150529 近畿大学医学部 研究倫理セミナー１
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2015年5月29日（金）、近畿大学医学部セミナーで発表した内容の抜粋です。研究倫理（研究公正）について・
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150529 近畿大学医学部 研究倫理セミナー１
- 9. 東京大学事件（分子細胞生物学研究所）2013 科学的に不適切な図を 含むと判断される論文51 報中33報に不正 教授は学会で不正防止 を説く 0 5 10 15 20 25 30 35 STAP
- 18. アメリカの対応 1981 • ゴア下院議員、医学生物学分野の不正行為に ついての委員会開催 1982 • 「背信の科学者たち」出版 1986 • 公衆衛生庁「科学の不正行為にたいする方針と 対処方法」発表 1987 • 米国科学財団「科学・工学研究における不正行 為」発表 科学者の不正行為 山崎茂明著 丸善（２００２）
- 19. アメリカの対応 1986 • ボルチモア・イマニシ＝カリ事件（結局冤罪） 1989 • 国立衛生研究所に科学公正局と科学公正審査局設立 1992 • 研究公正局（ORI）設立 • 米国国立医学図書館「論文の撤回、注記、誤りなどに 対する方針」発表 科学者の不正行為 山崎茂明著 丸善（２００２）
- 21. ポールマン事件（アメリカ）2005 8年間に10の論文を捏造、 17の研究費申請で虚偽 ポールマンは懲役5年、研 究費助成の生涯禁止 パブリッシュ・オア・ペリッシュ 山崎茂明著 みすず書房（２００６）
- 22. 対象とする不正行為（特定不正行為） 捏造 • 存在しないデータ、研究結果等を作成すること 改ざん • 研究資料・機器・過程を変更する操作を行い、データ、研究活動に よって得られた結果等を真正でないものに加工すること 盗用 • 他の研究者のアイディア、分析・解析方法、データ、研究結果、論文 または用語を当該研究者の了解又は適切な表示なく流用すること
- 23. 問題なのはそれだけ？
- 27. サラミスライス？
- 29. FFP 捏造（fabrication） 改ざん(falsfication） 盗用（plagiarism） 「責任ある研究活動」 （ＲＣＲResponsible Conduct of Research) 「疑わしい行動」 （ＱＲＰ:Questionable Research Practice)
- 30. FFP 捏造（fabrication） 改ざん(falsfication） 盗用（plagiarism） 「責任ある研究活動」 （ＲＣＲResponsible Conduct of Research) 画像の加工 多重投稿 ギフトオーサーシップ 自説に不利な実験結 果の非開示や発表 遅れなど 自説に有利な実験結果の 選択的な発表や誇張 先行研究の不十分 な調査
- 31. FFP 捏造（fabrication） 改ざん(falsfication） 盗用（plagiarism） 「責任ある研究活動」 （ＲＣＲResponsible Conduct of Research) 「疑わしい行動」 （ＱＲＰ:Questionable Research Practice)