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2021年2月3日
先端IT活用推進コンソーシアム
コンテキスト・コンピューティング研究部会
リーダー: 道村 唯夫(富士ゼロックス株式会社)
IT Forum 2021
「空気を読む家」を読み解く
~ 朝の出勤前の行動を例に ~
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内容
1. はじめに
2. 社会知と意思決定
3. 社会知のモデル化と活用 ~「朝の出勤前の行動」を例に~
4. 今後の活動
2
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はじめに
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課題認識
4
情報爆発
認知限界
認知バイアス
消極的自由の肥大
不確実性
の高まり
気候変動
世界のフラット化
社会の複雑・多様化
計算機が日常生活に近接
意思決定の傾向・理論
弱い紐帯の強さ
主観の重要性
情報取得から情報活用へ
有用な情報の見極めと活用
社会的な「知」の構築と活用
人と機械の協働
石から玉を見つける(玉石混淆)、信頼と納得
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社会知でリスクや損失を回避・低減
• 「朝の出勤前の行動」 のモデル化
• シナリオを解析して以下の議論を反復
– シンプルなモデルにフレーミング
– 回避・低減すべきリスクや損失を分析
• 明示的なリスク・損失: 出勤時刻に間に合わない
• 暗黙の価値観(常識)に関する認識: 生活の満足化 (≠ 最適化)
– 行動の目的・課題(ドメイン)を抽出
– 目的・課題の解決・対応案(タスク)を列挙
• リスクや損失を生む判断ミスの可能性を確認
– 認知バイアスとヒューリスティック
– 目的・課題、解決・対応案間の関係を構築
– 解決・対応案の共通の属性・制約条件を定義
– 各行動を評価するためのコンテキストを定義
5
「朝の行動」の特性
– 日常的な行動
• ルーティーン
• 無意識的な活動
• 習慣的
• リラックス
– 突発的事象の可能性
• 家には危険がいっぱい
• 体調と機嫌・気分
• 自我消耗と判断ミス
– 出勤後の活動に影響
• 緊張感の有無
• 作業効率の変動
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ドメインとタスク
6
タスク
アクティビティ
トップドメイン
サブドメイン
サブサブドメイン
課題の対象領域
課題の解決・対応案
突発的事象注意ポイント
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突発的事象発生時の関連リスクの高まり
7
タスク
アクティビティ
トップドメイン
サブドメイン
サブサブドメイン
課題の対象領域
課題の解決・対応案
影
響
事後対策
事後対策
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社会知と意思決定
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社会知の重要性
• 不確実性環境下での意思決定
– 発生確率が不明で複雑な環境
– 限定合理性と満足化(≠最適化) ⇒主観確率と主観評価
• 価値効用の最大化ではなく参照点からのプラスかマイナスかに反応
• バイアスとヒューリスティックによる衝動的で自信過剰な意思決定
• 弱い紐帯の強さ(M.Granovetter)
– 情報は力よりも重要である
– 個人の発展には弱いつながりが家族や友人関係より重要
• 多様な視点
• 自己決定
– 納得性、動機づけ、期待と信頼
• 情報の信頼性
– 発信元への期待と内容の理解・共感・合意
⇒ 単一の視点では課題に気づかなかったり偏った判断になったりする可能性
⇒ 課題を正確に認識し、多様な視点から主義・信条に基づいて冷静に評価し判断する
9
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社会知の活用
• 意思決定の傾向・特性
– 速い思考(システム1)
• 慣れ親しんだ状況での判断は適切で目先の予測は概ね正しいがバイアスがある
– プライミング、利用可能性、整合性、フレーミング、内部情報依存、選好逆転、最小努力の法則、など
– 遅い思考(システム2)
• 困難な場面での問題解決に役立つ緻密で的確な処理を行うが自我消耗(メンタルエネルギーの消費)を伴う
– 注意力が必要で注意が逸れてしまうとうまく判断できない、セルフコントロールと認知的努力は知的作業の一形態
– ヒューリスティクス
• 論理的一貫性のある判断を志向しているが衝動・感情・記憶などにより一貫性は限定的(限定合理性)
– 社会的には政策や制度などの手助けが無ければ正確な判断を下し正しく意思決定することはできない
– 経験する自己と記憶する自己
• ピークとエンドを過大に重視し、実際の経験を歪んだ形で思い出す
• 社会知の活用
– リスクや不都合な結果をもたらす意思決定・判断を回避する ⇒ 結果と(主観的評価)の推定
• 対象の課題に対する情報と解決策の候補を提示する
• 集中している場面での予想外の刺激に対応する
• 見慣れた課題に対して適切な緊張感を与える
• 未経験の課題・タスクに対する判断基準を示す
• スキルの習得、(レアな事象に対する)記憶の獲得
10
マーケティングでの活用事例は多い
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社会知のモデル化と活用
「朝の出勤前の行動」を例に
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協働プロジェクト「空気を読む家」
• 安全安心な空気を読む家
– 安全と安心
• 安全
– 許容できないリスクがないこと [ISO/IEC 51:2014]
– 損害や損失が発生する可能性をゼロにする(絶対安全)
cf. セキュリティ、保安 (犯罪や事故などを防止するための警備全般)、保全、保守
• 安心 (「国語大辞典」小学館)
– 心が安んじること
– 気がかりなことがなくて、心が落ち着くこと
– 心が安らかで心配のないさま
– 空気を読む
• その場にいる人の様子や周囲の雰囲気から判断して最良の対応をすること(https://meaning-difference.com/?p=544)
– ちなみに、 NHK「チコちゃんに叱られる」(2021年1月22放送)では、「0.2秒の本音を見ている」 - 観念連合
» 理性的に判断する前の喜び、怒り、悲しみ、驚き、嫌悪、軽蔑、恐怖の七つの感情を読んでいる
– 一方、「忖度」の現代解釈は、自分なりに考えて、(その場にいない)他人の心を推し量り、気持ちを汲み取ること
» 「近年、特に立場が上の人の意向を推測し、盲目的にそれに沿うように行動することの意で用いられることがある」(新明解国語辞典)
– 最良の対応
• (少なくとも家内での)生活の満足化につながる対応
– 課題の認識がない場合は課題が認識される
– 衝動的な判断でのリスクが高い時には他の選択肢の存在を認識させる
– 緩やかな苦痛は容認し、高い喜びをもたらす
– 利益の最大化ではなく損失を最小化する
• 稀だがリスクの高い事象の発生に備える
– プライムを用いて災害などの発生時にとるべき行動をスキル化する
12
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ドメインとタスク
13
タスク
アクティビティ
トップドメイン
サブドメイン
サブサブドメイン
課題の対象領域
課題の解決・対応案
突発的事象注意ポイント
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リスクと対策
14
タスク
アクティビティ
トップドメイン
サブドメイン
サブサブドメイン
課題の対象領域
課題の解決・対応案
突発的事象注意ポイント
寝坊する/不快な目覚め
• 睡眠時間の確保
• 睡眠の質の向上
• 起床のベストプラクティス
間に合わない
• 適切な時間に起床
• 急いで行動
• 短時間のタスクを選択
• 必須でないタスクのスキップ
朝食が作れない
• 食材、器具の確保・保守
• 体調管理の実施
調理中の怪我など
• 注意力・集中力の投入
服用していない
• 服用薬の準備
• 慌てない
• 他に気を取られない
• 服用を喚起する
ドメイン内で完結する対策は少ない
⇒ ドメイン間での協調が必要
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タスクの共通属性とコンテキスト
15
• 共通属性 • コンテキスト
変化が激しい
やや変化が激しい
変化する
あまり変化しない
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想定実装
• 分散協調型エージェントによる意思決定支援
16
様々な役割のエージェント群が 協調して 人間の行動や感情を推定し
時には応援し リスクが高いときには行動を促し 生活の満足度を高めることに寄与する
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快適に通勤する
健康維持・増進
社会性
生理現象
嗜好・弛緩/安堵・趣味・娯楽
口腔ケア
食事
身だしなみ
教養・常識
着替え
洗顔
髭剃りと整髪
ニュース
睡眠と起床
トイレ
入浴
コーヒー
運動習慣
散歩 ウォーキング
ラニング
歯磨き
マウスウォッシュ
歯磨きチューブと歯ブラシ ブラッシング
すすぎ
ウォッシュ液
くちゅくちゅ・ぺ
後片付け
食べる
準備S
On Time
歩く
走る
公共交通機関
軽食
ゼリー食
喫煙
服用
シャワー
パン食
清潔
治療 薬
健康機能性補助 サプリメント
米食
準備R
準備B
準備J
持ち出す
起床準備 起床
起床時間確認
体調確認
体温・脈拍
表情・顔色・期限
動作・挙動
業務遂行
持ち物の準備
音楽鑑賞
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ドメインとタスク、コンテキスト
17
体調確認
Agent
朝食
Agent
体温
Agent
表情
Agent
1
1
2
3
4
4
5
4
珈琲
Agent
6
6
6
7
On Time
Agent
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今後の活動
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実装課題と要検討項目
• 動的に状況が変わる中で動作する
意思決定支援システム
– 常識・倫理と主義・信条・信念の扱い(個別化)
• エージェントモデル
– 階層構造を持つ: 扱う内容の抽象度の違い
– サブサンプション・アーキテクチャ
– 人をシステムの一部として扱いたい
• Pub-Sub or RPC
– 相手に対する知識をだれが持つ?
• 空間OSが仲介者となる
– ローレベルなエージェントとルール/知識による結びつけ
• エージェント間の情報授受
– トリガー、詳細、論拠・根拠
– RDFストアを介してトリガーをあげ、受けた方はRDFストアを
クエリする
– 複数のエージェント間での同期: 待ちとタイムアウト
19
• エージェントの状態遷移(ライフサイクル)
– 初期状態、活性状態、非活性状態
– 緊急事態の判断後の動作、通報中、人が立ち上がった
ら? ⇒ 要検討
• 人間APIの活用
– 人のモデルを持っている各個人に対応したモデルもある
が、多重度のあるモデルもある
– 空気を読む家を擬人化して、家が人間に対応して動作す
るケースでは多重度は関係がない
– その空間にいる人間をモデル化しその人間の状態を知る
API、人間に指示し応答を得るAPI、空気を読む家を擬人
化した時に人間に応対するAPI
• 長期的な履歴の活用と残し方
– 時間的・質的な粒度と保存期間
• 人間に寄り添った考え方
– 機械による自動化ではできないようなところを人間がシ
ステムを有効活用する
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今後の活動
• 認知バイアスを低減しQoLを高めるUXの探求
– 意思決定と認知バイアスの理解
• 日常生活での活用とは
– 仮説の立案と検証
• 社会実験の実施
• 逐次的分散協調意思決定モデルの実装検討
– 複数の複雑な評価関数が並立しており、フレームを切っても困難
• 閉鎖系である人間の「幸福」は計測できないうえに、前の刺激によって変化していく
– 分散的部分観測マルコフ決定過程
• エージェント間の独立性と知識共有の両立
– 動的計画法とヒューリスティック探索
• モデル最適化・洗練の可能性
– 汎用化と個別化のバランス
– モジュラリティ
20
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ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(3/7)

  • 1. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 2021年2月3日 先端IT活用推進コンソーシアム コンテキスト・コンピューティング研究部会 リーダー: 道村 唯夫(富士ゼロックス株式会社) IT Forum 2021 「空気を読む家」を読み解く ~ 朝の出勤前の行動を例に ~
  • 2. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 内容 1. はじめに 2. 社会知と意思決定 3. 社会知のモデル化と活用 ~「朝の出勤前の行動」を例に~ 4. 今後の活動 2
  • 3. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. はじめに
  • 4. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 課題認識 4 情報爆発 認知限界 認知バイアス 消極的自由の肥大 不確実性 の高まり 気候変動 世界のフラット化 社会の複雑・多様化 計算機が日常生活に近接 意思決定の傾向・理論 弱い紐帯の強さ 主観の重要性 情報取得から情報活用へ 有用な情報の見極めと活用 社会的な「知」の構築と活用 人と機械の協働 石から玉を見つける(玉石混淆)、信頼と納得
  • 5. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 社会知でリスクや損失を回避・低減 • 「朝の出勤前の行動」 のモデル化 • シナリオを解析して以下の議論を反復 – シンプルなモデルにフレーミング – 回避・低減すべきリスクや損失を分析 • 明示的なリスク・損失: 出勤時刻に間に合わない • 暗黙の価値観(常識)に関する認識: 生活の満足化 (≠ 最適化) – 行動の目的・課題(ドメイン)を抽出 – 目的・課題の解決・対応案(タスク)を列挙 • リスクや損失を生む判断ミスの可能性を確認 – 認知バイアスとヒューリスティック – 目的・課題、解決・対応案間の関係を構築 – 解決・対応案の共通の属性・制約条件を定義 – 各行動を評価するためのコンテキストを定義 5 「朝の行動」の特性 – 日常的な行動 • ルーティーン • 無意識的な活動 • 習慣的 • リラックス – 突発的事象の可能性 • 家には危険がいっぱい • 体調と機嫌・気分 • 自我消耗と判断ミス – 出勤後の活動に影響 • 緊張感の有無 • 作業効率の変動
  • 6. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. ドメインとタスク 6 タスク アクティビティ トップドメイン サブドメイン サブサブドメイン 課題の対象領域 課題の解決・対応案 突発的事象注意ポイント
  • 7. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 突発的事象発生時の関連リスクの高まり 7 タスク アクティビティ トップドメイン サブドメイン サブサブドメイン 課題の対象領域 課題の解決・対応案 影 響 事後対策 事後対策
  • 8. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 社会知と意思決定
  • 9. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 社会知の重要性 • 不確実性環境下での意思決定 – 発生確率が不明で複雑な環境 – 限定合理性と満足化(≠最適化) ⇒主観確率と主観評価 • 価値効用の最大化ではなく参照点からのプラスかマイナスかに反応 • バイアスとヒューリスティックによる衝動的で自信過剰な意思決定 • 弱い紐帯の強さ(M.Granovetter) – 情報は力よりも重要である – 個人の発展には弱いつながりが家族や友人関係より重要 • 多様な視点 • 自己決定 – 納得性、動機づけ、期待と信頼 • 情報の信頼性 – 発信元への期待と内容の理解・共感・合意 ⇒ 単一の視点では課題に気づかなかったり偏った判断になったりする可能性 ⇒ 課題を正確に認識し、多様な視点から主義・信条に基づいて冷静に評価し判断する 9
  • 10. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 社会知の活用 • 意思決定の傾向・特性 – 速い思考(システム1) • 慣れ親しんだ状況での判断は適切で目先の予測は概ね正しいがバイアスがある – プライミング、利用可能性、整合性、フレーミング、内部情報依存、選好逆転、最小努力の法則、など – 遅い思考(システム2) • 困難な場面での問題解決に役立つ緻密で的確な処理を行うが自我消耗(メンタルエネルギーの消費)を伴う – 注意力が必要で注意が逸れてしまうとうまく判断できない、セルフコントロールと認知的努力は知的作業の一形態 – ヒューリスティクス • 論理的一貫性のある判断を志向しているが衝動・感情・記憶などにより一貫性は限定的(限定合理性) – 社会的には政策や制度などの手助けが無ければ正確な判断を下し正しく意思決定することはできない – 経験する自己と記憶する自己 • ピークとエンドを過大に重視し、実際の経験を歪んだ形で思い出す • 社会知の活用 – リスクや不都合な結果をもたらす意思決定・判断を回避する ⇒ 結果と(主観的評価)の推定 • 対象の課題に対する情報と解決策の候補を提示する • 集中している場面での予想外の刺激に対応する • 見慣れた課題に対して適切な緊張感を与える • 未経験の課題・タスクに対する判断基準を示す • スキルの習得、(レアな事象に対する)記憶の獲得 10 マーケティングでの活用事例は多い
  • 11. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 社会知のモデル化と活用 「朝の出勤前の行動」を例に
  • 12. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 協働プロジェクト「空気を読む家」 • 安全安心な空気を読む家 – 安全と安心 • 安全 – 許容できないリスクがないこと [ISO/IEC 51:2014] – 損害や損失が発生する可能性をゼロにする(絶対安全) cf. セキュリティ、保安 (犯罪や事故などを防止するための警備全般)、保全、保守 • 安心 (「国語大辞典」小学館) – 心が安んじること – 気がかりなことがなくて、心が落ち着くこと – 心が安らかで心配のないさま – 空気を読む • その場にいる人の様子や周囲の雰囲気から判断して最良の対応をすること(https://meaning-difference.com/?p=544) – ちなみに、 NHK「チコちゃんに叱られる」(2021年1月22放送)では、「0.2秒の本音を見ている」 - 観念連合 » 理性的に判断する前の喜び、怒り、悲しみ、驚き、嫌悪、軽蔑、恐怖の七つの感情を読んでいる – 一方、「忖度」の現代解釈は、自分なりに考えて、(その場にいない)他人の心を推し量り、気持ちを汲み取ること » 「近年、特に立場が上の人の意向を推測し、盲目的にそれに沿うように行動することの意で用いられることがある」(新明解国語辞典) – 最良の対応 • (少なくとも家内での)生活の満足化につながる対応 – 課題の認識がない場合は課題が認識される – 衝動的な判断でのリスクが高い時には他の選択肢の存在を認識させる – 緩やかな苦痛は容認し、高い喜びをもたらす – 利益の最大化ではなく損失を最小化する • 稀だがリスクの高い事象の発生に備える – プライムを用いて災害などの発生時にとるべき行動をスキル化する 12
  • 13. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. ドメインとタスク 13 タスク アクティビティ トップドメイン サブドメイン サブサブドメイン 課題の対象領域 課題の解決・対応案 突発的事象注意ポイント
  • 14. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. リスクと対策 14 タスク アクティビティ トップドメイン サブドメイン サブサブドメイン 課題の対象領域 課題の解決・対応案 突発的事象注意ポイント 寝坊する/不快な目覚め • 睡眠時間の確保 • 睡眠の質の向上 • 起床のベストプラクティス 間に合わない • 適切な時間に起床 • 急いで行動 • 短時間のタスクを選択 • 必須でないタスクのスキップ 朝食が作れない • 食材、器具の確保・保守 • 体調管理の実施 調理中の怪我など • 注意力・集中力の投入 服用していない • 服用薬の準備 • 慌てない • 他に気を取られない • 服用を喚起する ドメイン内で完結する対策は少ない ⇒ ドメイン間での協調が必要
  • 15. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. タスクの共通属性とコンテキスト 15 • 共通属性 • コンテキスト 変化が激しい やや変化が激しい 変化する あまり変化しない
  • 16. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 想定実装 • 分散協調型エージェントによる意思決定支援 16 様々な役割のエージェント群が 協調して 人間の行動や感情を推定し 時には応援し リスクが高いときには行動を促し 生活の満足度を高めることに寄与する
  • 17. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 快適に通勤する 健康維持・増進 社会性 生理現象 嗜好・弛緩/安堵・趣味・娯楽 口腔ケア 食事 身だしなみ 教養・常識 着替え 洗顔 髭剃りと整髪 ニュース 睡眠と起床 トイレ 入浴 コーヒー 運動習慣 散歩 ウォーキング ラニング 歯磨き マウスウォッシュ 歯磨きチューブと歯ブラシ ブラッシング すすぎ ウォッシュ液 くちゅくちゅ・ぺ 後片付け 食べる 準備S On Time 歩く 走る 公共交通機関 軽食 ゼリー食 喫煙 服用 シャワー パン食 清潔 治療 薬 健康機能性補助 サプリメント 米食 準備R 準備B 準備J 持ち出す 起床準備 起床 起床時間確認 体調確認 体温・脈拍 表情・顔色・期限 動作・挙動 業務遂行 持ち物の準備 音楽鑑賞 Viewer does not support full SVG 1.1 ドメインとタスク、コンテキスト 17 体調確認 Agent 朝食 Agent 体温 Agent 表情 Agent 1 1 2 3 4 4 5 4 珈琲 Agent 6 6 6 7 On Time Agent
  • 18. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 今後の活動
  • 19. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 実装課題と要検討項目 • 動的に状況が変わる中で動作する 意思決定支援システム – 常識・倫理と主義・信条・信念の扱い(個別化) • エージェントモデル – 階層構造を持つ: 扱う内容の抽象度の違い – サブサンプション・アーキテクチャ – 人をシステムの一部として扱いたい • Pub-Sub or RPC – 相手に対する知識をだれが持つ? • 空間OSが仲介者となる – ローレベルなエージェントとルール/知識による結びつけ • エージェント間の情報授受 – トリガー、詳細、論拠・根拠 – RDFストアを介してトリガーをあげ、受けた方はRDFストアを クエリする – 複数のエージェント間での同期: 待ちとタイムアウト 19 • エージェントの状態遷移(ライフサイクル) – 初期状態、活性状態、非活性状態 – 緊急事態の判断後の動作、通報中、人が立ち上がった ら? ⇒ 要検討 • 人間APIの活用 – 人のモデルを持っている各個人に対応したモデルもある が、多重度のあるモデルもある – 空気を読む家を擬人化して、家が人間に対応して動作す るケースでは多重度は関係がない – その空間にいる人間をモデル化しその人間の状態を知る API、人間に指示し応答を得るAPI、空気を読む家を擬人 化した時に人間に応対するAPI • 長期的な履歴の活用と残し方 – 時間的・質的な粒度と保存期間 • 人間に寄り添った考え方 – 機械による自動化ではできないようなところを人間がシ ステムを有効活用する
  • 20. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 今後の活動 • 認知バイアスを低減しQoLを高めるUXの探求 – 意思決定と認知バイアスの理解 • 日常生活での活用とは – 仮説の立案と検証 • 社会実験の実施 • 逐次的分散協調意思決定モデルの実装検討 – 複数の複雑な評価関数が並立しており、フレームを切っても困難 • 閉鎖系である人間の「幸福」は計測できないうえに、前の刺激によって変化していく – 分散的部分観測マルコフ決定過程 • エージェント間の独立性と知識共有の両立 – 動的計画法とヒューリスティック探索 • モデル最適化・洗練の可能性 – 汎用化と個別化のバランス – モジュラリティ 20
  • 21. Copyright © 2021 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. http://aitc.jp https://www.facebook.com/aitc.jp 最新情報は こちらをご参照ください ハルミン AITC非公式イメージキャラクター