20190528_JOSS2019「JPCOARによるRDM人材育成の取り組みと今後の展開」
- 4. JPCOAR作業部会・タスクフォース(TF)
42019/5/28 JOSS2019_JPCOARによるRDM人材育成の取り組みと今後の展開
2017年度 2018年度 2019年度
JAIRO Cloud運用
作業部会
JAIRO Cloud運用
作業部会
研究データ作業部会
研修作業部会 研修作業部会
コンテンツ流通促進
作業部会
広報普及作業部会 広報普及作業部会
コミュニティ強化・支援
作業部会
研究データTF 研究データTF 人材育成作業部会
研究者情報連携TF 研究者情報連携TF
OA方針成果普及TF メタデータ普及TF
メタデータ普及TF 中長期計画検討TF
SCPJ検討TF
※「JPCOARオープンアクセスリ
ポジトリ戦略2019~2021年
度」( http://id.nii.ac.jp/145
8/00000125/ )に基づき作業
部会を再編
※2019年度当初からのタスク
フォース設置は予定しない。
- 6. 研究データ管理に関する教材開発活動
2015 2016 2017 2018 2019
62019/5/28 JOSS2019_JPCOARによるRDM人材育成の取り組みと今後の展開
機関リポジトリ推進委員会 オープンアクセスリポジトリ推進協会
日本向け教材「RDMトレーニングツー
ル」の開発
2017.6 「RDMトレーニングツール」公開
5,288 DL
2017.11-2018.1 JMOOC/gaccoにてオンライン講座「オー
プンサイエンス時代の研究データ管理」開講
受講者数2,305名(修了率25%)
2018.8 新教材「研究データ管理サービ
スの設計と実践」の開発・公開
1,798 DL
2018.8-10 オン
ライン講座試用プ
ロジェクト
参加機関数18
2019 学認LMSに
てオンライン講座
試験運用実施
2016.4 NISOによる入門書「研究データ管理」の日本語訳公開
( http://id.nii.ac.jp/1280/00000195/ ) 1,145 DL
DL=ダウンロード数(~2019年4月)
- 7. メンバー (1)
2016年度 機関リポジトリ推進委員会 研究データTF
尾城 孝一(東京大学附属図書館/主査)、山地 一禎(国立情報学研究所/副査)
天野 絵里子(京都大学学術研究支援室)、大園 隼彦(岡山大学附属図書館)、西薗 由依(鹿児島大
学学術情報部)、前田 翔太(北海道大学附属図書館)、三角 太郎(千葉大学附属図書館)、南山 泰
之(国立極地研究所情報図書室)
2017年度 JPCOAR研究データTF
山地 一禎(国立情報学研究所/主査)
青木 学聡(京都大学情報環境機構)、天野 絵里子(京都大学学術研究支援室)、尾城 孝一(国立情
報学研究所)、常川 真央(千葉大学附属図書館アカデミック・リンク・センター)、西薗 由依(鹿
児島大学学術情報部)、松本 侑子(東京大学附属図書館)、南山 泰之(国立極地研究所情報図書
室)
72019/5/28 JOSS2019_JPCOARによるRDM人材育成の取り組みと今後の展開
- 8. メンバー (2)
2018年度 JPCOAR研究データTF
林 正治(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター/主査)
芝 翔太郎(北海道大学附属図書館)、松野 渉(筑波大学学術情報部)、常川 真央(千葉大学アカデミッ
ク・リンク・センター)、青木 学聡(京都大学情報環境機構)、天野 絵里子(京都大学学術研究支援室)、
西岡 千文(京都大学附属図書館研究開発室)、安原 通代(京都大学工学研究科総務課図書掛)、西薗 由依
(鹿児島大学学術情報部)、南山 泰之(国立極地研究所情報図書室)、山地 一禎(国立情報学研究所オープ
ンサイエンス基盤研究センター)、尾城 孝一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)、
船守 美穂(国立情報学研究所情報社会相関研究系)
2019年度 JPCOAR研究データ作業部会
結城 憲司(北海道大学附属図書館/主査)
芝 翔太郎(北海道大学附属図書館)、松野 渉(筑波大学学術情報部)、小林 裕太(千葉大学附属図書館)、
中竹 聖也(東京大学情報システム部)、岩井 雅史(信州大学附属図書館)、天野 絵里子(京都大学学術研
究支援室)、木下 直(鳥取大学研究推進部)、大園 隼彦(岡山大学附属図書館)、西薗 由依(鹿児島大学
学術情報部)、小野寺 千栄(物質・材料研究機構統合型材料開発・情報基盤部門)、田邉 浩介(物質・材料
研究機構統合型材料開発・情報基盤部門)、天野 晃(物質・材料研究機構統合型材料開発・情報基盤部門)、
榎本 翔(日本貿易振興機構アジア経済研究所学術情報センター)、船守 美穂(国立情報学研究所オープンサ
イエンス基盤研究センター)、古川 雅子(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)、朝岡
誠(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)、常川 真央(国立情報学研究所オープンサイ
エンス基盤研究センター)、尾城 孝一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
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- 9. 教材「RDMトレーニングツール」
目的
学習者が研究データ管理に関する基礎的な知識を習得する
研究データ管理サービス構築の足掛かりを得る
内容
全7章から構成されるeラーニング教材
各章は、スライドと解説で提供
受講対象者
図書館、IT部門、研究支援部門の職員(URA)等
オープンサイエンスや研究データ管理に関心のある教職員
http://id.nii.ac.jp/1458/00000023/
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- 10. 構成
102019/5/28 JOSS2019_JPCOARによるRDM人材育成の取り組みと今後の展開
章 内容
第1章 導入 研究データ管理の重要性が増している背景や、研究データ、研究デー
タ管理の定義について学ぶ。
第2章 データ管理計画
(DMP)
効果的なデータ管理に欠かせないデータ管理計画に関し、作成義務化
の動向や、その構成要素について学ぶ。
第3章 保存と共有 研究データの研究期間中の保管や長期保存に関する留意点について学
ぶ。また、研究データの共有に関して、その意義や検討すべき点、共
有方法について学ぶ。
第4章 組織化、文書化、
メタデータ作成
研究データを長期的に管理・活用するために欠かせない、一定のルー
ルに則ったデータの組織化や、データについて説明する文章やメタ
データの作成について学ぶ。
第5章 法・倫理的問題 研究データをめぐる著作権や、再利用を促進するためのライセンスの
仕組みについて学ぶ。あわせて、センシティブデータを取り扱う上で
の留意点や、研究倫理についても学ぶ。
第6章 ポリシー 国や助成団体、機関、学会等が、研究データの保存や共有を求めるポ
リシーを策定する例が増えており、これらの動向及びポリシー策定の
要件について学ぶ。
第7章 研究データ管理
サービスの検討
学習者が自機関での研究データ管理サービスを構築していくためのス
テップを学ぶ。
- 14. 構成
章 内容
第1章:序論 研究データ管理に関する基礎的な知識を学ぶ
• 研究データ管理とは何か
• 研究データ管理の重要性が増している背景
• 研究データ管理サービスとは何か
第2章:サービス設計 自機関の実情に合ったサービスを設計するために必要なことを学ぶ
• 組織づくりや機関としての戦略やポリシーの立案
• Data Asset Framework(データ資産フレームワーク)の活用法
第3章:研究前の支援 研究者が研究を開始する前段階で、どのような支援が求められているかについて学ぶ
• 研究者が遵守すべきポリシーとは何か
• 研究資⾦配分機関等が求めるDMP(データ管理計画)の作成支援
第4章:研究中の支援 研究者が研究を実施している最中に求められる支援について学ぶ
• 研究データの種類とセキュリティポリシーの関係
• データの保存と機関の役割
• 利用可能なデータの発⾒方法
• データの分析や可視化の支援方法
• 論文発表の際に必要とされるデータの取扱い
• データ管理計画の⾒直し
第5章:研究後の支援 研究終了後に、得られたデータを公開することについて学ぶ
• データの公開前に確認すべきこと
• データの公開場所としてのデータリポジトリの選定
• 公開するデータに付与すべきメタデータ、識別子、ライセンスなど
第6章:日常的な支援 日常的な研究データ管理サービスについて学ぶ
• 研修の実施方法
• ポータルサイトの構築と提供すべき情報
• 窓⼝業務の実施体制
• 広報のための資料作成やアドボカシー活動の展開方法
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- 15. 教材の受容例
土木学会認定e-ラーニング http://committees.jsce.or.jp/op
cet/01e-learning/JMOOC
土木学会の継続教育(CPD)制度における認定e-ラーニング講
座の一つとして選定
「統合イノベーション戦略」(2018年6月15日閣議決定)
https://www8.cao.go.jp/cstp/tougosenryaku/
基礎的な能力開発プログラムとして位置づけ
「研究データリポジトリ整備・運用ガイドライン」(国
際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する
検討会, 2019年3月29日) https://www8.cao.go.jp/cstp/ty
ousakai/kokusaiopen/guideline.pdf
基本知識を学べるオンライン教材の国内事例として紹介
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