LODにおけるURI@第一回lodとオントロジー勉強会
- 3. Linked Open Dataの基本原則
0 1. あらゆる事物にURIを付与すること
0 ⇒あらゆる事物を識別すること
0 コンピュータは融通が利かないので全部に違う名前を付けないと識別できない
0 2. 誰でも事物の内容が確認できるように,URIはHTTP経由で参照できるこ
と
0 ⇒誰でも名前が付いたものを参照できること
0 HTTPはすでに普及しているから,それを使うと便利
0 3. URIを参照したときは,標準の技術(RDFやSPARQL等)を使用して関係
する有用な情報を利用できるようにすること
0 ⇒誰でもデータを扱えるようにすること
0 標準の技術を使えば,標準の技術を使える人はみんなデータを扱える
0 4. より多くの事物を発見できるように,他のURIへのリンクを含めること
0 ⇒LODだからLinkしましょう
0 一人が公開できるデータは限られているけれど,みんなで公開してつなげれば,誰
かが持ってる有用なデータを参照できるようになる
3
- 4. リソースをグローバルに一意に同定するために
0 LODで公開されるデータはWeb文書に限らない
0 Webが対象とするのは人が読むためのWeb文書
0 例えば,中之島センターに関する記事
0 LODが対象とするのは実世界の事物や抽象的な概念を含むリソース
0 例えば,中之島センターそのもの
0 リソースの名前は分散的に一意に付けられなければならない
0 LODの原則は分散的にデータ公開可能
0 今までのWebとおなじ
0 リソースが同じか違うかを確かめるには,識別子が必要
0 コンピュータは融通が利かないから
0 URI(Uniform Resource Identifier)の特徴
0 システムを超えて唯一性を保証する
0 データ公開者がそのドメイン内で唯一性を担保する
0 データ公開者のドメインの唯一性はwebの仕組みで保証されている
0 情報アクセスが容易にできる
0 Webで情報にアクセスするために使われるプロトコルHTTPを使える
4
URIの一例:http://biglynx.co.uk/people/dave-smith
- 8. 303 vs. ハッシュ
8
0 長所
0 URIごとに文書を分けられる
0URI,文書ともに直感的に管
理することができる
0 短所
0 HTTPコネクションを最低2回
必要とする
0通信資源を多く使う場合があ
る
0 使われ方
0 事物とその記述を区別して,
かつ人と計算機用を分けたい
ような場合に使われる
0 長所
0 HTTPコネクションが1回で済む
0 通信資源が少なくて済む場合がある
0 一つの文書に多数のURIで名前付けさ
れた記述が含まれる
0 記述内容によってはURIの管理が容易
になる
0 短所
0 一つの文書に多数のURIで名前付けさ
れた記述が含まれる
0 URIと文書の対応関係が直感的ではな
い
0 関係ないものまでクライアントは読み
込む
0 通信資源を多く使う場合がある
0 使われ方
0 語彙の定義集のように,同様の記述が
一度に多数参照されることが予想され
る場合に使われる
303URI ハッシュURI