【Inter BEE2018】AI テクノロジーによる リニアストリーミングの更なる飛躍
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Inter BEE 2018 にて講演 KKStream です。本日のプレゼンテーションでは AI テクノロジーによるリニアストリーミングの更なる飛躍(ひやく）をお話たいと思います。よろしくお願いいたします。 English version: https://www.slideshare.net/drakeguan/inter-bee-2018-lets-boost-up-linear-streaming-through-aipowered-technologies
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- 1. AIテクノロジーによる リニアストリーミングの更なる飛躍 タイトルエンコーディング、知覚ストリーミングエンジン サーバ側広告挿入と低遅延ライブストリーミング プリゼンター: Jennifer Yamazaki & Drake Guan 2018/11 1
- 2. KKStreamとは メディアストリーミングサービスのトータルソリューションカンパニーです ・2004年、台湾でKKBOX 設立 音楽ストリーミングサービスで 現在6カ国,1,000万人超の登録ユ ーザー 音楽ストリーミング動画ストリーミング ライブ工ンターテイメント コンシューマ ビジネス ソリューション ビジネス Business ・2016年6月 KKStream 設立 メディアストリーミングプラッ トフォーム事業を提供開始 メディアストリーミングトータルソリューション
- 3. 3 NetflixHulu Japan PCCW OTTIQ Amazon Prime 11,693mn 7,660mn 120mn 140mn 718mn 972mn 9.3mn 2mn 6,500mn 4,500mn CostRevenue
- 6. タイトルエンコーディング (PTE) 6 10000kbps FHD 1080p FHD 1080p 5000 kbps 複雑さ：大 3800 kbps 複雑さ：中 3000 kbps 複雑さ：小
- 7. 7 知覚ストリーミングエンジン (PSE) Low Res/Bitrate 配信 High Res/Bitrate 配信 High Res/Quality 視聴
- 8. 映像品質 固定 ABR タイトルエンコーディング 知覚ストリーミングエンジン 1080p 10Mbps 3.7Mbps 1.85Mbps 720p 5Mbps 1.85Mbps 1Mbps 480p 2Mbps 1Mbps 518Kbps 360p 1Mbps 518Kbps 296Kbps 240p 400Kbps 296Kbps 150Kbps 8 コストの削減：エンコーディングプロファイルの進化 1.85Mbps 1.85Mbps 1Mbps 1Mbps 518Kbps 518Kbps 296Kbps 296Kbps
- 9. 9
- 11. AD Server 11 AWS MediaLive AWS MediaPackage AWS MediaTailor サーバ側広告挿入 (SSAI) Personalization & Monetization Service AWS CloudFront デバイス Amazon S3 映像ソース Pure ADAD Network
- 13. 低遅延ライブストリーミング 13 AWS MediaLive AWS MediaPackage AWS CloudFront デバイス映像ソース 5 Secs 5 Secs 5 Secs Chunked segment ≦ 1 Sec リアルタイム CMAF
- 14. 14 課題への解決ソリューション
- 15. ご清聴ありがとうございました KKStream (Japan) 6F Urbanprem Shibuya, 1-4-2 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo, 150-0002, Japan Tel: +81 3 6758-740 Fax: +81 3 6758-7401 Email: biz_info_jp@kkstream.com KKStream (Taiwan) 8F, 19-11, Sanchong Rd, Nangang Dist, Taipei City 115, Taiwan Tel: +886 2 2655-0369 Fax: +886 2 2655-0929 Email: biz_info_tw@kkstream.com Copyright © 2018 KKStream Limited. All rights reserved. www.kkstream.com 15
Notes de l'éditeur
- こんにちは。KKStreamの山崎と申します。本日のプレゼンテーションではAIテクノロジーによるリニアストリーミングの更なる飛躍(ひやく）をお話たいと思います。よろしくお願いいたします。
- KKStreamは2016年6月に台湾で設立し、東京にもbranch officeがあり、KKBox Group内のメディアストリーミングトータルソリューション companyです。私たちはAWS cloud platformをベースとしたサービスの開発、提供を行っています。現在KDDIとの協業で、映画やテレビ番組の見放題サービス「ビデオパス」、音楽聴き放題のサービス「うたパス」、チケット先行受け付けや試写会のご招待など、プレミアム体験を提供する「uP!!!ライブパス」、と様々なストリーミングサービスと先進的なテクノロジーを提供しております。
- 皆様はOTTサービスに関しては詳しいかと思いますが、 この marketに新たに参入しようとしている事業者も有れば、長年ビジネスをしている事業者も有ります。 Netflixやhuluのように、私たちもOTT事業を成功させたいと思っており、これまで台湾と日本のお客様とのビジネスをしてきた経験から、非常に高い運用費と、それによる低い利益率が、OTT事業者の一番の課題ということを理解しました。 本日、AIテクノロジーとKKStreamのストリーミング技術を使って利益率を上げていく方法を、3つの事例でお話しさせて頂きます。
- １つ目は：すべてのOTT事業者が直面している課題で、serviceの提供に対し、どのようにcostを削減したら良いのでしょう？
- 実際の事例としてビデオパスをご紹介します。 Video Passの加入者がどんどん増えてるので、より広い帯域の要求を満たすため、さらに(強固きょうこ)な環境を提供する必要が有りました。 一つのtypicalななソリューションは複数のCDNを使用することでしたが、私たちはencoding bitrateを下げるという、よりaggressiveなsolutionを使い、帯域コストを60％、ストレージコストを40％下げ、全体の運用コストを50％削減することができました。また、encoding bitrateを下げることで、start up時間とバッファリング頻度も改善したため、全体のユーザー(満足)度も高めることができました。 cost削減ソリューションは次にshareさせて頂きます。もしこの後質問が有りましたら当社のboothはそこですので、是非お越しください。
- ビデオパスでのcost削減ソリューションは、「タイトルエンコーディング」です。これは、それぞれの映像ソースの複雑さに応じて最適なビットレートでエンコードする技術です。 ビデオパスでは、Full HDコンテンツのエンコーディングプロファイルを「10Mbps」に設定し、「タイトルエンコーディング」を適用することで、それぞれの映像の複雑さに応じて.最適なビットレートでエンコードしてます。 例えば、あるドラマは中程度の複雑さとして認識されたため、ビットレートは3.8Mbpsとしてエンコーディングされ、また別のドラマは「複雑さ大」として認識されたため、ビットレートは5Mbpsとしてエンコーディングされる、などです。 そしてどのように映像の複雑さを決めるか、ですが、それには２つの方法があります。 １つは、すべてのコンテンツライブラリを解析するAI machine learningを活用する方法です。ビデオパスの場合、私たちはトータル10万時間以上のコンテンツを解析し、コンテンツをcategorizeし、複雑さの計算を行いました。また、ビットレート選択の正確さのさらなる改善のため、実際のhuman eye, video analystの目によるビットレート確認も行っています。 これらの数値は、邦画やハリウッド映画などを解析した上で、私たちが実際に使用しているものになります。
- 「タイトルエンコーディング」ソリューションに加えて、「知覚ストリーミングエンジン（PSE）」と呼んでいる、もっとAdvanced solution を開発しました。PSEはlow resolution、low bitrateでもhigh resolution、high-qualityを実現出来ます。 例えば、SDで配信したコンテンツを、プレイヤー側の処理によって、SDをHDにみえるようにします。ユーザはHDを見ているように感じますが、実際には480pでストリーミングしています。 こちらも、AIをベースに私たちが開発した技術です。 様々なlow resolution、low bitrateなコンテンツ上で実験フィルタを適用した後、私たちの映像analystがそれらをhighクオリティコンテンツと比較し、違いを解析してmachine learningにその知識を反映させます。それを繰り返しながら、十分育ったら、low resolutionコンテンツにも適用し、high resolution・high qualityなコンテンツを作ります。
- そしてCostの課題のsolutionとして、「タイトルエンコーディング」を適用するとビットレートが下がり、帯域と全体の運用費が削減され、更に「知覚ストリーミングエンジン」を適用することでlow bitrate、low resolutionコンテンツをhigh resolution, high qualityで見せることができます。
- こちらは知覚ストリーミングengineを摘要した後の映像です。SDとHDが両方ありますが見分けられますか？左の映像はHDで右の映像はSDです。
- 二つ目のチャレンジは：放送事業者が直面している課題で、広告ブロッカーをどのように防いで、シームレスな広告エクスペリエンスを提供できるか、です。
- 以前「広告がブロックされたため、広告費用はかかったものの、収入が回収できなかった。」と、放送事業者が言っているのを聞いたことがあります。 それにかんして、AWS Elemental MediaTailor SSAI 技術を採用することで、広告はmaster fileとしてユーザに再生してもらうことができ、広告がブロックされることを心配する必要は無くなりました。 また、多くのユーザが、広告映像にswitchする時のTime lagや、映像品質の低い広告を経験した事があります。 そういったユーザの視聴体験は良いものとは言えず、途中で見ることをあきらめ、サービスへの滞在時間も短くなり、結果として、広告再生数にも影響がでてしまいます。 そして、こちらもSSAI solutionを適用することで解決し、シームレスな広告 experienceを提供できるようになります。.
- そして続いてのケースは、Live event のhostについてです。ユーザがスポーツ中継を見る際、映像の遅延が発生して不満に感じることがよくあります。どのように改善できるでしょう？
- 皆様はオンラインでスポーツ中継を見ている時、こんな経験したことがありますか？ 例えばサッカー中継を見ている時、近くの家から歓声が聞こえてきて、それでゴールが決まったことを知ってしまったけど、自分の見ている映像はまだゴール前でパス回しをしているところ。その５秒後に自分の見ている中継でやっとゴールシーンが流れてくる、とそんなlatencyに関し、いい経験ではありません。 Live eventのhostとしては、広告への影響がとても大きいので、お客様に自分たちのサービスから離れて欲しくありません。 過去のsolutionとしては、サーバ台数を増やすとか、帯域を広げるとかでしたが、コストが比例して増(ふ)えてしまうので、私たちはchunked segment 技術を使用して、映像をこまかなピースに切り分けて伝送するLive Streamingの新しい標準であるCMAFを導入します。AWS CloudFrontで利用することで、遅延を３秒以内におさえるスムーズな視聴体験を提供することができます。
- 本日のお話に関し、OTT事業者、放送事業者、Live event hostは、Linear Streamingにあたり、たくさんの課題に直面しています。そして、今日お話したそれぞれの課題に対して、私たちはソリューションを提供しています。 1)「タイトルエンコーディング(PTE)」と「知覚ストリーミングエンジン(PSE)」によって、network 帯域とコストを解決します。 2) 広告ブロッカーへの対策とし、AWS Elemental MediaTailorのSSAIを活用して、シームレス広告体験を提供出来ます。 3) そして映像の遅延に関して、CMAF technology によって、content sourceからエンドユーザまで、スムーズな視聴体験を提供出来ます。
- 本日皆様の貴重なお時間を頂き、どうもありがとうございました。今日お話ししたsolutionについて、更に詳しくご説明させていただきますのでKKStreamブースへお越しください。 本日はご清聴(せいちょう)ありがとうございました。