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LODチャレンジ2013応募資料
- 3. 現在の状況① • 来訪者全体のリピート率：5割。韓国、シンガ ポール、タイは5回以上のリピーターも多い • アジアからの来訪者は6日以内の滞在が多く、 欧米は10日前後と長期滞在が多い • アジアは3割前後がパッケージツアー利用者 だが、欧米は1割程度（個人旅行が多い） ※詳細は参考資料 3
- 4. 現在の状況② • 日本滞在中の情報収集時のパソコン利用率： 41.5％、スマートフォン利用率：23.5％ • 滞在中にあると良かった情報5つ「交通手段」「飲 食店」「宿泊施設」「観光施設」「買い物場所」 • 日本滞在中にしたことBest5「日本食」「ショッピン グ」「繁華街の街歩き」「自然・景勝地」「旅館宿 泊」 • ※詳細は参考資料 4
- 5. 概要 訪日外国人向けに「滞在先」「移動中」「訪問先」でシチュエーションに合わせた情報提供を行い、容易な情報提供・ 検索環境を通じて快適な滞在を実現する。そのためのデータをLinked Data形式で整備する。 現在提供されているアプリやサービスに組み込み容易にするとともに、新規サービス開発時にも使えるデータとして 整備を行う。 リクエスト （情報検索） ※位置情報つき リクエスト （情報検索） 部屋に常置されているタブレット端末 フロントやロビーにあるタブレット端末 を通じた情報提供サービス 情報を返す トレインチャンネル、 バス、タクシーのテレビ におけるコンテンツ 訪日外国人向け Japan Guideサービス DB（Linked Data形式） リクエスト （情報検索） ※位置情報付き 訪問先の観光スポット・ 競技場・飲食店の テレビ・ デジタルサイネージ スマートフォン タブレット端末の アプリケーション 駅や観光案内所の デジタルサイネージ コンテンツ 位置情報に あわせた 情報を返す スマートフォン タブレット端末の 情報提供アプリ 位置情報に あわせた 情報を返す 5
- 10. 目的別のLinked Data活用 ①人に紐づくトラブル・課題の負荷軽減 活用のメリット・背景情報 子ども連れの 家族向け ・乳幼児施設（授乳・おむつ交換ルーム、 一時保育サービス）に関する情報提供 ・子ども連れの家族が訪日した際、乳幼児のケアができる拠点がどこか、今いる地点から近いものはどれか、を 容易に検索・発見できるようにする。可能であれば多言語対応している拠点かどうかも把握できるようにする。 乳幼児を連れて行きづらい観光スポット、オリンピックの競技がある場合、一時保育サービスを利用することで、 子連れでも日本での観戦を楽しむことができる。そのために、どこで利用できるのか容易に把握できるようにする。 ※上記はいずれも、利用者の現在地（位置情報の緯度経度）とマッチングをはかることで、最短距離で行けること を実現する。 ■想定データソース（例） ベネッセ：ママMAP http://women.benesse.ne.jp/mamamap/ 東京都福祉保険局： http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/akachanflat.html その他類似サービスのデータ 高齢者・障害者 と一緒の旅行者向け ・滞在ホテル・旅館や移動中、訪問先における横断的なバリアフリー情報の提供 ・高齢者や障害者のように階段の昇降が困難な旅行者、またその同伴者に対し、移動中の駅、訪問先の観光ス ポット、飲食店の情報から、「建物内の階段の有無（何階に位置するかの情報含む）」「エレベーターの設置有無」 「スロープや補助用具の有無」を抽出。鉄道会社やグルメサイトなど各社提供されているものをさらに統合した データとして整備し、旅行者向けの乗り換え案内やグルメ検索で活用できるようにする。 ■想定データソース（例） 各鉄道会社の構内案内図、各地観光協会のデータ、グルメサイトの店舗情報APIから取得できるデータ 10
- 11. 目的別のLinked Data活用 ①人に紐づくトラブル・課題の負荷軽減 活用のメリット・背景情報 厳格な宗教を信仰 する旅行者向け ・宗教的な禁忌事項を守った食事を出してくれる飲食店情報の提供 ※ベジタリアンも含む ・外国人旅行者の中には、日本人の感覚以上に宗教を日常的に意識した生活を送る人たちが多いと想定される。 特に食事は宗教的な禁忌事項が現れやすいものであり、これが守られないと日本滞在中における食生活と日本 の印象が最悪なものになってしまう懸念がある。それは宗教に関係なく、ベジタリアンに対しても同様である。 そこで、以下の情報を元に、旅行者が「どこで食事ができるか」を把握可能にする。 ●飲食店の料理ジャンル －日本料理、各国料理（フランス料理、イタリア料理、ロシア料理、イスラエル料理等） 多国籍、居酒屋等 ●飲食店が対応しているハラール －イスラム教、ヒンドゥー教、ユダヤ教等宗教関連およびベジタリアン ●日本国内における外国人居住区 －中華街を筆頭に、タイ人街、カンボジア人街、ブラジル人街の位置情報 ※上記はいずれも、マップを表示するWebサイトで表現し、利用者の現在地（位置情報の緯度経度）とマッチング をはかることで、最短距離で行けることを実現する。 ■想定データソース（例） 京都外国語大学 池崎研究室による京都市内ハラールマップ http://kyoto-halal.com/halal_map/index.html のようなマップの全国版を作成する 日本ハラル協会 http://halal.or.jp/main/sitemap.php 11
- 13. 目的別のLinked Data活用 ②非日常体験のアシスト 活用のメリット・背景情報 全ての観光客 ・観光スポットや周辺で開催されるイベントの開催日情報、 日本の四季が感じられる桜や紅葉が見ごろとなる時期の情報提供 ・観光スポットに関して書かれた旅行情報サイトのクチコミ件数、クチコミ情報 ・日本語と多言語での「観光スポットの表記」 例：清水寺、Kiyomizu-Temple等 ・旅行者に日本で非日常体験を送ってもらい、思い出を持ち帰ってもらうために、「ベストな時期はいつか」「行くまで のハードル軽減」を実現する。具体的には、以下想定データソースを用いて、「ベストな訪問時期」「他の外国人旅 行者の訪問時期とクチコミのトレンド」「来訪時のコミュニケーション支援」を行う。 ■想定データソース（例） ・観光庁：http://www.jnto.go.jp/special_events/eng/index.php ・各観光協会のイベント情報（日時） ・気象庁の桜開花データ（エリア別）、紅葉の色づきデータ（エリア別） ・観光スポットについてのクチコミ件数、クチコミ情報へのリンク、クチコミに記載された訪問時期 TripadvisorやLonely Planet等海外の旅行クチコミサイトから取得。 ⇒アプリケーション上で自分の旅行予定時期とマッチングをはかり、以下を把握可能にする 「いつ行くのがベストなタイミングか」 「他の旅行者がいつ頃訪れているかのトレンド」 「評価の高い（＝行って損はない）観光スポットはどこか」 上記に加え、各観光スポットの日本語名称と各国語の読み方をLinkさせておき、道やタクシーで日本人と コミュニケーションを取る時に、「英語がわからない日本人に対しても、日本語として伝わる言い方」ができるように することで、コミュニケーションロスを軽減する。 13
- 15. 目的別のLinked Data活用 ③滞在中の利便性向上 活用のメリット・背景情報 全ての観光客（特に 欧米の長期滞在者） ・インターネットで情報収集ができる無料Wi-Fiスポットの場所と利用可能時間 ・ゆうちょ銀行、セブン銀行など全国展開されているATMの設置場所、 キャッシング対応クレジットカード会社ブランド名、利用可能時間 ・旅行者にとって、旅行中の資金と情報は必須のリソースである。欧米からの旅行者を中心に、滞在中にパソコン やスマートフォンで情報収集を行った経験は3～4割。クレジットカードを利用したり、ATMから現金を引き出すこと も多い。しかし、海外の旅行掲示板では、そのATMの場所や営業時間、使えるカードの種類がわかりづらく、トラブ ルになった事例が報告されている。そこで、以下の情報を使い情報収集環境がどこにあるか、自分の持つカード が使えるATMはどこにあるかを把握可能にする。 ■想定データソース（例） ・観光庁無料Wi-Fiスポットのリンク集 http://www.jnto.go.jp/eng/arrange/essential/internet.html ・観光庁ATM設置場所、営業情報リンク集 http://www.jnto.go.jp/eng/arrange/essential/atm.html 上記から、 ・無料Wi-Fiスポットの場所（緯度経度）と営業時間 ・ゆうちょ銀行、セブン銀行のATM設置場所（緯度経度）と営業時間、対応クレジットカードブランド名 ※上記はいずれも、マップで表示できるアプリケーションを通じて情報提供し、利用者の現在地（位置情報の緯度 経度）とマッチングをはかることで、最短距離で行けることを実現する。 15
- 20. ④安全な移動・注意喚起 可視化イメージ（トラブル発生時） ①第一次段階 地下鉄と在来線、新幹線の状況を知らせる Subway Train Express 駅のサイネージ、 スマホ・タブレット アプリケーション における表現 Express トラブルはあるが運行 （注意必要） 運行ストップ （要注意） 母国語が違う外国人であっても 直感的にわかるアイコンを使用する 通常運行 ②第二次段階 現在地の駅と他の駅の間の運行状況を知らせる ⇒近隣のどの駅まで行けるのか この駅よりも先には行けない ことを意味する このフラグのある駅より先は レッドゾーン表示 YOU この駅以降、遅延している ことを意味する このフラグより先はイエロー ゾーン 正常運転区間であることを 意味する レッドゾーンとイエローゾーン 以外はブルーゾーン 20
- 21. ④安全な移動・注意喚起 可視化イメージ（トラブル発生時） ①第一次段階 アプリケーション上で乗りたい駅から、降りる駅を選択する スマートフォン・ タブレットアプリ上 での表現 例： 乗る駅「新宿駅」 降りる駅「渋谷」 ②第二次段階 行き先までのルートと平常時の所要時間、現在の所要時間、 混雑状況が表示される。 代替手段として、表示された 青山一丁目経由のルート。 青山一丁目までは正常運転、それ以降は 遅延していることを意味する。 各路線をタップすると、☆★には 以下の表示がされる。 ☆7min ★5min→10min また混雑状況を下記のように 表現する。 YOU ★ ☆ YOU ☆ 平常時並み（すぐに乗れる） 乗車率100％（満員電車） 山の手線経由では行けないことを 意味する。 湘南新宿ライン、埼京線では 遅延はあるが行けることを意味する。 ★☆の部分には以下が表示される。 ★5min→10min ※通常は5分で着くが10分かかる意味 ☆1hour+ 1時間以上は運休する見込み ★ 混んでいてあふれている（待つ必要あり） 21
- 22. ④安全な移動・注意喚起 可視化イメージ（トラブル予測） ①第一次段階 地下鉄と在来線、新幹線の運休予定を知らせる Subway Train Express 駅のサイネージ、 スマホ・タブレット アプリケーション における表現 Express 本数を減らして運行する 路線がある （注意必要） 運休を発表している路線、 本数を減らす路線、両方ある （要注意） 通常運行 ②第二次段階 現在地の駅と他の駅の間の運行予測を知らせる ⇒近隣のどの駅まで行ける可能性が高いか この駅よりも先には行けない可能性が 高いことを意味する。 このフラグのある駅より先はレッドゾーン表示。 過去の運行データから、正常運転に戻るまで 要した時間を目安として表示。 2hour＋ 1hour＋ YOU 1hour＋ 母国語が違う外国人であっても 直感的にわかるアイコンを使用する この駅以降、本数が減ったり遅延する 可能性が高いことを意味する。 このフラグより先はイエローゾーン。 過去の運行データから、正常運転に戻るまで 要した時間を表示。 正常運転（遅れても5分程度）が維持される 可能性が高いことを意味する。 レッドゾーンとイエローゾーン以外は ブルーゾーン。 22
- 23. ④安全な移動・注意喚起 可視化イメージ（トラブル予測） ①第一次段階 アプリケーション上で乗りたい駅から、降りる駅を選択する 例： 乗る駅「新宿駅」 降りる駅「渋谷」 スマートフォン・ タブレットアプリ上 での表現 ②第二次段階 行き先までのルートと平常時の所要時間、現在の気象条件に 基づき予測される運休、遅延可能性 青山一丁目までは正常運転、それ以降は 徐行運転で渋谷までたどり着ける。 新宿から青山一丁目までは乗車率100％ 青山一丁目から渋谷までは平常時並み YOU YOU 湘南新宿ライン、埼京線は、過去の運行データと 気象条件に基づき、現在の気象条件では 運休することが濃厚。 山手線は徐行運転となる可能性が高い。 ただしかなりの混雑が予想される。 23
- 25. 訪日外国人消費動向調査平成24年 回答者属性（国籍別来訪者割合） その他, 1,441, 5% オーストラリア, 669, 2% カナダ, 640, 2% 韓国, 5,913, 20% アジアからの来訪者割合が 7割以上を占める 米国, 2,764, 10% ロシア, 571, 2% フランス, 654, 2% ドイツ, 696, 2% 英国, 866, 3% 中国（台湾）, 5,405, 19% インド, 577, 2% マレーシア, 547, 2% シンガポール, 606, 2% タイ, 1,135, 4% 中国 [香港], 1,754, 6% 中国, 4,665, 16% 25
- 26. 訪日外国人消費動向調査 平成24年 平均滞在日数 旅行形態 ３日間以内 ４～６日間 ７～１３日間 １４～２０日間 ２１～２７日間 ２８～９０日間 団体ツアーでの来訪 0% ９１日以上１年未満 0% 全体(n=28903) 20% 40% 60% 80% 100% 20% 団体ツアーでない（個人旅行） 40% 60% 80% 100% 全体(n=28903) 韓国(n=5913) 韓国(n=5913) 中国（台湾）(n=5405) 中国（台湾）(n=5405) 中国 [香港](n=1754) 中国 [香港](n=1754) 中国(n=4665) 中国(n=4665) タイ(n=1135) タイ(n=1135) シンガポール(n=606) シンガポール(n=606) マレーシア(n=547) マレーシア(n=547) インド(n=577) インド(n=577) 英国(n=866) 英国(n=866) ドイツ(n=696) フランス(n=654) ドイツ(n=696) フランス(n=654) ロシア(n=571) ロシア(n=571) 米国(n=2764) 米国(n=2764) カナダ(n=640) カナダ(n=640) オーストラリア(n=669) オーストラリア(n=669) 26