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Similaire à Kanonってなぁ~に?~楽々Kanonで華麗にお仕事しよう~ (20)
Plus de Takashi Okamoto (10)
Kanonってなぁ~に?~楽々Kanonで華麗にお仕事しよう~
- 3. アジェンダ
● チケットシステムが解決する問題
● チケットシステムってなに ?
●
Kanon のご紹介
● チケットシステムの導入を成功させるには
● まとめ
- 4. 対象者と目的
●
チケットシステム (Trac/Redmine) って何 ? という人
→ チケットシステムが解決する問題とメリットにつ
いて勉強して頂ければと
● チケットシステムを利用したいけど、何をどう使えば良
いか分らない人
→ チケットシステム導入時の参考にして頂ければと
● Trac/Redmine を既に使っている人
→ 導入の意義の再確認やより広げていくための参
考として聞いてください
- 5. アジェンダ
● チケットシステム ( + α) が解決する問題
● チケットシステムってなに ?
●
Kanon のご紹介
● チケットシステムの導入を成功させるには
● まとめ
- 8. バグを直したけど ....
● どこを修正したのかわからない
● コードレビューもしていない
●
複数のバージョンを開発している場合、反映
漏れ
- 10. ● 障害票、問題管理票などが分散して全体とし
てどうなのか分らない。
● チーム毎に管理票があり、どれを使えば良い
のか分らない。
- 12. アジェンダ
● チケットシステムが解決する問題
● チケットシステムってなに ?
●
Kanon のご紹介
● チケットシステムの導入を成功させるには
● まとめ
- 13. チケットシステム
● バグ、インシデント問題・課題、リスク、タスク
など、プロジェクトで管理すべことをチケッ
トとして一元管理できる
● バージョン管理システム (VCS) 上の変更とチ
ケットを対応付ける機能を持つ
●
Wiki による情報共有を行える
● チケット、チェンジセット、 Wiki を連携できる
ソフトウェア・システム開発 ( ウォータフォー
ル、アジャイル ) 、システム運用、営業など幅広
い業務の管理に利用可能
- 14. チケットシステム登場以前
● それぞれのツールは独立。
● 情報のリンクは基本的になし
Wiki
バージョン管理 バグ・問題課題
システム システム
- 15. チケットシステム
● それぞれのシステムを連携して利用可能
Wiki
バージョン管理 バグ・問題課題
システム システム
- 16. そもそもチケットってなに ?
チケット プロジェクトで管理するべ
きことを抽象化した概念
バグ インシデント タスク 問題・課題
プロジェクトの管理項目
などなど ...
- 17. 情報の関係
チケット
問題・課題
バグ
タスク
整理
Wiki ・レポート
バージョン 関連付け
管理システム
変更点 整理
( チェンジセット )
- 18. 情報の関係
チケット
#32: ログインできない
種別 : バグ
okamototk のコメント :
[243] にて修正。
整理
Wiki ・レポート
バージョン 関連付け 岡本の担当する作業
管理システム ID 内容
#32 ログインできないバグを修正
[243] #83 xxx のバグを修正
ログインできないバグ
整理 ... …
を修正 (fixed #32)
修正後レビュー待ちのバグ、
1.0のリリースまでに完了する機能
etc... 様々な切り口でチケットを閲覧
- 19. 例えば ...
●
Subversion/Git にコミットした情報をバグ票
へ自動的に反映 ( 「 xxx(refs #22) 」など記述 )
●
Wiki からソースコードやチェンジセット、バグ
票へのリンクが貼れ、情報を整理できる
● バグ票から Wiki で記述した仕様へのリンク
を貼れる
- 21. チケットの入力項目
対応予定の このチケットが関係
バグ、課題、タスク マイルストーン する機能、モジュールなど。
などから選択 ( バージョン、 チームを書くこともある
工程、
スプリントなど )
バグ・問題が
発生した
バージョン
階層化された
チケットを利用
する場合親を指定
- 22. チケットの状態
new
担当者変更
assigned
着手する 担当者変更 対応済
不正
( 誤ったチケット )
accepted reopend 対応しない
( 制限事項などとして
対応しない )
解決にする 重複
差し戻す ( 他のチケットと重複した
ときどちらかに適用 )
closed 再現しない
- 23. チケットのカスタマイズ
● 項目の追加
●
ex. バグ原因、発生日時など ..
● ワークフロー
●
ex. closed の前に verified( 確認 ) 状態を追加
● 分類、優先度、コンポーネントなど適宜編集
● 分類にインシデント追加など
用途・プロセスに応じて柔軟にカスタマイズ可能
- 24. 豆知識 : チケット駆動開発
● プロジェクトで管理する情報を全てチケット
で入力して管理
● メリット
● 発生した時点でタスク、課題、バグをチケット化す
ることにより、管理漏れを防ぐことができる
● 全てのプロジェクトの情報がチーム / プロジェク
ト内で共有することができる
● デメリット
●
チケットとして入力するのがめんどう ...
- 25. 主な OSS のチケットシステム
●
Trac
●
Redmine(ChiliProject)
Trac (Kanon) Redmine (Railsgun)
Http://kanon.ultimania.org/ https://github.com/mikoto20000/railsgun
- 26. Trac の特徴
● シンプル
●
SQL で柔軟なレポートが作成可能
●
Wiki が使いやすい
● プラグインを追加すれば、 Redmine 同等のこと
は可能
●
TracLightning(Windows) 、 Kanon(Linux) を利用すれ
ば、プラグインやバージョン管理システム、 CI
環境を合わせた環境を簡単に作成すること
ができる
●
BSD ライセンス
- 27. チケットシステムの主な機能
●
Wiki
● チケット
● バージョン管理システムとの連携
● ロードマップ
●
レポート / クエリー
● カレンダー・ガントチャート
- 28. Redmine(ChiliProject)
● オールインワンで、標準でガントチャート、カ
レンダー、作業時間管理などの機能がある
● 画面がきれい
●
「とある発券機の超導入砲」を利用すれば、
Linux 上に簡単に環境を構築可能
●
Rails で実装されており、日本人の活動が活発
●
Redmine をフォークした ChiliProject と開発コ
ミュニティが割れている。
●
Wiki は慣れが必要
●
GPL ライセンス
- 29. アジェンダ
● チケットシステムが解決する問題
● チケットシステムってなに ?
●
Kanon のご紹介
● チケットシステムの導入を成功させるには
● まとめ
- 30. Kanon とは ?(Wikipedia)
● カノン ( 教典 )
● 聖書正典
●
教会法
● カノン ( 音楽 )
●
複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれ
ぞれ開始して演奏する様式の曲
● 有名な『パッヘルベルのカノン』 ( パッヘルベル )
は、 3 つの声部が全く同じ旋律を追唱する
- 31. Lightning/Kanon の歴史
2007/1/3 TracPack
最初のリリース
名前変更
2007/1/8
同名のソフトが Trac 月
存在したため
名前変更
2008/2/19
諸々の事情・意図 TracLightning Linux 版として分家
により
2011/2/18 Kanon
Linux 版のリリース
- 34. 特徴
●
プロジェクト管理に必要なソフトウェアを一括セットアップ
●
Trac 、 Subversion,Git,Mercurial,Bazaar,Jenkins のインストール
● 各ソフトウェアの連携の設定
● 使い勝手の良さを追求
●
Excel との連携や情報の視覚化 ( グラフ化 )
●
インストーラである
●
あくまで上記ソフトウェアのインストーラ
● 実績あるソフトウェアを採用しているため、安心して利用でき
る
● 複数のディストリビューションに対応
● RHEL6.x(SienticifLinux6.x 、 CentOS6.x 、 Oracle Enterprise
Linux6.x)
● Ubuntu 11.04 、 Debian GNU/Linux 6.0
●
CentOS 5.x
- 35. 注意
● チケットシステムを使ってもきちんと管理し
ないと、ゴミチケットや管理されないチケッ
トで溢れてしまいます。
- 36. チケットを利用するプロセスの
明確化 (1)
● 何を管理するのか ? マイルストーンの残時
間 ? 個人・個々のタスクの進捗 ?
● 管理情報は階層化されているか ?
( 階層化 : ストーリー・タスク、非階層 : バグ、課題 )
● いつ誰がチケットを作成するか ? 状態変更、
完了の承認は誰が ?
- 37. チケットを利用するプロセスの
明確化 (2)
● ツールは同じでもプロセスが変わると使い
方は全く異なる
● また、必要となるプラグインもプロセス毎に
異なる
→ プロセス毎に汎用的に使えそうなプラグ
インや設定を事前に組み込んだプロセステ
ンプレートを用意
●
Naiagara: ウォータフォール開発、インシデント管
理など、オーソドックな管理
●
Allegro: アジャイル開発
- 39. ウォータフォール用
テンプレート :Naiagara
● ガントチャートによるタスク管理
● 問題・課題管理
●
バグ・障害管理
● インシデント管理
・ Excel で管理している管理項目は大体管理できる
・ SQL でレポートを作成ししたり、グラフを作成するこ
とができる
・ Excel に出力できるので、 Excel 上で報告書を作成で
きる
・フォーマットを合わせれれば Excel からインポートす
ることもできる
- 44. アジャイル開発とは ?(1)
受入
要件定義 テスト
システム
外部設計
ウォータフォール テスト
結合
内部設計
最後になるまで テスト
ソフトウェアに触れない
・最後に大ドンデン返し 単体
製造 テスト
・要求の変化に弱い
アジャイル
できたところから リリース リリース リリース
確認しながら開発
- 46. アジャイル用
テンプレート :Allegro
● 語源
●
イタリア語で「陽気に」、音楽用語で「速く」という意味
●
アジャイルの音楽的表現
– アジャイル > 機敏 > 速い > アレグロ
●
アジャイル系の人は陽気な人が多い
- 47. アジャイルプロセス (Scrum) の
サポート
● バックログ ( ストーリー、タスク ) の管理
● バーンダウンチャート ( 残時間 ) による進捗
管理
●
バグ管理や問題課題と組み合わせての利用
も可能
・ Excel からのインポート・エキスポートも可能
・複数チームに対応
・稼動入力用フォームにより稼動時間・残時間の簡単な
入力をサポート
- 49. アジェンダ
● チケットシステムが解決する問題
● チケットシステムってなに ?
●
Kanon のご紹介
● チケットシステムの導入を成功させるには
● まとめ
- 51. 1. 少しずつ使う機能を広げる
●
Wiki やバージョン管理を使っていなければ、ま
ずは Wiki やバージョン管理から導入して広げ
る
● チケットもまずは課題管理から ...
● カスタマイズし過ぎてかえって使い難くな
ることも ...
●
特にフィールドのカスタマイズやワークフロー
●
取り敢えず、デフォルトで使ってみて、不便に感じ
たら拡張
徐々にプラグインなど増やしていく
- 52. 2. 自分で率先して使おう
● 導入を決心したからには、率先して使おう。
● 自分が率先して使わないと誰も使ってくれませ
ん
●
最初は、 PC 設定や事務処理のメモからでも ok
使っているうちに理解者が現れると思うの
で、一緒に相談しながらやろう。
- 53. 3. 遊び心を入れよう
● メンバー紹介
● 趣味とかプロフィールを書く
● プロダクト・チームのコードネームを作って
書く。
● 更にはプロダクト・チームのロゴを作って貼
り付ける。
- 54. 4. 発表しよう
● チケットシステムの導入事例を発表しよう
● 他の人に知ってもらって広めることができる
●
他の人のフォードバックを貰って改善できる
●
発表場所は社内・社外問わない。 Shibuya.trac の勉
強会でも ok
- 55. アジェンダ
● チケットシステムが解決する問題
● チケットシステムってなに ?
●
Kanon のご紹介
● チケットシステムの導入を成功させるには
● まとめ
- 56. まとめ
● チケットシステムと Kanon を紹介
● 開発、運用、様々な用途に利用できる
●
導入のコツ
- 57. 最後に
● ツールは所詮ツール。使い手によって、ガラク
タにもなるし、便利な道具にもなります
● 成功に重要なのは、楽をしたい、漏れをなくし
たいという気持ちです。
● その思いは、きっと Kanon に届くと思います
- 58. Shibuya.trac のご紹介
● チケットシステム、バージョン管理システム、
それらを利用したプロセス改善の勉強会を
実施
●
3 ヶ月に一度位の頻度でやっているので、
よろしければ、ご参加ください
- 59. ご清聴ありがとう
ございました
参考情報
Kanon:
http://kanon.ultimania.org/
Shibuya.trac:
http://sourceforge.jp/projects/shibuya-trac/wiki/FrontPage
Shibuya.trac(Google Group)