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Similaire à 最適化の視点から見た人工知能とSENSY社でのリサーチャー育成の取り組み (20)
最適化の視点から見た人工知能とSENSY社でのリサーチャー育成の取り組み
- 29. © Copyright SENSY Inc. 20171
会社プロフィール
社名:SENSY株式会社
(旧カラフル・ボード㈱)
本社:渋谷区渋谷
設立:2011年11月
(2014年SENSY事業開始)
従業員数:33人
資本金:10.4億円(剰余金含)
主要株主:慶應大学VC等
- 30. © Copyright SENSY Inc. 20172
自己紹介
岡本 卓
SENSY株式会社取締役 CRO (Chief Research Officer)
SENSY 人工知能研究所 代表
千葉大学 グローバルプロミネント研究基幹 特任准教授
博士(工学)
2007年3月 慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程修了
2007年4月 千葉大学大学院工学研究科 助教
2014年4月 千葉大学大学院工学研究科 准教授
2017年10月 SENSY (旧:カラフル・ボード) 株式会社にJoin
専門:システム工学,最適化理論,ソフトコンピューティング,計算知能,複雑系
- 32. © Copyright SENSY Inc. 20174
感性
人の感情ロジックである「感性 (センス)」に着目
感性
Who
どんな人が?
What
何に対して
When
いつ
Where
どこで
How
どう感じたか
Why
- 33. © Copyright SENSY Inc. 20175
「感性」をディープラーニング技術で解析
Who
どんな人が?
What
何に対して
When
いつ
Where
どこで
How
どう感じたか
- 34. © Copyright SENSY Inc. 20176
「感性」を学習するパーソナル人工知能:SENSY
SENSYは、ユーザーの自由な時間を生み出すために、「2人目の自分」として24時間働い
てくれる自分の分身のような人工知能ロボットである。
感性を覚えさせる
生活をサポート
感性
パーソナル人工知能ユーザー
生活データ
- 36. © Copyright SENSY Inc. 20178
クラウド上にパーソナル人工知能のプラットフォームを構築
Fashion
Cosmetics
Music
Gourmet
Movie
HairHealthcare
Travel
Book
Interior
Advertisement
News
- 37. © Copyright SENSY Inc. 20179
SENSY CLOUDを活用したアプリケーション群
Original app Partner app
SENSY COOK
AI Chat BOT
Fashion App
AI Fashion
Stylist
AI Sommelier
AI Chat BOT
for Biz
AI
Merchandiser
Healthcare
app
for Consumerfor Business
Suit Advice
BOT
Wine App
AI Marketer
- 38. © Copyright SENSY Inc. 201710
AI人材は空前の人手不足
SENSY社の置かれている状況
資金調達を経て研究開発の規模を急速に拡大中
AI人材の即戦力の確保が急務
AI人材が2020年には国内で約48,000人不足する見込み
̶ 経産省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(平成28年6月10日)
Wantedlyで「これぞ」と思った方は最近転職されているパターンが多い!!
さまざまな大学・企業・NPO等で育成プログラムが走ってはいるが…
新卒・インターン採用では間に合わない!!
AI技術に興味のあるITエンジニアは多い
リサーチャー育成プログラム
- 39. © Copyright SENSY Inc. 201711
リサーチャー育成プログラム (1)
プログラム概要
第0章:numpy, matplotlib, pandas演習
第1章:最適化理論の基礎
第2章:機械学習概論と多層パーセプトロン
第3章:多層パーセプトロンの学習
第4章:畳込みニューラルネットワーク
第5章:リカレントニューラルネットワーク
第6章:種々の機械学習技術
第7章:AI技術実践
- 40. © Copyright SENSY Inc. 201712
リサーチャー育成プログラム (2)
第1章 最適化理論の基礎
[講義] 最適化問題の例,最適化問題の分類,最適化手法
[演習] 最急降下法の実装 (フルスクラッチ)
第2章 機械学習概論と多層パーセプトロン
[講義] 機械学習の考え方,多層パーセプトロンモデル
[演習] 多層パーセプトロンの実装 (フルスクラッチ)
第3章 多層パーセプトロンの学習
[講義] 誤差関数と損失関数,ミニバッチ学習,誤差逆伝播法
[演習] 多層パーセプトロンの学習 (フルスクラッチ)
第4章 畳込みニューラルネットワーク (CNN)
[講義] 畳込みニューラルネットワークの解説
[演習] Chainerを用いた多層パーセプトロンとCNN実装
- 41. © Copyright SENSY Inc. 201713
リサーチャー育成プログラム (3)
第5章 リカレントニューラルネットワーク
[講義] リカレントニューラルネットワークの解説
[演習] Chainerを用いたLSTM実装
第6章 種々の機械学習技術
[講義] 線形回帰, SVM, クラスタリング, 決定木とアンサンブル学習
[演習] scikit-learnを用いたアルゴリズム実装
第7章 AI技術実践
[講義] SENSY社内のプロジェクトでのAI技術応用についての解説
2名のITエンジニアが11月からResearcherチームに移籍
- 42. © Copyright SENSY Inc. 201714
《エンジニア向け》DeepLearning ワークショップ
内容
13:00-14:00 (講義1)機械学習概説
14:00-15:00 (演習1)scikit-learnを用いた演習
15:00-16:00 (講義2)Neural NetworksとDeep Learning
16:00-17:00 (演習2)Chainerを用いた演習
演習の実施形態
Jupyter Notebookの利用
ブラウザさえあれば環境構築なしで演習ができる
弊社内GPUサーバ2台 (1台予備) で40名を対応 (大きなトラブルもなく終了)
実施結果
connpassで募集。募集開始後数日で満席 (定員40名)。
アンケート結果は概ね好評
ちょっと詰め込みすぎ!!という意見がちらほら。
対象
Pythonの基本文法を理解しているITエンジニア
- 43. © Copyright SENSY Inc. 201715
どの辺がうけるか (逆に他で説明されていないこと)
最適化の視点から見た機械学習の原理
識別・分類・回帰すべてが関数近似問題
関数近似問題:パラメータの最適化問題
ニューラルネットワークの近似定理
隠れ層が1つのMLPにおいてニューロン数をうまく設定すれば,
任意の関数を近似可能
上記の原理と組み合わせて,N. N.は万能な学習器であることを理解
CI実装技術
ソフトウェア環境
なぜPythonなのか,なぜChainer / TensorflowなどのFrameworkを用いるのか。
ハードウェア環境
実際に使っているGPUサーバのスペック・値段を紹介
AWS・GCPを使った場合の比較もあるといいかも
- 48. 教師あり学習(5)
教師あり学習問題
学習器と入出力関係
(大量の)訓練データを用いて,訓練データ通りの入出力が
得られるように学習器のパラメータ を調整
訓練データの例(MNIST手書き文字認識問題)
“5” “0” “4” “1”
0000010000 1000000000 0000100000 0100000000
⋯
⋯
⋯label
- 49. 教師あり学習(6)
教師あり学習問題の目標
訓練データの入力 を入力したときの学習器の出力 が
真値 と同じになるように学習器のパラメータ を調整すること
訓練データセット: , , , , … , ,
番目の入力データ に対する学習器の出力は
;
教師あり学習器の学習問題
minimize
,
と , の誤差を 1, … , まで集計
解法には最適化アルゴリズムを用いる
- 50. © Copyright SENSY Inc. 201722
【閑話休題】進化計算コミュニティの動向 (1)
進化計算
生物の進化の過程を模倣した (最適化) 計算の枠組み
既存個体群から更新候補点を生成 (交叉・突然変異),
既存個体との比較に基づいた淘汰を繰り返しながら探索
遺伝的アルゴリズム,進化戦略,差分進化法,遺伝的プログラミングなど
応答曲面法 (サロゲートモデル)
計算コストが大きい評価関数を機械学習器を用いて近似
近似関数 (応答曲面) 上で進化計算
車体構造設計・電力系統最適化などに応用
Evolutionary Machine Learning
進化計算を機械学習に応用
構造 (上位レベル) 最適化に対する応用が中心
パラメータ (下位レベル) 最適化には勾配法が有用
- 52. © Copyright SENSY Inc. 201724
【閑話休題】進化計算コミュニティの動向 (3)
Evolutionary Machine Learningの例
- 53. © Copyright SENSY Inc. 201725
《エンジニア向け》DeepLearning ワークショップ 第2弾
対象
機械学習・N. N.に興味のあるITエンジニアで,
scikit-learn, chainer, tensorflow等の使用経験がある方 (業務での使用でなくてもOK)
日時・場所
日時:2018年1月13日(土) 13:00-17:00
場所:弊社オフィス (渋谷区神南)
内容
13:00-14:20 (講義)AI技術概論
14:30-15:30 (講義)Neural Networksと実問題への応用
15:30-17:00 (演習)購買履歴模擬データを用いた購買行動予測演習
サポート課題:最急降下法演習
Chainerを使ったMLP実装の演習
17:00- 懇親会
connpassで参加者募集いたします
よろしければご参加下さい!!
URL: https://sensy.connpass.com/event/74730/