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スプリングセミナー2016"遺伝アルゴリズムによるナビゲーション"
- 3. 遺伝アルゴリズムとは (続き)
アルゴリズムのステップは以下の通り
1. 初期個体群の生成
解候補をランダムに作成
2. 交差演算子を適用して新たな個体群を生成
3. 突然変異演算子を使用して各個体に確率的に新しい
形質を導入
4. 各個体の評価値に応じて良い個体が選択される.選
択された個体が次の世代の個体群となる
ステップ2から4をあらかじめ決めた回数だけ繰り返す
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- 4. GAで使う用語集
個体とは,解候補のこと.染色体と同一のこともある.
染色体とは,符号化した解候補のこと.
個体群とは,GAにより一度に保持される複数の個体または染色体.
遺伝子とは,染色体の要素.染色体は複数の遺伝子から構成される
ことが多い.
適応度とは,各個体がどれほど優れているか表す数値.通常,染色
体に対し評価関数を適用することにより得られる.
選択(淘汰)は,適応度に応じて,次世代の個体群に属する個体を
選択するための操作
淘汰圧は,高ければ適応度の高い個体が選択される確率が高まる.
突然変異は,染色体を改変し,新しい形質を導入すること
変異率は,染色体が改変される確率のこと
交差は,2つ(またはそれ以上)の染色体の形質を混ぜて,新たな個
体を生成する操作
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