SlideShare une entreprise Scribd logo
1  sur  59
Télécharger pour lire hors ligne
シングルケースデザインの基礎
首藤 祐介
広島国際大学 健康科学部
An Overview of Single-Case Design
本日の内容
1.基本的なシングルケースデザインの手続き
• リバーサルデザイン
• 交替処遇デザイン
• 多層ベースラインデザイン
• 基準変更デザイン
2.シングルケースデザインの視覚分析を学ぶ
• 視覚分析で見るべきポイント
• 視覚分析の手順
2
基本的なシングルケースデザインの手続き
基本的要素と基本のパッケージ
シングルケースデザインを使う利点*
4
1. ケーススタディ/事例研究の学術的価値を高める
2. 個人をベースに効果検証が可能
3. (ベースラインにより)支援の必要性が判断できる
4. 支援が有効であったことを確認できる
5. 支援が無効であったことを確認できる
6. シングルケースデザインを適用することに向治療的効果がある
介入の効果を検証することで
• クライエントに利益がある
• 報告の聞き手に利益がある
• 臨床家自身に利益がある
*認知・行動療法学会第46回大会 自主企画シンポジウム4 より
Single Case Design (SCD)とは?
5
少人数を対象
多くの場合1〜3名程度を対象とする
目の前のクライエントその人を対象とできる
有効性の確認
介入や支援,操作(独立変数)の有効性を確認できる方法
自身のセラピーの効果を確認できる
評価の方法
治療法等ではなく,あくまで介入や支援の評価方法
良い支援と良い評価方法は相補的な関係。ただし,一致しないことも
SCDの基礎的要素
6
■ 介入により変化することが予測できる変数(従属変数)を繰り返し測定する
■ 信頼性のある方法で,頻繁に,かつ一貫し測定する
①繰り返しの測定
■ 具体的でかつ特定の介入・操作を導入する
■ その手続きは明確に記述できなければならない
②特定の介入・操作の導入
SCDに最低限含まれる要素
内的妥当性を高めるポイント (Nock, Michel, & Photos, 2008)
7
■ RCTにおける介入群-統制群にあたるのが,複数のフェイズ(典型的には、ベースラインvs介入)
■ フェイズ間における効果指標(従属変数)の変化の違い = 介入効果の可能性
①複数のフェイズ/条件の比較
■ 1つのデザインの中で,有効な変化が繰り返し確認されること
■ 偶然性を排除できる
■ 再現性の確認3回以上,がひとつのポイント
②効果の再現
その変化は偶然じゃないの? に反論する
8
基礎的要素が満たされていれば,準SCDと言える
+ 内的妥当性を高める多くのポイント = 優れたSCD
基礎的要素 + 内的妥当性
= 優れたSCD
SCDであるために
上記の観点から,ケースに応じたオリジナルのSCDを準備できる
基本的なSCDに含まれていないデザインでも,上記条件が満たされるなら強い主張が可能
リバーサルデザイン
9
SCDの最も直接的かつ基本的なデザイン
リバーサルデザインの基礎
10
最低で次の2種類のフェイズにより構成されている
ベースラインフェイズ(A)
最初のベースライン段階。
介入/独立変数の導入が行われていない状態
介入フェイズ(B)
介入や支援を行なっている段階。
独立変数の導入が行われている状態
AフェイズとBフェイズを繰り返すことで効果を証明する
最もシンプルで強力なデザインのひとつ
しかし,意外にもこのデザインの報告は少ない(研究全体の17%; Smith, 2012)
11
介入が有効なのか、データを取ってみよう!
セラピストのAさんは、多動傾向のあるBちゃんを担当しています。
課題中の着席時間を伸ばすため、ランダムな時間間隔(平均して5分)でチャイムを鳴らし、
その時にBちゃんが着席していればトークンを与える介入を行うことにしました。
トークンは貯まると、Bの好きな活動(高い高い、トランポリンなど)と交換できます。
ABデザイン
12
■ ベースラインフェイズ(A)と介入フェイズ(B)の2つで構成される
■ 様々なSCDの基礎となるデザイン
■ 厳密にはSCDではない
■ つまり、デザイン内での再現性がなく、偶然の入り込む余地が大きい
﹅ ﹅ ﹅ ﹅
0
2
4
6
8
10
12
14
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
(分)
(日)
ベースライン(A) 介入(B)
13
介入時の着席時間はベースラインより増えていました。
この支援は効果的です!
そんなの偶然だ!
こどもは発達するもんだ。
新学期が始まったタイミングだし、
その影響じゃないのかね。
心理的支援に懐疑的な
C支援員
ABAデザイン
14
■ AフェイズとBフェイズの後に、もう一度ベースライン(A)に戻るデザイン
■ ABデザインより偶然が混入する可能性が低い。
■ ただし、それでも再現性が弱い(2回の確認)。
■ そのため、正式なSCDとはしない立場もある。
0
2
4
6
8
10
12
14
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
(分)
(日)
ベースライン(A) 介入(B) ベースライン(A)
15
介入時に着席時間が増えただけではなく、介入をやめる
と着席時間が減りました。
やはり支援に効果はあります。
最初は興味本位で座ってただけで、
座るのに飽きてきただけじゃないの
か?
心理的支援に懐疑的な
C支援員
ABABデザイン
16
■ リバーサルデザインの代表的なバリエーション
■ Aフェイズ-Bフェイズ-Aフェイズ-Bフェイズの順に実施する。
■ ABAデザインよりさらに偶然が混入する可能性が低い。
■ 再現性も高い(3回の確認)。
0
4
8
12
16
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
A A
B B
(分)
17
介入時には着席時間が増え、介入をやめると着席時間が減る
ことが3度確認できました。偶然とは考えにくいです。
支援に効果があると確信を持っていえます。
うーむ!
そこまでされたら認めるしかない。
君の介入は効果的だ!
心理的支援に懐疑的な
C支援員
18
トークンもいいけれど、年齢から考えて
称賛等の社会的強化を用いてはどうでしょうか?
トークンと比較しながら試せるといいですね。
ベテランの
D心理士
ありがとうございます。
言語的賞賛が有効か、また、
トークンと言語的賞賛どちらが有効か、
確認してみます!
多重処遇リバーサルデザイン
19
■ リバーサルデザインでは、さらなる種類の介入効果も検討できる。
■ 例の場合、Aフェイズ=ベースライン、Bフェイズ=トークン、Cフェイズ=賞賛による
ABABCACBACデザイン
■ 介入をさらに追加する、フォローアップを含むなど、様々な形式が考えられる
■ いずれの場合でも、再現性を確認できるポイントを含むことが重要である
0
4
8
12
16
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50
A A
B B C A C B C
A
(分)
20
検証の結果、
トークンも賞賛も同じくらい効果的でした。
トークンを与えるときも賞賛していましたので、
注目することが大切だったのかもしれません。
アドバイス頂いた通り、年齢を考えて称賛に絞り、
支援していこうと思います。
ベテランの
D心理士
よかったですね。頑張ってください!
リバーサルデザインの適切性(Cooper, Heron, & Heward, 2007 中野, 2013)
21
除去困難
取り除くことが困難な介入(独立変数)の検討には有効ではない
インストラクション, モデリングなど
不可逆性 一度変化すると,介入が除去されてもベースラインに戻らない行動には不向き
倫理的懸念
すでに効果がありそうな介入を除去することに対する懸念
社会的,教育的,倫理的な困難が生じることがある
交替処遇デザイン
22
異なる2つ以上の介入を比較する
23
発達障がいのお子さんの療育訓練で,くすぐりと
賞賛を使っています。
そろそろ賞賛だけにしようと思って,それぞれの
効果を比較したいのですが,多重処遇リバーサ
ルデザインは,けっこう時間がかかりますね…
ベテランの
D心理士
だったら,
交替処遇デザインが使えますよ。
24
2つ以上の介入を素早く切り替える
■ それぞれの介入条件のデータを線で結ぶ
■ 介入の順序はカウンターバランスを取る
■ 同日であっても,同じ位置にプロットしない
■ データの分離(範囲からの外れ具合)で見る
﹅ ﹅ ﹅
交替処遇デザイン
(日)
0
5
10
15
課
題
へ
の
取
り
組
み
時
間
(分)
賞賛+くすぐり
賞賛のみ
1 2 3 4 5
1
悪い例
15分ずつ各強化子が取り組み時間に与える影響を見た
25
称賛だけだと,まだ厳しそうですね。
くすぐりをフェードアウトするなど,工夫してみま
す。
ベテランの
D心理士
データをとったことで,お子さんにあった
支援を考えることができましたね。
﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅
交替処遇デザインの特徴(Cooper, Heron, & Heward, 2007 中野, 2013)
26
1. 介入の除去を必要としない
2. 比較のスピードが速やか
3. 順序効果を最小限にできる
4. 即座に介入を開始できる
短所
長所
1. 介入間の干渉効果が生じる可能性がある
2. 介入を素早く切り替えることの不自然さ
3. あまり多くの介入を比較はできない(最大4つ程度)
多層(マルチプル)ベースラインデザイン
27
最も使用されるSCDであり、臨床場面で利用しやすいデザイン
多層ベースラインデザインの基礎
28
次の2種類の手続きにより構成されているデザイン
2つ以上のベースラインデータを同時に収集する
データは複数の行動(行動間),複数の場面(場面間),複数の人(参加者間)
可能な限り3つ以上のベースラインデータを収集する
これらの対象に順を追って介入(独立変数導入)を実施する
実施の開始時期は適度にずらし同時には開始しない
介入が行われない間もベースラインデータを継続して測定する
介入の除去を必要とせず,リバーサルデザインの優れた代替手段となる(Baer, Wolf, Risley, 1968)
使用しやすく報告も多いデザイン(研究全体の69%; Smith, 2012)
29
発達障害の子どもたちに,行動的訓練で水泳を
教えようと思っています。
泳いだ距離を指標にするつもりですが,訓練をや
めても泳げなくなるわけではないので,リバーサ
ルデザインは使いにくいと思っています。
効果を確認する良い方法はありませんか?
ベテランの
D心理士
多層ベースラインデザインがいいですよ
0
4
8
12
16
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20
効果検証が困難
30
ABデザインを人・場面・行動ごとに繰り返す
■ 一人ひとりはABデザインと同じ
■ 介入開始をずらすことで,他要因の混入を防止
■ 他の変化がないこととの比較で見る。
■ 参加者間以外にも次のバリエーションがある
• 行動間多層ベースラインデザイン
• 場面間多層ベースラインデザイン
多層ベースラインデザイン
0
5
10
15
20
25
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
0
5
10
15
20
25
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
0
5
10
15
20
25
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
(m)
(日)
ベースライン(A) 介入(B)
Eくん
Fちゃん
Gくん
31
いい方法ですね。
でも,多層ベースラインデザインでは,泳げない
のに「できるだけ泳いでみて」と訓練開始まで毎
回ベースラインを測らないといけないので,子ど
も達に負担がかかってしまいますね。
ベテランの
D心理士
測定の負担を減らす
多層プローブデザインがありますよ
32
間隔をあけて測定する(プローブ)
■ ベースライン前は間欠的に行動を測定する
■ プローブによりベースライン以前が推測可能
■ 測定の否定的影響を最小限にする他,コス
ト,負担を軽減する
■ フォローアップ,あるいは行動完成後を間欠
的に測定することも可能
多層プローブデザイン
0
5
10
15
20
25
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
0
5
10
15
20
25
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
0
5
10
15
20
25
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
(m)
(日)
A B
Eくん
Fちゃん
Gくん
プローブ
多層ベースラインデザインの特徴(Cooper, Heron, & Heward, 2007 中野, 2013)
33
1. 介入の除去を必要としない
2. 同時に多くの人(行動,場面)の改善をもたらす
3. 行動改善の汎化をモニタリングすることになる(行動間, 場面間)
4. 理解しやすく実施も容易
短所
長所
1. 複数の行動が同時に変化しても,その関係を証明はできない
2. 他の行動の変化の欠如から結論を出すため,リバーサルデザインより劣る
3. デザインに含まれる行動の分析というより,介入の一般的有効性を評価することになる
4. 時間と労力が必要
基準変更デザイン
34
段階的な介入により効果を評価する
35
リバーサルデザインは支援を止める必要があり,
多層ベースラインは複数の人や場面,行動を測定
しなければなりません。
このあたりを克服できるデザインはありますか?
ベテランの
D心理士
基準変更デザインは,介入の除去を必
要とせず,単一の指標に使えます。
ただし,いろいろ条件もあります。
36
段階的に介入を導入する
■ 単一の標的行動に使用する
■ 1つ1つの段階が次の段階のベースラインになる
■ 各段階が安定している必要がある
■ ほどよい基準変更が必要
• 大きな基準変更は介入の有効性を示す
• 一方,訓練が困難になる,十分な段階を準備でき
ない可能性がある
基準変更デザイン
0
100
200
300
400
500
600
700
800
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
(日)
着
替
え
に
要
し
た
時
間
(秒)
ベースライン
600秒
480秒
360秒
300秒
時間内に着替えたら強化子提示とし,
時間を段階的に下げていった
基準変更デザインの特徴(Cooper, Heron, & Heward, 2007 中野, 2013)
37
1. 介入の除去を必要としない
2. 複数の参加者,場面,行動のデータを必要とせず,単一指標に使用できる
短所
長所
1. 対象者がすでに獲得している行動レパートリーにしか使用できない
2. このデザインが最適な学習率を妨げる可能性がある
(各段階の安定を確認する必要があるため)
シングルケースデザインの視覚分析を学ぶ
データの”読み方”を習得する*
*Krasny-Pacini & Evans(2018)の紹介
SCDの結果を読み取るための方法(効果判定)
39
データをグラフ化し,目で見て介入効果(独立変数)を判断する方法
直感的な理解が得られやすく、初学者でも導入が容易
統計分析 SCDのデータを解釈するための多くの統計分析法がある
視覚分析を困難にする要因を含むデータでは非常に有益
視覚分析
■ 研究報告の頻度は視覚分析85%、視覚分析と統計分析の併用10%程度(丁子, 2020)
■ 視覚分析の理解しやすさは、クライエントにとっても利益がある
■ 統計分析は視覚分析と合わせて解釈されるべき(Krasny-Pacini & Jonathan, 2017)
Visual analysis
Statisticalanalysis
視覚分析で見るべきポイント
40
6つのポイントで確認する介入の有効性
視覚分析の6つのポイント
41
1. 水準
2. トレンド
3. 変動性
フェイズ内の分析
フェイズ間の分析
4. 即時性
5. 重複
6. 同条件フェイズの一貫性
42
水準
■ あるフェイズ内の代表値スコア
■ 以下の種類がある
■ 平均値による水準
■ 中央値による水準
■ 最低値・最高値による水準
■ フェイズの初期値・最終値を用いる場合も
視覚分析のポイント①
0
10
20
30
40
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズB
7.43
27.71
水準の計算
43
中央値の算出方法
・数字を高い方から並べる 480 40 30 20 15 15 5
・データのちょうど真ん中にあたるデータが中央値(この場合データが7つなので、4つ目)
480 40 30 20 15 15 5
0
125
250
375
500
月 火 水 木 金 土 日
15
20
5
30
480
15
40
外
出
時
間
(分)
最小値: 5
最大値: 480
平均値: 86.4
中央値: 20
44
トレンド
■ あるフェイズ内のデータの傾き
■ データの傾向のこと。以下の種類がある。
■ 上昇トレンド
■ 維持トレンド
■ 下降トレンド
視覚分析のポイント②
0
10
20
30
40
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズB
トレンド計算
45
■ Excelを用いて回帰直線を当てはめると簡単(近似曲線オプション)
■ 手計算による方法も(Semiaverage Celeration Line法*)
● データを前半と後半に分ける。データ数が奇数の場合、中央の値は無視する
● 前半データと後半データのX軸平均値を算出する
● 前半データと後半データのY軸平均値を算出する
● 前半データのX軸Y軸と、後半データのX軸Y軸にプロットする。プロットした点を直線で結ぶ
0
10
20
30
40
1 2 3 4 5 6 7
33
23
25
20
15
16
13
Y軸平均 = (13+16+15)/3
=14.7
X軸平均 = (1+2+3)/3
=2
Y軸平均 = (25+23+33)/3
=27.0
X軸平均 = (5+6+7)/3
=6
*詳細はhttps://msu.edu/course/sw/830/2008/ssd/01.intro/isd128.htm
14.7
2
27.0
6
46
変動性
■ データの範囲のこと
■ データのばらつきが大きいほど変動性は高い
■ データのばらつきが少ないほど変動性は低い
■ トレンド ± 2×SD(標準偏差)で表すことが多い
視覚分析のポイント③
0
10
20
30
40
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズB
+1SD
-1SD
+1SD
-1SD
47
即効性
■ 介入(独立変数)導入の即効性
■ フェイズの最後3つのデータと,次のフェイズ
最初3つのデータを比較する
視覚分析のポイント④
0
10
20
30
40
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズB
比較
即効性の判断
48
■ 即効性が高いほど介入効果の可能性が高い(パターン1)
■ 即効性が低いほど他の要因の混入が考えられる(パターン2)
● パターン1は介入によって速やかにデータが上昇している
● パターン2は介入後しばらくしてデータが上昇している。この時期に何らかの環境変化があった可能
性
● ただし,確実に効果が生じるが,遅延して効果が生じる,というパターンもある(これはポイントの6で
確認する)
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
37
24
35
15
7
9
6
4
8
3
12
5
5
15
パターン2
パターン1
何らかの
環境変化?
49
重複
■ あるフェイズのデータが後のフェイズと重複
する程度
■ 重複するデータが少ないほど介入(独立変
数)の効果の実証性が高まる
視覚分析のポイント⑤
0
10
20
30
40
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズB
重複の判断
50
■ 重複の補助線を引く。必要に応じて重複率を算出する
● フェイズの最高値と最低値を通る直線を引き,次のフェイズまで伸ばす
● 重複率(%) = 重複するデータ数 / フェイズのデータ数
■ 重複が少ないほど介入効果の可能性が高い(パターン1 重複率14.3%)
■ 重複が多いほど判断が困難になる(パターン2 重複率57.1%)
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
37
10
35
14
7
25
6
4
8
3
16
5
3
15
パターン2
パターン1
重複率(%)
= 4 / 7
=57.1%
重複率(%)
= 1 / 7
=14.3%
51
同条件フェイズの一貫性
■ ベースライン,介入など,同条件フェイズの
パターンに一貫性はあるか?
■ 一貫性が高いほど機能的関係を示す可能性
が高い
視覚分析のポイント⑥
0
20
40
60
80
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27
80
65
43
62
34
30
60
15
10
21
20
10
15
21
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズA
フェイズB フェイズB
比較
比較
視覚分析の手順
52
4つのステップで見る視覚分析
視覚分析の4ステップ
53
・行動は有意義に変化したか
・変化したとしたら,それはどの程度介入の結果と言えるか
次の点を検討する(Cooper, Heron, & Heward, 2007 中野, 2013)
1. ベースラインの確認
2. 各フェイズの特徴の確認
3. フェイズ間(隣接/関連するフェイズ)の比較
4. 情報の統合と機能的関係の確認
ベースラインの確認
54
■ ベースラインのデータは…
1. 問題を反映しているか/水準は?
2. トレンドは?
3. 変動性は?
変化が期待される方向のトレンド,高い変動性は,視覚判断を困難にする
0
20
40
60
80
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27
80
65
43
62
34
30
60
15
10
21
20
10
15
21
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズA
フェイズB フェイズB
水準は低い
維持トレンド
変動性も低い
各フェイズの特徴の確認
55
■ 各フェイズのデータは…
1. 水準は?
2. 変動性は?
3. トレンドは?
0
20
40
60
80
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27
80
65
43
62
34
30
60
15
10
21
20
10
15
21
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズA
フェイズB フェイズB
水準: 低い
トレンド: 維持
変動性: 低い
水準: 中程度
トレンド: 上昇
変動性: 低い
水準: 低い
トレンド: 維持
変動性: 低い 水準: 高い
トレンド: 上昇
変動性: 中程度
フェイズ間(隣接/関連するフェイズ)の比較
56
■ 各フェイズのデータは…
1. 隣接するフェイズ間の即効性は?
2. 隣接する/関連するフェイズの重複は?
3. 同条件間におけるデータの一貫性は?
0
20
40
60
80
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27
80
65
43
62
34
30
60
15
10
21
20
10
15
21
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズA
フェイズB フェイズB
即効性:中 即効性:弱
即効性:強
A1-B1 重複14% A2-B2 重複0%
B1-A2 重複71%
水準:類似
トレンド:維持
変動:低い
A1-A2
水準:B1<B2
トレンド:上昇
(B1<B2)
変動:B1<B2
B1-B2
情報の統合と機能的関係の確認
57
■ 1~3のステップで得られた情報を元に結論を下す
• 行動は有意義に変化したか
• 変化したとしたら,それはどの程度介入の結果と言えるか
0
20
40
60
80
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27
80
65
43
62
34
30
60
15
10
21
20
10
15
21
37
24
35
15
32
30
21
4
8
3
12
5
5
15
フェイズA フェイズA
フェイズB フェイズB
• フェイズ変更による速
やかなデータ変化
• フェイズ変更3回中の
2回で明確な変化
→介入の効果あり
• A1-A2は類似の特徴
• B1-B2は上昇トレンド
ただし,一部の特徴が
異なる。
→B2はB1と異なる要因
が加わった可能性
引用文献
■ Cooper, J. O., Heron, T. E., & Heward, W. L. (2006). Applied behavior analysis (2nd ed.).
New York: Prentice-Hall.(クーパー, J. O. ヘロン, T. E. ヒューワード, W. L. 中野良顯(訳)
(2013). 応用行動分析学 明石書房)
■ 丁子雄希. (2020). 作業療法士のための超実践! シングルケースデザイン-導入から統計手法
まで. 金芳堂.
■ Krasny-Pacini, A., & Evans, J. (2018). Single-case experimental designs to assess
intervention effectiveness in rehabilitation: A practical guide. Annals of Physical
and Rehabilitation Medicine. Elsevier Masson, 61(3), 164-179.
■ Nock, M. K., Michel, B. D., & Photos, V. I. (2008). Single-case research design. In M.
Dean (Ed.), Handbook of Research Methods in Abnormal and Clinical Psychology
(pp. 337–350). California: SAGE Publications.
■ Smith, J.D.. (2012). Single-Case Experimental Designs: A Systematic Review of
Published Research and Current Standards. Psychological Methods, 17(4), 510-550.
ご清聴ありがとうございました
臨床行動分析カンファレンス
シングルケースデザインの基礎

Contenu connexe

Tendances

Fumitot ver.2.3
Fumitot ver.2.3Fumitot ver.2.3
Fumitot ver.2.3FumitoT
 
介入研究と観察研究の必要事項
介入研究と観察研究の必要事項介入研究と観察研究の必要事項
介入研究と観察研究の必要事項Yasuyuki Okumura
 
データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合
データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合
データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合Seiichi Uchida
 
統計的検定と例数設計の基礎
統計的検定と例数設計の基礎統計的検定と例数設計の基礎
統計的検定と例数設計の基礎Senshu University
 
論文のいろは
論文のいろは論文のいろは
論文のいろはShu Sakamoto
 
多重代入法の書き方 公開用
多重代入法の書き方 公開用 多重代入法の書き方 公開用
多重代入法の書き方 公開用 Koichiro Gibo
 
Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?
Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?
Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?GREE/Art
 
#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDF
#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDF#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDF
#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDFYoichi Ochiai
 
線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会
線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会
線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会Kenji Hiranabe
 
楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜
楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜
楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜諒介 荒木
 
統計(人間科学のための基礎数学)
統計(人間科学のための基礎数学)統計(人間科学のための基礎数学)
統計(人間科学のための基礎数学)Masahiro Okano
 
勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとは
勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとは勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとは
勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとはTakuya Akiba
 
臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜
臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜
臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜Yasuyuki Okumura
 
ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識
ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識
ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識Tsutomu Sogitani
 
20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?
20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?
20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?SR WS
 
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」Kazuki Yamashita
 
分割時系列解析(ITS)の入門
分割時系列解析(ITS)の入門分割時系列解析(ITS)の入門
分割時系列解析(ITS)の入門Koichiro Gibo
 
データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度
データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度
データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度Seiichi Uchida
 
初期研修医のための学会スライドのキホン
初期研修医のための学会スライドのキホン初期研修医のための学会スライドのキホン
初期研修医のための学会スライドのキホンk-kajiwara
 

Tendances (20)

Fumitot ver.2.3
Fumitot ver.2.3Fumitot ver.2.3
Fumitot ver.2.3
 
介入研究と観察研究の必要事項
介入研究と観察研究の必要事項介入研究と観察研究の必要事項
介入研究と観察研究の必要事項
 
データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合
データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合
データサイエンス概論第一=1-2 データのベクトル表現と集合
 
統計的検定と例数設計の基礎
統計的検定と例数設計の基礎統計的検定と例数設計の基礎
統計的検定と例数設計の基礎
 
論文のいろは
論文のいろは論文のいろは
論文のいろは
 
多重代入法の書き方 公開用
多重代入法の書き方 公開用 多重代入法の書き方 公開用
多重代入法の書き方 公開用
 
Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?
Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?
Gcm#3 uiデザインの品質を効率的に向上させるには?
 
#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDF
#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDF#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDF
#FTMA15 第一回 鬼コース 全PDF
 
線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会
線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会
線形代数の視覚的理解 V1.1-Gストラング勉強会
 
楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜
楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜
楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜
 
統計(人間科学のための基礎数学)
統計(人間科学のための基礎数学)統計(人間科学のための基礎数学)
統計(人間科学のための基礎数学)
 
勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとは
勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとは勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとは
勉強か?趣味か?人生か?―プログラミングコンテストとは
 
臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜
臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜
臨床疫学研究における傾向スコア分析の使い⽅ 〜観察研究における治療効果研究〜
 
ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識
ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識
ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識
 
20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?
20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?
20170202 srws第7回補講RoB2.0で決める知りたい効果とは?
 
画像処理基礎
画像処理基礎画像処理基礎
画像処理基礎
 
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
 
分割時系列解析(ITS)の入門
分割時系列解析(ITS)の入門分割時系列解析(ITS)の入門
分割時系列解析(ITS)の入門
 
データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度
データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度
データサイエンス概論第一=2-1 データ間の距離と類似度
 
初期研修医のための学会スライドのキホン
初期研修医のための学会スライドのキホン初期研修医のための学会スライドのキホン
初期研修医のための学会スライドのキホン
 

Similaire à シングルケースデザインの基礎.pdf

企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価
企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価
企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価情報処理学会 情報システム教育委員会
 
アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~
アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~
アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~Makoto SAKAI
 
【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直
【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直
【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直schoowebcampus
 
CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)
CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)
CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)cvpaper. challenge
 
振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コース
振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コース振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コース
振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コースTakahiro Matsumoto
 
順序データでもベイズモデリング
順序データでもベイズモデリング順序データでもベイズモデリング
順序データでもベイズモデリング. .
 
小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devlove
小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devlove小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devlove
小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devloveYosuke Matsuura
 
リーン原則とソフトウェア開発
リーン原則とソフトウェア開発リーン原則とソフトウェア開発
リーン原則とソフトウェア開発You&I
 
Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Kenji Okubo
 
人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーション
人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーション人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーション
人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーションTakahiro Matsumoto
 
鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日
鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日
鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日Hironori Washizaki
 
データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法
データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法
データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法Kikuya Takumi
 
Distribution naite19
Distribution naite19 Distribution naite19
Distribution naite19 Asako Yanuki
 
データアカデミーの活動紹介
データアカデミーの活動紹介データアカデミーの活動紹介
データアカデミーの活動紹介Code for Japan
 
AgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけて
AgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけてAgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけて
AgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけてShuji Morisaki
 
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法 「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法 Tsuyoshi Kaneko
 

Similaire à シングルケースデザインの基礎.pdf (20)

おしゃスタat銀座
おしゃスタat銀座おしゃスタat銀座
おしゃスタat銀座
 
企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価
企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価
企業と連携した情報システム企画の実践的教育取り組み、改善とその評価
 
アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~
アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~
アダプタブル・ウォーターフォール開発の事例 ~想定外の作業はチケットで補完せよ!~
 
C15
C15C15
C15
 
【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直
【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直
【Schoo web campus】データ分析、その前にやっておくべきこと 先生 田畑直
 
CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)
CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)
CVPR2017/ICCV2017から見た研究動向(名古屋CV・PRML勉強会)
 
振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コース
振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コース振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コース
振り返り会話練習の場としての心肺蘇生術コース
 
順序データでもベイズモデリング
順序データでもベイズモデリング順序データでもベイズモデリング
順序データでもベイズモデリング
 
小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devlove
小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devlove小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devlove
小さなことで大きな成果をだす秘訣は? #devlove
 
リーン原則とソフトウェア開発
リーン原則とソフトウェア開発リーン原則とソフトウェア開発
リーン原則とソフトウェア開発
 
Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123
 
人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーション
人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーション人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーション
人としての発展と社会組織発展を視野にいれた医療シミュレーション
 
鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日
鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日
鷲崎 愛媛大学講演-プロジェクト型演習2014年12月15日
 
データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法
データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法
データサイエンス勉強会_効率の良い勉強方法
 
TC2010
TC2010TC2010
TC2010
 
Distribution naite19
Distribution naite19 Distribution naite19
Distribution naite19
 
データアカデミーの活動紹介
データアカデミーの活動紹介データアカデミーの活動紹介
データアカデミーの活動紹介
 
AgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけて
AgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけてAgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけて
AgileTourOsaka2011 関係者に理解してもらえるアジャイル開発にむけて
 
問題解決方法
問題解決方法 問題解決方法
問題解決方法
 
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法 「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
 

シングルケースデザインの基礎.pdf