IE のままじゃダメなの？ ～ Microsoft Edge のメリットとこれからを見据えた Web システム運用のテクニック ～

1. Session ID: DEP009
本情報の内容（添付文書、リンク先などを含む）は、Microsoft Tech Summit 開催日（2016年11月1－2日）時点のものであり、予告なく変更される場合があります。

3. Microsoft Tech Summit

5. Source: StatCounter
PC のブラウザーにおける IE のシェア率

6. 7 6 6 5 5
21 22 21 23 22 21 23 24 23 25 27 29
0 0 0 0 0
0 0 0 1 3
14
33
42 41 41
40 39
93 94 94 95 95
49 46
43
46 46
35
25
20 20 22
23
26
0 0 0 0 0
29 32 35
31 30 29
18
14 15 13 9 5
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012E 2013E 2014E 2015E 2016E
Apple Google Microsoft Other
Source: IDC, Goldman Sachs Research
コンシューマー所有のコンピューターにおけるベンダーのシェア率

8. 基本的な Web システム
- インターネット 誕生 ～ 2000 年代後半 -
サーバー サイド
ページ(HTML)
http, https(get, post)
Web サーバー
クライアント サイド
Web ブラウザー
Query string, form
PC
サーバー側で処理 クライアントは表示のみ
アプリケーションサーバー

9. レスポンシブ Web デザイン
- 2000 年代後半 ～ : スマートデバイスの登場 -
ページ(HTML)
http, https(get, post)
Query string, form
PC
Tablet
Phone
サーバー サイド クライアント サイド
Web サーバー
サーバー側では
1 つの HTML ファイル
Web ブラウザー
画面サイズに応じて
ページのデザインを調整
アプリケーションサーバー

10. http, https(get, post)
SPA (Single Page application)
アプリケーション
{}
J
S
O
N
< >
X
M
L
データ
モダン Web システム
- 近年 : ブラウザー以外のプログラムからも利用 -
サーバー側では、
データの提供メイン
Web サーバー
アプリケーションサーバー
サーバー サイド クライアント サイド
PC
Tablet
Phone
クライアント側で、
コンテンツの組み立て

11. Web 技術の進化クライアントの多様化 新たなワークスタイル
変化のスピードが速い
既存システムへの影響
簡単に変化は難しい
ギャップ

13. Microsoft Tech Summit

15. 第一章のまとめ
Web 技術は Web 標準準拠が主流
またネイティブアプリケーションに近づいている
Web 技術、取り巻く環境は急速に発展している
対して企業システムがどう取り入れるかが難しい
ギャップを埋めるためには、開発者だけでなく
IT Pro / インフラ技術者によるリードも必要

16. Microsoft Tech Summit

17. 企業の Web へのニーズ
レガシーへの互換性 モダンへの互換性
 後方互換性の維持のためのブラウザー
 ドキュメント モードをサポート
 レガシーなプラグインをサポート
 Enterprise Mode で企業システム使用をサポート
 モダンなブラウザーに必要な機能を積極的にサポート
 Microsoft のサービスやアプリとのディープな連携
 マルチ デバイスにおける統合された操作性の提供
 JavaScript ベースの新しい HTML 拡張機能モデル
70+%Enterprises on IE11 by January12th, 2016
58%Enterprises planning to test/deploy Edge in 2016

18. パフォーマンス
HTML5 対応
モバイル対応
HTML5test (https://html5test.com/)
における、HTML5 機能対応数
Octane (https://developers.google.com/octane/)
における JavaScript テスト スコア
1152 48 14
460492 491 370 312
9.1
28531 27121 1534829210N/A
△◎ ○ △ ×Windows 10 mobileiOSAndroid / iOSAndroid / iOS / BlackBerry…
モバイルプラットフォーム対応数

19. Microsoft Edge を選ぶ理由
No.1 の安全性
Windows の機能をフル活用
IE へ自動で切替が可能

20. 17 22
22 28 36
34 33
116
226
186
32
37 61
55
86
48
31
46
24
5420
18
25
47
50
32
28
19
14
59
16
23
20 23
9
14
22
13
4 17
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
Browser Office Windows Other
近年の「リモートでコードが実行される脆弱性」の数
(Microsoft 製品ごとに占める割合)

21. Microsoft Edge のリリース以降の Microsoft Edge、Chrome、Firefox の各ブラウザーに含まれる脆弱性の数
(出典: National Vulnerability Database、2016 年 9 月現在)。

22. 攻撃者が見つける前に脆弱性を取り除く
脆弱性が見つけられても被害を抑制する
攻撃者が使用する攻略手段を遮断する
既知の悪意のあるサイトへの誘導を防ぐ
手段
(Ex. Universal Windows Platform)
(Ex. SmartScreen)
(Ex. MemGC, Control Flow Guard)
Web ブラウジングの
安全性を保つ
目的
脆弱性の発見や
悪用されることを
困難にする
戦略
 

23. Microsoft Edge を選ぶ理由
No.1 の安全性
Windows の機能をフル活用
IE へ自動で切替が可能

24. サイト A
__ ×
サイト B
__ ×URL ごとに起動するブラウザーの指定が可能
ENTERPRISE MODE SITE LIST
サイトリスト
特に IE の互換機能 (ドキュメント モード)を
利用しなければ表示できないサイトを、
シームレスに使用することが可能。
第三章で使用方法を解説！

25. Microsoft Edge を選ぶ理由
No.1 の安全性
Windows の機能をフル活用
IE へ自動で切替が可能

26. Windows の機能と連携できる！
Cortana
Windows Hello
Windows Store
拡張機能も安全に入手
Web ページでもパスワード無し
音声によるアシスタント機能も

27. PersonalWork
コピペ禁止！
社内の
ページ
__ ×
SNS
Blogs
__ ×
WINDOWS INFORMATION PROTECTION
企業アプリと個人アプリでの
データ交換をブロック。
IE / Edge では企業と外部サイトを分別
データ交換をブロック可能
[要件]
 Windows 10 – 1607 Pro 以上
 要 SCCM または intune でポリシー配布
 Edge / IE11 ともに対応
Anniversary Update

28. Microsoft Tech Summit

29. Hypervisor
Device Hardware
Kernel
Windows Platform
Services
Windows Operating System
Hyper-V Hyper-V
Creators Update
WINDOWS DEFENDER APPLICATION GUARD
信頼されているサイト
Microsoft Edge
Kernel
Windows
Platform Services
Microsoft Edge
Windows Defender
Application Guard Container
信頼されてないサイト
Hyper-V 仮想化テクノロジを使用した、
Enterprise 向けの非常に安全なブラウザー機能
承認または信頼されていないサイト閲覧時に、
一時的な仮想 OS のコピー上でサイトを開く。
サイトの閲覧が終了した時点で、
一時的な仮想 OS のコピーを破棄。
生産性を維持したまま安全が保たれる。

30. 二章のまとめ - Microsoft Edge とは
一番セキュリティが高いブラウザー
Windows の機能をフル活用
単純なパフォーマンスでは勝る！

31. Microsoft Tech Summit

32. モダンブラウザー / Web 活用のメリット
利用者の生産性の向上
ワークスタイルの変革
運用コストの削減・柔軟な移行

33. 2016 年
1 月 12 日
2020 年
1 月 14 日
2023 年
1 月 10 日
Windows Vista
Windows 7
2017 年
4 月 11 日
Internet
Explorer 7
Enterprise mode (IE8)
Enterprise mode (IE8)
Internet
Explorer 8
IE11 もいずれ寿命を迎えてしまいます。
Windows 8.1

35. Microsoft Tech Summit
使用するポリシー
[コンピューター/ユーザーの構成] – [管理用テンプレート] – [Windows コンポーネント] – [Microsoft Edge]
[すべてのイントラネット サイトを Internet Explorer 11 に送る]

36. 1.ドキュメントモードの指定を行わない
2.新しい JS ライブラリ/フレームワークを使用する
3.ブラウザープラグインを使用しない
4.CSS ベンダープレフィックスを使用しない
5.ブラウザーの検出を使用しない
Web 標準に従って作成する
Site scan
 アドレスを入力するとそのサイ
トをチェックする
 morden.ie より利用可能
 GitHub よりソースをダウンロー
ドしてローカルホストも可能
Page
Analyzer
 Microsoft Edge の拡張機能
 Edge で表示しているページ
に対して手動実行。
5 項目をチェックできるツール
どう作る? Microsoft Edge に対応した相互運用性の高い Web コンテンツとは
https://blogs.msdn.microsoft.com/osamum/2015/09/08/microsoft-edge-web/
特定のブラウザやプラグインに
依存しないことがポイント！

37. IT
ドキュメントモードを確認
Enterprise
Site
Discovery
 Download Center より、
ツールのダウンロード
 ブラウザの使用状況や
 クライアントのデータを収集
 データ表示には SCCM のレ
ポートなどを利用想定
 データをサイトリストに流用
F12 開発
者ツール
 IE の標準機能
 手動での実行 (F12 キー)
 手軽にドキュメントモードの確
認が出来る
Upgrade
Analytics
 クラウドサービス
 Enterprise Site Discovery
と同等の機能
 クライアントで有効化
 クラウド上でデータ表示
IT
Site scan
(Localhost)
 上記 Site scan と同等
 GitHub よりソースをダウン
ロード
 社内サーバーでホストを行いス
キャンの実行が可能
Site scan
(Public)
 morden.ie のサイト上
 サイトアドレスを入力するとス
キャンが行われる
 モダン Web への対応アドバイ
スが表示される
Page
Analyzer
 Microsoft Edge の拡張機能
 ストアからダウンロード
 現在表示しているページに
対して実行可能。
 Site scan と同様なアドバイ
スが表示される
モダン Web 対応を確認

38. サイトリストの作成
<XML>
 Enterprise Mode Site
List Manager を使用
して作成
 サイトとブラウザを指
定して出力
 クライアントがアクセ
ス可能な場所
 共有フォルダや Web
サイトなど
 グループポリシーで適用
 リストに応じて、自動的
に切替わる

39. Microsoft Tech Summit
使用するポリシー
[コンピューター/ユーザーの構成] – [管理用テンプレート] – [Windows コンポーネント] – [Internet Explorer]
[エンタープライズモード IE の Web サイト一覧を使用する]
[エンタープライズ モードを使用して Microsoft Edge でサイトを開くときにメッセージを表示する]

40. 第三章のまとめ
サイトリストで相互運用も可能
これからを見据えて準備を始めよう
Living on the
dge
Web 標準に準拠したシステムを

41. 本セッションのまとめ
Edge は最も安全なブラウザーで
Windows の機能を活かせる
Web の進化は速い
ギャップを埋めるために IT Pro の力も必要
Edge と IE も簡単に切り替えられる
これからを見据えたシステム運用を

42. Microsoft Tech Summit