2017年6月16日開催Docker Webinarの前半部分の資料です

1. Docker Modernize Traditional Apps（MTA）
アプリケーションのモダン化プログラム
のご紹介

2. 新規のマイクロサービスアプリの開発戦略は立ち上がったが。。。
…すでに運用中の残り99％のアプリはどうするの？
“15年間使われるアプリは、その全体ライフサイクルを見た時、一番最初
の開発に要するコストは平均して8％たらず"
これは、アプリの障害コストの92％が、運用と保守に消費される、という
事を意味する。
- Gartner

3. アプリのTCOの92%はデプロイ後に発生する
高額なレガシー
アプリ保守費用
レガシーアプリと
インフラの硬直化
セキュリティと
コンプライアンス要件

4. アプリのTCOの92%はデプロイ後に発生する
のIT予算は既存アプリとインフ
ラの保守と維持に当てられる
近代的な技術や手法を採用する
リソースの欠如
イノベーションを実現するためにはこの80％のレガシー
保守予算に食い込む必要がある。
80%

5. アプリ モダン化のメリット
コスト
セキュリティ
ポータビリティ インフラに全く依存しないアプリ
リスクの解消とセキュアなアプリ運用
CapEx OpEx コストの最適化

6. 経済性 – CapEx と OpEx コストの節約
保守サポート
10倍の節約
ライセンスコ
ストの削減
VM資産の統合
25%コスト削減
アプリのデプロイ
75% 早く完了
新規プロジェクト
3倍早く開発
ベアメタル実装
47%コスト削減

7. セキュリティ – アプリの再設計なく、リスク削減と信用増大を確保
リスク削減
レガシーアプリを攻撃
できる入り口を最小化
セキュアなサプ
ライチェーン
レガシーアプリと近
代的なセキュリティ
設定が共に動く
可視化
何が稼働しているかを
常に把握、脆弱性の発
生を検知
Dockerはコンテナをスキャン、稼働状況を把握、認証サインを保持するイメージ
のみの稼働許可、出所の管理、そしてそれに伴うアプリへの信用を保証する。

8. ポータビリティ – どんなインフラにでもすぐに移動可能
統一パッケージ
全てのアプリコードと
依存コンポーネントに
共通
インフラと独立
全てのサーバ、VM、
クラウドをサポート
共通APIとツール
開発と運用向けの共通
インタフェース
Dockerを通して、物理データセンタからMS Azureへのアプリ移行を実施、コスト
削減とアプリサービスの迅速化を達成

9. Dockerを使ったアプリのモダン化のプロセス
既存レガシー
アプリ
Dockerコンテナ化
Docker EE CaaSに移行
次世代インフラ
クラウドへの移動
次世代マイクロサービス
新規サービス開発、もし
くはモノリスコードベー
スからサービスを分離
次世代手法
CI/CD と自動化シス
テムへの移行
アプリ
MTA プログラムのステップ

10. コンテナ化しやすいもの
APP
MTAの初期ターゲットとして推奨:
Linux: LAMPスタック, Java, Tomcat, WebLogic, GlassFish
Windows: .NET, ASP.NET, IIS
アプリ、Webサービスのフォーカス:
シングルアプリ系を狙う（クラスタは避ける）
Data
App
Web

11. Dockerコンテナ化とDocker Enterprise Editionへの実装
Image2Docker:
• Linux と Windows アプリをコンテナ化
• VMディスクをスキャンしてDockerfileを生成
Docker Enterprise Edition:
• アプリをプライベートなレジストリで管理
• レガシーアプリコードのセキュリティスキャ
ン
• コンテナをデジタルサイン
Ubuntu
Apache
My SQL
PHP
Windows
IIS
.NET
ASP.NET
Image2Docker

12. Enterprise Edition
最適化コンテナエンジン
統合アプリ／クラスタ管理
認定とサポート
ポリシー管理
イメージスキャンと監視
セキュアなアクセスと
ユーザ管理
コンテンツトラスト
と認証
アプリとクラスタ管理
イメージ管理
セキュリティ
分散ステート
ネットワーク
コンテナランタイム
ボリューム
オーケストレーション
アプリの構築、デプロイ、信頼性
認定コンテナ 認定プラグイン
認定インフラ
Docker Enterprise Edition の機能

13. 次世代インフラへのデプロイ
インフラでのアプリ運用が容易に:
• 既存のサーバ構成を統合する
• サーバの更新を促進
• クラウド移行／ハイブリッドクラウド化
Docker Enterprise Editionの広範囲なサポート
• OS：Windows Server, Enterprise x86, メインフレーム Linux
• プラットホーム：ベアメタル, 仮想マシン, クラウドサーバ
• コンテナのセキュアなスキャンとサインでコンテナのライフサ
イクルを保全

14. Docker EEのセキュアなサプライチェーンでデプロイ
イメージ
レジストリ
セキュリティスキャン／
サイン
レガシーシステム
コントロールプレーン

15. Docker Containers as a Service (CaaS)
全てのアプリとインフラにセキュアで共通なソフトウェアサプライチェーン
イメージ
レジストリ
セキュリティスキャン／
サイン
レガシー
3rdパーティ
マイクロサービス
docker store
開発チーム IT運用チーム
コントロールプレーン

16. Docker 2017
DockerCon 2017での発表
June/16/2017: Docker Webinar

17. THANK YOU :)

18. THANK YOU :)

19. THANK YOU :)
1. 対象となるアプリの選定
2. コンテナ化 (Image2Docker)のステップ
3. 環境とセキュリティの設定（Docker EE)
4. 巨大なDockerイメージを最適化（Multi-Stage Build, DTRキャッシュ)
5. デプロイ時にセキュリティ設定

20. THANK YOU :)
• 既に実施しているクラウドいこいうプロジェクトに採用
• .Net, Tomcat, WebLogic等既にサポートしてるフレームワークを採用
• 2 Tier, 3 Tierアプリ等、シンプルなものを対象に

21. THANK YOU :)
• As-isでコンテナ化しやすい項目：
• Persistent Data管理
• MSI, パッケージ等のビルドスクリプト
• DLL, Registry変更等
• 変更を必要とする項目：
• In-Processのセッションステート
• GUIに絡む部分

22. THANK YOU :)
• Image2Docker：Powershellを使ったWindows版とDocker EEに含まれ
るLinux版の2つを提供

23. THANK YOU :)
• registryキーの追加
• 必要なIIS機能の検知

24. THANK YOU :)
• 既存のアプリ設定情報をenv variablesにマッピング、ランタイム時に交換

25. THANK YOU :)
• レガシーアプリのイメージは比較的大きくなる傾向
• DTRキャッシュの採用
• イメージサインとスキャンを採用しセキュリティを強化

26. THANK YOU :)

27. THANK YOU :)

28. THANK YOU :)
• 90％近くのレガシーアプリが仮想化環境で運用
• 25％のアプリが2〜4年でリタイア予定
• 90％近くのアプリは未だにレガシーコンポーネントを必要としている

29. THANK YOU :)
• インフラの利用効率をアップ
• VMインフラの統一
• VMに依存しないアプリの独立性
• アプリのポータビリティと再利用性をアップ

30. THANK YOU :)
• 最初に着手するアプリを選定：選定条件の明確化
• Image2Dockerを使い、Dockerイメージ構築、Docker EEへ実装
• エンタプライズ運用：gMSAドメイン管理、Win Authサービス、など

31. THANK YOU :)
• WebとAppのTierを限定（種類、バージョン）
• ハード／ドライバ依存が無い事
• デスクトップアクセスは避ける（RDP, VDI）

32. THANK YOU :)
• レガシーアプリに手を加える事なく、クラウドに移行、アジャイ
ル運用、DevOpsプラクティスを導入できる事の魅力は大きい！

33. THANK YOU :)
• Docker EEでアプリのcredspecをgMSAに容易に登録

34. THANK YOU :)
• 対象を10個のアプリに限定
• 性能を維持しつつ、コンテナ化で4倍の集約化を達成
• 運用コストは1／3に削減（VM集約等でさらに大きな削減に期待）

35. THANK YOU :)
• より大きな規模でデプロイを推進：Docker EE CI/CD 統合
• プロダクション運用開始：DCTとDocker Securityの導入
• プロジェクトの成果をImage2Dockerに反映、Visual Studio, Azure
のエンハンスにも寄与

36. THANK YOU :)

37. THANK YOU :)
• 1889年創業
• 資産管理運用専門の金融事業者

38. THANK YOU :)
• 400以上のアプリケーション
• フレームワークは3つ：WebLogic, ,NET, Tomcat

39. THANK YOU :)
• アプリ毎に異なる環境を統合されたインフラプラットホームに
• アプリ単位のミドルウェアの管理がアプリイメージに内包
• マルチテナント運用管理

40. THANK YOU :)
• 1日以内にAzure上にDockerクラスタを構築、アプリをデプロイ可能→ 開発リソー
スの待ち時間を大幅に短縮
• アプリをCattle運用可能に：障害対策は新規インスタンスを自動立ち上げ
• アプリも含めたHealth Checkを徹底
• アプリの完全独立化（コンテナによるService単位の個別運用）

41. THANK YOU :)
• コンテナへの内包化により、攻撃対象が小さくなった
• ビルドプロセスでの自動的にパッチ対応（VM保守工数削減）
• 全てのステージでTLSサインをイメージに付与：Docker Notary機能
• Dockerエコシステムのセキュリティソリューションが急成長

42. THANK YOU :)
• アプリのプロビジョン工数が従来の29日から7日に大幅に削減
• 開発チームの開発力大幅向上

43. THANK YOU :)
• 一つのDocker Swarm内にWindowsサーバとLinuxサーバを同居
• 開発者は自由自在にインフラ／ツールを選択可能

44. THANK YOU :)
• 統一した、Lift & Shift プロセスを導入
• TomCatアプリは1日でコンテナ化、コード変更なしでデプロイ完了
• WebLogicクラスターはクラスタ(Domain)をSwarm Modeでコンテナ化実装済み
• .NETアプリはMicrosoftと協業しソリューションを開発中

45. Docker 2017
Dockerイベントのお知らせ
June/16/2017: Docker Webinar

46. Docker 2017
Docker Official Workshop
Docker社の上級エンジニアが来日してワークショップを開催いたします！
講師はDocker社 ソリューションエンジニアリングチームのディレクターと
して多くの案件を実施してきた Chad Metcalf 氏です。
彼が経験してきた欧米でのエンタープライズ事例、MTAアーキテクチャに
ついて解説いただきます。
日時 2017年 7月24日(月) 15:00 - 18:30 (受付開始 14:30)
会場 日本マイクロソフト株式会社 30F
定員 事前登録、抽選制 12 名 (無償)
主催 Docker Inc, 、クリエーションライン株式会社
協賛 日本マイクロソフト株式会社
https://connpass.com/event/58209/

47. Docker 2017
SoftBank World 2017 に Docker社 Alan Geary 氏 登壇
Docker Enterprise Editionを活用した米国最新事例をご紹介！
～アプリケーションのモダン化とコスト削減の最前線～
日時 [Day2] 2017年 7月21日(金) 16:30 - 17:10 (H2-4)
会場 ザ・プリンス パークタワー東京
通訳 同時通訳あり
申込 事前登録制 (無償)
https://softbankworld.com/sess/detail/H2-4
米国Docker社が日本で初めて語る、Docker Enterprise Editionの価値、
アプリケーションのモダン化プログラム(MTA)による、ハイブリッドクラ
ウド環境での可搬性向上、4倍以上高速なアプリケーションのデプロイ、
高密度化、最大50%のインフラコスト削減の具体的なユースケースと方法
論をご紹介いたします。
Docker, Inc
Senior Director Alliances and Channels
Alan Geary 氏
Alan Geary is the Docker Senior Director Alliances and
Channels responsible for the global partner ecosystem that
aids enterprises in architecting and deploying Docker
Enterprise Edition based Containers as a Service solutions.
Prior to Docker, Alan has served in a number of partner
business leadership roles at MapR, VMware, and Vertias.

48. Docker 2017