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パート1 つながるデータ編

s tanaka
株式会社デジタル・ナレッジ - Director à 株式会社デジタル・ナレッジ
19 Dec 2016
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パート1 つながるデータ編

  1. “グラフ”でつながり、 可視化されるデータ パート1 つながるデータ編 セマンティックウェブとXAPI 株式会社デジタル・ナレッジ プラットフォーム事業部 教育ビッグデータチーム 田中 伸一
  2. Agenda • パート1:つながるデータ編 xAPIの動向 xAPIとセマンティックウェブ • パート2:可視化されるデータ編
  3. xAPIの動向 海外の活用事例と今後の展開
  4. xAPIの動向 xAPIの登場から3年  従業員243,000人へのコンプライアンス教育で学習履歴 の統合管理とリアルタイム監視(AT&T)  IoTを駆使した緊急医療訓練(NIST,US Ignite@GTCT)  レガシーLMSへのLRS組み込みで最新のレポーティング 機能とモバイル環境に対応(Network, Inc.)  LRSテストスイートの提供(Riptide Software)  etc. 幅広い分野でxAPIが活用されている http://www.tryxapi.com/case-studies.html
  5. xAPIの動向 xAPIの登場から3年  従業員243,000人へのコンプライアンス教育で学習履歴 の統合管理とリアルタイム監視(AT&T)  IoTを駆使した緊急医療訓練(NIST,US Ignite@GTCT)  レガシーLMSへのLRS組み込みで最新のレポーティング 機能とモバイル環境に対応(Network, Inc.)  LRSテストスイートの提供(Riptide Software)  etc. 様々な分野でxAPIの活用事例が報告されている http://www.tryxapi.com/case-studies.html
  6. xAPIの動向 https://www.us-ignite.org/globalcityteams/actioncluster/NSkmt5PEY5iTYgweMCPvRd/  事例「IoTを駆使した緊急医療訓練(NIST,US Ignite)」の場合 Bluetooth近距離ビーコン, 無線センサー, 超小型マイコンを EMT(救急医療技師)や患者、医療機器、救急車、ER施設に配置  センサーが捉えたデータをクラウド上の分析システムに送信  ER指導医がリアルタイムでモニタリング  GTCT(Global CityTeam Challenge)の一環 IoTを活用した地域社会の「質の向上」を目指し、自治体や非営 利団体、大学、民間企業などが協力 Sectors: Public Safety, Education,Transportation, Health, etc.  Ecosystem for Smart Medical SimulationTeamTraining
  7. 開発者向け情報 https://mananda.jp/developer/index.html  ところで…  ManandaはLRS(KnowledgeRecorder)を公開 アカウントを登録(無料)し、Developerサイトにアクセスするとア プリケーションの登録方法、エンドポイントへの接続方法、xAPI 仕様のサポート状況、バッジ(デジタル修了証)システムの活用方 法などの情報を提供 検索キーワード「xapi oauth」でGoogle検索するとManandaOAuthAPI Betaのページが2番目に出てきます。  法人での利用をご希望の方はセールス窓口に御問合せください sales@mananda.jp
  8. 開発者向け情報  Mananda LRSアプリケーションの例  簡易YouTubeプレイヤー  JavaScriptとHTMLのみで開発  YouTubeのAPIを活用  プレイヤーに対するユーザの操作をxAPIでLRSに蓄積  過去の操作も含めた履歴をリスト表示  視聴頻度をヒートマップでリアルタイム表示 法人用途であれば受 講者の視聴状況を一 覧できるレポーティ ングツールなども考 えられる
  9.  両仕様の要約レベルでの違いをまとめた”Initial xAPI/Caliper Comparison”公開 xAPIの動向 xAPIとCaliper  ADLがIMSに加入  2016年8月、IMS四半期会議の一部として”The xAPI and Caliper Dicovery Review”を開催 https://www.imsglobal.org/initial-xapicaliper-comparison  2016年11月、”The xAPI and Caliper Dicovery Review 2”を開催  両仕様の詳細レベルでの違いを検討 https://www.adlnet.gov/adl-experience-api-xapi-and-ims-caliper-discovery-review-2/
  10. xAPIとセマンティックウェブ
  11. xAPIとセマンティックウェブ xAPIの相互運用における課題  従来  動詞やアクティビティにIRI形式のIDを使用。  動詞ID、アクティビティIDは自由に定義できる。  ただしシステム間でIDと語彙を対応付けて相互運用性を確保する ための指針が明示されていなかった。 米国Rustici Software社は独自に”TinCan Registry”を運営・公開  2015年、xAPIコミュニティはワーキンググループ(xAPIVocabulary & Semantic Interoperability Community Group)を結成し、セマン ティックウェブのリサーチを開始。 xAPI(旧TinCanAPI) 0.95以前は仕様に動詞、アクティビティの共通語彙が記載 されていたが、以降の仕様からは削除
  12. xAPIとセマンティックウェブ xAPI語彙 - セマンティックウェブへの拡張  Companion Specification for xAPIVocabularies  2016年3月に仕様公開  xAPIの語彙をLinked Dataとしてウェブ公開し、相互運用するため のビルディングブロック  入門書” Experience xAPIVocabulary Primer” RDF JSON-LD https://adl.gitbooks.io/companion-specification-for-xapi-vocabularies/content/ https://adl.gitbooks.io/experience-xapi-vocabulary-primer/content/
  13. 教育市場とセマンティックウェブ セマンティックウェブ  SemanticWeb “W3C のティム・バーナーズ=リーによって提唱された、ウェブページの意味 を扱うことを可能とする標準やツール群の開発によってワールド・ワイド・ ウェブの利便性を向上させるプロジェクト。セマンティック・ウェブの目的 はウェブページの閲覧という行為に、データの交換の側面に加えて意味の疎 通を付け加えることにある。”(wikipediaより抜粋) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3 %82%A6%E3%82%A7%E3%83%96 RDF(Resource Description Framework) – Linked Data OWL(Web Ontology Language) – 語彙 SPARQL – 検索
  14. 教育市場とセマンティックウェブ schema.org  schema(スキーマ)とは • もともと図や図式、計画を示すことば。 • 哲学の存在論の一部においては、この世界における存在につ いての問いと答えのリスト。 • 心理学や認知発達の理論においては、心理的な描写(心象、 概念)。 • コンピュータサイエンスにおけるスキーマ言語とは、文書構 造を定義する言語 – HTML, XMLなど (wikipediaより抜粋) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9E
  15. 教育市場とセマンティックウェブ schema.org  schema.orgボキャブラリ(語彙) • Google, Microsoft,Yahoo,Yandexが主催。 • 検索エンジンのクローラーにコンテンツに関する詳しい情報 (メタデータ)を伝える(マークアップする)仕組み。 • RDFa(RDF in Attributes), Microdata, JSON-LD(JSON for Linked Data)で拡張可能。 • HTML文書内に記述することで検索エンジンは文書の内容を解 釈できる。 schema.orgのスタートガイドで紹介されている記述例 <div itemscope itemtype="http://schema.org/Movie"> <h1>Avatar</h1> <span>Director: James Cameron (born August 16, 1954)</span> <span>Science fiction</span> <a href="../movies/avatar-theatrical-trailer.html">Trailer</a> </div> divタグ内には“アバター” という映画(Movie)に関する 情報が含まれていることを 明示できる
  16. 教育市場とセマンティックウェブ LRMI  Learning Resource Metadata Initiativeの略  ウェブ上の学習リソースにメタデータを記述するための共通フ レームワーク開発を目指した教育メタデータプロジェクト。  2011年、AEP(全米教育出版協会)とCC(クリエイティブコモンズ) が共同で立ち上げ。  2013年、LRMI語彙仕様がschema.orgに採択。  2014年、スチュワードシップをAEP, CCからDCMI(Dublin Core Metadata Initiative)に移管。  Open Badges仕様においてLRMI語彙の使用が想定されている。 ⇒BadgeClassのcriteria(目標達成基準)
  17. 教育市場とセマンティックウェブ LRMI記述例  schemaorg/CreativeWorkに含まれるeducationalAlignment <!-- A list of the issues for a single volume of a given periodical. --> <div vocab="http://schema.org/" typeof="CreativeWork"> <h1 property="name">Designing a treasure map</h1> <p>Resource type: <span property="learningResourceType"> lesson plan</span>, <span property="learningResourceType"> learning activity</span> </p> <p>Target audience: <span rel="audience" typeof="EducationalAudience"> <span property="educationalRole">teacher</span>s </span> </p> <p rel="educationalAlignment" typeof="AlignmentObject"> <span property="alignmentType">Educational level</span>: <span property="educationalFramework">US Grade Levels</span> <span property="targetName">2</span> <span rel="targetUrl" resource="http://purl.org/ASN/scheme/ASNEducationLevel/2"></span> </p> <p>Link to lesson plan: <a property="url" href="http://example.org/lessonplan">http://example.org/lessonplan</a></p> </div> 学習リソースタイプは”lesson plan”, “learning activity” 対象は”EducationalAudience” タイプの“teacher” 教育アライメント は”Educational Level”タイプ の”USGrade Level 2”
  18. RDFグラフ Abigail@example.jp  名前はSasaki Abigail  住所は東京都台東区  AbbieとBobの知り合い  ABC大学のメンバ  RDF: リソースの繋がりを記述するためのフレームワーク  基本単位は「主語-述語-目的語」(RDFトリプル)  一つ以上のトリプルが組み合わされてRDFグラフを構成  自由に語彙を定義できる – FOAF, Dublin Core, SKOS, etc. セマンティックウェブの基礎技術 Google, MS,Yahooがスポンサーする共通 語彙のまとめサイトschema.orgは記述例 にRDFa, JSON-LD, Microdataを採用
  19. 自治体におけるRDF活用 – オープンデータ  データ シティ鯖江(福井県鯖江市) 国内のRDF活用事例 http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552  むろらんオープンデータライブラリ(北海道室蘭市) http://www.city.muroran.lg.jp/main/org2260/odlib.php  埼玉県オープンデータ(埼玉県) https://opendata.pref.saitama.lg.jp/  すぎナビオープンデータ(東京都杉並区) http://www2.wagmap.jp/suginami/top/opendata.asp 多くの自治体がオープンデータの取り組みとして統計データ やサービスに関する情報などをRDF形式で公開している
  20. まとめと今後の展望
  21. まとめ セマンティックウェブにxAPIのステートメントが つながることで行動履歴の高度な利活用への期待 つながるデータ編  検索大手が主催するschema.orgに様々な分野の語彙が集約。 ⇒教育分野のLRMI語彙も含まれる。 ⇒LRMIはOpen Badgesでの仕様も想定。  xAPIは動詞、アクティビティの相互運用性確保のためにセマン ティックウェブの仕組みを採用した語彙仕様を公開。  セマンティックウェブの基礎技術であるRDFは、ウェブ上のあら ゆるリソースのつながりを記述できる。  国内の自治体はオープンデータの取り組みとしてRDF形式の統計 データを公開。
  22. 考えられる未来 データの収集から分析まで含めた、AIによる完全 自動化への期待 つながるデータ編 LMS  機械がインターネットを探索して動詞、アクティビティの意 味を解釈し、再利用(レシピに従ったステートメント生成) Analytics Reporting  個々の学習者についての課題発見から、その克服にベストな教材、 学習方法のレコメンドまでを自動で行う  与えられた目的に応じて学習ログとウェブ上に公開された背 景データ(統計など)を探索、ジョインし、多角的に分析
  23. 今回の資料はfacebookページで公開中です。 https://www.facebook.com/mananda.jp/
  24. 閲覧いただき、ありがとうございました。
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