福島原発事故とチェルノブイリ原発事故の甲状腺等価線量を比較
- 1. (公表データに基づく)
福島の子供とチェルノブイリ周辺の子供の
甲状腺被ばく線量の比較
福島の線量はチェルノブイリと比較して桁違いに低いように見える…
2013.2.16
比較に使ったデータはここ↓ 次・次々ページに抜粋を示す.
福島:2013年2月13日開催「県民健康管理調査」検討委員会配布資料「甲状腺スクリー
ニング検査からの甲状腺線量推計
(http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/250213siryou2.pdf)
チェルノブイリ:国連科学委員会 UNSCEAR 2008 REPORT : VOLUME II
(http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf)
- 2. 福島:1080人しか測っていないのは痛恨(特にいわき)だが
川俣・飯舘では,15歳未満の子供の1/3を測定
3/15に一気に摂取したと仮定→ ←検査日まで均等・連続に
(線量が高いこちらを使う) 摂取したと仮定
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/250213siryou2.pdf より
2010年国勢調査による
地域 測定日 測定人数 割合(%)
15歳未満人口
いわき 2011/3/26-27 134 50,482 0.3
川俣 2011/3/28-30 631 1,917 32.9
飯舘 2011/3/29-39 315 865 36.4
- 4. 福島の子供の測定数は少ないが(これは批判されるべき)
福島とチェルノブイリでは分布が非常に異なる
福島でもっと大勢測定していたとしたら,
チェルノブイリのように1000mSv超がゾロゾロ出ただろうか?
福島の子供Hn=1080Lとチェルノブイリ周辺の子供Hn=25010Lの甲状腺等価線量分布
100
100
80 80 拡大図
60
‡
60
割合H%L
‡ 40 Ê
‡
20
40 Ê ‡ Ê
Ê
‡ 0 ʇ‡‡‡‡
0 100 200 300 400
20 Ê Ê
‡
ÊÊ Ê
‡
0Ê
‡
‡
0 1000 2000 3000 4000 5000 6000
甲状腺等価線量 mSv