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1 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ビジネスファシリテーション研修 Part1
Impact Catalyst
Yasuhiro Kobayashi
22 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
講師プロファイル
インパクト・カタリスト / ファシリテーター
小林 泰紘
Yasuhiro Kobayashi
【Profile】
• 東京大学経済学部卒。株式会社HUB Tokyo 創業メンバーとして、社会的事業を
行う起業家たちのコミュニティ・ビルディングおよび支援業務を経験したの
ち、某コンサルティング会社にて大手企業向けにユーザ起点でのビジネスコン
サルティング業務に従事。企業の課題解決や組織変革を支援する傍ら、よりよ
い未来へ向けた志・メッセージのある営み・ビジネスを支え促進することを
テーマにカタリスト/ファシリテーターとしても活動。
• 人々の関係性を紡ぎながら、社会によりよい変化を生み出していくための組織
や人々、社会の在り方を探求している。
【Service/Track】
• ファシリテーション・トレーニング研修、組織改革・変革推進支援、イベン
ト・ワークショップ支援 など
• デザイン思考ワークショップや、未来にフォーカスを当てたセルフ・ブラン
ディング・プログラムなどを展開した他、ビジネスにおけるイノベーションを
捉え直す対話型ワークショップやボトムアップ・イノベーションを加速させる
グローバルムーブメントの日本ローンチイベントなどファシリテーター実績多
数。
33 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
本日の流れ
合意形成のスキルウォーミングアップ
基本的な考え方やスキル
場を構成する要素
ファシリテーターをやってみる
振り返り
44 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
本日のルール
• 受動的に聞くのではなく、主体的に学びの場を一緒に創る。
• モチベーションや意見の違いを尊重する。否定しない。
• ファシリテーターが手をあげたら、気がついた人から静かに手を挙げる。
• 楽しく、真剣に!
55 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
はじめに
• この一週間を終えて、今自分はどんな状態ですか?
• 今日この時間をどんな時間にしたいですか?
66 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
本日の流れ
合意形成のスキルウォーミングアップ
基本的な考え方やスキル
場を構成する要素
【実践】ファシリテーターをやってみる
振り返り
7 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
複数人が集まり何かをしようとしている場において、
どうすれば互いの協働を促進し、
創造的な成果を生み出すことができるだろうか?
この問いに答えるのがファシリテーションという技法
参考:ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ (岩波書店)
88 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ファシリテーションのスキル
ビジネスにおけるファシリテーションで求められるスキル
対話のスキル
• 思いを引き出す
• 関係性を築く(チーム・ビルディング)
• 内省(気付き・学び)を深める
創造のスキル
• アイデアや打開策を生み出す
• 共有ビジョンや価値観をつくる
合意形成のスキル
• 議論を整理・構造化する
• 参加者の合意形成を促す
• 成果を共有する
• プロセスをつくる
• 適切な空間をデザインする
• 話しやすい雰囲気をつくる
場のデザインのスキル
4つのスキルを組み合わせながら、話し合いのプロセスをリードしていく
99 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
なぜ話し合いはうまくいかないのか?
組織の成功循環モデル(MIT教授 ダニエル・キム)
⁃ 組織の成功はチームを構成するメンバーどうしの「関係性の質」の向上から始まる
関係の質
思考の質
行動の質
結果の質
出典: マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム “A Model for Organizational Success”
うまくいかない話し合
いは、「思考の質」を
無理やり変えようとす
る場合が多い
「関係の質が変化しなければ、思考の質は変化しない」
もっと考えろ!
 参加者同士の関係
 参加者とテーマの関係
1010 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ファシリテーションの効用
ファシリテーションが促進する成功循環モデル
関係の質
思考の質
行動の質
結果の質
マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム “A Model for Organizational Success” をもとに作成
場の質
場のデザイン
のスキル
対話のスキル
創造のスキル
合意形成のス
キル
ファシリテーションの技法を通じて、「場の質」→「関係の質」→「思考の質」
を高めていくことで、創造的な成果(行動や結果)につながる好循環を促進する
1111 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
場(空間)の質を高める
場(空間)の質が高まっている状態とは?
 何をやるか、どんな場なのかが共有されている
 適切な会場のセッティングがなされている
 適切な参加者が集まっている
場の質を高めるためのヒント(場のデザインのスキル)
• 場の目的やルールを共有する
 オリエンテーション
(OARR)
 グラウンドルール
• 空間デザインに気を配る
 イスやテーブルの並べ方
 グループサイズ
 音楽、お菓子、小道具
• 目的にかなう参加者を集める
 事前ヒアリング
 システムに関わる全ての人を
招く(ホールシステムアプ
ローチ)
1212 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
関係の質を高める
関係の質が高まっている状態とは?
 自分や他の人がその場に集まっている目的や期待を共有している
 関係のない心配事や不安を保留し、全員がその場に集中している
 立場や役職に関係なく、安心して、感じたことや気付き・不安を口にすることができる
• 思いや感情を共有する
 チェックイン
 ジョハリの窓
 リーダーシップインテグレー
ション
• 安心・安全の場作り
 グラウンドルール(違いや多
様性を共用する)
 ディベートではなく、対話へ
 傾聴・問いかけ
 ウォーミングアップ(アイス
ブレイク)
論理的側面だけでなく、感情的側面(思いや不安、モチベーション)への配慮
関係の質を高めるためのヒント(対話のスキル)
1313 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
思考の質を高める
思考の質が高まっている状態とは?
 お互いの意見やアイデアが共有され、刺激しあっている(場に集った人の脳みそが接続されている)
 新しい気付きや内省、物事の捉え方の変化が起こっている
 議論が構造化され、全体で議論の方向に合意している
• 発散・収束のメリハリをつける
 ルールを明確化する(アイデア出
しと評価のプロセスを分ける/人
のアイデアは否定せずに、乗っか
る)
• 参加者のリフレームを促す
 多様な視点を可視化する
 ワールドカフェ
 軸の転換を促す
 問いを用意する(課題→強
み、べき論→思い)
• あらかじめ意思決定(合意形成)の方
法を決めておく
 多数決
 ハイライト投票法
• 議論を可視化・構造化する
 ホワイトボード
 ファシリテーションツールを活用する
 二分割法
 ゴールツリー
 ペイオフマトリックス など
思考の質を高めるためのヒント(創発・合意形成のスキル)
1414 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
すぐに使える基本スキル① ~ 空間デザイン
場(空間)のデザインが与える影響は想像以上に、大きい。
1515 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
すぐに使える基本スキル① ~ 空間デザイン
場(空間)のデザインが与える影響は想像以上に大きい。
• イスやテーブルの並べ方
• スクール型/コの字型/アイランド型/サークル型 etc…
• 会場の物理的な構造が参加者の思考や心理に影響する
(e.g. サークルウェイ@Eileen Fisher)
※今日のテーブルがスクール型だったら・・・?
• グループサイズ
• 大人数だと話しにくい/少人数だと話しやすい
• 人数が多いと意見のバリュエーションは増える/一人あたりの話す時間が減る
• 周辺環境(音楽、お菓子、道具など)
• 普段の会議室とは違う空間をつくる(c.f . 日常の会議のワークショップ化)
• ただし、周辺環境が参加者の集中を妨げることがないように注意
1616 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
すぐに使える基本スキル② ~ グラウンドルール
たかがルール、されどルール。
1717 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
すぐに使える基本スキル② ~ グラウンドルール
グラウンドルールとは、話し合いの場全体で共有される話し合いのルールのこと
参加者の思いやストーリーを引き出したい
時のルール例
役職を越えて、組織の課題意識を掘り下げ
たい時のルール例
• 安心・安全の場をつくる
• ルールを場全体に共有することで、参加者は安心して振る舞うことができる
• 健全な話し合いを阻害するような振る舞いを予め防ぐことができる
• 思考の質を高める
• ルールを決めることで、参加者の思考プロセスをサポートすることができる
• ブレスト(発散)や意見の絞込み(収束)などのメリハリをつけるのに絶大な効果を発揮する
対話を通じて、自分自身とテーマについて
気づきを深めたい時のルール例
1818 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
すぐに使える基本スキル② ~ グラウンドルール
ルールを決めることは、(例えば)ブレストを活性化するためにも効果を発揮します。
• アイデアの「創出」と「評価」を明確にわける。
Separate Generation and Evaluation - Adam. K, D-school
• 人のアイデアに乗っかること大歓迎。否定はしない。
(“Yes, and” の法則)
→ブレストは参加者の脳(無意識)をつなげることで付加価値になる
→ブレイン・ライティング、マンダラチャートなどは便乗を促進する手法
• とにかく質より量。くだらないアイデアでもどんどん出す。
XXは事業性の観点
から難しいだろう
これはテーマから
ずれてない?
お前、これは俺の
アイデアのパクリ
じゃないのか?
こんなこというと
馬鹿にされるかな。
はずかしい・・
創発を促進する超重要3原則
たかがルール、されどルール
1919 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
すぐに使える基本スキル③ ~ チェックイン
参加者が「参加」してくれなければ、話し合いは進まない
2020 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
すぐに使える基本スキル③ ~ チェックイン
チェックインは、参加者がその場に参加するために、「今の自分の状況などを共有する」時間です
• その場への集中力を高める
• 自分の状態や考えていること、気がかりなことを話すことで、話し合いの間中それに囚われてしまう
ことを防ぐ
• 日常の時間から気持ちを切り替えて、「今、ここの場」に参加するという意識を持ってもらう
良い話し合いをするためには、感情的側面(思いや不安、モチベーション)への
配慮と主体性を引き出すことが大切 ※チェックインがあれば、当然、チェックアウトもあります
• 参加者の思いや主体性を引き出す
• 参加メンバー全員に話すきっかけが生まれる
→指名よりも主体的に話してもらうことが重要
(e.g トーキングオブジェクト)
• 思いや感情的な側面を共有するきっかけになる
• 関係の質を高める
• 期待や思いを共有し、お互いのことを知ることができる
• 一人ひとりの話を傾聴することで、相手を尊重するという意識を高める
2121 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
本日の流れ
合意形成のスキルウォーミングアップ
基本的な考え方やスキル
場を構成する要素
ファシリテーターをやってみる
振り返り
2222 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
コンテンツとプロセス
場を構成する要素にはコンテンツとプロセスがある
• コンテンツ
 その場で話されていること
 表にでてくる
• プロセス
 コンテンツ以外の場の全て
(場の進行、参加者のモチ
ベーション、表情・仕草、雰
囲気など)
 言語化しにくい
 表にでてこない
ファシリテーターが話し合いのプロセスをリードし、参加者がコンテンツを
つくっていくのが基本的な役割分担(参加者をコンテンツに集中させる)
私はXXだと思う。
なぜならX!”#A$%
その話はさっき
△△でみんな合意
したのに・・・
なんだか寒いな。お腹
痛くなってきた・・
さっきからAさんしか話して
いないな・・他の人は退屈そ
うな表情をしている
そろそろアイデアを分類し
て、一回目の収束に入ろう
2323 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
コンテンツとプロセス
例えばこんな状況・・・
【ケース】
メンバーの二人の意見がかみ合わず、二人の間で激しい応酬が続いている
コンテンツに着目した問いかけ プロセスに着目した問いかけ
コンテンツとプロセスどちらへの介入が必要なのかを見極めるのもファシリ
テーターの重要なスキル
2424 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
コンテンツとプロセス
• ファシリテーターは、場全体で何が起こっているかを観察し、基本的にはプロセスの思
考に注力する。
• ただし、発言(コンテンツ)への傾聴も同時に行いながら、必要なときには適切な介入
を行い、全体のバランスを整えることが必要。
発言内容を追っていくことに注力しすぎたり、ファシリテーターが
議論にのめり込むと、他のメンバーの様子が目に入らなかったり、
プロセスがグチャグチャになってしまったりする
(具体例)
アイデアの発散中に、ひとつのアイデアの良し悪しの議論にファシリテーターも一緒に取り込まれ、
結局、十分な発散がしきれないままタイムアップ
一方で、内容の展開を理解せずにプロセスを動かそうとすると、的
はずれな対応になり場がしらけてしまったり、参加者の参加意欲が
失われてしまったりする
(具体例)
話し合いの中で見えてきた重要な論点についての議論がちょうど盛り上がっているところを、時間
が来たからと言って切り上げてしまい、参加者がしらける
ありがちな失敗パターン①
ありがちな失敗パターン②
議論にのめり込み
プロセスが崩壊する
的外れな介入に
場がしらける
2525 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
観察
仮説介入
「場」に対して敏感になる
ファシリテーションの仮説検証サイクル
参加者のうち何人か眉間に
しわをよせてる
場の進行には、人の内的側面が大きく影響するため、予定通りにいかないことが
多くある。余白を持ったプロセスを設計すると共に、「その場で何が起こってい
るか」に対して敏感になる必要がある。
場全体で何が起こって
いるのかを観察する
なぜそれが起こってい
るのか仮説を立てる
仮説をもとに場に介入
をする
さっきまで身を後ろに引い
ていたAさんが前のめりに
なっている
この議論に納得できていない
のかもしれないな
さっきのBさんの発言に刺激
を受けたのかもしれない
「〇〇に関して、このよう
な意見がでました。他の方
は意見も聞いてみましょう。
XXさんなどいかがです
か?」
もしかしたらトイレに行きた
いだけかもしれない
予定では次のプロセスに進
む時間だが、もう少し今の
ワークを続けよう
介入から起こる出来事
をまた観察する
※在る状況での介入が他の状況
でも適切かどうかはわからない
(ここからスタート)
2626 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ここまでのまとめ
• 感情的側面への配慮を心がけ、関係の質(参加者同士の関係 / 参加者と
テーマの関係)を高めるところから
• コンテンツにも気を配りながら、基本的には話し合いのプロセスをリード
することに注力する
• 「その場で何が起こっているか」に対する感度を高め、場に介入する
2727 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
本日の流れ
合意形成のスキルウォーミングアップ
基本的な考え方やスキル
場を構成する要素
ファシリテーターをやってみる
振り返り
2828 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
実践ワーク
実際にファシリテーションをやってみよう
• グループでファシリテーターを1人決めて下さい
→今朝、起きた時間が一番早い人
ファシリテーターの人 他のメンバー
• ファシリテーターは、テーマを聞きに前にで
てきて下さい
• テーマについての話し合いを上手く進めるた
めに、以下の2つを考えて下さい
• 話し合いの進め方(プロセス)
• メンバーに問いかける「問い」
• 場のデザインや話し合いのルールについても、
ファシリテーターの人が決めて下さい
• 道具は好きな様に使って頂いて構いません
• 他のメンバーの中で、場の観察係を1人決め
て下さい。
→「場で何が起こっているか」を意識的に観
察して下さい(話し合いにも参加してもらっ
て構いません)
2929 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ファシリテーション・テーブル
ファシリテーション・テーブルを活用してみましょう
3030 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ワークの振り返り
• では、やってみましょう!
LET’S TRY!!
3131 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ワークの振り返り
ワークの振り返りをします
• ファシリテーターの人は上手く出来たこと、難しかったことをシェアして下さい
→周りの人からフィードバックがあればしてあげて下さい
• その場では、どんなことが起こっていましたか?気がついたことを話し合って下さい
• もっと良い話し合いにするために、どんな工夫ができたでしょうか?
3232 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ワークの振り返り
もう少し振り返りをしましょう
• プロセスの例
• 「話し合いで意見がでない要因の洗い出し」(課題の洗い出し/発散)→「課題のグルーピング」(課題
の構造化/抽出)→「課題を解決するアイデア出し」(ブレスト/発散)→「それぞれが良いと思うアイデ
アに投票」(絞込み/収束)
• 話し合いにおけるプロセスを整理(プロセスマッピング)→各プロセスにおけるボトルネックの洗い出
し→ボトルネックの解消のアイデア出し→アイデア投票
• 問いかけの例
• 「話し合いで意見が出しにくい課題はなにか?」→ 一般論になりやすい
• 「グループの話し合いであなたが自分の意見を出せない時はどんなときか?」
→ べき論ではなく、各自の経験や感覚が活きる方が議論が活性化し、斬新なアイデアもでやすい
3333 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ワークの振り返り
もう少し振り返りをしましょう
• ブレストを活性化させる例
• ルールを決める
• 時間やノルマを決める(Time Push効果)
• アイデアを出しやすいスペースを確保する
• 軸や枠組みを整理する、視点を変える
※場にでてきたコンテンツをみて、チームの思考を広げたり、偏りを直したりできると良い
⁃ 「話し合い」のプロセスを分けて考える→プロセスマッピング
⁃ アイデアの傾向(偏り)を見える化する→ポジショニングマップ
⁃ 個人で使う/チームで使う、心理的/機能的、場作りをサポート/コンテンツをサポート
⁃ 出てきたアイデアからチームのバイアス軸を提示する(上級編)
• 合意形成の進め方・工夫の例
• 「良い」の基準を決める(e.g. 新規性、有用性、実現しやすさ)
• 話し合いの可視化(空中戦をやめて、地上戦に持ち込む)
⁃ ポストイットや模造紙、ホワイトボードの活用
• 優先順位の可視化
⁃ ペイオフマトリックス
• 意思決定の方法をあらかじめ決めておく
⁃ 投票で最も多いアイデア→同立1位の場合はXXさんが決める
⁃ リーダーはその場でYes/Noのどちらかを必ず決定する (e.g Workout@GE)
3434 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
チェックアウト
• 今日はあなたにとってどんな時間でしたか?
• 今後、実際の現場でトライしてみたいことを1つ決めて、紙
に書き出して下さい
• 今日の学びと今後のトライをチームでシェアして下さい
3535 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
ファシリテーターの心構え
ファシリテーターの姿勢・態度・意思(自分自身が誰としてそこに関わるのか)は、否応なしにその場
を通じて生まれてくるものに影響していきます
• 参加者への信頼・尊重
– 参加者を信頼し、その場で起こることを尊重する
– 自分の意志を持つのは重要だが、それを押し付けたり意図的に誘導したりすることはしない
– 場は信頼関係で成り立っている1つの有機的なシステム
• 起こすのではなく、自(おの)ずから起こる
– 教える<引き出す<溢れだす (中野民生教授)
– 変えたい、動かしたいという思いは大切だが、無理やり動かそうとすることは逆効果になることもある
– コントロールを手放し、自分を通じてその場で何が起こっているのかに注意を向ける(i.e マインドフルネス)
• 個人と組織と社会を一筋につないでいく
– 言葉で納得しても、自分を突き動かすものがなければ、実際の行動に結びつかないことも多い
– 関係性の土壌を耕し、自分の在り方(being)や組織、社会とのつながりを捉え直していくことが、結果として創造的
な成果を生み出していく
– 「世界が幸せでなければ自分も幸せでないし、自分が幸せでなければ世界は幸せになれない」 (Thich Nhat Hanh)
3636 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
システムへの介入の成功は、介入者の心のあり様に依存する
- ウィリアム・オブライエン ハノーバー保険会社 前CEO
3737 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
あなたが詩人であるなら、この一枚の紙の中に雲が浮かんでいるのを見るでしょう。
If you are a poet, you will see clearly that there is a cloud floating in this sheet of paper.
- Thich Nhat Hanh
3838 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
■お問い合わせ■
小林 泰紘
yasuhiro.impact@gmail.com
 ファシリテーション講座・研修
 組織改革プロセス支援
 ワークショップ・場作り支援
TO BE CONTINUED
3939 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved.
参考文献
• ファシリテーター養成講座 / 森時彦 (ダイヤモンド社)
• ワークショップデザイン―知をつむぐ対話の場づくり / 堀 公俊、加藤 彰(日本経済新聞出版社)
• ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ(岩波書店)
• 組織変革ファシリテーター/ 堀公俊 (東洋経済新報社)
• 学習する組織 / 高間邦男(光文社新書)

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ビジネスファシリテーション研修Part1

  • 1. 1 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ビジネスファシリテーション研修 Part1 Impact Catalyst Yasuhiro Kobayashi
  • 2. 22 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 講師プロファイル インパクト・カタリスト / ファシリテーター 小林 泰紘 Yasuhiro Kobayashi 【Profile】 • 東京大学経済学部卒。株式会社HUB Tokyo 創業メンバーとして、社会的事業を 行う起業家たちのコミュニティ・ビルディングおよび支援業務を経験したの ち、某コンサルティング会社にて大手企業向けにユーザ起点でのビジネスコン サルティング業務に従事。企業の課題解決や組織変革を支援する傍ら、よりよ い未来へ向けた志・メッセージのある営み・ビジネスを支え促進することを テーマにカタリスト/ファシリテーターとしても活動。 • 人々の関係性を紡ぎながら、社会によりよい変化を生み出していくための組織 や人々、社会の在り方を探求している。 【Service/Track】 • ファシリテーション・トレーニング研修、組織改革・変革推進支援、イベン ト・ワークショップ支援 など • デザイン思考ワークショップや、未来にフォーカスを当てたセルフ・ブラン ディング・プログラムなどを展開した他、ビジネスにおけるイノベーションを 捉え直す対話型ワークショップやボトムアップ・イノベーションを加速させる グローバルムーブメントの日本ローンチイベントなどファシリテーター実績多 数。
  • 3. 33 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 本日の流れ 合意形成のスキルウォーミングアップ 基本的な考え方やスキル 場を構成する要素 ファシリテーターをやってみる 振り返り
  • 4. 44 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 本日のルール • 受動的に聞くのではなく、主体的に学びの場を一緒に創る。 • モチベーションや意見の違いを尊重する。否定しない。 • ファシリテーターが手をあげたら、気がついた人から静かに手を挙げる。 • 楽しく、真剣に!
  • 5. 55 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. はじめに • この一週間を終えて、今自分はどんな状態ですか? • 今日この時間をどんな時間にしたいですか?
  • 6. 66 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 本日の流れ 合意形成のスキルウォーミングアップ 基本的な考え方やスキル 場を構成する要素 【実践】ファシリテーターをやってみる 振り返り
  • 7. 7 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 複数人が集まり何かをしようとしている場において、 どうすれば互いの協働を促進し、 創造的な成果を生み出すことができるだろうか? この問いに答えるのがファシリテーションという技法 参考:ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ (岩波書店)
  • 8. 88 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ファシリテーションのスキル ビジネスにおけるファシリテーションで求められるスキル 対話のスキル • 思いを引き出す • 関係性を築く(チーム・ビルディング) • 内省(気付き・学び)を深める 創造のスキル • アイデアや打開策を生み出す • 共有ビジョンや価値観をつくる 合意形成のスキル • 議論を整理・構造化する • 参加者の合意形成を促す • 成果を共有する • プロセスをつくる • 適切な空間をデザインする • 話しやすい雰囲気をつくる 場のデザインのスキル 4つのスキルを組み合わせながら、話し合いのプロセスをリードしていく
  • 9. 99 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. なぜ話し合いはうまくいかないのか? 組織の成功循環モデル(MIT教授 ダニエル・キム) ⁃ 組織の成功はチームを構成するメンバーどうしの「関係性の質」の向上から始まる 関係の質 思考の質 行動の質 結果の質 出典: マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム “A Model for Organizational Success” うまくいかない話し合 いは、「思考の質」を 無理やり変えようとす る場合が多い 「関係の質が変化しなければ、思考の質は変化しない」 もっと考えろ!  参加者同士の関係  参加者とテーマの関係
  • 10. 1010 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ファシリテーションの効用 ファシリテーションが促進する成功循環モデル 関係の質 思考の質 行動の質 結果の質 マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム “A Model for Organizational Success” をもとに作成 場の質 場のデザイン のスキル 対話のスキル 創造のスキル 合意形成のス キル ファシリテーションの技法を通じて、「場の質」→「関係の質」→「思考の質」 を高めていくことで、創造的な成果(行動や結果)につながる好循環を促進する
  • 11. 1111 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 場(空間)の質を高める 場(空間)の質が高まっている状態とは?  何をやるか、どんな場なのかが共有されている  適切な会場のセッティングがなされている  適切な参加者が集まっている 場の質を高めるためのヒント(場のデザインのスキル) • 場の目的やルールを共有する  オリエンテーション (OARR)  グラウンドルール • 空間デザインに気を配る  イスやテーブルの並べ方  グループサイズ  音楽、お菓子、小道具 • 目的にかなう参加者を集める  事前ヒアリング  システムに関わる全ての人を 招く(ホールシステムアプ ローチ)
  • 12. 1212 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 関係の質を高める 関係の質が高まっている状態とは?  自分や他の人がその場に集まっている目的や期待を共有している  関係のない心配事や不安を保留し、全員がその場に集中している  立場や役職に関係なく、安心して、感じたことや気付き・不安を口にすることができる • 思いや感情を共有する  チェックイン  ジョハリの窓  リーダーシップインテグレー ション • 安心・安全の場作り  グラウンドルール(違いや多 様性を共用する)  ディベートではなく、対話へ  傾聴・問いかけ  ウォーミングアップ(アイス ブレイク) 論理的側面だけでなく、感情的側面(思いや不安、モチベーション)への配慮 関係の質を高めるためのヒント(対話のスキル)
  • 13. 1313 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 思考の質を高める 思考の質が高まっている状態とは?  お互いの意見やアイデアが共有され、刺激しあっている(場に集った人の脳みそが接続されている)  新しい気付きや内省、物事の捉え方の変化が起こっている  議論が構造化され、全体で議論の方向に合意している • 発散・収束のメリハリをつける  ルールを明確化する(アイデア出 しと評価のプロセスを分ける/人 のアイデアは否定せずに、乗っか る) • 参加者のリフレームを促す  多様な視点を可視化する  ワールドカフェ  軸の転換を促す  問いを用意する(課題→強 み、べき論→思い) • あらかじめ意思決定(合意形成)の方 法を決めておく  多数決  ハイライト投票法 • 議論を可視化・構造化する  ホワイトボード  ファシリテーションツールを活用する  二分割法  ゴールツリー  ペイオフマトリックス など 思考の質を高めるためのヒント(創発・合意形成のスキル)
  • 14. 1414 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. すぐに使える基本スキル① ~ 空間デザイン 場(空間)のデザインが与える影響は想像以上に、大きい。
  • 15. 1515 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. すぐに使える基本スキル① ~ 空間デザイン 場(空間)のデザインが与える影響は想像以上に大きい。 • イスやテーブルの並べ方 • スクール型/コの字型/アイランド型/サークル型 etc… • 会場の物理的な構造が参加者の思考や心理に影響する (e.g. サークルウェイ@Eileen Fisher) ※今日のテーブルがスクール型だったら・・・? • グループサイズ • 大人数だと話しにくい/少人数だと話しやすい • 人数が多いと意見のバリュエーションは増える/一人あたりの話す時間が減る • 周辺環境(音楽、お菓子、道具など) • 普段の会議室とは違う空間をつくる(c.f . 日常の会議のワークショップ化) • ただし、周辺環境が参加者の集中を妨げることがないように注意
  • 16. 1616 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. すぐに使える基本スキル② ~ グラウンドルール たかがルール、されどルール。
  • 17. 1717 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. すぐに使える基本スキル② ~ グラウンドルール グラウンドルールとは、話し合いの場全体で共有される話し合いのルールのこと 参加者の思いやストーリーを引き出したい 時のルール例 役職を越えて、組織の課題意識を掘り下げ たい時のルール例 • 安心・安全の場をつくる • ルールを場全体に共有することで、参加者は安心して振る舞うことができる • 健全な話し合いを阻害するような振る舞いを予め防ぐことができる • 思考の質を高める • ルールを決めることで、参加者の思考プロセスをサポートすることができる • ブレスト(発散)や意見の絞込み(収束)などのメリハリをつけるのに絶大な効果を発揮する 対話を通じて、自分自身とテーマについて 気づきを深めたい時のルール例
  • 18. 1818 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. すぐに使える基本スキル② ~ グラウンドルール ルールを決めることは、(例えば)ブレストを活性化するためにも効果を発揮します。 • アイデアの「創出」と「評価」を明確にわける。 Separate Generation and Evaluation - Adam. K, D-school • 人のアイデアに乗っかること大歓迎。否定はしない。 (“Yes, and” の法則) →ブレストは参加者の脳(無意識)をつなげることで付加価値になる →ブレイン・ライティング、マンダラチャートなどは便乗を促進する手法 • とにかく質より量。くだらないアイデアでもどんどん出す。 XXは事業性の観点 から難しいだろう これはテーマから ずれてない? お前、これは俺の アイデアのパクリ じゃないのか? こんなこというと 馬鹿にされるかな。 はずかしい・・ 創発を促進する超重要3原則 たかがルール、されどルール
  • 19. 1919 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. すぐに使える基本スキル③ ~ チェックイン 参加者が「参加」してくれなければ、話し合いは進まない
  • 20. 2020 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. すぐに使える基本スキル③ ~ チェックイン チェックインは、参加者がその場に参加するために、「今の自分の状況などを共有する」時間です • その場への集中力を高める • 自分の状態や考えていること、気がかりなことを話すことで、話し合いの間中それに囚われてしまう ことを防ぐ • 日常の時間から気持ちを切り替えて、「今、ここの場」に参加するという意識を持ってもらう 良い話し合いをするためには、感情的側面(思いや不安、モチベーション)への 配慮と主体性を引き出すことが大切 ※チェックインがあれば、当然、チェックアウトもあります • 参加者の思いや主体性を引き出す • 参加メンバー全員に話すきっかけが生まれる →指名よりも主体的に話してもらうことが重要 (e.g トーキングオブジェクト) • 思いや感情的な側面を共有するきっかけになる • 関係の質を高める • 期待や思いを共有し、お互いのことを知ることができる • 一人ひとりの話を傾聴することで、相手を尊重するという意識を高める
  • 21. 2121 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 本日の流れ 合意形成のスキルウォーミングアップ 基本的な考え方やスキル 場を構成する要素 ファシリテーターをやってみる 振り返り
  • 22. 2222 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. コンテンツとプロセス 場を構成する要素にはコンテンツとプロセスがある • コンテンツ  その場で話されていること  表にでてくる • プロセス  コンテンツ以外の場の全て (場の進行、参加者のモチ ベーション、表情・仕草、雰 囲気など)  言語化しにくい  表にでてこない ファシリテーターが話し合いのプロセスをリードし、参加者がコンテンツを つくっていくのが基本的な役割分担(参加者をコンテンツに集中させる) 私はXXだと思う。 なぜならX!”#A$% その話はさっき △△でみんな合意 したのに・・・ なんだか寒いな。お腹 痛くなってきた・・ さっきからAさんしか話して いないな・・他の人は退屈そ うな表情をしている そろそろアイデアを分類し て、一回目の収束に入ろう
  • 23. 2323 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. コンテンツとプロセス 例えばこんな状況・・・ 【ケース】 メンバーの二人の意見がかみ合わず、二人の間で激しい応酬が続いている コンテンツに着目した問いかけ プロセスに着目した問いかけ コンテンツとプロセスどちらへの介入が必要なのかを見極めるのもファシリ テーターの重要なスキル
  • 24. 2424 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. コンテンツとプロセス • ファシリテーターは、場全体で何が起こっているかを観察し、基本的にはプロセスの思 考に注力する。 • ただし、発言(コンテンツ)への傾聴も同時に行いながら、必要なときには適切な介入 を行い、全体のバランスを整えることが必要。 発言内容を追っていくことに注力しすぎたり、ファシリテーターが 議論にのめり込むと、他のメンバーの様子が目に入らなかったり、 プロセスがグチャグチャになってしまったりする (具体例) アイデアの発散中に、ひとつのアイデアの良し悪しの議論にファシリテーターも一緒に取り込まれ、 結局、十分な発散がしきれないままタイムアップ 一方で、内容の展開を理解せずにプロセスを動かそうとすると、的 はずれな対応になり場がしらけてしまったり、参加者の参加意欲が 失われてしまったりする (具体例) 話し合いの中で見えてきた重要な論点についての議論がちょうど盛り上がっているところを、時間 が来たからと言って切り上げてしまい、参加者がしらける ありがちな失敗パターン① ありがちな失敗パターン② 議論にのめり込み プロセスが崩壊する 的外れな介入に 場がしらける
  • 25. 2525 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 観察 仮説介入 「場」に対して敏感になる ファシリテーションの仮説検証サイクル 参加者のうち何人か眉間に しわをよせてる 場の進行には、人の内的側面が大きく影響するため、予定通りにいかないことが 多くある。余白を持ったプロセスを設計すると共に、「その場で何が起こってい るか」に対して敏感になる必要がある。 場全体で何が起こって いるのかを観察する なぜそれが起こってい るのか仮説を立てる 仮説をもとに場に介入 をする さっきまで身を後ろに引い ていたAさんが前のめりに なっている この議論に納得できていない のかもしれないな さっきのBさんの発言に刺激 を受けたのかもしれない 「〇〇に関して、このよう な意見がでました。他の方 は意見も聞いてみましょう。 XXさんなどいかがです か?」 もしかしたらトイレに行きた いだけかもしれない 予定では次のプロセスに進 む時間だが、もう少し今の ワークを続けよう 介入から起こる出来事 をまた観察する ※在る状況での介入が他の状況 でも適切かどうかはわからない (ここからスタート)
  • 26. 2626 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ここまでのまとめ • 感情的側面への配慮を心がけ、関係の質(参加者同士の関係 / 参加者と テーマの関係)を高めるところから • コンテンツにも気を配りながら、基本的には話し合いのプロセスをリード することに注力する • 「その場で何が起こっているか」に対する感度を高め、場に介入する
  • 27. 2727 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 本日の流れ 合意形成のスキルウォーミングアップ 基本的な考え方やスキル 場を構成する要素 ファシリテーターをやってみる 振り返り
  • 28. 2828 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 実践ワーク 実際にファシリテーションをやってみよう • グループでファシリテーターを1人決めて下さい →今朝、起きた時間が一番早い人 ファシリテーターの人 他のメンバー • ファシリテーターは、テーマを聞きに前にで てきて下さい • テーマについての話し合いを上手く進めるた めに、以下の2つを考えて下さい • 話し合いの進め方(プロセス) • メンバーに問いかける「問い」 • 場のデザインや話し合いのルールについても、 ファシリテーターの人が決めて下さい • 道具は好きな様に使って頂いて構いません • 他のメンバーの中で、場の観察係を1人決め て下さい。 →「場で何が起こっているか」を意識的に観 察して下さい(話し合いにも参加してもらっ て構いません)
  • 29. 2929 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ファシリテーション・テーブル ファシリテーション・テーブルを活用してみましょう
  • 30. 3030 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ワークの振り返り • では、やってみましょう! LET’S TRY!!
  • 31. 3131 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ワークの振り返り ワークの振り返りをします • ファシリテーターの人は上手く出来たこと、難しかったことをシェアして下さい →周りの人からフィードバックがあればしてあげて下さい • その場では、どんなことが起こっていましたか?気がついたことを話し合って下さい • もっと良い話し合いにするために、どんな工夫ができたでしょうか?
  • 32. 3232 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ワークの振り返り もう少し振り返りをしましょう • プロセスの例 • 「話し合いで意見がでない要因の洗い出し」(課題の洗い出し/発散)→「課題のグルーピング」(課題 の構造化/抽出)→「課題を解決するアイデア出し」(ブレスト/発散)→「それぞれが良いと思うアイデ アに投票」(絞込み/収束) • 話し合いにおけるプロセスを整理(プロセスマッピング)→各プロセスにおけるボトルネックの洗い出 し→ボトルネックの解消のアイデア出し→アイデア投票 • 問いかけの例 • 「話し合いで意見が出しにくい課題はなにか?」→ 一般論になりやすい • 「グループの話し合いであなたが自分の意見を出せない時はどんなときか?」 → べき論ではなく、各自の経験や感覚が活きる方が議論が活性化し、斬新なアイデアもでやすい
  • 33. 3333 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ワークの振り返り もう少し振り返りをしましょう • ブレストを活性化させる例 • ルールを決める • 時間やノルマを決める(Time Push効果) • アイデアを出しやすいスペースを確保する • 軸や枠組みを整理する、視点を変える ※場にでてきたコンテンツをみて、チームの思考を広げたり、偏りを直したりできると良い ⁃ 「話し合い」のプロセスを分けて考える→プロセスマッピング ⁃ アイデアの傾向(偏り)を見える化する→ポジショニングマップ ⁃ 個人で使う/チームで使う、心理的/機能的、場作りをサポート/コンテンツをサポート ⁃ 出てきたアイデアからチームのバイアス軸を提示する(上級編) • 合意形成の進め方・工夫の例 • 「良い」の基準を決める(e.g. 新規性、有用性、実現しやすさ) • 話し合いの可視化(空中戦をやめて、地上戦に持ち込む) ⁃ ポストイットや模造紙、ホワイトボードの活用 • 優先順位の可視化 ⁃ ペイオフマトリックス • 意思決定の方法をあらかじめ決めておく ⁃ 投票で最も多いアイデア→同立1位の場合はXXさんが決める ⁃ リーダーはその場でYes/Noのどちらかを必ず決定する (e.g Workout@GE)
  • 34. 3434 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. チェックアウト • 今日はあなたにとってどんな時間でしたか? • 今後、実際の現場でトライしてみたいことを1つ決めて、紙 に書き出して下さい • 今日の学びと今後のトライをチームでシェアして下さい
  • 35. 3535 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ファシリテーターの心構え ファシリテーターの姿勢・態度・意思(自分自身が誰としてそこに関わるのか)は、否応なしにその場 を通じて生まれてくるものに影響していきます • 参加者への信頼・尊重 – 参加者を信頼し、その場で起こることを尊重する – 自分の意志を持つのは重要だが、それを押し付けたり意図的に誘導したりすることはしない – 場は信頼関係で成り立っている1つの有機的なシステム • 起こすのではなく、自(おの)ずから起こる – 教える<引き出す<溢れだす (中野民生教授) – 変えたい、動かしたいという思いは大切だが、無理やり動かそうとすることは逆効果になることもある – コントロールを手放し、自分を通じてその場で何が起こっているのかに注意を向ける(i.e マインドフルネス) • 個人と組織と社会を一筋につないでいく – 言葉で納得しても、自分を突き動かすものがなければ、実際の行動に結びつかないことも多い – 関係性の土壌を耕し、自分の在り方(being)や組織、社会とのつながりを捉え直していくことが、結果として創造的 な成果を生み出していく – 「世界が幸せでなければ自分も幸せでないし、自分が幸せでなければ世界は幸せになれない」 (Thich Nhat Hanh)
  • 36. 3636 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. システムへの介入の成功は、介入者の心のあり様に依存する - ウィリアム・オブライエン ハノーバー保険会社 前CEO
  • 37. 3737 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. あなたが詩人であるなら、この一枚の紙の中に雲が浮かんでいるのを見るでしょう。 If you are a poet, you will see clearly that there is a cloud floating in this sheet of paper. - Thich Nhat Hanh
  • 38. 3838 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. ■お問い合わせ■ 小林 泰紘 yasuhiro.impact@gmail.com  ファシリテーション講座・研修  組織改革プロセス支援  ワークショップ・場作り支援 TO BE CONTINUED
  • 39. 3939 Copyright © Yasuhiro Kobayashi, All rights reserved. 参考文献 • ファシリテーター養成講座 / 森時彦 (ダイヤモンド社) • ワークショップデザイン―知をつむぐ対話の場づくり / 堀 公俊、加藤 彰(日本経済新聞出版社) • ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ(岩波書店) • 組織変革ファシリテーター/ 堀公俊 (東洋経済新報社) • 学習する組織 / 高間邦男(光文社新書)