ロボットが戦闘不能になる前に行うべき事 (RPA LT 20190920)
- 3. 自己紹介
冨 洋一 @ tomiyoichi
株式会社フィックスポイント
システム運用自動化ツール "Kompira"の導入支援 & ユーザー教育 & 鬼軍曹担当
「システム運用自動化」とは : めんどくさくてダルい作業 = Toil (トイル)の撲滅
• システム障害検知 ~ 復旧対応 ~ エンジニアへの通知
• 新人用アカウント発行と通知
• 脆弱性・セキュリティー対応や新規PC・サーバーなどのメンテナンスなどなど
• 要は会社の裏方のインフラ屋のRPAです。
- 4. 自動化ロボット戦力投入の規模感
(異論はあると思いますが)ざっくり2通り
規模感 目的 ロボットの寿命 ロボット死亡時のダメージ
戦術級
(個人・部門クラス)
自分の作業を楽
にしたい
自分の退職まで
またはプロジェクトの
終了まで
私が大変
戦略級
(会社・事業部クラス)
業務プロセスの
改善のために組
織的に導入
事業をたたむか
会社がつぶれるまで
業務が止まる。
影響範囲が大きいと
新聞に出る
SNS炎上
幹部の謝罪会見 etc
「戦術レベル」で導入したものは、ソフトのライフサイクル管理の観点でいろいろとリスキー
- 9. 戦闘力維持のために明日から出来ること
1. 文書化は超大事 ・・・ いざというとき誰かに託せるように(属人化の解消)
マニュアルさえあればアムロ少年(15)でも、いきなりガンダムを操縦できる。
• 操作マニュアル
• 整備マニュアル、 開発メモ
最低限、①入出力のファイルやアクセス先など ②処理の概要 はメモして、誰でも見られるように
2. メンテナンスのためのリソースを確保、 計画的に装備を更新(陳腐化対策)
新パイロット・整備兵(エンジニアとか外注先)の育成、 保守・アップデートの予算の確保
RPAならツールのバージョンアップに対するロボットの改修対応など
これ怠ると、数年後に手が付けられなくなります。