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学
問
を
生
                SAVEMLAK
か
す
社       -博物館・美術館、図書館、文書館、公民館
会
へ             の支援を巡って

                          慶應義塾大学文学部「情報サービス基礎I」
                          日時:2012年7月18日(木)
                          会場:慶應義塾大学 三田キャンパス


    1                       岡本真
          アカデミック・リソース・ガイド株式会社
            代表取締役/プロデューサー
            Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved.   arg.ne.jp
学
                                                               問
                                                               を
                                                               生
                                                               か
                                                               す
                                                               社
                                                               会
                    自己紹介                                       へ
2   -岡本真とアカデミック・リソース・ガイド株式会社




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自己紹介(現在)
1.       アカデミック・リソース・ガイド株式会社(2009年~)
      代表取締役/プロデューサー(2009年~)                                              学
      ACADEMIC RESOURCE GUIDE編集長(1998年~)                                 問
2.       オーマ株式会社(2008年~)                                                  を
          代表取締役(2011年~)                                                  生
                                                                          か
3.       saveMLAKプロジェクト(2011年~)                                           す
          プロジェクトリーダー(2011年~)                                             社
4.       iSPP 情報支援プロボノ・プラットフォーム(2011年                                     会
         ~)                                                               へ
          共同代表理事(2011年~)
5.       NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(2002年~)
          理事(2010年~)                                                       3


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自己紹介(過去)
   1973年生まれ
       38歳                                                              学
   国際基督教大学(ICU)卒業(1997年)                                                問
                                                                         を
       日本政治思想史を専攻
                                                                         生
 教育雑誌、学術書等の編集者等を経て、                                                     か
 1999年~2009年、ヤフー株式会社に在籍
                                                                         す
                                                                         社
       Yahoo!カテゴリ、Yahoo!検索、Yahoo!知恵袋、Yahoo!検                            会
        索ランキング、Yahoo!ラボ等の企画・設計・運用、また産学                                   へ
        連携のコーディネートに従事


                                                                           4


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自己紹介(大学関係)
   兼任(大学関係):
     国立情報学研究所 産学連携研究員                                                    学
     早稲田大学 ITバイオマイニング研究所 客員研究員                                           問
     その他
                                                                          を
           北海道大学、東京大学、東京工業大学、流通科学大学、兵庫県立
                                                                          生
            大学、追手門学院大学、横浜市立大学、関西大学、甲南大学、大
                                                                          か
            阪市立大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、大妻女子大学、                                す
            関西学院大学、同志社大学、慶應義塾大学、早稲田大学等で講                                  社
            義を担当                                                          会
                                                                          へ



                                                                            5


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自己紹介(図書館関係)
   兼任(図書館関係):
       図書館総合展運営委員会 委員                                                 学
       U40 - Future Librarian 事務局メンバー                                 問
       任意団体Code4Lib JAPAN 事務局長                                        を
                                                                       生
       第25期東京都立図書館協議会 委員                                              か
       国立国会図書館デジタル情報資源ラウンドテーブル 委員                                     す
       マイニング探検会(図書館の未来を探る勉強会) 共同主宰                                    社
        者                                                              会
       Library of the Year選考委員
                                                                       へ



                                                                         6


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[参考]
         アカデミック・リソース・ガイド株式会社
   創業:
        2009年9月30日
                                                                             学
   前史:                                                                      問
        1998年7月11日創刊のメールマガジン“ACADEMIC                                       を
         RESOURCE GUIDE (ARG)”
                                                                             生
   ビジョン:                                                                    か
        「学問を生かす社会へ」                                                         す
   事業:                                                                      社
    1.    コミュニティー創造、                                                         会
    2.    コラボレーション促進、                                                        へ
    3.    エンパワーメント支援、
    4.    ノウハウ提供
   体制:
        役員1名+パートナー7名+インターン1名                     インターン募集中                     7


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陸前高田市立図書館




                                                                             学
                                                                             問
                                                                             を
                                                                             生
                                                                             か
                                                                             す
                                                                             社
                                                                             会
                                                                             へ



                                                                               8


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陸前高田市立図書館




                                                                             学
                                                                             問
                                                                             を
                                                                             生
                                                                             か
                                                                             す
                                                                             社
                                                                             会
                                                                             へ



                                                                               9


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東北学院大学中央図書館




                                                                             学
                                                                             問
                                                                             を
                                                                             生
                                                                             か
                                                                             す
                                                                             社
                                                                             会
                                                                             へ



                                                                              10


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福島県立図書館




                                                                             学
                                                                             問
                                                                             を
                                                                             生
                                                                             か
                                                                             す
                                                                             社
                                                                             会
                                                                             へ



                                                                              11


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南三陸町図書館跡




                                                                             学
                                                                             問
                                                                             を
                                                                             生
                                                                             か
                                                                             す
                                                                             社
                                                                             会
                                                                             へ



                                                                              12


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学
                                                                問
                                                                を
                                                                生
                                                                か
                                                                す
                                                                社
                                                                会
       SAVEMLAKの取り組み                                            へ
13             -1. saveMLAKとは何か




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1. SAVEMLAKとは何か
-SAVELIBRARYの展開

 savelibraryの展開(3/12~)                                           学
                                                                 問
                                                                 を
                                                                 生
                                                                 か
                                                                 す
                                                                 社
                                                                 会
                                                                 へ



                   http://www45.atwiki.jp/savelibrary/            14


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1. SAVEMLAKとは何か
-SAVEMLAKの展開

     savelibrary(2011-03-12)
                                                                 学
                                                                 問
                                                                 を
                                                                 生
    savemuseum(2011-03-12)                                       か
                                                                 す
                                                                 社
                                                                 会
    savearchives(2011-03-13)                                     へ



    savekominkan(2011-03-16)                                      15


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1. SAVEMLAKとは何か
-MLAKとは何か


   M        •Museum(博物館)                                         学
                                                                 問
                                                                 を

    L       •Library(図書館)                                        生
                                                                 か
                                                                 す
                                                                 社

    A       •Archives(文書館)                                       会
                                                                 へ



    K       •Kominkan(公民館)                                        16


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1. SAVEMLAKとは何か
-MLAKへの一体化

                                                                     学
         Library                Archive                              問
                                                                     を
                                                                     生
                                                                     か
                                                                     す
                                                                     社
Museum                                         Kominkan              会
                                                                     へ
                  MLAK
 2011-04-11                          +各種プロフェッショナル
                                     プロジェクトマネジメント、                    17
                                     デザイン、経理、その他
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1. SAVEMLAKとは何か
-SAVEMLAKの体制と活動

                                                               学
          •有志(個人+組織)
 体制       •国内外約300人の参画
                                                               問
                                                               を
                                                               生
                                                               か
                                                               す
                                                               社
                                                               会
                                                               へ
          •情報支援(集約と共有)
 活動       •中間支援(把握と仲介)
                                                                18


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学
                                                                問
                                                                を
                                                                生
                                                                か
                                                                す
                                                                社
                                                                会
       SAVEMLAKの取り組み                                            へ
19              -2. Wikiによる情報支援




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2. WIKIによる情報支援
-SAVEMLAK WIKI

                                                                学
                                                                問
                                                                を
                                                                生
                                                                か
                                                                す
                                                                社
  約2.2万件の所在情報                                                   会
                                                                へ
  約860件の被災情報
   約300名の編集者
   約10万回の編集                                                      20


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2. WIKIによる情報支援
-SAVEMLAK WIKI:慶應義塾図書館の事例


                                                                学
                                                                問
                                                                を
                                                                生
                                                                か
                                                                す
                                                                社
                                                                会
                                                                へ



                                                                 21


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2. WIKIによる情報支援
-SAVEMLAK WIKIの現況

 集約・共有している情報量(2012年7月18日時点)
                                                                 学
   施設種別           被災情報/所在情報                                      問
                                                                 を
 博物館・美術館              196件/5436件                                 生
                                                                 か
    図書館              588件/10375件                                 す
                                                                 社
    文書館                  25件/166件                                会
                                                                 へ
    公民館                 95件/6255件
   類縁施設                    4件/90件                                 22


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2. WIKIによる情報支援
-SAVEMLAK WIKIの成功要因#1
   協同編集作業における寛容性の徹底
           当初のMediaWiki経験者10名                                              学
     他人のエラーに対する寛容性の要請                                                      問
     適切なフォローの徹底                                                            を
                                                                            生
   背景                                                                      か
     すべての編集行為が記録され、必ずデータ間の差分が残る                                            す
      というWikiのシステム特性への理解                                                    社
     ヒューマンエラーを含め、「間違い」は必ず起きるという諦観                                          会
     「間違い」は履歴から補正できるという安心感
                                                                            へ
   決して「怒らない」という姿勢の徹底

                                                                             23


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2. WIKIによる情報支援
-SAVEMLAK WIKIの成功要因#2
   意識的なオンラインコミュニケーション
       フルオープン                                                            学
         Twitter                                                         問
         ハッシュタグ #saveMLAK                                                を
       セミオープン                                                            生
         Googleグループ                                                      か
         参加承認制
                                                                          す
                                                                          社
         約300名約4100通
                                                                          会
                                                                          へ



                                                                           24


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2. WIKIによる情報支援
-SAVEMLAK WIKIの成功要因#3
           意識的なオフラインコミュニケーション
開催回数         開催日時                   開催会場
  第1回    2011年4月4日(月)       東京、筑波、京都、福岡
  第2回   2011年4月19日(火)       東京、筑波、大阪、福岡                                学
  第3回   2011年5月10日(火)       東京、横浜、京都、大阪、福岡                             問
  第4回   2011年6月21日(火)       東京、大阪、福岡                                   を
  第5回   2011年8月11日(木)       東京                                         生
  第6回   2011年8月31日(水)       東京
  第7回   2011年10月11日(火)      東京、横浜、大阪
                                                                       か
  第8回   2011年11月1日(火)       東京、北海道、山梨                                  す
  第9回   2011年11月7日(月)       東京、北海道、山梨                                  社
 第10回   2011年12月19日(月)      東京、横浜、大阪                                   会
 第11回   2012年1月17日(火)       東京、大阪、福岡                                   へ
 第12回   2012年2月16日(木)       東京、横浜、大阪、福岡
 第13回   2012年3月28日(水)       東京、岐阜、福岡
 第14回   2012年4月26日(木)       東京、横浜、大阪、福岡
 第15回   2012年5月15日(火)       東京、横浜、大阪、福岡
 第16回    2012年6月7日(木)       東京、横浜、大阪、福岡                                 25


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2. WIKIによる情報支援
-SAVEMLAK WIKIの成功要因#4
        うきうきウィキ祭りの開催実績
開催回数         開催日時                            開催名目                    学
 第1回     2011年4月24日(日)
                                                                     問
                                                                     を
 第2回     2011年4月30日(日)          「図書館記念日」祭り                           生
 第3回     2011年5月18日(水)          「国際博物館の日」記念祭り                        か
 第4回     2011年6月4日(土)           「学校図書館」強化祭り                          す
 第5回     2011年6月9日(木)           「国際アーカイブズの日」記念祭り                     社
 第6回     2011年6月19日(日)          「公民館」強化祭り
                                                                     会
                                                                     へ
 第7回     2011年7月7日(木)           「七夕」祭り
 第8回     2011年9月23日(金)          「学校図書館」強化祭り
 第9回     2011年12月27日(火)
                                                                      26
 第10回    2012年3月11日(日)

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学
                                                                問
                                                                を
                                                                生
                                                                か
                                                                す
                                                                社
                                                                会
       SAVEMLAKの取り組み                                            へ
27         -3. コーディネートによる中間支援




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3. コーディネートによる中間支援
-被災図書館の再開支援
1.       東北大学附属図書館
         散乱したマイクロフィルムの整理
2.       東北学院大学中央図書館                                                      学
         破損本棚復旧後の資料の再配置                                                  問
3.       南三陸町図書館                                                          を
         仮設開館の準備作業、開館後の業務支援作業                                            生
4.       名取市図書館                                                           か
         関係者の引きあわせ、どんぐり子ども図書室の開館準備作業                                     す
5.       石巻市立大原小学校図書室                                                     社
         図書室の復旧作業                                                        会
6.       女川つながる図書館
                                                                          へ
         ブッカー装備への作業者派遣仲介
7.       七ヶ浜町図書コーナー
         開館準備作業への作業者派遣仲介
                                                                           28


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3. コーディネートによる中間支援
-被災図書館のIT活用支援
1.   被災図書館へのAmazonほしい物リストの導入支援
        気仙沼市、東松島市、南三陸町ほか                                                学
2.   南三陸町仮設図書館へのシステム提供                                                   問
        OSS図書館システムNext-L Enjuの導入                                        を
                                                                         生
3.   Facebookページの導入支援                                                    か
        南三陸町                                                            す
                                                                         社
                                                                         会
                                                                         へ



                                                                          29


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3. コーディネートによる中間支援
-デジタルアーカイブ構築支援
1.   東日本大震災デジタルアーカイブポータル構想の提
     唱                                                                    学
            東北大学、神戸大学等の関係者と模索                                            問
2.   デジタルアーカイブの共通仕様化提言                                                    を
                                                                          生
            法制度・技術仕様両面での問題提起と準拠の呼びかけ                                     か
             (Yahoo! JAPAN / Google等)                                     す
3.   東日本大震災アーカイブの枠組みへの参画                                                  社
            「震災資料を図書館へ」キャンペーンの実施                                         会
             東北大学附属図書館と共同
                                                                          へ



                                                                           30


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3. コーディネートによる中間支援
-その他(調達仲介や助言)#1
1.   MLAK支援を訴える広報活動
        学会やメディア(テレビ、ラジオ、全国紙、地方紙)での露出                                      学
            社会的関心の喚起                                                      問
2.   復旧作業の必要物品等の情報紹介                                                       を
        福岡県西方沖地震の経験に依拠
                                                                           生
                                                                           か
3.   だれでも・どこでも Q&A図書館                                                      す
        レファレンス代行の試行                                                       社
                                                                           会
4.   激甚被災地の地方紙購読・提供の呼び掛け                                                   へ
        各地の公共図書館等への提案
            日本図書館協会の支援活動に反映

                                                                            31


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3. コーディネートによる中間支援
-その他(調達仲介や助言)#2
5.   機材調達
        気仙沼市の特殊プリンター調達、山元町の書架調
6.   費用調達                                                                学
        名取市の書架費調達(200万円)                                                問
        南三陸町の書籍費調達                                                      を
7.   他支援者への助言                                                            生
        ヤフー、Google、楽天ほか                                                 か
        日本図書館協会、国立国会図書館ほか                                               す
8.   受援者・支援者間の連絡調整                                                       社
        国立国会図書館、日本図書館協会、図書館振興財団、文部科                                     会
         学省ほか                                                            へ
        アメリカ国務省と日本の関係機関ほか
9.   被災地に本を送る活動の抑制
        「送る=贈る」の提唱、実施団体への助言、「本を送りません宣
         言」の発表                                                            32
         ※個人レベルでの活動

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3. コーディネートによる中間支援
-<参考>本を贈りません宣言
   <前文>
        災害等の非常時に、支援物資として被災地に「本」を送る活動が広く行われています。2011年3月11日に
         発生した東日本大震災においても、同様の行為が広く見受けられます。様々な方々の善意の現われと言
         えるでしょう。
        しかし、私たちはここでいったん歩みを止めて、考えてみたいと思います。被災地や被災者に「本を送る」と
         いう行為は、支援活動として本当に妥当なものでしょうか。訪ね歩いた被災地の多くで、対処に困る状態に
                                                                                  学
         なっている数々の本を目にしてきました。支援者の善意に感謝しつつも、困惑する被災者の姿も目にしま
         す。支援したいという一人ひとりの気持ちを大事にしつつも、私たちはこう宣言したいと思います。「被災地
                                                                                  問
         に本は送りません」と。                                                              を
   <「本を送りません宣言」本文>
    1.       本を送るという行為は、本を贈る(プレゼントする)という行為です。私たちは通常、少なくとも「古本」を
                                                                                  生
         
             大切な誰かに贈りません。
             ですから、私たちは被災地や被災者に「古本」は贈りません。
                                                                                  か
    2.       本は重くかさばり、場所をとります。実は本はたいへん扱いにくいものであり、被災地の限られた空間や
             人手を奪います。
                                                                                  す
    3.
            ですから、私たちはこの事実を常に意識し、被災地に古本を送りません。また、新品を贈ることにも慎重にふるまいます。
             被災地には「本」で営みを立てている方々もいます。善意に基づいて大量に送られる本は、実は被災
                                                                                  社
             地にある書店等の「知」の経済環境を破壊します。
             ですから、私たちは、新品を含め、被災地や被災者に「本」を送りません。
                                                                                  会
                                                                                  へ
         

   <「本を送りません宣言」解説>
        この宣言を初めてご覧になった方は、どのように感じられたでしょうか。もしかすると、自分の善意を否定さ
         れたかのような印象をお持ちかもしれません。もちろん、私たちもあなたの善意を否定するつもりはまったく
         ありません。
        ですが、善意はときとしてもろ刃の剣になってしまいます。あなたが善意で送った本が、被災地や被災者、
         そして他の支援者に大きな迷惑を与えることがもしあれば、それはあなたの本意ではないでしょう。被災地
         や被災者を思うあなたの善意は気高く素晴らしいものです。だからこそ、あなたの善意を無にしないために
         も、この宣言にご理解を賜れれば、そして賛同のご署名をいただければ幸いです。
                                                                                   33

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3. コーディネートによる中間支援
-<参考>それでも「本を送る」際の目安10ヶ条
1.        「送る」のではなく「贈る」ととらえ、あなたが被災者になったときのことを想像し、そのとき、もらって嬉しいと心の底から思える本を選びましょう。
           被災地や被災者にどのような本がほしいかを安易に尋ねるのも、相手の負担になることがあります。
2.        被災地に直接、本を配送することや、持参することや、寄贈の問い合わせをすることは控えましょう。たとえ、それが善意であっても、被災者は断ることができません。
          私たちの想像力が問われます。
           信頼できる支援者や支援団体にまずは一度相談しましょう。また、あなたのお住まいの地域の公共図書館に相談してみてもよいでしょう。
3.
      
          どれほど思い入れがある本であっても、古本は送らないようにしましょう。古本は、被災地の衛生状態によっては、感染症の元となる可能性もあります。
            古本はバザーやフリーマーケットで売り、現金にして支援に役立てるほうが効果的です。
                                                                                                     学
4.
      
          その時の災害等の状況をよく理解し、適切な内容の本であるかを十分に吟味しましょう。たとえば、津波被災地に津波を描いた作品を送るべきでしょうか。
            他方、たとえば津波の本を送らないことが常に正しいとも言えません。                                                         問
5.
      
          送った本のその後を詮索しないようにしましょう。「送る」ということは「贈る」ということであり、送った時点でもうあなたのものではないのです。
            送られてきた本を読もうが捨てようが、それは受け取った方々の自由です。                                                       を
6.

      
          あなたや周囲の方々が集めた本は、チャリティーバザーやチャリティーフリーマーケットを開いて売りましょう。その売上を本に関わる支援者・支援団体に寄付するこ
          とで、あなたの善意は被災者や被災地に届くはずです。
            チャリティーイベントの開催は、それ自体が大きな支援になります。
                                                                                                     生
7.
      
          送るために本を梱包するなら、女性の力でも、一人で持ち運べる重さと大きさで段ボールに詰めましょう。
            まとまった量の本は想像以上に重いのです。それが何箱もあることを想像しましょう。
                                                                                                     か
8.
      
          本を段ボールに詰めたら、その中に入っている本のリストを作成しましょう。もし、リストをつくれなければ、せめて詰める本一式の背表紙を写真にとりましょう。
            リストや写真は必ず段ボールの側面に貼り付けます。上面に貼ると、段ボールを積み上げると見えなくなってしまいます。                                  す
9.

      
          本を段ボールに詰める際には、次の2つの方法をとりましょう。1つは、特定のジャンルの本だけをまとめて1箱に入れる方法です。もう1つは、一家三世代の誰もが
          楽しめる本をまんべんなく入れる方法です。
            後者の方法については、不忍ブックストリートによる「一箱古本市」の活動が参考になります。
                                                                                                     社
10.
      
          絵本を送ることには慎重でありましょう。絵本は素晴らしいものですが、「読み聞かせ」の必要が生じ、周囲の大人が時間を割かなくてはいけません。
            「読み聞かせ」は、ときとして被災者の負担になることがあります。他方、読み聞かせる必要が少ないマンガは好まれる傾向にあるようです。また、長時間読みふけることができる、読み
                                                                                                     会
            とおすまで何日かかかるという点で、長編マンガが好まれます。
      被災地の状況は、地域や時間によって大きく異なります。たとえば、同じ自治体であっても、山間部と沿岸部では、被災の状況や程度が異なります。また、時間の経過と
      ともに支援のニーズは絶えず変化していきます。このため、以前は喜ばれた支援であっても、いまは歓迎されない支援になることがあります。このような違いや変化を慎
                                                                                                     へ
      重に見極めることは、あらゆる支援活動に共通して必要なことでもあります。




                                                                                                      34

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学
                                                                問
                                                                を
                                                                生
                                                                か
                                                                す
                                                                社
                                                                会
       SAVEMLAKの取り組み                                            へ
35             -4. 活動を通して考えること




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4. 活動を通して考えること
-1年目の自己評価(成功)
   成功している点:
    1.   プロボノの参画                                                       学
    2.   MLAK+アルファの集約                                                  問
    3.   Wikiを中心とした情報支援                                                を
    4.   コーディネートを中心とした中間支援
                                                                       生
                                                                       か
    5.   1. ~4. の集積による「間接支援」の実現                                        す
                                                                       社
                                                                       会
                                                                       へ
                戦略的広報
                自己資金獲得
                                                                        36


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4. 活動を通して考えること
-1年目の自己評価(失敗)

1. 即応体制ができていない                                                 学
                                                               問
                                                               を
                                                               生
                                                               か
2. 広範なプロボノ活動たりえていない                                            す
                                                               社
                                                               会
                                                               へ

3. 個別リーダーが不足している
                                                                37


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4. 活動を通して考えること
-図書館の社会的位置づけを巡って
1.   前提としての震災以前からの「不均衡」
        平成の大合併が覆い隠す地方の実態                                              学
2.   非常時に動員される「本」センチメンタリズム                                             問
        「本を送る」という善意の押しつけ                                              を
                                                                       生
3.   「地域の情報拠点」としての図書館の曖昧さ                                              か
        特に非常時における位置づけ                                                 す
                                                                       社
4.   復興政策としての「図書館」の位置づけの不確かさ                                           会
        自治体ごとの温度差、政府方針の揺らぎ                                            へ
5.   図書館・図書館職員自身の「自覚」「自負」の問題
        地域の情報拠点としての災害との向き合い方
                                                                        38


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学
問
を
生
                 SAVEMLAK
か
す
社        -博物館・美術館、図書館、文書館、公民館
会
へ              の支援を巡って

                           慶應義塾大学文学部「情報サービス基礎I」
                           日時:2012年7月18日(木)
                           会場:慶應義塾大学 三田キャンパス


    39                       岡本真
           アカデミック・リソース・ガイド株式会社
             代表取締役/プロデューサー
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  • 1. 学 問 を 生 SAVEMLAK か す 社 -博物館・美術館、図書館、文書館、公民館 会 へ の支援を巡って 慶應義塾大学文学部「情報サービス基礎I」 日時:2012年7月18日(木) 会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 1 岡本真 アカデミック・リソース・ガイド株式会社 代表取締役/プロデューサー Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 2. 問 を 生 か す 社 会 自己紹介 へ 2 -岡本真とアカデミック・リソース・ガイド株式会社 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 3. 自己紹介(現在) 1. アカデミック・リソース・ガイド株式会社(2009年~)  代表取締役/プロデューサー(2009年~) 学  ACADEMIC RESOURCE GUIDE編集長(1998年~) 問 2. オーマ株式会社(2008年~) を  代表取締役(2011年~) 生 か 3. saveMLAKプロジェクト(2011年~) す  プロジェクトリーダー(2011年~) 社 4. iSPP 情報支援プロボノ・プラットフォーム(2011年 会 ~) へ  共同代表理事(2011年~) 5. NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(2002年~)  理事(2010年~) 3 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 4. 自己紹介(過去)  1973年生まれ  38歳 学  国際基督教大学(ICU)卒業(1997年) 問 を  日本政治思想史を専攻 生  教育雑誌、学術書等の編集者等を経て、 か  1999年~2009年、ヤフー株式会社に在籍 す 社  Yahoo!カテゴリ、Yahoo!検索、Yahoo!知恵袋、Yahoo!検 会 索ランキング、Yahoo!ラボ等の企画・設計・運用、また産学 へ 連携のコーディネートに従事 4 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 5. 自己紹介(大学関係)  兼任(大学関係):  国立情報学研究所 産学連携研究員 学  早稲田大学 ITバイオマイニング研究所 客員研究員 問  その他 を  北海道大学、東京大学、東京工業大学、流通科学大学、兵庫県立 生 大学、追手門学院大学、横浜市立大学、関西大学、甲南大学、大 か 阪市立大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、大妻女子大学、 す 関西学院大学、同志社大学、慶應義塾大学、早稲田大学等で講 社 義を担当 会 へ 5 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 6. 自己紹介(図書館関係)  兼任(図書館関係):  図書館総合展運営委員会 委員 学  U40 - Future Librarian 事務局メンバー 問  任意団体Code4Lib JAPAN 事務局長 を 生  第25期東京都立図書館協議会 委員 か  国立国会図書館デジタル情報資源ラウンドテーブル 委員 す  マイニング探検会(図書館の未来を探る勉強会) 共同主宰 社 者 会  Library of the Year選考委員 へ 6 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 7. [参考] アカデミック・リソース・ガイド株式会社  創業:  2009年9月30日 学  前史: 問  1998年7月11日創刊のメールマガジン“ACADEMIC を RESOURCE GUIDE (ARG)” 生  ビジョン: か  「学問を生かす社会へ」 す  事業: 社 1. コミュニティー創造、 会 2. コラボレーション促進、 へ 3. エンパワーメント支援、 4. ノウハウ提供  体制:  役員1名+パートナー7名+インターン1名 インターン募集中 7 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 8. 陸前高田市立図書館 学 問 を 生 か す 社 会 へ 8 http://savemlak.jp/ Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 9. 陸前高田市立図書館 学 問 を 生 か す 社 会 へ 9 http://savemlak.jp/ Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 10. 東北学院大学中央図書館 学 問 を 生 か す 社 会 へ 10 http://savemlak.jp/ Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 11. 福島県立図書館 学 問 を 生 か す 社 会 へ 11 http://savemlak.jp/ Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 12. 南三陸町図書館跡 学 問 を 生 か す 社 会 へ 12 http://savemlak.jp/ Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 13. 問 を 生 か す 社 会 SAVEMLAKの取り組み へ 13 -1. saveMLAKとは何か Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 14. 1. SAVEMLAKとは何か -SAVELIBRARYの展開 savelibraryの展開(3/12~) 学 問 を 生 か す 社 会 へ http://www45.atwiki.jp/savelibrary/ 14 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 15. 1. SAVEMLAKとは何か -SAVEMLAKの展開 savelibrary(2011-03-12) 学 問 を 生 savemuseum(2011-03-12) か す 社 会 savearchives(2011-03-13) へ savekominkan(2011-03-16) 15 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 16. 1. SAVEMLAKとは何か -MLAKとは何か M •Museum(博物館) 学 問 を L •Library(図書館) 生 か す 社 A •Archives(文書館) 会 へ K •Kominkan(公民館) 16 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 17. 1. SAVEMLAKとは何か -MLAKへの一体化 学 Library Archive 問 を 生 か す 社 Museum Kominkan 会 へ MLAK 2011-04-11 +各種プロフェッショナル プロジェクトマネジメント、 17 デザイン、経理、その他 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 18. 1. SAVEMLAKとは何か -SAVEMLAKの体制と活動 学 •有志(個人+組織) 体制 •国内外約300人の参画 問 を 生 か す 社 会 へ •情報支援(集約と共有) 活動 •中間支援(把握と仲介) 18 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 19. 問 を 生 か す 社 会 SAVEMLAKの取り組み へ 19 -2. Wikiによる情報支援 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 20. 2. WIKIによる情報支援 -SAVEMLAK WIKI 学 問 を 生 か す 社 約2.2万件の所在情報 会 へ 約860件の被災情報 約300名の編集者 約10万回の編集 20 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 21. 2. WIKIによる情報支援 -SAVEMLAK WIKI:慶應義塾図書館の事例 学 問 を 生 か す 社 会 へ 21 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 22. 2. WIKIによる情報支援 -SAVEMLAK WIKIの現況 集約・共有している情報量(2012年7月18日時点) 学 施設種別 被災情報/所在情報 問 を 博物館・美術館 196件/5436件 生 か 図書館 588件/10375件 す 社 文書館 25件/166件 会 へ 公民館 95件/6255件 類縁施設 4件/90件 22 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 23. 2. WIKIによる情報支援 -SAVEMLAK WIKIの成功要因#1  協同編集作業における寛容性の徹底  当初のMediaWiki経験者10名 学  他人のエラーに対する寛容性の要請 問  適切なフォローの徹底 を 生  背景 か  すべての編集行為が記録され、必ずデータ間の差分が残る す というWikiのシステム特性への理解 社  ヒューマンエラーを含め、「間違い」は必ず起きるという諦観 会  「間違い」は履歴から補正できるという安心感 へ  決して「怒らない」という姿勢の徹底 23 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 24. 2. WIKIによる情報支援 -SAVEMLAK WIKIの成功要因#2  意識的なオンラインコミュニケーション  フルオープン 学  Twitter 問  ハッシュタグ #saveMLAK を  セミオープン 生  Googleグループ か  参加承認制 す 社  約300名約4100通 会 へ 24 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 25. 2. WIKIによる情報支援 -SAVEMLAK WIKIの成功要因#3 意識的なオフラインコミュニケーション 開催回数 開催日時 開催会場 第1回 2011年4月4日(月) 東京、筑波、京都、福岡 第2回 2011年4月19日(火) 東京、筑波、大阪、福岡 学 第3回 2011年5月10日(火) 東京、横浜、京都、大阪、福岡 問 第4回 2011年6月21日(火) 東京、大阪、福岡 を 第5回 2011年8月11日(木) 東京 生 第6回 2011年8月31日(水) 東京 第7回 2011年10月11日(火) 東京、横浜、大阪 か 第8回 2011年11月1日(火) 東京、北海道、山梨 す 第9回 2011年11月7日(月) 東京、北海道、山梨 社 第10回 2011年12月19日(月) 東京、横浜、大阪 会 第11回 2012年1月17日(火) 東京、大阪、福岡 へ 第12回 2012年2月16日(木) 東京、横浜、大阪、福岡 第13回 2012年3月28日(水) 東京、岐阜、福岡 第14回 2012年4月26日(木) 東京、横浜、大阪、福岡 第15回 2012年5月15日(火) 東京、横浜、大阪、福岡 第16回 2012年6月7日(木) 東京、横浜、大阪、福岡 25 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 26. 2. WIKIによる情報支援 -SAVEMLAK WIKIの成功要因#4 うきうきウィキ祭りの開催実績 開催回数 開催日時 開催名目 学 第1回 2011年4月24日(日) 問 を 第2回 2011年4月30日(日) 「図書館記念日」祭り 生 第3回 2011年5月18日(水) 「国際博物館の日」記念祭り か 第4回 2011年6月4日(土) 「学校図書館」強化祭り す 第5回 2011年6月9日(木) 「国際アーカイブズの日」記念祭り 社 第6回 2011年6月19日(日) 「公民館」強化祭り 会 へ 第7回 2011年7月7日(木) 「七夕」祭り 第8回 2011年9月23日(金) 「学校図書館」強化祭り 第9回 2011年12月27日(火) 26 第10回 2012年3月11日(日) Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 27. 問 を 生 か す 社 会 SAVEMLAKの取り組み へ 27 -3. コーディネートによる中間支援 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 28. 3. コーディネートによる中間支援 -被災図書館の再開支援 1. 東北大学附属図書館  散乱したマイクロフィルムの整理 2. 東北学院大学中央図書館 学  破損本棚復旧後の資料の再配置 問 3. 南三陸町図書館 を  仮設開館の準備作業、開館後の業務支援作業 生 4. 名取市図書館 か  関係者の引きあわせ、どんぐり子ども図書室の開館準備作業 す 5. 石巻市立大原小学校図書室 社  図書室の復旧作業 会 6. 女川つながる図書館 へ  ブッカー装備への作業者派遣仲介 7. 七ヶ浜町図書コーナー  開館準備作業への作業者派遣仲介 28 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 29. 3. コーディネートによる中間支援 -被災図書館のIT活用支援 1. 被災図書館へのAmazonほしい物リストの導入支援  気仙沼市、東松島市、南三陸町ほか 学 2. 南三陸町仮設図書館へのシステム提供 問  OSS図書館システムNext-L Enjuの導入 を 生 3. Facebookページの導入支援 か  南三陸町 す 社 会 へ 29 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 30. 3. コーディネートによる中間支援 -デジタルアーカイブ構築支援 1. 東日本大震災デジタルアーカイブポータル構想の提 唱 学  東北大学、神戸大学等の関係者と模索 問 2. デジタルアーカイブの共通仕様化提言 を 生  法制度・技術仕様両面での問題提起と準拠の呼びかけ か (Yahoo! JAPAN / Google等) す 3. 東日本大震災アーカイブの枠組みへの参画 社  「震災資料を図書館へ」キャンペーンの実施 会  東北大学附属図書館と共同 へ 30 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 31. 3. コーディネートによる中間支援 -その他(調達仲介や助言)#1 1. MLAK支援を訴える広報活動  学会やメディア(テレビ、ラジオ、全国紙、地方紙)での露出 学  社会的関心の喚起 問 2. 復旧作業の必要物品等の情報紹介 を  福岡県西方沖地震の経験に依拠 生 か 3. だれでも・どこでも Q&A図書館 す  レファレンス代行の試行 社 会 4. 激甚被災地の地方紙購読・提供の呼び掛け へ  各地の公共図書館等への提案  日本図書館協会の支援活動に反映 31 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 32. 3. コーディネートによる中間支援 -その他(調達仲介や助言)#2 5. 機材調達  気仙沼市の特殊プリンター調達、山元町の書架調 6. 費用調達 学  名取市の書架費調達(200万円) 問  南三陸町の書籍費調達 を 7. 他支援者への助言 生  ヤフー、Google、楽天ほか か  日本図書館協会、国立国会図書館ほか す 8. 受援者・支援者間の連絡調整 社  国立国会図書館、日本図書館協会、図書館振興財団、文部科 会 学省ほか へ  アメリカ国務省と日本の関係機関ほか 9. 被災地に本を送る活動の抑制  「送る=贈る」の提唱、実施団体への助言、「本を送りません宣 言」の発表 32 ※個人レベルでの活動 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 33. 3. コーディネートによる中間支援 -<参考>本を贈りません宣言  <前文>  災害等の非常時に、支援物資として被災地に「本」を送る活動が広く行われています。2011年3月11日に 発生した東日本大震災においても、同様の行為が広く見受けられます。様々な方々の善意の現われと言 えるでしょう。  しかし、私たちはここでいったん歩みを止めて、考えてみたいと思います。被災地や被災者に「本を送る」と いう行為は、支援活動として本当に妥当なものでしょうか。訪ね歩いた被災地の多くで、対処に困る状態に 学 なっている数々の本を目にしてきました。支援者の善意に感謝しつつも、困惑する被災者の姿も目にしま す。支援したいという一人ひとりの気持ちを大事にしつつも、私たちはこう宣言したいと思います。「被災地 問 に本は送りません」と。 を  <「本を送りません宣言」本文> 1. 本を送るという行為は、本を贈る(プレゼントする)という行為です。私たちは通常、少なくとも「古本」を 生  大切な誰かに贈りません。 ですから、私たちは被災地や被災者に「古本」は贈りません。 か 2. 本は重くかさばり、場所をとります。実は本はたいへん扱いにくいものであり、被災地の限られた空間や 人手を奪います。 す 3.  ですから、私たちはこの事実を常に意識し、被災地に古本を送りません。また、新品を贈ることにも慎重にふるまいます。 被災地には「本」で営みを立てている方々もいます。善意に基づいて大量に送られる本は、実は被災 社 地にある書店等の「知」の経済環境を破壊します。 ですから、私たちは、新品を含め、被災地や被災者に「本」を送りません。 会 へ   <「本を送りません宣言」解説>  この宣言を初めてご覧になった方は、どのように感じられたでしょうか。もしかすると、自分の善意を否定さ れたかのような印象をお持ちかもしれません。もちろん、私たちもあなたの善意を否定するつもりはまったく ありません。  ですが、善意はときとしてもろ刃の剣になってしまいます。あなたが善意で送った本が、被災地や被災者、 そして他の支援者に大きな迷惑を与えることがもしあれば、それはあなたの本意ではないでしょう。被災地 や被災者を思うあなたの善意は気高く素晴らしいものです。だからこそ、あなたの善意を無にしないために も、この宣言にご理解を賜れれば、そして賛同のご署名をいただければ幸いです。 33 http://savemlak.jp/wiki/SendNoBooks Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 34. 3. コーディネートによる中間支援 -<参考>それでも「本を送る」際の目安10ヶ条 1. 「送る」のではなく「贈る」ととらえ、あなたが被災者になったときのことを想像し、そのとき、もらって嬉しいと心の底から思える本を選びましょう。  被災地や被災者にどのような本がほしいかを安易に尋ねるのも、相手の負担になることがあります。 2. 被災地に直接、本を配送することや、持参することや、寄贈の問い合わせをすることは控えましょう。たとえ、それが善意であっても、被災者は断ることができません。 私たちの想像力が問われます。  信頼できる支援者や支援団体にまずは一度相談しましょう。また、あなたのお住まいの地域の公共図書館に相談してみてもよいでしょう。 3.  どれほど思い入れがある本であっても、古本は送らないようにしましょう。古本は、被災地の衛生状態によっては、感染症の元となる可能性もあります。 古本はバザーやフリーマーケットで売り、現金にして支援に役立てるほうが効果的です。 学 4.  その時の災害等の状況をよく理解し、適切な内容の本であるかを十分に吟味しましょう。たとえば、津波被災地に津波を描いた作品を送るべきでしょうか。 他方、たとえば津波の本を送らないことが常に正しいとも言えません。 問 5.  送った本のその後を詮索しないようにしましょう。「送る」ということは「贈る」ということであり、送った時点でもうあなたのものではないのです。 送られてきた本を読もうが捨てようが、それは受け取った方々の自由です。 を 6.  あなたや周囲の方々が集めた本は、チャリティーバザーやチャリティーフリーマーケットを開いて売りましょう。その売上を本に関わる支援者・支援団体に寄付するこ とで、あなたの善意は被災者や被災地に届くはずです。 チャリティーイベントの開催は、それ自体が大きな支援になります。 生 7.  送るために本を梱包するなら、女性の力でも、一人で持ち運べる重さと大きさで段ボールに詰めましょう。 まとまった量の本は想像以上に重いのです。それが何箱もあることを想像しましょう。 か 8.  本を段ボールに詰めたら、その中に入っている本のリストを作成しましょう。もし、リストをつくれなければ、せめて詰める本一式の背表紙を写真にとりましょう。 リストや写真は必ず段ボールの側面に貼り付けます。上面に貼ると、段ボールを積み上げると見えなくなってしまいます。 す 9.  本を段ボールに詰める際には、次の2つの方法をとりましょう。1つは、特定のジャンルの本だけをまとめて1箱に入れる方法です。もう1つは、一家三世代の誰もが 楽しめる本をまんべんなく入れる方法です。 後者の方法については、不忍ブックストリートによる「一箱古本市」の活動が参考になります。 社 10.  絵本を送ることには慎重でありましょう。絵本は素晴らしいものですが、「読み聞かせ」の必要が生じ、周囲の大人が時間を割かなくてはいけません。 「読み聞かせ」は、ときとして被災者の負担になることがあります。他方、読み聞かせる必要が少ないマンガは好まれる傾向にあるようです。また、長時間読みふけることができる、読み 会 とおすまで何日かかかるという点で、長編マンガが好まれます。 被災地の状況は、地域や時間によって大きく異なります。たとえば、同じ自治体であっても、山間部と沿岸部では、被災の状況や程度が異なります。また、時間の経過と ともに支援のニーズは絶えず変化していきます。このため、以前は喜ばれた支援であっても、いまは歓迎されない支援になることがあります。このような違いや変化を慎 へ 重に見極めることは、あらゆる支援活動に共通して必要なことでもあります。 34 http://savemlak.jp/wiki/SendNoBooks Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 35. 問 を 生 か す 社 会 SAVEMLAKの取り組み へ 35 -4. 活動を通して考えること Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 36. 4. 活動を通して考えること -1年目の自己評価(成功)  成功している点: 1. プロボノの参画 学 2. MLAK+アルファの集約 問 3. Wikiを中心とした情報支援 を 4. コーディネートを中心とした中間支援 生 か 5. 1. ~4. の集積による「間接支援」の実現 す 社 会 へ 戦略的広報 自己資金獲得 36 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 37. 4. 活動を通して考えること -1年目の自己評価(失敗) 1. 即応体制ができていない 学 問 を 生 か 2. 広範なプロボノ活動たりえていない す 社 会 へ 3. 個別リーダーが不足している 37 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 38. 4. 活動を通して考えること -図書館の社会的位置づけを巡って 1. 前提としての震災以前からの「不均衡」  平成の大合併が覆い隠す地方の実態 学 2. 非常時に動員される「本」センチメンタリズム 問  「本を送る」という善意の押しつけ を 生 3. 「地域の情報拠点」としての図書館の曖昧さ か  特に非常時における位置づけ す 社 4. 復興政策としての「図書館」の位置づけの不確かさ 会  自治体ごとの温度差、政府方針の揺らぎ へ 5. 図書館・図書館職員自身の「自覚」「自負」の問題  地域の情報拠点としての災害との向き合い方 38 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp
  • 39. 学 問 を 生 SAVEMLAK か す 社 -博物館・美術館、図書館、文書館、公民館 会 へ の支援を巡って 慶應義塾大学文学部「情報サービス基礎I」 日時:2012年7月18日(木) 会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 39 岡本真 アカデミック・リソース・ガイド株式会社 代表取締役/プロデューサー Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp