2019年後半版です。 ・2020機能性物質の製造 ・培養フォアグラのタイムライン（2021一部レストラン、2023一般販売） ・2025「ステーキ」 など。

1. 細胞農業
イニシアチブ
インテグリカルチャー(株)

2. 細胞培養コスト
1/10000
PCT/JP2016/067599
特許6111510号
細胞培養肉
Cell-based meat

3. 魚類
20兆円
200兆円
(2020,世界)*
牛肉
70兆円
消費資源量は
大豆の
10倍
温室効果ガス
排出要因の
18%
森林破壊
原因の
70%
環境負荷
*Zion Market Research
蛋白源
環境負荷から持続不可能に

4. 細胞
バイオリアクター
（大型タンク）
培養液
成形・熟成
「細胞培養肉(cell-based meat)」
培養鶏レバー

5. これまで
￥28,000,000
細胞培養肉ハンバーグ 200g

6. コストの壁、突破
～2016
既存方法
¥3000万/kg
￥30万
¥300
培養液
消耗品
設備費
1/10000以下
無血清化
2017
ラボ規模
CulNet PoC1
2025~大規模
プラント化
CulNet 2.5稼働開始
当社2019/3/27付リリース
「全自動バイオリアクターで血清成分の作出が可能に、
培養肉最大の課題であるコストの壁を突破へ」
全自動培養装置
PCT/JP2016/067599
特許6111510号

7. “CulNet™ System” 動作原理
0円/Lに
⇒培養肉の価格は600円/kgへ
成長因子
糖・無機物
・アミノ酸
成長因子基礎培地
細胞増殖因子
(FBS成分)
安価 極めて高価
細胞培養液の構成 体内と同じ共培養

8. 羊膜 肝臓 卵管
(成体由来)
腸 脳 胆嚢
膵臓
筋
拡張性：安価な原料で多様な細胞

9. ▲PoC 1号機と2号機 ▼ラボ実証機 2018～
“CulNet System”コンセプト実証
培養鶏レバー
2016 2017
培養筋肉組織

10. 要するに、何ができる技術？
「汎用大規模細胞培養技術」
色々な細胞を大量に作れる技術
＝安く。
1/100以下、1/100,000も視野に

11. 「細胞培養のプラットフォーム技術」
糖分・
アミノ酸
“CulNet System”
プラットフォーム
有用物質
培養細胞
コスメ
サプリ
食品
など
重量単価 高
重量単価 低

12. 長期ロードマップ
機能性物質
i.e. コスメ
ペースト食品
i.e.フォアグラ
加工肉
i.e.サラミ
食品
培養液
血清 血球ホルモン 血管
2020 2021 2023
生体組織
i.e.ステーキ
2025
R&D
成果 特願2018-210910
「スペースソルト」で
2019末に一般販売

13. 「スペースソルト」で
2019末に一般販売
長期ロードマップ
機能性物質
i.e. コスメ
ペースト食品
i.e.フォアグラ
加工肉
i.e.サラミ
食品
培養液
血清 血球ホルモン 血管
2020 2021 2023
生体組織
i.e.ステーキ
2025
R&D
成果 特願2018-210910

14. 機能性物質例: アンチエイジング用途
高齢化する世界にて、“Age-ism”(年齢コンプレックス) に悩む人
が急増している。
多くの人が特に、肌年齢による強い劣等感に悩む
アンチエイジング市場4000
億円、CAGR 5%

15. 培養上清「セラメント™」
・幼児の体内環境(若い血液)を再現する培養上清液
・線維芽細胞のコラーゲン産出能力を向上させるアンチエイジング
効果
・従来品は高価すぎて(100万円/L~)、利用が限られていた。
脂質、代謝産物
等の機能性成分
コラーゲン
産出促進
肌を改善

16. 「スペースソルト」で
2019末に一般販売
長期ロードマップ
機能性物質
i.e. コスメ
ペースト食品
i.e.フォアグラ
加工肉
i.e.サラミ
食品
培養液
血清 血球ホルモン 血管
2020 2021 2023
生体組織
i.e.ステーキ
2025
R&D
成果 特願2018-210910

17. フォアグラについて
・(強制給餌)された鴨の脂肪肝
・世界市場規模は600億円、年率5%で成長している
・動物愛護の観点から、一部の国では禁止されていたり、食べ
ることに罪悪感を感じる人も多い
赤：生産国 青：禁止国

18. 培養フォアグラ
試作に使う実機
2017年デモ
容量5L 制御装置付き
提供開始
CulNet1.0
8㎏/月
店頭販売開始
CulNet2.0
300㎏/月
大規模化
CulNet2.5
4t/月
上市へ
製造コストと生産能力
2021 2023 2025
￥2000/100g
￥300/100g

19. 細胞農業全体へのソリューション
プラットフォーム
提供方法
CulNetでの共同研究
開発 ￥500万/年～
CulNet機の販売
￥1億~3億 / 台
CulNet Systemでの
ソリューション提供
(消耗品、サービス)
グローバルに各地域食文化へ製品を対応させるため、すべての細
胞農業メーカーに細胞培養プラットフォームを提供する。
世界の様々な細胞農業企業

20. CulNetが起こす蛋白源革命
CulNetをオープンソース化、IoT化し、実機の製造や販売を外部
化する ⇒ 世界中で細胞培養肉が作れるようになる。
当
社
接続、
運用データ
新興国でペットボトルで
作ったお手製CulNet畜産農家
個人ユーザー
食品会社 街のレストラン
家電メーカー製
のCulNet
運用サービス,
細胞(消耗品)
細胞培養肉
メーカー
巨大培養肉
プラント
アーティスト
遠隔地でもドローンで
細胞配達？

21. 細胞農業の農村風景
地産地消
藻類や人工光合成
で培養液を生産
肉を培養
水消費-95%, 土地消費-98%?
Tuomisto 2011, Oxford

22. 魚肉
Finless
Foods(米)
$3.5M調達
皮革
Modern
Meadow(米)
$53.5M調達
細胞農業の広がりと可能性
牛乳
Perfect
Day(米)
$61.5M調達
培養肉

23. 宇宙への可能性
火星での食料生産
宇宙農業

24. 事業マイルストーン
2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026
ヘルスケア
肉
プラット
フォーム
上清液
コスメ原料
上市
フォアグラ
テスト提供
フォアグラ
缶詰発売
加工肉
テスト提供
加工肉発売
細胞農業企業向け
共同研究開始
CulNet 2.5
提供開始
CulNet 2.0
提供開始
食品グレード培養液(ス
ペースソルト)発売

25. 細胞培養肉の他の製造方法
影響
数百万
￥/kg?
細胞培養コスト
将来に大規模化された際の
理論的な限界値
天然の細胞
不死化などをせず、
癌細胞が疑われない
ホルモン無添加
成長因子を外部から添加し
ていない
GMフリー
すべての工程においてゲ
ノム編集等は使わない
法規制への
対応状況
従来方式の細胞培養
(抗体医薬品、再生医療など) 激高 ✖ ✖ ✖ 〇
海外スタートアップ1
(ゲノム編集細菌から成長因子)
$5/kg
現在コスト￥60万/kg
✖ ✖ ✖ ✖
海外スタートアップ2
(ゲノム編集植物から成長因子)
$5/kg
現在コスト不明
✖ ✖ ✖ ✖
IntegriCulture
(CulNet System)
$3/kg
現在コスト￥2-20万/kg
〇 〇 〇 〇
*Source: https://www.wired.com/story/the-high-cost-of-lab-to-table-meat/