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A. Asano, Kansai Univ. 
2014年度秋学期 応用数学(解析) 
第2部・基本的な微分方程式 
2階線形微分方程式(1) 
浅野 晃 
関西大学総合情報学部 
第7回
A. Asano, Kansai Univ.
A. Asano, Kansai Univ. 
2階線形微分方程式とは
2階線形微分方程式 
一般には 
ての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 恒等的に0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入してみると 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0
2階線形微分方程式 
一般には 
ての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 恒等的に0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入してみると 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0
2階線形微分方程式 
一般には 
ての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 
恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 
次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入してみると 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0
2階線形微分方程式 
一般には 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 
恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 
次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
一番簡単なのは 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 " 
eλt
2階線形微分方程式 
一般には 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 
恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 
次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 
定数係数の斉次方程式 
! 
" 
λ2 eλt 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
一番簡単なのは 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0
2階線形微分方程式 
一般には 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 
恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 
次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 
定数係数の斉次方程式 
! 
" 
λ2 eλt とりあえず, x ≡ 0 は解[自明解] 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
一番簡単なのは 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0
2階線形微分方程式 
一般には 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 
恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 
次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 
定数係数の斉次方程式 
! 
" 
λ2 eλt とりあえず, x ≡ 0 は解[自明解] 
それ以外には? 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
一番簡単なのは 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0
るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 
次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そとて,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
表されます。 
この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 
さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか 
とりあえず 
にを代入すると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 
次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そとて,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
表されます。 
この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 
さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか 
とりあえず 
にを代入すると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 
次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そとて,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると 
ここが 0 になるような λ については 
x = eλt は解,その定数倍も解 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
表されます。 
この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 
さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか 
とりあえず 
にを代入すると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 
次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ て,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると 
ここが 0 になるような λ については 
x = eλt は解,その定数倍も解 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
の2次方程式だから,みたす λ はたいてい2つ λ1, λ2 
を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そλ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
と表されます。 
この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 
さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか 
とりあえず 
にを代入すると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 
次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ て,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると 
ここが 0 になるような λ については 
x = eλt は解,その定数倍も解 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
の2次方程式だから,みたす λ はたいてい2つ λ1, λ2 
を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そλ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
と表されます。 
この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 
さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか 
とりあえず 
にを代入すると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると一,般x(解t) は = x = C1eλ1t C1eλ1t + C2eλ2t 
+ C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 
次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ て,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると 
+ ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると 
ここが 0 になるような λ については 
x = eλt は解,その定数倍も解 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
の2次方程式だから,みたす λ はたいてい2つ λ1, λ2 
を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そλ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
と表されます。 
この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 
さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか 
とりあえず 
にを代入すると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると一,般x(解t) は = x = C1eλ1t C1eλ1t + C2eλ2t + C2eλ2t(x ≡ 0 をC1, 含C2 む 
は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
A. Asano, Kansai Univ.
A. Asano, Kansai Univ. 
おわり
A. Asano, Kansai Univ.
A. Asano, Kansai Univ. 
こんなんでいいのか?
本当に一般解であるためには 
x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 
以下の2項目が正しいことと同じ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 
以下の2項目が正しいことと同じ 
1.解が一意 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 
以下の2項目が正しいことと同じ 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ 
に定まる 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 
以下の2項目が正しいことと同じ 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ 
に定まる 
初期値はこの2つ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 
以下の2項目が正しいことと同じ 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ 
に定まる 
初期値はこの2つ 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 
以下の2項目が正しいことと同じ 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ 
に定まる 
初期値はこの2つ 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2つの関数が1次独立とは 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2つの関数が1次独立とは 
C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても 
なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2つの関数が1次独立とは 
C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても 
なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ 
x1 
x2 
x2 
Univ. 
Kansai x1 
Asano, ◯ × 
A. 2014年度秋学期 
本当に一般解であるためには 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2つの関数が1次独立とは 
C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても 
なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ 
x1 
x2 
x2 
Univ. 
Kansai x1 
Asano, ◯ × 
A. 2014年度秋学期 解全体は 
2次元ベクトル空間 
をなす
本当に一般解であるためには 
1.解が一意 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
さっきの例では 
eλ1t, eλ2t は λ1 ≠ λ2 なら1次独立 
一般解は C1eλ1t + C2eλ2t だけで,他にはない 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
1.解が一意 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
さっきの例では 
eλ1t, eλ2t は λ1 ≠ λ2 なら1次独立 
一般解は C1eλ1t + C2eλ2t だけで,他にはない 
一般の斉次形 n 階線形微分方程式 
(定数係数でない場合も含む)についてなりたつ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
本当に一般解であるためには 
1.解が一意 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
さっきの例では 
eλ1t, eλ2t は λ1 ≠ λ2 なら1次独立 
一般解は C1eλ1t + C2eλ2t だけで,他にはない 
一般の斉次形 n 階線形微分方程式 
(定数係数でない場合も含む)についてなりたつ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
定数係数の場合に,証明してみる
行列で表現する 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般のことが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなり(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
x′x′1 = x2 
1 = x2 
と表す 
x′x′= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
! 
x′1 
x′2 
" 
= 
! 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
x′1 
x′2 
" 
x1 
x2 
= 
! 
" 
+ 
! 
" 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
x1 
x2 
と表せますから, 
0 
R(t) 
x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
行列で表現する 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般のことが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなり(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
x′x′1 = x2 
1 = x2 
と表す 
x′x′= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
! 
x′1 
x′2 
" 
= 
! 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
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λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
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と表せますから, 
0 
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x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般のことが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなり(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
x′= x2 
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1 と表す 
x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) 
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う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
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せますから, 
x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分の操Kansai 作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
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x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 
ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) 
(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
x′= x2 
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1 = x2 
1 と表す 
x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
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x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 
との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
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= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 
ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) 
(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
x′= x2 
x′x′1 = x2 
1 = x2 
1 と表す 
x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) 
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との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
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= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 
ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) 
(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
x′= x2 
x′x′1 = x2 
1 = x2 
1 と表す 
x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) 
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との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
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x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 
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(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
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微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
x′= x2 
x′x′1 = x2 
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x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
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との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
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微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
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= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 
ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) 
(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
x′= x2 
x′x′1 = x2 
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1 と表す 
x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
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x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 
との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
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0 
R(t) 
x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 
ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) 
(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
x′= x2 
x′x′1 = x2 
1 = x2 
1 と表す 
x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! 
! 
x′1 
x′2 
" 
= 
! 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
x1 
x2 
" 
+ 
う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
行列で 
! 
x′1 
x′2 
" 
! 
x′1 
x′2 
= 
! 
" 
= 
! 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
せますから, 
! 
0 
R(t) 
" 
x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 
との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示1x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
階線形微分方程式の形になる 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
x′1 
x′2 
"! 
" 
x1 
x2 
= 
! 
x1 
x2 
" 
+ 
" 
+ 
! 
! 
" 
" 
0 
R(t) 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
x1 
x2 
と表せますから, 
0 
R(t) 
x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 
,2階線表形微現分方程す式だる 
けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
(b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 
ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) 
(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 
微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 
線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
x′= x2 
x′x′1 = x2 
1 = x2 
1 と表す 
x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) 
= −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! 
! 
x′1 
x′2 
" 
= 
! 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
x1 
x2 
" 
+ 
う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 
式となります。この式は行列とベクトルを使って 
行列で 
! 
x′1 
x′2 
" 
! 
x′1 
x′2 
= 
! 
" 
= 
! 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
せますから, 
! 
0 
R(t) 
" 
x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 
との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示1x′ = A(t)x + b(t) Univ. 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 
2014年度秋学期 を, とおいて 
x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 
微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として 
x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると 
λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 
階線形微分方程式の形になる 
何階線形微分方程式でも,この形にできる 
! 
λ2 + aλ + b 
" 
eλt = 0 
x′1 
x′2 
"! 
" 
x1 
x2 
= 
! 
x1 
x2 
" 
+ 
" 
+ 
! 
! 
" 
" 
0 
R(t) 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
x1 
x2 
と表せますから, 
0 
R(t) 
x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 
= A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
条件1の証明の概略 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
リプシッツ条件をつかう 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
特異解と解の一意性 
方程式x′ = x 
1 
3 を考えます。x = { 
2 
3 
(t+C)} 
微分方程式x′ = x 
1 
3 を考えます。x = { 
2 
3 
(t+C)} 
3 
2(C は定数)はこの方程式の一般 
して確かめて変えても出初て期み値てくがだひさいと)。つ一定方,まx っ≡ 0 たもと明らきかにに解, 
ですが,この解は上の一 
きません。このように一般解からは出てこない解を,特異解(singular 
。 
解がひとつだけに決まることを, 
まったとき解にが解が一ひ意とつ(unique)だけに定まるでことあをる,解とがい一意う 
(unique) であるといいま 
期値がx(0) = 0 のとき,一般解からはC = 0でx = ( 
2 
3 
t) 
3 
2 が得られ,一方特異解 
満たしま一すか意ら性,の解が十一分意条では件あのりひまとせんつ。 
「リプシッツ条件」 
一意である(十分)条件としてよく知られているものに,Lipschitz(リプシッツ) 
ります。これは,微分方程式がx′(t) = f(t, x) の形で表されるときに,f(t, x) をあ 
考えたとき,初期値のまわりでどんなx1, x2 に対しても 
微分方程式が 
のとき, 
初期のまわりでどんな x1, x2 についても 
|f(t, x1) − f(t, x1 − x2| (1) 
となる定数 L があるなら,その初期値について一意 
するならば,この微分方程式のその初期値を満たす解は一意に定まる,というもの 
録1)。(1) 式は,関数f(t, x) がx のわずかな変化に対していくらでも急峻に変化 
,という条件を表しています。 
方程式x′ = x 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
3 
2(C は定数)はこの方程式の一般 
て確かめてみてください)。一方,x ≡ 0 も明らかに解ですが,この解は上の一 
ても出てきません。このように一般解からは出てこない解を,特異解(singular 
たときに解がひとつだけに定まることを,解が一意(unique) であるといいま 
がx(0) = 0 のとき,一般解からはC = 0でx = ( 
2 
3 
t) 
3 
2 が得られ,一方特異解 
たしますから,解が一意ではありません。 
である(十分)条件としてよく知られているものに,Lipschitz(リプシッツ) 
す。これは,微分方程式がx′(t) = f(t, x) 形で表されるときに,f(t, x) をあ 
えたとき,初期値のまわりでどんなx1, x2 に対しても 
|f(t, x1) − f(t, x2)| ! L|x1 − x2| (1) 
ならば,この微分方程式値を満たす解は一意に定まる,というもの 
1)。(1) 式は,関数f(t, x) x ずかな変化に対していくらでも急峻に変化 
という条件を表しています。 
程式x′ = x 
x のわずかな変化について, 
f がいくらでも大きく変化する,ということはない 
1 
3 では,f(t, x) = x 
1 
3 では,f(t, x) = x 
1 
3 です。この関数はx = 0で微分不可能で,x = 0 
1 
3 です。この関数はx = 0で微分不可能で,x = 0 
くらでも大きくなります。したがって,x = 0に近づけば近づくほど,x のわずか 
x) の変化はいくらでも大きくなり,Lipschitz 条件を満たしていません3。 
でも大きくなります。したがって,x = 0に近づけば近づくほど,x のわずか 
の変化はいくらでも大きくなり,Lipschitz 条件を満たしていません3。
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
リプシッツ条件をつかう 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
−− 。この式は行列とベクトルを使って 
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
= 
! 
0 1 
−Q(t) −P(t) 
"! 
x1 
x2 
" 
+ 
! 
リプシッツ条件をつかう 
の右辺について,関数 x, y を考えると 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
0 
R(t) 
" 
(5) 
x′ = A(t)x + b(t) (6) 
線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
表すことができます。 
まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 
さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
,ユークリッドノルムといいます。
−− 。この式は行列とベクトルを使って 
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 
! 
(6) "! 
" 
! 
1. がなりた0 つことの1 
証明 まずx1 
,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= 
てもな−Q(りたt) ちま−す。 
+ 
P(t) 
x2 
こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう 
リッドノルムといいます。 
式の右辺について, 
の右辺について,関数 x, y を考えると 
で, 
∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノルムではそうなります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間に対しては,ノルム∥A(t)∥ には上限が存在します。 
Univ. 
のこKansai とは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 
0 
R(t) 
" 
(5) 
x′ = A(t)x + b(t) (6) 
線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
表すことができます。 
まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 
さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
,ユークリッドノルムといいます。
−− 。この式は行列とベクトルを使って 
= A(t)x + b(t) 程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
できます。 
解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 
! 
(6) "! 
" 
! 
1. がなりた0 つことの1 
証明 まずx1 
,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= 
てもな−Q(りたt) ちま−す。 
+ 
P(t) 
x2 
こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう 
リッドノルムといいます。 
式の右辺について, 
「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
リッドノルムといいます。 
の右辺について,関数 x, y を考えると 
で, 
∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノとルなムでるはよそううな 
ります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有ノ界ル閉区ム間がにあ対る 
しては,ノルム∥b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − y∥ (7) 
クリッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
A(t)∥ には上限が存在します。 
Univ. 
のこKansai とは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 
0 
R(t) 
" 
(5) 
x′ = A(t)x + b(t) (6) 
線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
表すことができます。 
まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 
さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
,ユークリッドノルムといいます。 
いて,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
分方程式の解は一意です。■
−− 。この式は行列とベクトルを使って 
= A(t)x + b(t) 程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
できます。 
解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 
! 
(6) "! 
" 
! 
1. がなりた0 つことの1 
証明 まずx1 
,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= 
てもな−Q(りたt) ちま−す。 
+ 
P(t) 
x2 
こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう 
リッドノルムといいます。 
式の右辺について, 
「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
リッドノルムといいます。 
の右辺について,関数 x, y を考えると 
で, 
∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノとルなムでるはよそううな 
ります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有ノ界ル閉区ム間がにあ対る 
しては,ノルム∥b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − y∥ (7) 
クリッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
A(t)∥ には上限が存在します。 
Univ. 
のこKansai とは,(6) 式の1階任微意分方の程有式界に閉つい区て間,で 
Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したが上っ限てが,存この在微す分る 
方程式の解は一意です。■ 
Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 
0 
R(t) 
" 
(5) 
x′ = A(t)x + b(t) (6) 
線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
表すことができます。 
まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 
さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
,ユークリッドノルムといいます。 
いて,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
分方程式の解は一意です。■
−− 。この式は行列とベクトルを使って 
= A(t)x + b(t) 程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
できます。 
解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 
条件1の証明の概略 
1.解が一意 
初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 
う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 
! 
(6) "! 
" 
! 
1. がなりた0 つことの1 
証明 まずx1 
,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= 
てもな−Q(りたt) ちま−す。 
+ 
P(t) 
x2 
こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう 
リッドノルムといいます。 
式の右辺について, 
「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
リッドノルムといいます。 
の右辺について,関数 x, y を考えると 
で, 
∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノとルなムでるはよそううな 
ります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有ノ界ル閉区ム間がにあ対る 
しては,ノルム∥b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − y∥ (7) 
クリッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
A(t)∥ には上限が存在します。 
Univ. 
のこKansai とは,(6) 式の1階任微意分方の程有式界に閉つい区て間,で 
Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したが上っ限てが,存この在微す分る 
方程式の解は一意です。■ 
Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 
0 
R(t) 
" 
(5) 
x′ = A(t)x + b(t) (6) 
線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 
表すことができます。 
まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 
リプシッツ条件 
が成り立ち,一意 
さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の 
,ユークリッドノルムといいます。 
いて,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
分方程式の解は一意です。■
条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
− ∥ ∥− y∥ ∥t)∥∥− y∥ ます。条たと件えば2,のユー証クリ明ッのドノ概ルム略 
ではそうなります。そこで,れを考えている区間内の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連存在し2.1ます。 
次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
の1階微分方1次程独式立になつ特い殊て解 ,x1(t), x2(t) 条が得られれば, 
Lipschitz 件(講義第5回参照)が成したがって一,般こ解のは 微分C1x1(方程t) 式+ C2x2(の解はt) で一表意さでれする 
。■ 
の証明斉 次形にの,場斉合次を形考のえ方る 
程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。
− ∥ ∥− y∥ ∥t)∥∥− y∥ ます。条たと件えば2,のユー証クリ明ッのドノ概ルム略 
ではそうなります。そこで,れを考えている区間内の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連存在し2.1ます。 
次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
の1階微分方1次程独式立になつ特い殊て解 ,x1(t), x2(t) 条が件得(ら講れれば, 
Lipschitz 義第5回参照)が成したがって一,般こ解のは 微分C1x1(方程t) 式+ C2x2(の解はt) で一表意さでれする 
。■ 
の証明斉 次形にの,場斉合次を形考のえ方る 
程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示プしリまンすト。 
は n 階の場合を示しているが, 
,ベクトこルこx でははn 2次階元でのす場。合そをこ示です 
,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。
条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
斉次形の場合を考える 
の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2階ならば,x は2次元 
2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
斉次形の場合を考える 
の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2階ならば,x は2次元 
2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと 
リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
斉次形の場合を考える 
このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 
の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 
成り立っている 
,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ 
は一意です。■ 
方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト 
がn 次元ベクト 
ます。 
はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
程式の解は一意です。■ 
方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 
階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 
の特殊解を,2つ考える 
= (1, 0), e2 = (0, 1) 
2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
初期値 
をみたすもの 
初期値 
をみたすもの 
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 
のの形で表すことができます。 
11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
は,2次元の 
基本ベクトル 
) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと 
リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
斉次形の場合を考える 
このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 
の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 
成り立っている 
,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ 
は一意です。■ 
方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト 
がn 次元ベクト 
ます。 
はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
程式の解は一意です。■ 
方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 
階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 
の特殊解を,2つ考える 
= (1, 0), e2 = (0, 1) 
2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
初期値 
をみたすもの 
初期値 
をみたすもの 
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 
のの形で表すことができます。 
11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
は,2次元の 
基本ベクトル 
) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと 
リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
斉次形の場合を考える 
このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 
の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 
成り立っている 
,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ 
は一意です。■ 
方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト 
がn 次元ベクト 
ます。 
はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
程式の解は一意です。■ 
方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 
階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 
の特殊解を,2つ考える 
= (1, 0), e2 = (0, 1) 
2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
初期値 
をみたすもの 
初期値 
をみたすもの 
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 
のの形で表すことができます。 
は,1次独立 
= c2 = · · · = cn = 0のときだけだからです。 
ここで,特殊解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t) の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· · ·+xnξn(のとき,この特殊解の初期条件から,この1次結合はやはりx1e1 + x2e2 + · このことは,一般解x(t) と,上記の特殊解の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· この一方特,殊特殊解解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t)は1次独立です。なぜならば,c1ξ1(t)+c2ξ2(がなりたっているとする時,t = t0 でもなりたつので代入すると,c1ξ1(t0)+c2ξ2(c1e1 + c2e2 + · · · + cnen = 0 となります。e1, e2, . . . , en は1次独立ですかc1 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
は,2次元の 
基本ベクトル 
) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
本当に一般解であるためには 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2つの関数が1次独立とは 
C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても 
なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ 
x1 
x2 
x2 
Univ. 
Kansai x1 
Asano, ◯ × 
A. 2014年度秋学期 
本当に一般解であるためには 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 
一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 
2つの関数が1次独立とは 
C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても 
なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ 
x1 
x2 
x2 
Univ. 
Kansai x1 
Asano, ◯ × 
A. 2014年度秋学期 
連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと 
リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
斉次形の場合を考える 
このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 
の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 
成り立っている 
,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ 
は一意です。■ 
方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト 
がn 次元ベクト 
ます。 
はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
程式の解は一意です。■ 
方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 
階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 
の特殊解を,2つ考える 
= (1, 0), e2 = (0, 1) 
2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
初期値 
をみたすもの 
初期値 
をみたすもの 
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 
のの形で表すことができます。 
は,1次独立 
= c2 = · · · = cn = 0のときだけだからです。 
ここで,特殊解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t) の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· · ·+xnξn(のとき,この特殊解の初期条件から,この1次結合はやはりx1e1 + x2e2 + · このことは,一般解x(t) と,上記の特殊解の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· この一方特,殊特殊解解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t)は1次独立です。なぜならば,c1ξ1(t)+c2ξ2(がなりたっているとする時,t = t0 でもなりたつので代入すると,c1ξ1(t0)+c2ξ2(c1e1 + c2e2 + · · · + cnen = 0 となります。e1, e2, . . . , en は1次独立ですかc1 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
は,2次元の 
基本ベクトル 
) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと 
リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 
任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 
浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(とを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初となるノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノルムではそうなり連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間に対してから∥A(t)∥ には上限が存在します。 
このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x についル空間をなす」ことの証明を示します。 
n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベ(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたす初期値x(t0) = e2 をみたす特殊解をξ2(t),· ,初期値x(t0) = en をみたe1 条件2の証明の概略 
2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 
斉次形の場合を考える 
このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 
の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 
の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 
,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 
成り立っている 
,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ 
は一意です。■ 
方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがn 次2. 元のベ「ク解ト 
がn 次元ベクト 
ます。 
はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 
程式の解は一意です。■ 
方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 
階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 
の特殊解を,2つ考える 
= (1, 0), e2 = (0, 1) 
2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
初期値 
をみたすもの 
初期値 
をみたすもの 
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 
期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 
,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 
ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 
x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 
のの形で表すことができます。 
は,1次独立 
= c2 = · · · = cn = 0のときだけだからです。 
ここで,特殊解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t) の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· · ·+xnξn(のとき,この特殊解の初期条件から,この1次結合はやはりx1e1 + x2e2 + · このことは,一般解x(t) と,上記の特殊解の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· この一方特= ,殊特(1, 殊解0), 解e2 ξ1(= t), (ξ2(0, 1) 
t), . . . , ξn(t)は1次独立です。なぜならば,c1ξ1(t)+c2ξ2(∵ 
がなりたっているとする時,t = t0 でもなりたつので代入すると,c1ξ1(t0)+c2ξ2(c1e1 c1ξ1(t) + c2ξ2(t) = 0 
が任意の t についてなりたつとする 
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://+ c2e2 + · · · + cnen = 0 となります。e1, e2, . . . , en は1次独立ですかc1 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 
t = t0 のときも当然なりたつ 
2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 
は,2次元の 
基本ベクトル 
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11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
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2014年度秋学期 応用数学(解析) 第2部・基本的な微分方程式 / 第7回 2階線形微分方程式(1) (2014. 11. 6)

  • 1. A. Asano, Kansai Univ. 2014年度秋学期 応用数学(解析) 第2部・基本的な微分方程式 2階線形微分方程式(1) 浅野 晃 関西大学総合情報学部 第7回
  • 3. A. Asano, Kansai Univ. 2階線形微分方程式とは
  • 4. 2階線形微分方程式 一般には ての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 恒等的に0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入してみると 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0
  • 5. 2階線形微分方程式 一般には ての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 恒等的に0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入してみると 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0
  • 6. 2階線形微分方程式 一般には ての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入してみると 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0
  • 7. 2階線形微分方程式 一般には x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 一番簡単なのは λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 " eλt
  • 8. 2階線形微分方程式 一般には x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 定数係数の斉次方程式 ! " λ2 eλt 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 一番簡単なのは λ2eλt + aλeλt + beλt = 0
  • 9. 2階線形微分方程式 一般には x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 定数係数の斉次方程式 ! " λ2 eλt とりあえず, x ≡ 0 は解[自明解] 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 一番簡単なのは λ2eλt + aλeλt + beλt = 0
  • 10. 2階線形微分方程式 一般には x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) にての2階線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 0 であるものを斉次,そうでないものを非斉次の形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式x′′ x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) 斉次ここが恒等的に0なのが[斉次] 恒等的に0 であるものを,そそううでではなないいのもがの[非を斉非次斉] 次の方程2階線形微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, x′′ + ax′ + bx = 0 て,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばこれを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 として,まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれていて,これを方程式に代入しると 定数係数の斉次方程式 ! " λ2 eλt とりあえず, x ≡ 0 は解[自明解] それ以外には? 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 一番簡単なのは λ2eλt + aλeλt + beλt = 0
  • 11. るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そとて,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 表されます。 この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか とりあえず にを代入すると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
  • 12. るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そとて,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 表されます。 この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか とりあえず にを代入すると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
  • 13. るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そとて,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると ここが 0 になるような λ については x = eλt は解,その定数倍も解 λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 表されます。 この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか とりあえず にを代入すると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
  • 14. るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ て,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると ここが 0 になるような λ については x = eλt は解,その定数倍も解 λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 の2次方程式だから,みたす λ はたいてい2つ λ1, λ2 を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そλ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. と表されます。 この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか とりあえず にを代入すると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると,x(t) = C1eλ1t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
  • 15. るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ て,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると ここが 0 になるような λ については x = eλt は解,その定数倍も解 λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 の2次方程式だから,みたす λ はたいてい2つ λ1, λ2 を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そλ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. と表されます。 この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか とりあえず にを代入すると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると一,般x(解t) は = x = C1eλ1t C1eλ1t + C2eλ2t + C2eλ2t(C1, C2 は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
  • 16. るもの2を斉階次線,形そう微で分ない方も程の式を非の斉解 次の方程式といい程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数x′′ て,まずx ≡ 0 が浮かびます。れは自明解とよばれ,これを方程式に代入してみると + ax′ + bx = 0 ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。式に代入してみると ここが 0 になるような λ については x = eλt は解,その定数倍も解 λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 の2次方程式だから,みたす λ はたいてい2つ λ1, λ2 を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,そλ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. と表されます。 この方程式の解として,x(t) = eλt としてみて,これとなりますから,λ2 + aλ + です。 さらに,λ2 +aλ+b = 0はて,これらをλ1, λ2 とするC1 = C2 = 0とするとx(t) こんなんでいいのでしょうか とりあえず にを代入すると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 aλ + b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です= 0はλ の2次方程式ですから,これを満たすλ はたいすると一,般x(解t) は = x = C1eλ1t C1eλ1t + C2eλ2t + C2eλ2t(x ≡ 0 をC1, 含C2 む は定数)が解x(t) ≡ 0 になりますから,この解は自明解を含んでいま
  • 18. A. Asano, Kansai Univ. おわり
  • 20. A. Asano, Kansai Univ. こんなんでいいのか?
  • 21. 本当に一般解であるためには x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 以下の2項目が正しいことと同じ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 22. 本当に一般解であるためには x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 以下の2項目が正しいことと同じ 1.解が一意 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 23. 本当に一般解であるためには x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 以下の2項目が正しいことと同じ 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ に定まる 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 24. 本当に一般解であるためには x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 以下の2項目が正しいことと同じ 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ に定まる 初期値はこの2つ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 25. 本当に一般解であるためには x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 以下の2項目が正しいことと同じ 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ に定まる 初期値はこの2つ 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 26. 本当に一般解であるためには x = C1eλ1t + C2eλ2t が本当に一般解であることは, 以下の2項目が正しいことと同じ 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつ に定まる 初期値はこの2つ 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 27. 本当に一般解であるためには 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 28. 本当に一般解であるためには 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2つの関数が1次独立とは 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 29. 本当に一般解であるためには 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2つの関数が1次独立とは C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 30. 本当に一般解であるためには 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2つの関数が1次独立とは C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ x1 x2 x2 Univ. Kansai x1 Asano, ◯ × A. 2014年度秋学期 
  • 31. 本当に一般解であるためには 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2つの関数が1次独立とは C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ x1 x2 x2 Univ. Kansai x1 Asano, ◯ × A. 2014年度秋学期 解全体は 2次元ベクトル空間 をなす
  • 32. 本当に一般解であるためには 1.解が一意 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる さっきの例では eλ1t, eλ2t は λ1 ≠ λ2 なら1次独立 一般解は C1eλ1t + C2eλ2t だけで,他にはない 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 33. 本当に一般解であるためには 1.解が一意 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる さっきの例では eλ1t, eλ2t は λ1 ≠ λ2 なら1次独立 一般解は C1eλ1t + C2eλ2t だけで,他にはない 一般の斉次形 n 階線形微分方程式 (定数係数でない場合も含む)についてなりたつ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 34. 本当に一般解であるためには 1.解が一意 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる さっきの例では eλ1t, eλ2t は λ1 ≠ λ2 なら1次独立 一般解は C1eλ1t + C2eλ2t だけで,他にはない 一般の斉次形 n 階線形微分方程式 (定数係数でない場合も含む)についてなりたつ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 定数係数の場合に,証明してみる
  • 35. 行列で表現する (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般のことが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなり(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 x′x′1 = x2 1 = x2 と表す x′x′= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! 式となります。この式は行列とベクトルを使って ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 " x1 x2 = ! " + ! " 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 36. 行列で表現する (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般のことが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなり(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 x′x′1 = x2 1 = x2 と表す x′x′= −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! 式となります。この式は行列とベクトルを使って ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 " x1 x2 = ! " + ! " 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 37. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般のことが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなり(1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分の操Kansai 作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 38. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) (1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 式となります。この式は行列とベクトルを使って x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, ! 0 R(t) " x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 39. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) (1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 式となります。この式は行列とベクトルを使って x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, ! 0 R(t) " x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 40. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) (1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 式となります。この式は行列とベクトルを使って x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, ! 0 R(t) " x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 41. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) (1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 式となります。この式は行列とベクトルを使って x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, ! 0 R(t) " x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 42. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) (1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 式となります。この式は行列とベクトルを使って x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, ! 0 R(t) " x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 43. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) (1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 式となります。この式は行列とベクトルを使って x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, ! 0 R(t) " x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示1x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 階線形微分方程式の形になる ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 44. 分方程式に関の2つの行条件は列する定で理 ,2階線表形微現分方程す式だる けでなく,一般の斉次形n 階微分方程式についてが知られています。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, (b = 0を満たすλ について,x(t) = eλt は解です。また,その定数倍も上の2x′つの条件は,2階線形微分方程式だけでなく,一般の1 = x2 ことが知x′られています。しかも,定数係数でない場合にもなり2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(t) (1) 式の2階線形微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, ,2階線形微分方程式だけでなく,一般の斉次形n 階微分方程式につす。しかも,定数係数でない場合にもなりたちます。 微分方程式は,x1 = x, x2 = x′ とおくと, 線形微分方程式とは,次の形のものをいいます。 式となります。この式は行列とベクトルを使って x′= x2 x′x′1 = x2 1 = x2 1 と表す x′x′2 = −Q(t)x1 − P(t)x2 x′+ R(t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + R(2 t) = −Q(t)x1 − P(t)x2 + 2 という連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを! ! x′1 x′2 " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + う連立微分方程式となります。この式は行列とベクトルを使って 式となります。この式は行列とベクトルを使って 行列で ! x′1 x′2 " ! x′1 x′2 = ! " = ! 0 1 −Q(t) −P(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! せますから, ! 0 R(t) " x′ = A(t)x + b(t) いての1階線形微分方程式で表すことができます。一般の6) 式の形で表すことができます。 との証明 ず,1. の解の一意性について,証明の概略を示1x′ = A(t)x + b(t) Univ. う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すとができます。一般のKansai n 階線形微分の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 1. がAsano, なりたつことの証明 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これA. くてもなりたちます。 2014年度秋学期 を, とおいて x′′ + P(t)x′ + Q(t)x = R(t) (であるものを斉次,そうでないものを非斉次の方程式といいます。 微分方程式は,P(t) やQ(t) が定数の斉次方程式で,a, b を定数として x′′ + ax′ + bx = 0 (まずx ≡ 0 が浮かびます。これは自明解とよばれています。また,かりを方程式に代入してみると λ2eλt + aλeλt + beλt = 0 階線形微分方程式の形になる 何階線形微分方程式でも,この形にできる ! λ2 + aλ + b " eλt = 0 x′1 x′2 "! " x1 x2 = ! x1 x2 " + " + ! ! " " 0 R(t) 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 と表せますから, 0 R(t) x′ = A(t)x + b(t) x′ という,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことがで同様の操作によって(6) 式の形で表すことができます。 = A(t)x + b(t) ついての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微式の形で表すことができます。
  • 47. 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 48. 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる リプシッツ条件をつかう 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 49. 特異解と解の一意性 方程式x′ = x 1 3 を考えます。x = { 2 3 (t+C)} 微分方程式x′ = x 1 3 を考えます。x = { 2 3 (t+C)} 3 2(C は定数)はこの方程式の一般 して確かめて変えても出初て期み値てくがだひさいと)。つ一定方,まx っ≡ 0 たもと明らきかにに解, ですが,この解は上の一 きません。このように一般解からは出てこない解を,特異解(singular 。 解がひとつだけに決まることを, まったとき解にが解が一ひ意とつ(unique)だけに定まるでことあをる,解とがい一意う (unique) であるといいま 期値がx(0) = 0 のとき,一般解からはC = 0でx = ( 2 3 t) 3 2 が得られ,一方特異解 満たしま一すか意ら性,の解が十一分意条では件あのりひまとせんつ。 「リプシッツ条件」 一意である(十分)条件としてよく知られているものに,Lipschitz(リプシッツ) ります。これは,微分方程式がx′(t) = f(t, x) の形で表されるときに,f(t, x) をあ 考えたとき,初期値のまわりでどんなx1, x2 に対しても 微分方程式が のとき, 初期のまわりでどんな x1, x2 についても |f(t, x1) − f(t, x1 − x2| (1) となる定数 L があるなら,その初期値について一意 するならば,この微分方程式のその初期値を満たす解は一意に定まる,というもの 録1)。(1) 式は,関数f(t, x) がx のわずかな変化に対していくらでも急峻に変化 ,という条件を表しています。 方程式x′ = x 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 3 2(C は定数)はこの方程式の一般 て確かめてみてください)。一方,x ≡ 0 も明らかに解ですが,この解は上の一 ても出てきません。このように一般解からは出てこない解を,特異解(singular たときに解がひとつだけに定まることを,解が一意(unique) であるといいま がx(0) = 0 のとき,一般解からはC = 0でx = ( 2 3 t) 3 2 が得られ,一方特異解 たしますから,解が一意ではありません。 である(十分)条件としてよく知られているものに,Lipschitz(リプシッツ) す。これは,微分方程式がx′(t) = f(t, x) 形で表されるときに,f(t, x) をあ えたとき,初期値のまわりでどんなx1, x2 に対しても |f(t, x1) − f(t, x2)| ! L|x1 − x2| (1) ならば,この微分方程式値を満たす解は一意に定まる,というもの 1)。(1) 式は,関数f(t, x) x ずかな変化に対していくらでも急峻に変化 という条件を表しています。 程式x′ = x x のわずかな変化について, f がいくらでも大きく変化する,ということはない 1 3 では,f(t, x) = x 1 3 では,f(t, x) = x 1 3 です。この関数はx = 0で微分不可能で,x = 0 1 3 です。この関数はx = 0で微分不可能で,x = 0 くらでも大きくなります。したがって,x = 0に近づけば近づくほど,x のわずか x) の変化はいくらでも大きくなり,Lipschitz 条件を満たしていません3。 でも大きくなります。したがって,x = 0に近づけば近づくほど,x のわずか の変化はいくらでも大きくなり,Lipschitz 条件を満たしていません3。
  • 50. 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる リプシッツ条件をつかう 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 51. −− 。この式は行列とベクトルを使って 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる = ! 0 1 −Q(t) −P(t) "! x1 x2 " + ! リプシッツ条件をつかう の右辺について,関数 x, y を考えると 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. 0 R(t) " (5) x′ = A(t)x + b(t) (6) 線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 表すことができます。 まず,1. の解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の ,ユークリッドノルムといいます。
  • 52. −− 。この式は行列とベクトルを使って 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 ! (6) "! " ! 1. がなりた0 つことの1 証明 まずx1 ,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= てもな−Q(りたt) ちま−す。 + P(t) x2 こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう リッドノルムといいます。 式の右辺について, の右辺について,関数 x, y を考えると で, ∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノルムではそうなります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間に対しては,ノルム∥A(t)∥ には上限が存在します。 Univ. のこKansai とは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です。■ Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 0 R(t) " (5) x′ = A(t)x + b(t) (6) 線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 表すことができます。 まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の ,ユークリッドノルムといいます。
  • 53. −− 。この式は行列とベクトルを使って = A(t)x + b(t) 程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, できます。 解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 ! (6) "! " ! 1. がなりた0 つことの1 証明 まずx1 ,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= てもな−Q(りたt) ちま−す。 + P(t) x2 こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう リッドノルムといいます。 式の右辺について, 「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の リッドノルムといいます。 の右辺について,関数 x, y を考えると で, ∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノとルなムでるはよそううな ります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有ノ界ル閉区ム間がにあ対る しては,ノルム∥b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − y∥ (7) クリッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること A(t)∥ には上限が存在します。 Univ. のこKansai とは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です。■ Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 0 R(t) " (5) x′ = A(t)x + b(t) (6) 線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 表すことができます。 まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の ,ユークリッドノルムといいます。 いて,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 分方程式の解は一意です。■
  • 54. −− 。この式は行列とベクトルを使って = A(t)x + b(t) 程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, できます。 解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 ! (6) "! " ! 1. がなりた0 つことの1 証明 まずx1 ,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= てもな−Q(りたt) ちま−す。 + P(t) x2 こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう リッドノルムといいます。 式の右辺について, 「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の リッドノルムといいます。 の右辺について,関数 x, y を考えると で, ∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノとルなムでるはよそううな ります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有ノ界ル閉区ム間がにあ対る しては,ノルム∥b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − y∥ (7) クリッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること A(t)∥ には上限が存在します。 Univ. のこKansai とは,(6) 式の1階任微意分方の程有式界に閉つい区て間,で Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したが上っ限てが,存この在微す分る 方程式の解は一意です。■ Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 0 R(t) " (5) x′ = A(t)x + b(t) (6) 線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 表すことができます。 まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の ,ユークリッドノルムといいます。 いて,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 分方程式の解は一意です。■
  • 55. −− 。この式は行列とベクトルを使って = A(t)x + b(t) 程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, できます。 解の一意性について,証明の概略を示します。これは斉次形 条件1の証明の概略 1.解が一意 初期値 x(t0), x′(t0) を定めると,特殊解はひとつに定まる う,ベクトルについての1階線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線の操作によって式の形で表すことができます。 ! (6) "! " ! 1. がなりた0 つことの1 証明 まずx1 ,1. の解の一意性について,証明の概略を示しまく= てもな−Q(りたt) ちま−す。 + P(t) x2 こで,行列やベクトルの大きさを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えばのルートリ」はプノシルッムツの条一種件でを,つユかークう リッドノルムといいます。 式の右辺について, 「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の リッドノルムといいます。 の右辺について,関数 x, y を考えると で, ∥ (A(t)x + b(t)) − (A(t)y + b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − るノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノとルなムでるはよそううな ります。そこ関数とすると,それを考えている区間内の任意の有ノ界ル閉区ム間がにあ対る しては,ノルム∥b(t)) ∥ = ∥A(t)x − A(t)y∥ ! ∥A(t)∥∥x − y∥ (7) クリッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること A(t)∥ には上限が存在します。 Univ. のこKansai とは,(6) 式の1階任微意分方の程有式界に閉つい区て間,で Lipschitz 条件(講義第5回参照)を示しています。したが上っ限てが,存この在微す分る 方程式の解は一意です。■ Asano, 2. A. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式2014年度秋学期 x′ = A(t)x について,2. の「間をなす」ことの証明を示します。 0 R(t) " (5) x′ = A(t)x + b(t) (6) 線形微分方程式で表すことができます。一般のn 階線形微分方程式も, 表すことができます。 まず,1. の解の一意性につて,証明の概略を示します。これは斉次形 リプシッツ条件 が成り立ち,一意 さを表す「ノルム」を記号∥ · ∥ で表します。例えば,「要素の2 乗の ,ユークリッドノルムといいます。 いて,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 分方程式の解は一意です。■
  • 56. 条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 57. − ∥ ∥− y∥ ∥t)∥∥− y∥ ます。条たと件えば2,のユー証クリ明ッのドノ概ルム略 ではそうなります。そこで,れを考えている区間内の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連存在し2.1ます。 次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる の1階微分方1次程独式立になつ特い殊て解 ,x1(t), x2(t) 条が得られれば, Lipschitz 件(講義第5回参照)が成したがって一,般こ解のは 微分C1x1(方程t) 式+ C2x2(の解はt) で一表意さでれする 。■ の証明斉 次形にの,場斉合次を形考のえ方る 程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。
  • 58. − ∥ ∥− y∥ ∥t)∥∥− y∥ ます。条たと件えば2,のユー証クリ明ッのドノ概ルム略 ではそうなります。そこで,れを考えている区間内の任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連存在し2.1ます。 次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる の1階微分方1次程独式立になつ特い殊て解 ,x1(t), x2(t) 条が件得(ら講れれば, Lipschitz 義第5回参照)が成したがって一,般こ解のは 微分C1x1(方程t) 式+ C2x2(の解はt) で一表意さでれする 。■ の証明斉 次形にの,場斉合次を形考のえ方る 程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示プしリまンすト。 は n 階の場合を示しているが, ,ベクトこルこx でははn 2次階元でのす場。合そをこ示です ,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。
  • 59. 条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 斉次形の場合を考える の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2階ならば,x は2次元 2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 60. 条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 斉次形の場合を考える の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を2階ならば,x は2次元 2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.x(t) とすると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+ます。 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ.
  • 61. 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 斉次形の場合を考える このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 成り立っている ,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ は一意です。■ 方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト がn 次元ベクト ます。 はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 程式の解は一意です。■ 方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 の特殊解を,2つ考える = (1, 0), e2 = (0, 1) 2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 初期値 をみたすもの 初期値 をみたすもの 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 のの形で表すことができます。 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. は,2次元の 基本ベクトル ) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
  • 62. 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 斉次形の場合を考える このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 成り立っている ,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ は一意です。■ 方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト がn 次元ベクト ます。 はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 程式の解は一意です。■ 方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 の特殊解を,2つ考える = (1, 0), e2 = (0, 1) 2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 初期値 をみたすもの 初期値 をみたすもの 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 のの形で表すことができます。 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. は,2次元の 基本ベクトル ) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
  • 63. 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 斉次形の場合を考える このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 成り立っている ,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ は一意です。■ 方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト がn 次元ベクト ます。 はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 程式の解は一意です。■ 方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 の特殊解を,2つ考える = (1, 0), e2 = (0, 1) 2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 初期値 をみたすもの 初期値 をみたすもの 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 のの形で表すことができます。 は,1次独立 = c2 = · · · = cn = 0のときだけだからです。 ここで,特殊解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t) の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· · ·+xnξn(のとき,この特殊解の初期条件から,この1次結合はやはりx1e1 + x2e2 + · このことは,一般解x(t) と,上記の特殊解の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· この一方特,殊特殊解解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t)は1次独立です。なぜならば,c1ξ1(t)+c2ξ2(がなりたっているとする時,t = t0 でもなりたつので代入すると,c1ξ1(t0)+c2ξ2(c1e1 + c2e2 + · · · + cnen = 0 となります。e1, e2, . . . , en は1次独立ですかc1 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. は,2次元の 基本ベクトル ) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
  • 64. 本当に一般解であるためには 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2つの関数が1次独立とは C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ x1 x2 x2 Univ. Kansai x1 Asano, ◯ × A. 2014年度秋学期 
  • 65. 本当に一般解であるためには 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 1次独立な特殊解 x1(t), x2(t) が得られれば, 一般解は C1x1(t) + C2x2(t) で表される 2つの関数が1次独立とは C1x1(t) + C2x2(t) = 0 がどんな t についても なりたつのは,C1 = C2 = 0 のときだけ x1 x2 x2 Univ. Kansai x1 Asano, ◯ × A. 2014年度秋学期 
  • 66. 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 斉次形の場合を考える このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 成り立っている ,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ は一意です。■ 方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがてn ,次2. 元のベ「ク解ト がn 次元ベクト ます。 はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 程式の解は一意です。■ 方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 の特殊解を,2つ考える = (1, 0), e2 = (0, 1) 2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 初期値 をみたすもの 初期値 をみたすもの 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 のの形で表すことができます。 は,1次独立 = c2 = · · · = cn = 0のときだけだからです。 ここで,特殊解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t) の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· · ·+xnξn(のとき,この特殊解の初期条件から,この1次結合はやはりx1e1 + x2e2 + · このことは,一般解x(t) と,上記の特殊解の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· この一方特,殊特殊解解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t)は1次独立です。なぜならば,c1ξ1(t)+c2ξ2(がなりたっているとする時,t = t0 でもなりたつので代入すると,c1ξ1(t0)+c2ξ2(c1e1 + c2e2 + · · · + cnen = 0 となります。e1, e2, . . . , en は1次独立ですかc1 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. は,2次元の 基本ベクトル ) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ
  • 67. 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x ル空間をなす」明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 を初期値x(t0) = e2 みたす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en x′ 意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であこと リッドノルムではそうなります。そこで,問題の関数を 任意の有界閉区間に対しては,ノルムが連続であること 浅野 晃秋学期) 第7回(2014. 11. 6) 連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間にから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(とを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x にル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基(0, 1, 0, , 0), . . . , en = (0, 0, , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみ初となるノルムが存在します。たとえば,ユークリッドノルムではそうなり連続関数とすると,それを考えている区間内の任意の有界閉区間に対してから∥A(t)∥ には上限が存在します。 このことは,(6) 式の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第ことを示しています。したがって,この微分方程式の解は一意です。■ 条件2. がなりたつことの証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x についル空間をなす」ことの証明を示します。 n 階の方程式の場合,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベ(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたす初期値x(t0) = e2 をみたす特殊解をξ2(t),· ,初期値x(t0) = en をみたe1 条件2の証明の概略 2.1次独立な特殊解の1次結合で一般解が表せる 斉次形の場合を考える このことは,(??) 式の1ことを示しています。した条件2. がなりたつことの証ル空間をなす」ことの証明n 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 。 の1階微分方程式について,Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成したがって,この微分方程式の解は一意です。■ の証明 次に,斉次形の方程式x′ = A(t)x について,2. の「解が証明を示します。 ,ベクトルx はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, = (0, 0, · · · , 1) を考え,初期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特たす特殊解をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(を,程Lipschitz 式について条,件Lipschitz (講義第5条回件参(照講)義が第成5り回立参っ照て)いがる 成り立っている ,式このの解微は分一方意程で式すの。解■ は一意です。■ 方に程,式斉次x′ 形= のA(方t)程x 式につx′ い= てA(,t)2. x のに「つ解いがn 次2. 元のベ「ク解ト がn 次元ベクト ます。 はn 次元です。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 1) を考え,初期値x(t0) = e1 みたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), をξ2(t),· · · ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ると,t = t0 のときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen Lipschitz 条件(講義第5回参照)が成り立っている 程式の解は一意です。■ 方程式x′ = A(t)x について,2. の「解がn 次元ベクト 階の方程式の場合,ベク(0, 1, 0, · · · , 0), . . . , en = (0, 初期値x(t0) = e2 をみたすe1 ,2階ならば,x は2次元 の特殊解を,2つ考える = (1, 0), e2 = (0, 1) 2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), 初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen 初期値 をみたすもの 初期値 をみたすもの 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) x(t0) = e2 ξ2(t),· ,初期値x(t0) = en x′ 。そこで,n 次元の基本ベクトルe1 = (1, 0, · · · , 0), e2 = 期値x(t0) = e1 をみたすx′ = A(t)x の特殊解をξ1(t), ,初期値x(t0) = en をみたす特殊解をξn(t) とします。 ときの任意の初期値はx(t0) = x1e1+x2e2+· · ·+xnen x(t) とすると= = ,A(t t)= x のt0 一の般と解きをのx(任t) 意とすのる初とと期,,値t t = = はt0 t0 x(ののとt0) ときき= のの任x1e1+任意意のの初初期x2e2+期値ます。 のの形で表すことができます。 は,1次独立 = c2 = · · · = cn = 0のときだけだからです。 ここで,特殊解ξ1(t), ξ2(t), . . . , ξn(t) の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· · ·+xnξn(のとき,この特殊解の初期条件から,この1次結合はやはりx1e1 + x2e2 + · このことは,一般解x(t) と,上記の特殊解の1次結合x1ξ1(t)+x2ξ2(t)+· この一方特= ,殊特(1, 殊解0), 解e2 ξ1(= t), (ξ2(0, 1) t), . . . , ξn(t)は1次独立です。なぜならば,c1ξ1(t)+c2ξ2(∵ がなりたっているとする時,t = t0 でもなりたつので代入すると,c1ξ1(t0)+c2ξ2(c1e1 c1ξ1(t) + c2ξ2(t) = 0 が任意の t についてなりたつとする 浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度秋学期) 第7回(2014. 11. 6) http://+ c2e2 + · · · + cnen = 0 となります。e1, e2, . . . , en は1次独立ですかc1 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ t = t0 のときも当然なりたつ 2014年度秋学期 A. Asano, Kansai Univ. は,2次元の 基本ベクトル ) 第7回(2014. 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ 11. 6) http://racco.mikeneko.jp/ 2/5 ページ