2014年11月14日(金)、JMAホールディングス主催「オープンデータ事例セミナー『オープンデータ先行自治体の実践事例から学ぶ解決策』」にて登壇しました。
滋賀県大津市で行われた「びわ湖大花火大会オープンデータ活用実証事業」では、3団体から13種類331件ものデータがオープンデータとして公開され、さらに公開から3週間で10件ものアプリが制作(うち9件のアプリが花火大会当日までに公開)されました。
この実証事業を通じて、様々なことがわかりました。
1)データは主体別に分かれていても、アプリ等のサービスは主体別に分かれる必要などないこと
2)花火大会のようなイベントがトリガーとなって、多様な主体が持つ情報がつながっていくこと
3)クリエイターの興味関心と地域の課題をどのようにつなげるかが、活用されるオープンデータになる鍵になること
4)これら地域が持つ多様な情報をデータ化することによって、「地域の課題」を浮き彫りにし、共有できること
そして「データづくり(情報提供主体の多様化)→サービス開発(クリエイターのアイデア創発)→フィードバック(課題発見とデータづくりの改善)」のサイクルを繰り返してくことが、何よりオープンデータによる地域活性では重要であると感じました。
今後はさらに主体を増やし、継続的に改善を続けていくことで、データの精度を高め、滋賀をより便利にしていく--そのためのプロジェクトを、滋賀県内にて開催する予定です。