日経xTECH主催　「超高速開発＆エンタープライズアジャイル　2018」で、マジックソフトウェア・ジャパンと奏風システムズによる発表

1. 永谷園でやってみた
プロトタイプ＆カイゼンによる
モバイルアプリ開発
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
マーケティング部 マネージャ
渡辺 剛
奏風システムズ株式会社
スペシャリスト
北林 王胤

2. 開発拠点
支社
開発元：マジックソフトウェア・エンタープライゼス
NASDAQ上場
MGIC (1991)
グローバル展開:
１０支社 50ヶ国以上
日本国内に
開発拠点
本社：イスラエル

3. 札幌
仙台
東京
信越
名古屋
大阪
岡山
広島
福岡
• 設 立：1998年 （前１０年間は日本総代理店にて販売）
• 営業開始：1999年 来年で20周年
• 地方拠点： 札幌・仙台・信越・名古屋・大阪・広島・岡山・福岡
• パートナ（SIベンダー、ISV）経由の間接販売
• パートナ数: 800社以上
• 最終顧客数: 40,000社以上
• インストールベース: 80万クライアント以上
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社

4. 国内ユーザとパートナー（一部抜粋）

5. ２つの製品：超高速開発ツールと連携ツール
Magic xpa（マジック エックスピーエー）
Application Platform
アプリケーション開発・実行 プラットフォーム
Magic xpi（マジック エックスピーアイ）
Integration Platform
システム連携プラットフォーム
スマート・デバイス RIA
(Rich Internet
Application）
クライアント/サーバWeb(HTML)
ドラッグ＆ドロップでデータ連携
言語の2~5倍の開発効率
ワンソース・マルチデバイス

6. アプリ開発も・クラウド連携も “超高速”
Magic xpa
Application Platform
Magic xpi
Integration Platform
アプリケーション開発・実行プラットフォーム
基幹システム・クラウド連携プラットフォーム
iPhone
Android
Windows
iPad
プロトタイピング/アジャイル開発
コーディングなしでデータ連携
IoT
kintone
sansan

7. 超高速開発ツール Magic xpa（マジック エックスピーエー）
300種以上のパッ
ケージソフト開発基
盤
国内800社以上の
開発パートナー・コ
ミュニティ
基幹システム基盤と
して30年以上の実
績
国内40,000社以
上に導入
Javaの3倍、
.NETの2倍の
開発生産性
iOS、Androidアプリ
を同時開発
多国語対応
教育・サポート体制
プロフェッショナル・
サービス

8. 超高速開発ツール 国内販売実績
 Magic xpaが設計・実行エンジン型ツールの販売実績で3年連続トップシェア
ミック経済研究所刊：
「アジャイル開発で注目される 超高速開発ツールの市場動向 2018年版」

9. Magic xpaの開発はコーディング不要
OS
Magic xpa実行環境
業務処理で必要なプログラム群
Magic Engine
SQL
Server
PSQL
Oracle
DB2/
４００
ODBC
業務処理の定義
少
な
い
開
発
工
数
DB
ア
ク
セ
ス
専
用
モ
ジ
ュ
ー
ル
機械的、低レベルの処理はMagicエンジンが行うので、
開発者は業務に必要な処理情報を定義するだけ

10. モデル
メタデータ・ドリブンの開発と実行
データ
プログラム：画面/帳票
Magic xpa Studio
Windows
・SQL Server
・Oracle
・DB2/400
OS
Magic Engine
生成
開発環境 実行環境
リポジトリに定義された
アプリケーション・メタデータ
コンパイル不要
即実行
プログラム：ロジック

11. 4種類のアプリケーションを構築可能

13. RIAのデプロイと実行
自動的に
識別・分割
データ／
リクエスト
画面定義
クライアント側
ロジック
通信
制
御
サーバ側
ロジック
通信
データアクセス
制
御
自動配布
（XML）
画面定義
業務ロジック
画面定義
業務ロジック
Magicの実行エンジンがサービス・
機能を提供するので、コーディング不要
Magic xpa
RIA Server
Magic xpa
Studio
画面定義
画面定義
画面定義

14. アプリケーション更新とデプロイが高速
 通常のネイティブアプリケーションの更新プロセス
 Magic xpaアプリケーションの更新プロセス
アプリ開発・修正 テスト
アプリ
サーバ配置
アプリ
自動配布
アプリ開発・修正 コンパイル・ビルド
アプリ
サーバ配置
アプリ
ダウンロード
インストール
テスト
コンパイル・ビルド
アプリ
ダウンロード
インストール

15. Magi xpaの特長
 プロトタイピング
 アジャイル（スパイラル）開発が得意
 運用後の仕様変更、改修が速い
 アプリケーションのアップデートが簡単

16. プロトタイプ＆カイゼンによるモバイルアプリ開発
奏 風 シ ス テ ム ズ 株 式 会 社 ス ペ シ ャ リ ス ト 北 林 王 胤

17. 所在地：新潟県新潟市
企業や自治体向け各種システム開発・サポート
５年前６名でスタートし現在１２名
開発はMagic xpaをメインに使い続けています。
Webサイト
www.sofusys.co.jp/
Facebook
www.facebook.com/sofusys/

18. 永谷園 iPadとOCRによる賞味期限確認システム
人の目視と紙で行なっていた業務→iPadとOCRで作業負担軽減
1日90回の賞味期限の印字チェック
パッケージに印字された日付をOCR文字認識、バーコード情報と自動照合
OCRエンジン ：パナソニック ソリューションテクノロジー『活字認識ライブラリー』

19. 永谷園 プロトタイプ＆スパイラル開発
モバイル・アプリケーションを、新潟-茨城間でリモート開発
最初の打ち合わせからわずか1週間でプロトタイプを作成
プロトタイプをもとに、ユーザーによる操作・検証・改善要求と改修を繰り返
す「スパイラル開発」
3回程度の修正を繰り返し、3ヶ月後にはシステムの運用開始
ユーザーの要求と開発者の認識の
ギャップをなくす開発手法

20. プロト版の元となるいただいた資料１

21. プロト版の元となるいただいた資料２

22. プロト版の元となるいただいた資料３

23. プロト版の元となるいただいた資料４

24. プロトタイプ作成に心がけたこと
ログイン → 賞味期限チェック画面 → 結果確認画面の流れを確認できること。
結果確認画面のイメージがないため。
文字の大きさはバラバラ。
標準のフォントサイズを決めるため。
見た目良く。特に色合いや配置。
システムに好感を持ってもらうため。
あまり力を入れずに作成する。

25. プロトタイプ作成時の心得
画面の項目数は少なめに。画面全体に余裕を持たせる。
↓
必要な表示や項目が抜けていることがあり、後から追加しやすくするため。
さくさく動くものを作る。
↓
もっさり動くと印象が悪い。オフラインで動かせると確実。
(スマホ/タブレットの場合)「縦」、「横」、「どちらも」をはっきりさせる。
↓
「どちらも」だと、画面を2つ作る必要が出てくる場合がある。

26. プロトタイプ公開から稼働までのあるある
機能を増やしたくなる。
考えていた事が実際に動くので、視界が広がります。
すぐ対応できるものは、機能を入れます。
帳票が必要だったことに後から気付く。
打合せ時の漏れ。不要と思い込まず、確認することを忘れない。
(主にスマホ、タブレット) 1つの画面に項目を押し込む。
画面の幅が狭いため、詰め込むのではなく別画面で表示することを推奨しています。
対象機種を直前で変える。(画面サイズが異なるもの、iOS⇔Android)
Magicだと、対応作業を最小限に抑えられます。
ほとんど使われない！

27. 稼働後のあるある
使い方がわからない問い合わせがくる。
システムの使われ方を知るチャンス！
新たな機能を盛り込みたくなる。
別予算でお願いします…
ネットワークが不安定。
IT部門の方は、現場以外で確認していることが多いです。
文字が小さいので大きくしてほしい要望が出る。
画面に収まりきらなくなることがあり、影響が大きいです。

28. プロト版元資料と現システムの比較_ログイン
最初の資料 稼働後
ユーザIDとパスワードの入力。 ロケーションの追加。

29. プロト版元資料と現システムの比較_期限チェック
写
真
表
示
最初の資料 稼働後
カメラは画面の一部分。 カメラは全画面表示。
バーコード読取値追加。(JAN/GTIN)
商品名称追加。
OCR読取結果追加。

30. プロト版と現システムの比較_結果照会
プロトタイプ作成時 稼働後
日付によるデータ抽出機能
比較結果の表示
撮影賞味期限表示
承認者機能追加。
撮影日時などの項目表示追加。
なし

31. Magicが役立った場面１
Swift/Objective-Cを知らなくてもiOSアプリを作成できた。
クライアント側(iPad)とサーバ側の処理を、Magicでまとめて記述できる。

32. Magicが役立った場面２
1つのプログラムで、iPadとWindows用の画面を作成できた。
以下は、同じプログラムをWindows(左)とiPad(右)で表示したものです。

33. Magicが役立つ場面
Windows / Android / iOS上で動くため、機種が変わっても影響が少ない。
AndroidかiOSのどちらかで悩まれる場合が多いです。両方で確認できます。
テーブルに関わる変更に強い。列名変更、列の追加/削除、型変更など。
複数テーブルにある項目でも、「モデル」を変更するだけで大丈夫です。
プログラムを見るだけで仕様を把握できることが多い。
引継ぎが楽です。ソースを見ただけでかなり把握できます。

34. プロジェクトの感想
超高速のアピールができたようだ。
事例紹介Webページでお褒めの言葉
をいただいくことができた。
https://www.magicsoftware.com/ja/stories/nagatanien
稼働後に追加したい機能が増え、次期改修が決まって良かった。
表示項目の追加だけでなく、システムで管理する内容が増える予定です。
商品の賞味期限をよく見るようになった。
改善要望を出すと、出
来るところは直ぐに対
応してもらえた
フランクにやり取りで
きたので、本当にやり
たい、良いシステムが
できた
開発者のモバイル開発
に対する意識が大きく
変わった
iPadの画面を見て現場
で試しながら要望を伝
えることができた

35. 今後の目標
プロトタイプ公開から稼働の間に、なるべく使っていただく工夫。
関係者に想いを語ってもらう。
改修のスパンはスマホアプリ並みを目指す。
仕様が変わることに慣れてきているはず…
変化を恐れない。何もしないことは現状維持ではなく、後退です。
Magicの「クロスリファレンス」機能は変化に強いです！
ピンチをチャンスに、そしてサプライズ。
想定を上回るアイディアを目指す。