11. 3つのワーキンググループ
CB TIP
(Central Body for Suppression of Trafficking in Person)
人身取引中央対策委員会
MPF(Myanmar Police Force):ミャンマー警察
UAGO(Union Attorney General Office):連邦法務長官府
DSW(Department of Social Welfare):福祉省社会福祉局
GAD(General Administration Department):内務省総合行政局
他
①法務省が担当する訴追(prosecution)のためのワーキンググループ、
②ミャンマー警察が担当する予防(prevention)のためのワーキンググループ
③社会省福祉局が担当する帰還、社会統合/回復(Repatriation,
Reintegration, Rehabilitation )のためのワーキンググループ。
ミャンマー政府の人身取引対策組織体制;
人身売買とは、人間を金銭などを対価として売買する行為の事である。自ら身を売り出したり(借金の返済、親族に必要な金銭の用立てなど)、親が子をまた奴隷状態にある人を売買する事もあるが、誘拐などの強制手段や甘言によって誘い出して移送する事も多い。人の密輸、Trafficking in Persons (TIP)ともいわれ、日本政府はこれを人身取引と表現している。
その目的は、強制労働、性的搾取、臓器移植、国際条約に定義された薬物の生産や取引、貧困を理由として金銭を得る為の手段などにあり、人の移送が国境を越えて行われる場合も多い。