Explains what I did before passing the AZ-103 exam.

1. AZ-103を一発合格するためのコツ
24th Tokyo Jazug Night (18th Dec 2019)

2. Yuji Masaoka (まっぴぃ⊿)
• Recruit Technologies Co., Ltd.
• リクルートグループの情シス担当
- 普段は SharePoint や SQL Server などを担当
- 最近 Azure ML 始めました (Services つかないやつ)
• Twitter: @mappie_kochi
• JSSUG 運営スタッフ
• 趣味/好きなこと
- Perfume、Disney、STAR WARS etc.

4. About JSSUG
Japan SQL Server User Group (JSSUG)
日本のユーザーコミュニティ (Microsoft 非公式)
Japanese User Community (Microsoft unofficial)
最新情報交換、SQL Server 最新技術について学習 など
Technical information exchange
learn the latest SQL Server Technology etc.

5. Join to JSSUG
SQL Serverに興味がある方は誰でもOK
SQL Serverをはじめ、 Azure DB、周辺製品について
内容のレベルを問わず、
登壇者募集中！！
(PASS の Local Group への参加を予定中)

6. Join JSSUG Slack
Join Slack
http://bit.ly/2D7YcPp
Slack Portal URL
https://jssug-sqlserver.slack.com/

7. Next Time
25th SQL Server Study
(year-end party)
21st December (Sat)
SGT 31F Seminor Room A
11:00～18:00
Hackathon Day

8. Next Time
26th SQL Server Study
21st January (Sat)
SGT 31F Seminor Room A
13:00～18:00

9. Agenda
• AZ-103 について
• AZ-103 合格までにやったこと
• 試験合格のコツ
AZ-103 を一発合格するためのコツ
9

10. ！本資料に関する注意！
試験合格出来るかどうかは保証しません
• 本内容は、あくまで一個人の所感によるものです
• 2019年11月時点で私が試験を受験/合格した時の内容に
なります
• Ignite 2019 の内容は未反映の時点での試験受験です
• この資料を見ただけでの試験合格は”不可能”です
自分に合った試験対策を心がけてください
• あくまで「私が試験合格までにどういうプロセスを踏んだのか」とい
うことの紹介が趣旨です
• ご自身の Azure に対する強み/弱みを把握した上で試験を
受験されることを推奨します
• 試験にはカテゴリことの配点配分があります。試験の出題範囲
を網羅的に抑えておかないと合格は難しいです
10

11. 実際のスコアレポート
• 頑張れば、だいたいこんな感じ
• 正答率と配点は関係なし
• 全体的に 50%～60% ぐらいの正答率
• ネットワークを重点的に対策
• ネットワークの問題はやっぱり多かった
2019/11/10
11

12. 12
AZ-103 について
Microsoft Certified Examination

13. AZ-103 試験概要
13
2019年5月1日 開始
Azure CLI、ARMテンプレート、ストレージ、仮想ネットワーク、
バックアップ、ログ監視などについて出題
試験時間：210分
問題数：40-60問 (内、Lab問題が2問程度)
合格点：700点 (1000点満点)
試験レベル：中級者向け
合格すると Azure Administrator Associate に認定

14. AZ-103 の出題内容
14
５つのスキルに関する試験を出題
• Azure サブスクリプションとリソースの管理
• ストレージの作成と管理
• 仮想マシン (VM) のデプロイと管理
• 仮想ネットワークの構成と管理
• アイデンティティの管理
※それぞれの詳細については次ページ以降で説明

15. 15
と思ったら・・・
英語版ページに変更内容について記載が・・・(日本語ページは変更なし？)
URL： https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-103?wt.mc_id=learningredirect_certs-web-wwl

16. 出題割合
15% ～ 20%
Azure サブスクリプションとリソースの
管理
• Azure サブスクリプションを管理する
- サブスクリプションのコスト管理
- リソースへのタグ付け、ポリシー設定
• リソース使用率および消費量を分析する
- リソースの監視設定（Application Insights）
- ログ検索クエリ機能（Azure Monitor、Log Analytics、KQL）
• リソースグループを管理する
- リソースグループの作成、移動、削除、ロック
- リソースポリシーの設定
• 管理済みロールベースアクセスコントロール(RBAC)
- ロールによるリソースへのアクセス制限
- RBAC ロールの割り当て、ポリシーの実装

17. 17
Azure Monitor
Azure リソースを監視するためのプラットフォームサービス
引用元：
MS Docs – Azure Monitor の概要

18. Azure RBAC
リソースにアクセスできるユーザー、そのユーザーがリソースに対し実行できること、アクセスできる領域を管理
引用元：
MS Docs - Azure リソースのロールベースのアクセス制御 (RBAC) の概要

19. 出題割合
15% ～ 20%
19
ストレージの作成と管理
• ストレージ アカウントの作成および構成
- ストレージタイプ（Block Blob、FileStorage）、冗長性
- Shared Access Signatures (SAS)
• データを Azure にインポートおよびエクスポートする
- Azure Import / Export サービス、Azure Data Box
• Azure ファイルの設定
- Azure File 共有
- Azure File とオンプレミスファイルサーバとの同期 (Azure File Sync)
• Azure バックアップの実装
- Azure Backup

20. 出題割合
15% ～ 20%
20
仮想マシン(VM)の展開と管理
• Windows および Linux 用の VM の作成と構成
- 可用性セット (Abailability Sert)
- ネットワーク/ストレージ/仮想マシンサイズ/監視設定
• VM の自動デプロイメント
- ARM テンプレートの変更、ARM テンプレートを使用したデプロイ
- VHD テンプレートを使用したデプロイ
• Azure VM の管理
- データディスクの追加、NIC の追加
- DSC と VM Agent を使用した構成管理
• VM バックアップの管理
- VM バックアップ/リストアの設定、実施
- バックアップポリシーの定義、実装
- Azure Site Recobery

21. 出題割合
30% ～ 35%
21
仮想ネットワークの構成と管理
(1/2)
• 仮想ネットワーク間の接続を作成する
- VNET Peering
- VNET to VNET
- 仮想ネットワークゲートウェイの作成
• 仮想ネットワークの実装と管理
• 名前解決を設定する
- Azure DNS の設定、カスタム DNS 設定の構成
- プライベート/パブリック DNS ゾーンの設定
• Network Security Group (NSG) の作成と構成
- セキュリティルートの設定、セキュリティルールの評価
- サブネット/NIC へ NSG を関連づける

22. 出題割合
30% ～ 35%
22
仮想ネットワークの構成と管理
(2/2)
• Azure Load Balancer の実装
- 内部負荷分散の設定 (バックエンドプール、正常性プローブ)
- 負荷分散ルールの設定
• 仮想ネットワークの監視とトラブルシューティング
- オンプレミス接続の監視
- ネットワークリソースの監視
- Azure Network Watcher の使用
• Azure Virtual Network におけるオンプレミス ネットワークの
統合
- Azure VPN Gateway の作成、設定
- Site to Site (S2S) の作成と設定
- Express Route の設定

23. 出題割合
15% ～ 20%
23
アイデンティティの管理
• Azure Active Directory (AD) を管理する
- カスタムドメインの設定
- セルフサービスパスワードリセット (SSPR)
• Azure AD オブジェクト (ユーザー、グループ、およびデバイス)
の管理
- ユーザー、グループの作成、ロールの割り当て、PIM
- ゲストユーザーの招待
- IdP
• ハイブリット アイデンティティの実装と管理
- Azure AD Connect のインストール、管理
- オンプレミス AD FS とのフェデレーション設定
- Azure AD とオンプレ AD との同期、管理 (IdFix、シームレスSSO)
• Multi-Factor Authentication (MFA) の実装
- MFA Free は対象外 MFA Free は含まれているかも・・・

24. 24
シームレス SSO
オンプレミス環境とクラウド環境でSSOを実現する仕組み
引用元：
Azure Administrator – Akiyoshi Tsuchida p.114

25. AZ-103合格まで
にやったこと
25

26. やったことは2つ
Microsoft Learn で Lab 問題対策
• 覚えた知識をすぐに実機で実践できる
• 認定試験に合わせたコンテンツが準備されている
• 完全無料で自分のペースで進められる
• やっぱり実機を触りながらでないと覚えられない
Tsuchida さんの本を熟読
• 通勤/帰宅時間中の空き時間を有効活用
• カテゴリごとにコンテンツが分かりやすくまとめられている
• 実機が触れない時間は本で画面や表示項目を記憶
• たぶん、30回ぐらい読みなおした
26

27. Microsoft Learn
27
Microsoft が無料で提供している学習プラットフォーム
約 900 コンテンツが存在
Azure をはじめ、.NET や Power Platform などのコンテン
ツも用意
コンテンツによっては、習得のためのデモとして Azure のサブス
クリプションが付与されるため、無料で実機操作が可能

28. 28
AZ-103 向けの Microsoft Learn
英語版 AZ-103 試験ページに記載

29. Azure Administrator 本
29
@__akiyoshi__ さん著
全 128 ページ
技術書典7にて販売
電子書籍は BOOTH にて販売中
試験(AZ-103)の構成に合わせたページ構成
100 枚を超えるスクリーンショットと 30 を超えるオンライン学習
用チュートリアル(Microsoft Learn)への参照を掲載
※MS Igniteにて画面やアイコンの変更が発表され、スクショ
は古くなってしまい...(年末年始に更新するらしいよ)

30. 30
Tsuchida さん作 試験用モジュールコンテンツ
https://docs.microsoft.com/ja-jp/users/akiyoshi/collections/m1z1hppj3zdd2

31. 31
試験合格のコツ

32. 試験合格するためのコツ
• 試験内容はしっかり把握して臨むこと
• 空き時間をしっかり有効活用して学習すること
• 実機操作は直前まで何度も反復して行うこと
試験に一発で合格するために
32

33. 33
コツ① 試験内容をしっかり把握して臨むこと
【試験時間】
• 試験時間の 210 分を侮るべからず (仮に40問出題とすると、1問にかけられる時間は 5.25分)
• Lab 問題は意外と時間を消費する (システム不具合にも普通に直面する)
【試験内容】
• 出題範囲についての情報はリスト化しておくと後で便利
• 出題の割合が大きいものはしっかり対策をしておく (AZ-103 でいうならネットワークまわり)
• 得意な内容、不得意な内容、それぞれ時間をかける割合を決めたうえで、網羅的に学習
• 周囲に AZ-103 受験者がいる場合は、試験で大変だった点を聞いておき、心構えをしておく
• これまでの試験と違って、試験問題の全体振り返りができない (最後の振り返りはできない試験仕様)
試験範囲や出題割合、自身の得意不得意を認識したうえで対策を実施

34. コツ② 空き時間をしっかり有効活用して学習すること
• 普段の空き時間に何ができるかを意識（読書、MS Learn 実践、もくもく会への参加 など)
• Azure もくもく会@東京 はおすすめ
• 業務で Azure 使っている場合は、業務で使わない範囲を学習時間多めに取ろう
• 分からないことは、職場やコミュニティの人に聞く (Twitter、Slack などを活用しわからないままにしない)
• 効率良く学習できている時間の分だけ、試験合格のゴールは近づく (と思う・・・)
どれだけ対策に時間をかけられたか、が合格までの道のり

35. コツ③ 実機操作は直前まで何度も反復して行うこと
• Lab 試験については、最新の Azure Portal 画面が使用される
• 細かいアップデートがはしっていると、過去に学習した部分と差異が出ることもある
• エビングハウスの忘却曲線 (1時間経って残るのは 44%、1日経てば 33% しか残らない)
• 実機操作の反復実施と課金額に関係はない
(お金かけなくてもできる)
• Microsoft Learn のサンドボックス利用は 10個/日まで可能
Azure Portal の画面って意外とすぐ変わるよね・・・
引用元： Wikipedia 忘却曲線

36. まとめ
試験内容・出題範囲はしっかり把握
• MECE を意識した試験対策は大切
• 試験の出題割合を意識した学習時間配分
• Lab 問題 や回答の振り返りができないことへの対策
• 周囲に試験受験者がいれば話は聞いておく
• 試験範囲のリストは後々役に立つ
知識*実機操作*学習時間=合否
• 知識のインプットだけでは合格は難しい
• 実機操作の理解だけでも合格は難しい
• 学習時間が短ければ合格は難しい
• どれか1つでも欠ければ、合格率は0%
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37. Y U J I M A S A O K A
@ m a p p i e _ k o c h i
Thank you!