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【H03】ディベラボ×小牧野遺跡商品開発【青森中央学院大学/学生団体ディベラボ商品開発事業部】
- 7. ◆6次産業
1次産業 × 2次産業 × 3次産業 = 6次産業
(生産) (加工) (流通・販売) (地域の活性化)
aomori woolさんの羊毛を用いた
『土偶起き上がりこぼし』を作成
×
テーマ
Proposal<提案>
Notes de l'éditeur
- さらに県外・海外へと魅力が伝わり、青森県のさらなる活性化に繋げるために、本事業のターゲットとしては、地元の方々の中でも特に「縄文に関心がない方々」と「観光客」に設定いたしました。
地元の方々と観光客からの認知度がアップし、青森県の活性化に貢献したいと考えております。
- まず、土偶起き上がりこぼしに決定した理由からお話させていただきます。
第一に「七転八起」といって、縁起のいい商品であるため・第二に可愛らしい形と丁度いい大きさであることから、記念としてお土産にしやすい商品であると考えたため・
第三に、世代を問わず使えるため、買ってもらいやすい!という理由から、こちらの商品に決定いたしました。
- この6種類の商品は、「青森ねぶた祭り」と「土偶」の特徴を捉えつつ、「土偶は茶色で堅い!」という従来のイメージを払拭するためにポップなカラーを取り入れました。そして、観光客だけでなく、若者や子供からも人気を集められるのではないかと考えています。
- さらに、この事業にはまだ特徴があります!
それは、6次産業を取り入れたビジネスプランである、ということです。
- そもそも、毛刈りから羊毛になるまでたくさんの工程があります。まず毛を選別し、洗います。そしてほぐしてそろえることでやっと羊毛として使えるようになるのです!その中でも「カーディング」に着目した理由としては、「カーディングの作業にとても時間がかかる」、だからといって毎回毎回「業者さんにお願いしていたら、結構な金額になってしまう」という2つの問題があったからです。そして私たちは、こちらの問題と「働きたくても働けない人」の雇用問題という地域課題も解決するために、次のようなビジネスアイディアを考えました。
- それはカーディングの作業を、働きたくても働けない方々に対して、持続的な雇用の場として提供することです。
- 「土偶起き上がりこぼし」の販売場所としては、「縄文の学び舎小牧野館」に加え、青森市内で行われるイベント会場等での販売、そして次第に販売エリアを拡大し、アスパムやワ・ラッセ等の観光地、宿泊施設、駅ビルでも販売したいと考えております。さらに、ネット販売も可能にし、たくさんの人に届くように販路拡大に努めたいと考えております。
- また、ねぶた祭りの期間は、観光客の方々にねぶた祭りの魅力と縄文遺跡の魅力を認知していただくために、例えば、マスコット商品を着ぐるみにして、ねぶた祭りの際に県庁のねぶた団体の運行に参列させていただき、観光客に商品のPRをしながら世界遺産である小牧野遺跡の宣伝も兼ねて魅力を伝えられれば、一石二鳥なのではないかと考えました。
- 商品の着ぐるみは、ただあるくのではなく、運行の妨げにならない程度に手を振ったり、写真撮影に応じたりして、親近感を持たせ、商品に愛着を沸かせる狙いです。そして思い出として購入を促進させるために、私たちも売り子として販売を行おうと考えています。
- 「縄文の家作成キット」をプレゼントします!こちらは小牧野遺跡に来ていただくと、体験教室のような形で作ることができます。作った後は、「おうちに持って帰って思い出として飾る」もよし、小牧野に寄付して「展示」してもらうもよしとします。お持ち帰りしていただくと夏休みの工作にすることも可能ですし、おそらくお家で写真を撮ってSNSに共有する方もいらっしゃると思います。また、例えばですが、お子様がこちらを作ったとして、それを小牧野遺跡で展示する!というと、見に来てくださる親御さんも多くいるということを想定しました。
- 私たちが魅力を発信するために活用しているSNSのフォローをお願いし、青森から離れた後でも青森の良さが楽しめるような工夫をします。例えば、インスタでは映えるような写真を縄文遺跡で撮り、若者向けに発信します。ティックトックでは既存のハッシュタグを用いた商品紹介動画の作成を行います。フェイスブックでは豆知識や自然の良さ、縄文時代のロマンなど、大人の方に向けて情報を発信する。
- 最後に今後の取り組みについて発表いたします。第一に、県内にある小牧野遺跡以外の遺跡でも販売を行うことで「地域の宝」としての縄文の魅力発信を行っていきます。第二に、販売できないような羊毛を買い取って使うことで「エシカル消費」で環境に良いモノづくりを行っていきたいと考えております。エシカル消費に加え、持続可能な開発目標(SDGs)の12番目である「つくる責任 つかう責任」に当てはまると考えています。そして第三に、雇用体制をより充実させるために、商品のラインナップを増やしたり、カーディングのみならず羊毛キットの作成をすべて委託したりということも行っていきたいと考えております。
メモ:2015年9月の国連総会で決められた国際的な17の目標のなかにも、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会などと併せて、「持続可能な生産・消費形態の確保」が掲げられています。