体験GTD ~知的作業に区切りをつける方法~
- 7. GTD: Getting Things Done
• David Allen, Getting Things Done: The Art of Stress-Free
Productivity, Penguin books, 2001.
( 邦訳:仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮
する方法 , はまの出版 , 2001 年)
• GTD :
デビッド・アレン氏が提唱する仕事の管理法。
著書の頭文字をとってこう呼ばれる
7
- 8. GTD の目的
• “ 仕事や生活の雑事につねに追いかけられているような気
分にみんなうんざりしている。これまで逃してきたチャン
”スを活かし、創造的な思考を楽しむ余裕を取り戻したい
[ デビッド・アレン,ストレスフリーの仕事術 ]
• 上記の実現するのが GTD の目的
8
- 14. 再び GTD の目的
• “ やりかけの仕事を片付けることによって、本当にや
りたいことのために集中力と創造的なエネルギーを
”100パーセント使えるようにすること [ ストレス
フリーの仕事術 ]
• “ 今までで一番すばらしかったアイデアは自分の
ToDo ”リストにはなかった [ 配布資料より ]
• リストにあげた仕事をひたすら消していくのが目的
ではなく、リストにあがっていない仕事に対して大
きな安心を持って立ち向かえることがポイント!
14
- 15. GTD の概略
• 5つのステップ
– 収集、処理、整理、レビュー、実行
• すべてを一箇所にまとめる
– リストを物理的に一箇所(ひとかたまり)にまとめる
– 次にやるべき行動がわからなくなったときに「そこ」だ
けを見れば良いようにしておく
15
- 16. 収集( 1/2 )
• 頭にある全ての事柄を紙の上に書き出す
– 分類しない
– 実現するかしないかも問わない
– ちょっとでも気にかかっていることはすべて書き出す
– 仕事、プライベート、壮大、些細を問わない
• 一度に一つのことをするのが GTD のポイント
16
- 17. 収集( 2/2 )
• 初回は最低 1 時間。できれば 2 時間ぐらいかける
• もう、本当に頭の中に何もないというところまで書
き出す
• 手が止まったら配布資料のトリガーリストを利用し
てみる
• 自分だけが分かれば良いので、形式や正確な表現か
どうかは問わない
• 2 回目以降も必ず、まず分類せずに書き出すことか
ら始めること
17
- 18. 処理( 1/2 )
• 配布資料の 23 ページにあるフローチャートに従い、書き
出した仕事を分類する
• 分類項目についての細かい説明は配布資料を参考のこと
• このフローチャートは基本形なので、自分の状況にあわせ
て自由に改変してよい
• 重要なのは一つ残らず分類すること
18
- 19. 処理( 2/2 )
• 物理的なアクション(次にとるべき行動)は具体的に書く
こと。すなわち、自分がそれを行う様子が想像できるよう
に書くこと
• 複数のアクションから成り立つものは「プロジェクト」と
すること
• ちょっとでも延期したい気分があれば「いつかやる」に分
類する
• 自分に見栄を張ってもしょうがないので正直に分類するこ
と
19
- 23. GTD を頭の中以外にも適用する
• 本来は GTD は頭の中の仕事だけを対象にしておらず、書類
整理やコンピュータのファイル整理も同じ方法で行うこと
を推奨している
• 収集→処理→整理→レビュー→実行
• 私が理解する GTD のポイントは
「覚えるべきことは頭の中におかない 」
23
- 24. GTD を 1 年半続けてみて( 1/2 )
• 良い点
– 細かい仕事を比較的忘れなくなった
– わからなくなったら「リスト確認すればいいや」と
いう気楽さができた
– 新しいアイデアを忘れずにメモしておけるように
なった
24
- 25. GTD を 1 年半続けてみて( 2/2 )
• 悪い点(微妙な点)
– 記憶力が落ちたような気がする:リストに書いていない
仕事はバッサリと忘れる
– 常にメモができる環境にないと GTD を続けられない
– Web ベースで管理しているので、インターネットにつ
ながることができないと無力
– 週次レビュー( 1 週間に一度の全リスト点検)がいまだ
に習慣づけられない
25
- 28. 処理
• 紙を 5 枚配るのでそれぞれを以下のように名づけてく
ださい
– いつかやる
– プロジェクト
– 連絡待ち
– 次にとる行動
– 資料
• 「カレンダー」は日付つきで「次にとる行動」にいれ
てください
28