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27th_ISSsquareWS(20120217)
- 1. 学
問
を
生
か
す 電子書籍と図書館
社 -「電子書籍時代の著作権保護と活用」
会
へ を巡る冷静な議論のために
第27回ISSスクエア水平ワークショップ「電子書籍時代の著作権保護と活用」
日時:2012年2月17日(金)
会場:情報セキュリティ大学院大学
1
岡本真
アカデミック・リソース・ガイド株式会社
代表取締役/プロデューサー
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- 2. 学
問
を
生
か
す
社
会
自己紹介 へ
2 -岡本真とアカデミック・リソース・ガイド株式会社
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- 3. 自己紹介(現在)
1. アカデミック・リソース・ガイド株式会社(2009年~)
代表取締役/プロデューサー(2009年~)
学
ACADEMIC RESOURCE GUIDE編集長(1998年~) 問
2. オーマ株式会社(2008年~) を
代表取締役(2011年~) 生
3. saveMLAKプロジェクト(2011年~) か
す
プロジェクトリーダー(2011年~) 社
4. iSPP 情報支援プロボノ・プラットフォーム(2011年 会
~) へ
共同代表理事(2011年~)
5. NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(2002年~)
理事(2010年~) 3
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- 4. 自己紹介(過去)
1973年生まれ
38歳 学
国際基督教大学(ICU)卒業(1997年) 問
日本政治思想史を専攻
を
生
教育雑誌、学術書等の編集者等を経て、 か
1999年~2009年、ヤフー株式会社に在籍 す
社
Yahoo!カテゴリ、Yahoo!検索、Yahoo!知恵袋、Yahoo!検 会
索ランキング、Yahoo!ラボ等の企画・設計・運用、また産学 へ
連携のコーディネートに従事
4
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- 5. 自己紹介(大学関係)
兼任(大学関係):
国立情報学研究所 産学連携研究員 学
東京大学 工学系研究科 総合研究機構 研究員 問
早稲田大学 ITバイオマイニング研究所 客員研究員 を
生
その他、北海道大学、流通科学大学、兵庫県立大学、追手 か
門学院大学、横浜市立大学、関西大学、甲南大学、大阪市 す
立大学、明治大学、大妻女子大学、関西学院大学、同志社 社
大学、慶應義塾大学等で講義を担当 会
へ
5
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- 6. 自己紹介(図書館関係)
兼任(図書館関係):
図書館総合展運営委員会 委員 学
U40 - Future Librarian 事務局メンバー 問
任意団体Code4Lib JAPAN 事務局長 を
生
第25期東京都立図書館協議会 委員
か
国立国会図書館デジタル情報資源ラウンドテーブル 委員 す
マイニング探検会(図書館の未来を探る勉強会) 共同主宰 社
者 会
へ
6
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- 7. [参考]
アカデミック・リソース・ガイド株式会社
創業:
2009年9月30日
学
前史: 問
1998年7月11日創刊のメールマガジン“ACADEMIC を
RESOURCE GUIDE (ARG)”
生
ビジョン: か
「学問を生かす社会へ」 す
事業: 社
1. コミュニティー創造、 会
2. コラボレーション促進、 へ
3. エンパワーメント支援、
4. ノウハウ提供
体制:
7
役員1名+パートナー3名+インターン3名
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- 8. 学
問
を
生
か
す
社
会
本日の目的と構成 へ
8 -「電子書籍時代の著作権保護と活用」
を巡る冷静な議論のために
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- 9. 本日の目的と構成
学
1. 図書館等における電子書籍動向 問
を
生
か
す
2. 国会図書館による大規模デジタル化 社
会
へ
3. 「デジタル情報資源」という問題提起
9
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- 10. 学
問
を
生
か
す
社
会
図書館等における電子書籍の動向 へ
10 -電子書籍パッケージの試験的導入と機関リポジトリの進展
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- 11. [参考]
公共図書館で実現してほしいサービス
公共図書館で
実現してほしいサービス 学
2011年11月18日~11月23日 問
全国の10代~60代以上のインターネットユーザー1,092人
インターネットコム、gooリサーチ(2011-12-06発表) を
生
か
す
社
会
へ
11
http://japan.internet.com/research/20111206/1.html
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- 12. 公共図書館における
「電子書籍」「電子図書館」の概念整理
電子書籍・電子図書館 学
問
を
生
か
電子書籍 デジタル す
社
パッケージ アーカイブ 会
へ
端末 ネット 貴重 現代
貸出 ワーク 資料 資料 12
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- 13. 公共図書館での電子書籍パッケージの試行
主な導入事例:
堺市、萩市、大阪市、札幌市、鎌倉市、千代田区、有 学
田川町、武雄市、大分県、静岡県、東京都 問
※試験導入を含む を
生
か
す
社
会
へ
依然、
13
試行段階
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- 14. 機関リポジトリの取り組み
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
学術論文のデジタル化とウェブ公開の流れ
14
(オープンアクセス)155機関
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- 15. 機関リポジトリの到達点
IRDB(Institutional Repositories DataBase:学術機関リポジトリデータベース)コンテンツ分析システム 学
分析対象:
IRDBハーベスト機関リポジトリ数:197、コンテンツ数 全体:1,261,052件、本文あり:939,673件 問
を
(2012/01/31
生
か
す
社
会
へ
15
http://irdb.nii.ac.jp/analysis/index.php
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- 16. 機関リポジトリの到達点
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
IRDB(Institutional Repositories DataBase:学術機関リポジトリデータベース)コンテンツ分析システム
分析対象:
IRDBハーベスト機関リポジトリ数:197、コンテンツ数 全体:1,261,052件、本文あり:939,673件
(2012/01/31 16
http://irdb.nii.ac.jp/analysis/index.php
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- 17. その他
-データベース、電子ジャーナル、電子ブック
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
17
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- 18. 学
問
を
生
か
す
社
会
国会図書館による大規模デジタル化 へ
18 -進みつつある世界有数の電子図書館環境
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- 19. 国家レベルで推進される電子図書館構築
前史
近代デジタルライブラリーの構築(後述) 学
2007年 問
長尾真(元京都大学総長/情報処理学者)の館長就任
を
生
2008年 か
長尾スキーム(館長私案)の提唱 す
1. 国立国会図書館による蔵書の大規模デジタル化 社
2. 公共図書館等へのデータ配信(無償) ※館内閲覧に限定 会
3. 第三者機関を介したデータ配信(有償)と権利者への利益還元
へ
2009年~
補正予算による約100億円の計上
1960年代後半までの蔵書の大規模デジタル化に着手 19
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- 20. [参考]
国立国会図書館
国立国会図書館とは?
国立国会図書館法に規定される「国立」の図書館 学
「国立国会図書館は、図書及びその他の図書館資料を蒐集し、国 問
会議員の職務の遂行に資するとともに、行政及び司法の各部門に を
対し、更に日本国民に対し、この法律に規定する図書館奉仕を提 生
供することを目的とする」(第2条)
か
1948年、設立 す
前身としての貴族院図書館、衆議院図書館、帝国図書館 社
東京本館(永田町)と関西館(精華町)を設置 会
その他、各省庁内等に支部図書館を設置 へ
20
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- 21. 長尾スキームの提唱から
大規模デジタル化の実現へ
長尾スキーム(館長私案)の提唱(2008年~)
1. 国立国会図書館による蔵書の大規模デジタル化 学
総蔵書数:約3750万点 問
2. 公共図書館等へのデータ配信(無償) を
基本的には地方自治体が設置する公立図書館 生
館内での閲覧に限定 か
す
3. 第三者機関を介したデータ配信(有償)と権利者への利益 社
還元
会
国立国会図書館のデータを第三者機関を通じて、エンドユー へ
ザーに配信
大規模デジタル化の実現
補正予算による約100億円の計上
21
1960年代後半までの蔵書の大規模デジタル化に着手
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- 22. 大規模デジタル化の現状
デジタル化 デジタル化
資料種別 所蔵数 実施割合 学
実施済 未実施
問
古典籍 29万冊 7万冊 22万冊 1/4 を
生
和図書 427万冊 88万冊 339万冊 1/5 か
す
和雑誌 455万冊 101万冊 354万冊 1/5 社
会
博士論文 39万冊 14万冊 25万冊 1/3 へ
合計 950万冊 210万冊 740万冊 1/5
2011年8月末時点 22
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- 23. 前史としての近代デジタルライブラリー
国立国会図書館が所蔵する明治・大正・昭和前期刊行
図書のデジタル画像を収録(2002年~) 学
約57万冊をデジタル化 問
うち、約24万冊をウェブ公開 を
生
か
す
社
会
へ
23
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- 24. 前史としての近代デジタルライブラリー
学
問
を
生
か
す
社
会
へ
膨大な著作権処理と文化庁長官裁定による処理
24
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- 25. 大規模デジタル化を巡る議論と論点
議論の場
2010年 学
デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関す 問
る懇談会(三省懇)の開催 を
総務省、文部科学省、経済産業省による共同運営 生
電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議 か
2011年~ す
知のデジタルアーカイブに関する研究会(知デジ研)の開催 社
総務省による運営
会
へ
論点としての大規模デジタル化
出版産業への配慮
著作権の取り扱い
25
国際的な競争環境への対応等
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- 26. 学
問
を
生
か
す
社
会
「デジタル情報資源」という問題提起 へ
26 -MLA連携の動向とあわせて
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- 27. [参考]MLAとは何か
M •Museum(博物館) 学
問
を
生
か
L •Library(図書館)
す
社
会
へ
A •Archives(文書館) 27
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- 28. [参考]MLA連携
Library 学
問
を
生
Museum Archive か
す
社
会
へ
MLA
28
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- 29. 「デジタル情報資源」という問題提起
点在・散在するデジタル情報資源
学
問
を
MLA連携の必要性
生
か
す
社
国立国会図書館 デジタル情報資源ラウンドテーブル 会
(2010年3月~) へ
地域資料のデジタル化と長期保存(アーカイブ) 29
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- 30. 地域の情報拠点としての図書館の可能性
貸出装置・自習装置としての図書館
「図書館貸本屋」論争(1990年代) 学
地域の情報拠点としての位置づけ 問
を
「これからの図書館像-地域を支える情報拠点をめざして」 生
(2006年)による問題提起
か
「過去」と「現在」の記録による記憶の伝達と継承(「未来」への伝授)
す
図書館における知的コンテンツ生成の取り組み 社
大学図書館の取り組み 会
機関リポジトリ
へ
公共図書館の取り組み
デジタルアーカイブ
30
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- 31. 情報拠点としての図書館への取り組み
神戸大学附属図書館震災文庫
阪神・淡路大震災の記録の収集・整理・提供・保存 学
現物を収集しつつ、デジタル化し提供 問
を
生
か
す
社
会
へ
31
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- 32. 情報拠点としての図書館への取り組み
横浜市立中央図書館「都市横浜の記憶」
都市横浜の「記憶装置」としての図書館を謳った取り組み 学
「都市としての横浜」に関する本、雑誌、浮世絵等 問
を
生
か
す
社
会
へ
32
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- 33. 情報拠点としての図書館への取り組み
国立国会図書館インターネット資料収集保存事業
(WARP)「東日本大震災ウェブアーカイブ」 学
被災地域の公共ウェブサイトを収集・複製・保存 問
ハーバード大学ライシャワー日本研究所等と連携(著作権の壁) を
生
か
す
社
会
へ
33
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- 34. 学
問
を
生
か
す
社
論点「電子書籍と図書館」 会
へ
34 - 「電子書籍時代の著作権保護と活用」
を巡る冷静な議論のために
Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
- 35. 論点「電子書籍と図書館」
「電子書籍時代の著作権保護と活用」を巡る
冷静な議論のために 学
1. 電子書籍時代に、そもそも図書館は必要なのか 問
知る権利の保障 を
セーフティーネットとしての図書館 生
知的資産の保存・継承 か
2. 国立国会図書館の大規模デジタル化をどう活用するか
す
社
100億円の投資の効果最大化
会
過去の知的資産の活用 へ
3. 図書館を社会にどうグランドデザインするか
市場としての図書館/図書館の市場的価値
知識・情報産業としての議論
35
Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
- 36. 学
問
を
生
か
す 電子書籍と図書館
社 -「電子書籍時代の著作権保護と活用」
会
へ を巡る冷静な議論のために
第27回ISSスクエア水平ワークショップ「電子書籍時代の著作権保護と活用」
日時:2012年2月17日(金)
会場:情報セキュリティ大学院大学
36
岡本真
アカデミック・リソース・ガイド株式会社
代表取締役/プロデューサー
Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp