事前サイジングは不要
・３：様々なOSや構成が利用可能
・４：AWSの各リージョンで利用可能
・５：多種多様な接続に対応
・６：クライアント上のセキュリティを担保

1. 初期投資不要
これまでのVDI環境では初期投資を検討する必要がありましたが、
ハードウェアの調達や、仮想デスクトップ基盤の構築は不要で、
初期投資は必要無く、1台から手軽に利用する事が可能です。
2. 事前サイジングは不要
事前にCPU、メモリ等の検討はほぼ必要無く、構築後も簡単に
スケールアップ、スケールダウンは簡単に実施出来ます。
ただし、起動時間に応じて起動方式を事前に検討する必要はあり
※後述します
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#jawsug_bgnr

3. 様々なOSや構成が利用可能
WorkSpacesは以下の構成の組み合わせから選択可能です。
１．OS(Windows10、Linux)
２．ハードウェア構成
３．ソフトウェア構成
Windowsの場合、OSやMicrosoft Office のライセンス持ち込み
(＝BYOL) も可能です。また、昨今のニーズに合うOffice付き
バンドルも利用可能です。
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#jawsug_bgnr

4. AWSの各リージョンで利用可能
現在は12のリージョンで利用可能です。
・バージニア北部
・オレゴン
・ムンバイ
・ソウル
・シンガポール
・シドニー
・東京
・カナダ
・フランクフルト
・アイルランド
・ロンドン
・サンパウロ
※大阪リージョンではまだ利用出来ないので、注意
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#jawsug_bgnr

5. 多種多様な接続に対応
所持している各デバイスからクライアントアプリケーション、
または、ウェブブラウザを使用して、インターネット経由で
接続を行います。
①クライアントアプリケーション
・WindowsOS、MacOS、Chromebook、iPad、Androidタブレット、
Fireタブレット、ゼロクライアントデバイス
②ウェブブブラウザ(推奨)
・Chrome、Firefox
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#jawsug_bgnr

6.クライアント上のセキュリティを担保
Amazon WorkSpacesはHIPAAに適合しています。PCIにも準拠
している為、機密情報のセキュリティ標準は満たしています。
システムの特性上、インターネットのどこからでもアクセス出来る事が
WorkSpacesを利用する上では利便性が高いですが、セキュリティを
高める為にアクセス出来るクライアントやWebアクセスの制御の有無、
アクセス元ソースIP制限、クライアント証明書の有無等の制御を
する事で、より高いセキュリティを担保する事が可能です。
また、ADのグループポリシーを利用する事でクリップボードの制御
等を実施する事により、ローカルへのファイル持ち出しも制御する
事も可能です。
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#jawsug_bgnr

WorkSpaces構成図
その他、セグメント
WorkSpacesセグメント WorkSpacesセグメント
IGW
VGW
WorkSpaces
エンドポイント
WorkSpaces
AWS Directory
Service
VPN
Direct
Connect
拠点
ADサーバ
エンドユーザ
PC端末
エンドユーザ
エンドユーザ
or
①WorkSpaces
に接続
③認証後、端末に
ログイン
AD Connectorを利用し、
既存ADへの連携も可
接続に利用するポートは以下
3つ
TCP:443
TCP:4172
UDP:4172
その他、セグメント
②認証
タブレット
VPC
Availability Zone 1 Availability Zone 2
WorkSpaces
AWSが提供するSimple AD、
MicroSoft AD、および
拠点ADでの認証が可能
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#jawsug_bgnr

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Amazon WorkSpaces料金は、
「課金オプション」、「OSタイプ」、
「ハードウェアタイプ」、「アプリケーションオプション」
の4つのタイプ選択、合計によって月額料金が変わります。
WorkSpaces利用料金
課金オプション OSタイプ
ハードウェア
タイプ
アプリケーション
オプション
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#jawsug_bgnr

◆課金オプション：
課金オプションには「月額料金」と「時間料金」の2種類があります。
・月額料金(Always On)：月額固定料金で無制限利用可能
・時間料金(Auto Stop )：少額固定料金+利用時間単価
月額料金と時間料金でどちらが安く済むかは実際に起動している時間に
応じて変動します。厳密にはOSタイプやバンドルタイプ等に応じて
変動はするものの、月に80時間以上利用している場合は月額料金を
選ぶ方が良い為、ご参考下さい。
※例：メジャーなWindows10 スタンダード 2CPU、4GiBメモリ、ルートボリューム80GB、
ユーザーボリューム50GBの場合、月額$47、時間料金月額$14+$0.4/時となる。($0.4*80=$32)で合計
$46になる。厳密にはAuto Stopは自動停止には最低1時間掛かる為、月に80時間近く利用する場合は
Always Onの利用を推奨
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#jawsug_bgnr

◆OSタイプ：
Amazon WorkSpacesのOSは以下のOSオプションから選択可能です。
・Windows10
・Amazon Linux 2
以前まではWindows7やAmazon Linuxが利用出来ましたが、
現在は上記2つのみの利用となります。
Windows10のベースOSについては、現在Windows Server2016/2019の
いずれかを選択する事が可能です。
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#jawsug_bgnr

◆アプリケーションオプション：
デフォルトアプリケーションとプラスアプリケーションオプションが
あります。
①デフォルトアプリケーション：
・Internet Explorer11
・Firefox
②プラスアプリケーションオプション：
・デフォルトアプリケーション
＋Microsoft Office Professional
＋Trend Micro Worry-Free(ウイルスバスター)
プラスアプリケーションバンドルは1WorkSpaceにつき月額$15
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#jawsug_bgnr

◆ハードウェアタイプ：
vCPU、メモリ、ルートボリュームサイズ、ユーザボリュームサイズ、
GPUの組み合わせから大きく分けて以下7種類から選択が可能です。
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ハードウェアタイプスペック
①バリュー 1vCPU、2GiBメモリ
②スタンダード 2vCPU、4GiBメモリ
③パフォーマンス 2vCPU、7.5GiBメモリ
④パワー 4vCPU、16GiBメモリ
⑤パワープロ 8vCPU、32GiBメモリ
⑥グラフィックス 8vCPU、15GiBメモリ、1GPU、4GiBビデオメモリ
⑦グラフィックスプロ 16vCPU、122GiBメモリ、1GPU、8GiBビデオメモリ
#jawsug_bgnr

３．Amazon WorkSpaces
最新アップデート
#jawsug_bgnr

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#jawsug_bgnr
愛があふれて前置きが長くなりましたが、ここからはWorkSpacesの
最新アップデートに触れていきたいと思います。
2020年頃からWorkSpacesを利用していますが、その後以下のような
嬉しいアップデートがありました。
①WSP対応版WorkSpacesの登場
②Windws10のBase Windows Server2019版の登場
③WorkSpaces クライアント4.0(64bit)のリリース

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#jawsug_bgnr
これまでのWorkSpacesはPCoIPというプロトコルを利用して、
画面転送を実施し、VDI基盤を展開していました。
新しいAmazon WorkSpaces Streaming Protocol（WSP）は、
旧来のプロトコルと比べると低遅延で利用できる為、ネットワークに
不安のある環境においても安定利用が可能で、これまでWorkSpaces上で
は利用が出来なかった、マイクとカメラを利用したWeb会議等にも利用
出来る新しいプロトコルとなっています。

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#jawsug_bgnr
・利用する時は以下のようにバンドル選択をする。

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#jawsug_bgnr
・カメラを利用する時には、クライアントの右上からデバイスを選択する

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#jawsug_bgnr
・マイクを利用するときは会議体にてマイクを許可して利用する

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#jawsug_bgnr
・WSP対応版WorkSpacesを利用する事でWeb会議等が可能となりました

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#jawsug_bgnr
②Windows Server2019版の登場
これまではWindows Server2016BaseのWindows10のみ利用可能でしたが、
新しくWindows Server2019に対応したバージョンが利用可能となりました。
Windows Server 2019を利用する事で以下のメリットを受けられます
・Windows Subsystem for Linux (WSL 1)
⇒Windows Server 上でLinux のシェル (Bash) を動作する事が可能
・OneDrive Files On-Demand
⇒ローカルドライブとOneDriveを経由してストレージ節約が可能
・Microsoft Office 2019アプリケーションバンドルの利用可能
⇒文字通り、Office2019が利用可能になります。
どれも地味に嬉しいですね！

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#jawsug_bgnr
②Windows Server2019版の登場
・Windows Server2019版を利用する場合は以下のバンドルを選択

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#jawsug_bgnr
当初頻繁に利用していた時期はクライアントが2.7でしたが、
時は経ち、WorkSpacesクライアントソフトウェアも4.0が
リリースされていました。
これまでのクライアントソフトウェアは32bit版だったのですが、
ようやく64bit版がリリースされて、時代が追いついた感じです。

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#jawsug_bgnr
結構ログイン画面のデザイン性も変わってます。
・2.7時代のログイン画面

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#jawsug_bgnr
・3時代のログイン画面

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#jawsug_bgnr
・4のログイン画面
3とほぼ変わらず。

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#jawsug_bgnr
右上のネットワークボタンからネットワーク速度が確認出来る。
WorkDocsドライブのインストーラー
が設置されており、利用が簡易に。

#jawsug_bgnr

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#jawsug_bgnr
今後のWorkSpacesでアップデートで期待するものとして、
以下のようなものがあります。
・WorkSpacesのOffice365の利用
現在WorkSpaces上でOfficeを利用する場合はアプリケーション
バンドルを利用する必要があり、Office365の利用は出来ません。
企業でOffice365をライセンス契約している場合に有効利用出来ない。
・MacOSバンドルの利用
現在WorkSpacesで利用出来るOSはWindows10とLinuxの2つです。
EC2等でもMacインスタンスが起動出来るようになっているので、
WorkSpacesでも早く対応バンドルが出て利用出来るようになって欲しい。
・完全従量料金化
WorkSpacesは時間課金でも月額10ドル程度+ディレクトリサービスの利用
料金が掛かる為、検証環境等含めても置いておくことが出来ず、作っては
消してが発生している為、完全従量料金にして欲しい。

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#jawsug_bgnr
WorkSpacesの今後に期待！！

ご清聴ありがとうございました。
#jawsug_bgnr

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