家計簿で実感、会計の基本

家計簿で実感！会計の基本

2012年10月2日
Presented by mieux

Agenda
（おまけ1）数字を扱いやすくするためのちょっとしたコツ

 会計のキソのキソ
会計って何のためにあるの？
財務3表とは？

財務3表の「繋がり」を理解しよう！

 会計の知識で家計簿を作ってみよう
家計簿って何のために作るの？
ＢＳ型家計簿のススメ

どんなにズボラでもこれなら続く♪

私はこれで住宅ローン完済しました♪～ＢＳ型家計簿で○○を意識！

 「つづく家計簿」お助けツールの紹介

（おまけ2）みゅー式おてがる会計本マッピング
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＜おまけ１＞
数字を扱いやすくするためのちょっとしたコツ

数字を扱いやすくするためのちょっとしたコツ

５，２５３，９６７円５（百万円）

差はいくつ？差はいくつ？

２，４２３，６４０円２（百万円）

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数字を扱いやすくするためのちょっとしたコツ：桁数

適切な桁数で丸めるのがコツ！

【見る規模】・・・【使う単位】
鳥の目
あなたの家計簿の単位
年商1,000億・・・・・・億
何円にしますか？
円

年商50億・・・・・・百万円

年商1億・・・・・・千円

虫の目 Copyright © 2012 mieux All Rights Reserved

数字を扱いやすくするためのちょっとしたコツ：表示だけ変える

エクセルで数字を扱う時、インプット数字は変更せず見た目
の表示だけ変更する方法を覚えておくと便利！

#,##0_ →592,538,590
#,##0,_ →592,539
#,##0,,_ →593


会計の基礎の基礎
－財務３表それぞれの位置づけと繋がりを理解する

＜財務３表：代表的な決算書＞
■貸借対照表（BS)
■損益計算書（PL)
■キャッシュフロー計算書（CS)
◇今回は時間の都合上CSの説明は省きます。（家計簿で考える場合CS≒PL）
◇基本の流れを掴むための説明なので、BS,PLの作りなどは簡略しています

そもそも会計って何を示しているの？

【会社の基本的な活動】

お金を集めてくる何かに変える利益をあげる
（例）（例）
（例）
・株式を発行する・設備投資をする
・商品を売る
・銀行から借り入れする・商品を仕入れる

会計＝この３つの活動をルールに従って数字（決算書）で表す

どうやって、どこから何に投資して活動を通じて
いくらお金を集めた？何に使った？いくら利益が出た？


ＢＳ／ＰＬの構造
貸借対照表（ＢＳ）損益計算書（ＰＬ）
ある時点の財政状態を示すある期間の損益（収益-費用）を示す
＜ストック情報＞＜フロー情報＞
資産の部負債の部
流動資産：
現金、預貯金等人から借りた
短期に現金化費用
収益
できる資産純資産の部
固定資産：
土地、建物など
自分で集めた
すぐに現金化
できない資産利益

どうやって、どこから何に投資して活動を通じて
いくらお金を集めた？何に使った？いくら利益が出た？

ＢＳ／ＰＬの構造
借方<debit> 貸方<credit> 売上高
資産の部負債の部売上原価
流動資産：売上総利益
現金、預貯金等販管費
人から借りた
短期に現金化営業利益
できる資産営業外収支
純資産の部
経常利益
固定資産：
特別損益
土地、建物など
自分で集めた利益
すぐに現金化
できない資産
XX円 XX円＜簿記＞
企業の活動を
必ず一致資産、負債、純資産（資本）
費用、収益
の5つに仕訳する
→集めて集計すると
最終的にBS/PLに！

ストックとフロー（ＢＳ／ＰＬ）は繋がってる！

人から借りたお金

資産の部負債の部

費用収益
純資産の部

利益
利益

自分で調達したお金
利益＝自分が稼いだお金
もここに入る！

活動がBS/PLにどう反映されるか見てみよう①

あなたは、手元の現金100万円を元手に、バックのネットショップをする事にしました。
まずは商品写真を撮るために必要なカメラを10万円で購入しました

資産の部負債の部資産の部負債の部
現金：現金：90
BS 100
純資産の部純資産の部
資本金：100 資本金：100
利益：-10
100 100 90 90

売上：0
費用：10
PL
利益：-10

現金が10へって費用が10増える。結果利益-10となり、BSは借方貸方90でバランスする

活動がBS/PLにどう反映されるか見てみよう②

次に、40万円で商品を仕入れ現金で支払いました

現金：90 現金：50
BS 商品：40
利益：-10 利益：-10
90 90 90 90

売上：0
費用：10
PL
利益：-10

資産の部の現金のうち40万が「商品」に。（PLは変化しない。BSの高さも変化しない。）
※商品をBSに計上せずにPLの費用として計上する方法もあります

活動がBS/PLにどう反映されるか見てみよう③

仕入れた商品が60万円で売れた！にこにこ現金払いで嬉しいな～♪

現金：50 現金：110
BS 商品：40
利益：-10 利益：10
90 90 110 110

売上：60
売上原価：40
PL 費用：10
利益：10
商品が60万で売れたので現金が50＋60=110になる。資産の部の「商品」が、PL
の売上原価に移る。60-（40+10）でここまでの期間の利益は計10。BSは110でバランス

会計の知識で家計簿を作ってみよう

会社の運営（会計）も家の運営（家計）も、根本は一緒！

家計簿って何のためにつけるんでしょう？

□底値を知りたい
□月々赤字にならないようにしたい
□無駄遣いをなくしたい
□将来のためのお金を貯めたい

日々の「収入」と「費用」
自分や家族が、将来にわたって（フロー）だけでなく
お金に困らず生活できるように人生における財産全体
（ストック）
お金の状況を可視化するを管理する視点が必要

いわゆる家計簿はフロー（PL)
現時点のあなたの財産状況（BS)把握してますか？

あなたのＢＳの作り方

今負ってる負債

資産負債

現金：50 クレジットカード未払金：10

預貯金：500 自動車ローン：40

投資信託：200 住宅ローン：2,000

車：450 利益（正味財産）

土地：1,000 650
住宅：500 （資産2,700-負債2,050）

2,700 2,700
時価
（今売れる金額）


ＢＳ／ＰＬの繋がり方は企業会計と全く一緒！
今月1ヶ月、給料30万、カードの支払が10万、ＸＸに10 万、ＹＹに5万。。。全部で
25万使って5万余ったわ♪
資産負債資産負債
現金：カード：15 現金：10 カード：10
100 現金：105 カード：5
BS
利益利益
85 100
100 100 105 105

収入：30
PL（いわゆる家計簿）費用：カード10
XX 10
YY 5
利益：5
家計簿（フロー）がつけられなくても、一定間隔でＢＳを作り比較すれば
財産状況は把握可能。素敵なオクサマはBS/PL両方やるとなお良し！

ＢＳ家計簿のメリット

■日々の記入が必要なフローの記載ではないので、気が向いた
時にやればいい
→どんなにズボラでも続けられる

■「お金を支払う」行為が、自分のＢＳにどう影響を与えるか
意識することができるこのお金の使い方
投資？
消費？
→会計的センスが身につく
→投資的な使い方を意識するようになる


「住宅ローンを返済する」をBS/PLにすると？ BSでみると
負債の減少

現金：ローン：4,000 現金：5 ローン：5
100 現金：105 ローン：3,995
BS
住宅：利益住宅：利益
3,000 3,000
-900 -890
3,100 3,100 3,105 3,105

収入：50
PL（いわゆる家計簿）費用：
ローン返済：5
その他：40
Plでみると利益：5
費用の支出
※住宅の価値は時間経過で下がりますが今回は無視
※負債の返済となるのは正しくは「元本」のみ！利息はただの費用支出

ある講座を取りました！をBS/PLにすると？

BS 知識

現金：100 現金：50

お金の使い方で
利益利益次のBSが変わる
100 50
100 100 50 50

費用：収入に繋がる？
Or
XX講座：50
変わらず？
利益：-50
Plで見ると同じ「費用の支出」でも
PL
BSに与える影響は異なる！

BSの簡単な作り方

口座管理アプリ等を利用すると、複数の銀行口座、クレジット
カードなどをいっぺんに管理できて便利♪

例1 Money Look:資産管理サービス/BS、ストック管理向き
例2 OCN家計簿:家計簿サービス/PL、フロー管理向き


Money Look https://www.moneylook.jp/


OCN家計簿 http://kakeibo.ocn.ne.jp/


サービス比較（私見）

私の場合は併用。ストック：ML フロー：ＯＣＮ

私の家計簿継続の工夫
＜よくあるパターン＞
レシートを貯め込んで、インプットで
きなくて挫折。。。。

とにかく自分で記入せず、明細DLで自動
で家計簿ができるようにする！
できるだけ現金を使わない→クレジットカードや振り込みにして電子明細を残す
昼食：電子マネーでカードから引き落とし
交通費：全てPasmoでカードから引き落とし
食費：生協（口座振替）、スーパーのクレジットカード利用。
本代：基本アマゾンで購入。明細から自動判断
日用品：カードＸＸで引き落とし
子供のもの：カードＹＹで引き落とし
光熱費：全てカードで引き落とし
現金は口座からの引き出し金額だけで把握。引き出し金額/回数に制限をかける。

まとめ

■家計は一番身近な会計。家計の管理から、日々のフロー
だけでなくストックを管理する感覚を身につけよう！

■がんばらなくても続けられるための「仕組み作り」
を考えよう！


おまけ：みゅー式お手軽会計本ＭＡＰ
専門的

★
★

エンタメ度エンタメ度
小大
★
★

一般的

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