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IoTセンシングの初歩から可視化まで
- 2. 自己紹介:河口 信夫(かわぐち のぶお)
• 名古屋大学 未来社会創造機構 教授
自動運転ベンチャー (株) ティアフォー 取締役
NPO法人位置情報サービス研究機構 代表理事
総務省スマートIoT推進フォーラム テストベッド分科会長
国土交通省 新道路技術会議 委員
中部地方測量部 地理空間情報産学官中部地区連絡協議会
CODE for Nagoya 名誉代表, UDC2017愛知ブロック 代表
・研究テーマ ユビキタス・コンピューティング
代表的な研究成果:
• 行動センシングコーパス: HASC
• カウントダウン時刻表サービス
スマホアプリ 「駅.Locky」(300万人が利用) 駅.Locky
- 6. IoT (Internet of Things) とは
• 身の回りのあらゆるモノに埋め込まれたセンシング
デバイスが、インターネットにつながり、相互に
通信が可能になる技術やシステム
– 類似語
• M2M (Machine to Machine)
• IoE (Internet of Everything)
• WoT (Web of Things)
– モノのWeb
– IoT + Web で作られたシステムのこと
• WebSocket / WebRTC の活用
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- 10. IoT 時代、何が変わってきているのか?
• 小型情報デバイスの高性能化
– iPhoneX の性能は?
• 衛星による位置補足技術
– GPS
– GLONASS, COMPAS
– 準天頂衛星(日本)
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スーパーコンピュータ
CRAY-1 (1976年)
iPhoneX (2017年9月)
800万ドル=23億円
(当時は1ドル 290円,
大卒初任給 9.4万)
- 11. スマートホンの超高性能化
12
スーパーコンピュータ
CRAY-1 (1976年)
当時 800万ドル
(21億円)
iPhoneX (2017年9月)
64G, 999ドル
(12万円)
• iPhoneX:Apple A11 Bionic チップ搭載
• 2.4GHz 6コア 300GFLOPS(推定)
• GPU:Apple独自設計
(3コア、550GFLOPS(推定))
• Neural Engine 搭載(600GOPS)
ちなみに、2008年のiPhone3Gは、
412MHz シングルコア 0.4GFLOPS
性能比は2000倍 (900GFLOPS換算)
(CLAY-1 は 160MFLOPSで、
なんと 6500倍!)
価格性能比では、9800万倍!
(なお、最新のGPU NVIDIA TitanV(2999ドル)は110T FLOPS)
- 12. 小型IoTデバイスの低価格化
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Raspberry Pi 3 Model B
1.2GHz クアッドコア ARMv8
GPU 搭載/1GBmem/ HDMI
12.5W 、WiFi / BLE / Ether
¥5574 (2017/12) 260MFLOPS
• 小型のLinux動作
可能ならデバイス
が超低価格に
• 業務用に
利用可能な
レベル
Intel Edison
500MHz ATOM デュアルコア
1GB mem
0.3W, WiFi/Bluetooth
¥7825(2016/11)
Raspberry Pi Zero
1GHz シングルコア ARM1176
GPU 搭載/512MBmem/ HDMI
12.5W 、WiFi / BLE / Ether
$5
- 13. MVNO(Mobile Virtual Network Operator)
• 携帯キャリア(MNO:Mobile Network Operator)
から回線を借りて、無線通信を提供する
• IoT向けのMVNOが登場し、急速に普及中
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月額基本利用料 300円
データ通信料: 1MBあたり、0.2円
(32kbps 制限)
月額基本利用料 350円
データ通信料: 500MB 込み
(夜間専用)
- 14. IoT とはいったい何か?
• IoT (Internet of Things) とは、
「身の回りのあらゆるモノに埋め込まれた
センシングデバイスが、インターネットにつながり、
相互に通信が可能になる技術やシステム」
• 多様な情報デバイス+センサ+通信技術
→ 大量のデータを収集可能
データが価値を生み出す
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- 23. 名古屋市交通局 市バス運行情報
• 1030台のバスの位置情報
• 30秒毎の位置,速度,方位など
• 路線ID,ドアの開閉情報
• 現時点では、1日分のサンプルデータを
(その後1週間分を追加)
名古屋市からLisra に提供
• オープン化に向けての検討中
• どのようなメリットが存在するか
• 利活用の方策を示すことが重要
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2014年度の改修から
- 32. IoTによる 人センシング技術
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ビーコン受信機
• WiFi を用いた人流センシング
• スマホ等が発する電波を利用
• 勝手に電波を記録するのはグレーゾーン(炎上可能性あり)
• データ収集の実施内容を掲示する必要+オプトアウト方策
• WiFi の SSID を用いて、国籍等の推定も可能
• BLEビーコンを用いたセンシング
• ビーコンの配布が必要
• 受け取っている時点で、許諾済み(炎上不安なし)
• 広域での収集が容易
BLEビーコンタグ(36 x 19mm)
- 40. 日別参加状況
※使用データからは時間外(9:00-21:00)以外に
検出されたデバイスをあらかじめ削除している。
11日のみ, 7442
12日のみ, 9227
13日のみ, 10604
11, 12日, 1049
11, 13日, 694
12, 13日, 939
3日間連続, 2347
- 57. Raspberry Pi
• 最新は Raspberry Pi 3 Model B+
• 時々新しくなるので注意
• SDカードが別に必要
• れっきとしたコンピュータ
• Linux が動きます
• WiFi / Bluetooth も
• 安いので、組込み用途に便利
• USB機器などを接続して利用
• Arduino の母艦としても利用可能
• 3G/LTEインタフェースをつければ、どこでもサーバ
Amazon で5500円くらい
- 58. Bluetooth Low Energy Beacon/Tag
Bluetooth Low Energyで
ビーコンを発信する機器
・環境側に設置する場合
→ スマホで検知
・人やモノに装着し
移動する場合
→ スキャナで検知
(Raspberry Pi など)