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「贖罪の日」
レビ記 16章
レビ記シリーズ_09
「贖罪の日」
•ユダヤ人たちの年間行事の中で最も聖なる
日
•今でも世界中のシナゴーグで祝われる(ヨ
ム・キプル)
•レビ記(律法)の中心、モーセ五書の中心
罪といけにえ
•故意に犯すための罪のいけにえは聖書に登
場しない
•罪とは、不道徳よりも、神の言葉、似姿を
歪める思いと行動
•律法(トーラ)の中では、道徳よりも食生
活、病気生活、儀式、礼拝が中心
「贖罪の日」
•「贖罪」=罪を覆い隠す、怒りを避ける
16:1-4 祭司の準備
•国民より祭司から始まる
•自分のために罪のいけにえを捧
げる
•一般の人の洋服を着る
16:5-10 二匹のやぎ
•くじで決める
•全ての罪の罰をやぎに移す
•一匹は主のために、もう一
匹はアザゼルのために
•アザゼル?=(罪を)取り去
る?
16:11-22 罪のいけにえ
•16:16 「彼はイスラエル人の汚れと、そのそ
むき、すなわちそのすべての罪のために、
聖所の贖いをする。」
•16:30 なぜなら、この日に、あなたがたをき
よめるために、あなたがたの贖いがなされ
るからである。あなたがたは、主の前でそ
のすべての罪からきよめられるのである。
16:11-22 罪のいけにえ
•16:34 以上のことは、あなたがたに永遠のお
きてとなる。これは年に一度、イスラエル
人のすべての罪から彼らを贖うためであ
る。」モーセは主が命じられたとおりに行
なった。
ヘブル人への手紙 9:6-7
「さて、これらの物が以上のように整え
られた上で、前の幕屋には、祭司たちがいつ
もはいって礼拝を行なうのですが、第二の幕
屋には、大祭司だけが年に一度だけはいりま
す。そのとき、血を携えずにはいるようなこ
とはありません。その血は、自分のために、
また、民が知らずに犯した罪のためにささげ
るものです。」
16:21-22 身代わりのいけにえ
•イスラエル人たちの罪を身代わりに背負う
•神の憐れみと恵みと赦しの力が、全てのイスラ
エル人の全ての罪の咎より優っている
•全ての知らない罪、また誤って起こした罪の存
在と責任が取り去られる
•新たな和解からくる喜びと感謝が溢れる
16:23-28 祭りのあと
•後始末と最後の清めの儀式
•その日から罪がない状態で新しいスタート
を切れる
16:28-36
•民全体の安息
•罪を赦すということは、安息(働きから解放さ
れる祝福)を体験できること
•彼らは神が約束を果たして祭司たちの捧げるい
けにえによって清められると信じているのであ
れば、自分の罪のために働くのではなく、安息
しているだけで良い
最後に(1/3)
•贖罪は神の民のためにあり、神の民に入る
ためにあるのではない
•救いの話をするとき、罪の赦しを語るのにおい
て注意すべきこと
•無知、イエスについての不信仰の罪からの悔
い改めについて語るべき
•それ以外の罪を持ち出すとモラリズム(道徳
主義)の宗教を語ることになる
最後に(2/3)
•クリスチャンは贖罪のいけにえとなって、
私たちの罪を身代わりに背負ってくださっ
たイエスの死のおかげで、毎年贖罪のいけ
にえを捧げる必要がない
•毎日、感謝して生活できる
•毎日、イエスによって神の前に立つことができ
る清められた状態を体験できる
•毎日が救いの安息を体験できる
ヘブル人への手紙 9:8-14
「これによって聖霊は次のことを示しておられ
ます。すなわち、前の幕屋が存続しているかぎり、
まことの聖所への道は、まだ明らかにされていない
ということです。この幕屋はその当時のための比喩
です。それに従って、ささげ物といけにえとがささ
げられますが、それらは礼拝する者の良心を完全に
することはできません。それらは、ただ食物と飲み
物と種々の洗いに関するもので、新しい秩序の立て
られる時まで課せられた、からだに関する規定にす
ぎないからです…
ヘブル人への手紙 9:8-14
「しかしキリストは、すでに成就したすばら
しい事がらの大祭司として来られ、手で造った
物でない、言い替えれば、この造られた物とは
違った、さらに偉大な、さらに完全な幕屋を通
り、また、やぎと子牛との血によってではなく、
ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所
にはいり、永遠の贖いを成し遂げられたのです。
もし、やぎと雄牛の血、また雌牛の灰を汚れた
人々に注ぎかけると、
ヘブル人への手紙 9:8-14
それが聖めの働きをして肉体をきよいも
のにするとすれば、まして、キリストが傷の
ないご自身を、とこしえの御霊によって神に
おささげになったその血は、どんなにか私た
ちの良心をきよめて死んだ行ないから離れさ
せ、生ける神に仕える者とすることでしょ
う。」
最後に(3/3)
•本当のクリスチャンは、背徳感や罪悪感に
縛られた生活をするのではなく、イエスの
十字架での働きを感謝して、臨機応変に気
付かされた罪に対応する生活
•故意に罪を犯さない
•神を愛するがゆえに、その似姿として生活する
ことを心がける
•罪に気付かされた時には、謝り、告白し、正す

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