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      TAKESHI HIROTA




DNAは生命の設計図
1つの細胞の核に収められたDNAの長さは人
間の平均身長より長い


1つの細胞の核の中に・・・




     46本のDNA
細胞1つひとつの核の中にあるDNAは、46本の染色体に小分けされています。ひとつの総
延長はおよそ2m。人は60兆もの細胞でできているといわれているので、2mの60兆倍
で、およそ1200億キロもの長さです。なんと、太陽系を4~5周もしてしまう長さなので
す。DNAの総延長はとてつもなく長く、それがミクロの世界に収められています。では、
DNAとはいったいなんなのでしょう?
『遺伝子』という魅惑的な言葉、『彼は、優秀な遺伝子を受け継いだ』とか、『親から受け継
いだ音楽の才能』とか・・・・日常的にも使われている言葉です。しかし、DNAというと
ちょっと難解になってしまいます。
細胞の核に含まれる酸性物質を核酸(nucleic acid)と呼びます。また、DNAとDNAによく似た
物質であるRNAが核酸に含まれていることがわかっています。
DNAの正式名称はデオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)、RNAはリボ核酸(ribonucleic
acid)と言います。4種類の塩基(A)アデニン(T)チミン(G)グアニン(C)シトシンとその
台座部分にあたるリン酸とデオキシリボースと呼ばれる糖の1種の3つの部分で構成されてい
ます。・・・と言う具合になんだか難解になってきました。そこで・・・・たとえ話・・・

 DNA
                                       核


                                  デオキシ
                                  リボース
 RNA
                                   リン酸
                                              真核生物では、DNA
ウラシル                              リボース        は核の中46本に小分
                                 一部に-OHが余
                                  計についている
                                               けされてに存在する
DNA文庫には、23組46の本棚
こんな風に考えてみましょう。細胞の核内には、DNA文庫という貴重な本
が所蔵さています。
これらの本棚には、DNAという本が整理されて保管されています。
大きい本棚もあれば、小さい本棚もあります。よく見ると2つ1組で23組
のペアになっています。




ペアの本棚にある本同士を比べてみるとよく似ています。女の人の本棚は
23組ですべて似ていますが、男の人の本棚では、23組目の本棚が似て
いません
23組目に、Xと呼ばれる本棚を二つ持っているのが女性。Xに比べる
とずいぶんと小さいのですが、Xの本棚が1つあってこれとは別に本棚
Yを持っているのが男性です。

染色体は22対44本の『常染色体』と2本の性染色体にわけるこ
とができます。常染色体にはそれぞれの対の長さ順で1から22ま
での番号がつけられています。23番目にあたる染色体が『性染色
体』です。

  それでは、1冊本を開いて
     見ましょう!
特殊な4文字で綴られた本が所蔵さ
 れています。




DNA文庫の開発した4文字には隠された秘密があります。神秘的な形を作っている理
由でもあり、文字と文字の間に関係があるという秘密です。そして、△▼はお互いに関
係を持っています。同じように□■も関係を持っています。そして、2行セットで書かれ
ています。
DNA文庫の本はすべてタンパク質のレ
シピというとても重要な情報が書かれた
貴重な本だったのです。




このレシピ本はタンパク質の合成レシピの最重要情報書類です。2行用意
しておくことで、インクをこぼして汚れて読めなくなったとか、虫食いで
1文字抜けてしまったなんてことがあっても、△▼、□■の文字の関係から
修復することができます。1行は常にもう1行の大事なスペアになってい
ます。このように文字の脱落や汚れによって文字が読めないとか、虫食い
といったことがDNAに傷がつくということなのです。そして、この程度
のエラーは本来、修復される機能を細胞はもっています。
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DNAの傷とがん原遺伝
子の活性
Oncogene activation
DNAが傷つく原因(図1)

宇宙からの     DNA複製・修復   自発的な
紫外線・放射線   などの誤り      細胞機能の異常




呼吸による変異原     病原体     食品からの変異原
化学物質の取り込み            化学物質の摂取




がんは細胞におこる遺伝子の病
がん原遺伝子とは何か?                (図2)

通     通常レベル 正常に生育した細胞
常      の発現
遺
伝
子



通     通常レベル             過剰発現
常      の発現
遺
伝
子


が
ん
原
遺
伝
子
                               がん細胞
が
ん
原
遺
伝
子
ras(ラス)と呼ばれるがん原遺伝子では
     わずか1カ所のアミノ酸の置換で発がん(図3)
      正常細胞
               ras遺伝子       GGC
              (6500塩基)

                                        Rasタンパク質
                            グリシン(Gly)   普段は不活性
   がん細胞


              ras遺伝子        G TC
6500塩基からなるRasタンパク質のわずか1カ所                     無
の塩基配列がGからTに変異したため、生じるタン
パク質のアミノ酸がグリシンからバリンへ置換しま
                             バリン(Val)         限
す。その結果、立体構造が変化して、細胞外からの
『増殖せよ』との信号がきていないときでさえ、
                                              増
誤って細胞内へ『増殖せよ』との信号を出し続けま                       殖
す。これによって、がん細胞は増殖をとめられない
でいるのです。
がん遺伝子(oncogene   オンコジーン)とは?

生きているとDNAには毎日大量の傷が入ってきます。(図1)その原因
には、紫外線、食物に含まれる発がん物質、空気中の有害物質、ウィルスや細菌
などの病原体など外界からくるものもありますが、ストレスによる細胞機能
の障害や、活性酸素の発生による体の自発的な原因もあります。
細胞の中にはDNAを傷つけるはたらきを本来もっている酵素もたくさんあります。
DNAに傷が入ったときにそれを修復するために周りの正常な部分まで切除して
変異部分を取り除くという本来は細胞の役に立つはたらきをしています。
しかし、なんらかの原因でそのはたらきがおかしくなると正常な遺伝子までやたら
と傷つけてしまいます。がん遺伝子は、『元来は正常な細胞の機能には不可欠であるが、活
性が異常に亢進すると細胞のがん化を促進する遺伝子』として定義されます。(図2)正式
には、がん原遺伝子(proto-oncogene:プロトオンコジーン)と呼びます。
活性亢進の原因としては、発現が過剰になる場合や1個の塩基配列が置き換えされること
(点変異)による機能の亢進などがあげられます。(図3)
これらは正常な細胞では普段は発現されていないか、尐量は発現していてもスイッチは入っ
ておらず、本来の機能を果たしていません。なんらかの信号が外界から入ってきて『働け』
という指令がでるまでは待機している状態にあり、発現を完全に停止して眠っている状態に
あります。ところが、これらがん遺伝子が指令を無視して勝手に暴れだした結果、手の付け
られないほど無秩序に細胞分裂をはじめるがん細胞へと変身します。

多くのがん遺伝子が次々と発見されていき、それらが、成長因子、成長因子受容体、細胞内
シグナル伝達因子、核内転写因子、細胞周期制御因子などを産生することがわかってきまし
た。
RASとRbの相関関係
論文===金沢大学がん幹細胞学(腫瘍分子生物学研究分野)
高橋 智聡教授=論文===ダウンロード

研究概要
①数多くの増殖シグナルのアダプター分子となるRB蛋白質(pRB)の不活性
化は,多くのヒトがんの悪性進展過程において観察される。pRBは,従来
知られた細胞周期や細胞分化の制御だけでなく,細胞老化,DNA損傷応答,
DNAメチル化,蛋白質イソプレニル化,脂質代謝,ミトコンドリア機能あ
るいはサイトカイン分泌を制御することによっても腫瘍原性や悪性度を規
定することを見出してきた。

②がん細胞は正常細胞と較べると代謝様式が劇的に異なる。それは,好気
的解糖と脂質合成の亢進であり,前者をp53が,後者をpRBが司ると考えて
いる。その他,RasやMyc等のがん遺伝子も代謝制御に関わる。様々ながん
化シグナルによって誘導されるメタボリック・リプログラミングが,がん
細胞の悪性の挙動に与える影響とその機構を探索する。
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がん抑制遺伝子
tumor suppressor genes
がんを抑える遺伝子
1978年米国ミネソタ大学のユニス(J.J.Yunis)は、Rb患者の細胞から
染色体を取り出して1本1本を丹念に調べ、第13番目の一部に必ず欠失していること
を見つけました。
マサチューセッツ総合病院の眼科医ドライジャ(T.P.Dryja)は、網膜芽細胞
腫(Rb:retinoblastoma)という悲惨な病気を治すために彼が手術した多くのがん患者さ
んの細胞からこの遺伝子を見つけようと考えました。しかし、これは、大変困難なこと
でした。当時、13番目にあるDNAの断片を6000万塩基もの中から探し出そうと
したのでした。毎日、毎日、希望を持って辛抱強く同じ実験をくりかえしていた3年目
の朝、30例の患者さんのうち二人の患者さんでバンドの欠失を発見しました。この結
果を受けて彼の親友のフレンド(S.H.Friend)に見せました。彼は遺伝子狩りの名
人であるワインバーグ(W.Weinberg)にもちかけ皆で手伝うことになりまし
た。
そして、1986年1月に実験を開始して初夏には、Rb遺伝子の断片を入手しまし
た。一方、ロスアンゼルス小児病院のベネディクト(W.F.Benedict)とカ
リフォルニア大学のリー(W-H.Lee)は第13番目染色体にあることがわかって
いるエストラーゼDという遺伝子を目印にしてとなりの遺伝子をとるという何千キロ先
かわからないまま大変な作業をしていましたが、ドライジャは親切にもH3-8という
近道を教えついにRbがん抑制遺伝子の単離に成功したのでした。この仕事は、初めて
の癌の抑制遺伝子機能解明ということで大変注目されました。そして、このRbタンパ
ク質が産生する巨大なタンパク質(pRb:928アミノ酸)の機能を調べていくと、
細胞周期と呼ばれる細胞増殖プロセスにおけるスタート地点(G1/S移行期)でリン
酸化を受けて細胞周期エンジンのクラッチを外すような役割を果たしていることが明ら
かになりました。
PRbタンパク質が欠損すると細胞はがん化する




    DP-1   E2F




                 正常細胞




                    がん化に導く
   DP-1   E2F




                 PRbタンパク質欠損細胞
PRbの役割は細胞増殖を促進させるタンパク質
(E2F)が働けないようにおさえこむこと

                                            S期関連
                                            遺伝子群



    DP-1   E2F




     C     G C G C   or G C G   C   G   A   A   A

細胞周期G1/S期移行の停止
Cyclin
     D


   CDK4




                         S期移行遺
                         伝子群の転
                         写誘導
  DP-1   E2F




CDK4/サイクリンDあるいは、CDK6/サイクリンDと呼
ばれるキナーゼによりリン酸化されるとE2F/DP-1から外れ
Rbの抑制を解かれると細胞周期のS期移行に関する転写因子
を誘導します。E2Fタンパクは癌細胞の無限増殖のアクセル
となります。
P16(INK4a)遺伝子の発見
  (医療関係者のページ)
ヒトの第9染色体長腕の9p21という場所には、多くのがん患者さんの
細胞で変異が見つかった臨床的に重要な場所の1つです。欠失変異の報告
が多いことからがん抑制遺伝子の存在が予測されていました。
2006年ネイチャー掲載の論文は弊社の研究にとって非常に重要な論文
です。

Nature 440, 702-706(30 March 2006) | doi:10.1038/nature04585;Received 31
October 2005; ;Accepted 18 January 2006
細胞:INK4/ARF遺伝子座の抑制を介したCdc6の発がん作用 . (Title in
English; Oncogenic activity of Cdc6 through repression of the INK4/ARF
locus).
Susana Gonzalez1, Peter Klatt1, Sonia Delgado4, Esther Conde2, Fernando
Lopez-Rios5, Montserrat Sanchez-Cespedes2, Juan Mendez3, Francisco
Antequera4and M
====ダウンロード====
上記のネイチャーの論文は、Luo Feng博士が2001年ボストンで開
催された世界ゲノム大会で発表した論文の5年後のことです。いみじくも
この年RNA干渉がノーベル賞受賞となっています。
====ダウンロード====
P16タンパク質の役割(A)

                        G1/S期停止                  Cyclin
      DP-      E2                                   D
       1        F

                               Cyclin
                                  D

                                                     P16
P     P        P                CDK4

                                                     CDK4
                            S期進行関連
    DP-     E2
                            遺伝子の転写
     1       F
                                        P16(INK4a)




DP-       E2
 1         F



                 CDK2
                 /CyclinA                ARF
    AKT
ARF
                            P16(INK4a)


                             P14(INK4a)

                CDK2             ARF
                /CyclinA

 AKT
                                       P53の安定化

                     核
                                                  MDM2
   S186         S216                                             pp2A
S166   P                                P53         核小体
                 P         核小体
                                                     Cvclin G1
     P                                  P   S20
          MDM2                                           ARF

                 P53          細胞質

     Ub                    プロテアソー
Ub                         ムによる分解      ARFタンパク質は、p53にユビ
          P53                          キチン化を付加して壊してしまうM
Ub                                     DM2をp53から引きはがしp5
                                       3を安定化する働きがある。
P53遺伝子の発見(ゲノムの管理人)
英国王立がん研究所のレーン(D.P.Lane)は、ある日サルから分離
されたDNAがんウィルスス(SV40)のT抗原とよばれるタンパク質の
結合因子として分子量53キロのタンパク質を見つけました。(1979
年)正常なP53遺伝子を導入したところ癌細胞を正常細胞様のように逆戻
りさせたのでした。その後、がん患者さんの細胞でP53の発現が全く見い
だされないか、あるいは、発現していても何らかの変異がみつかるようにな
り、ついには、がん抑制遺伝子として認められました。(1989年)


酸化ストレス調     自己調節因子         転移と脈管形
節因子                        成調節因子
    MDM2    393アミノ酸
    結合領域
             DNA結合領域

           変異が頻繁にみつかる領域


細胞周期調節因    化学走性調節因子       細胞死(アポトーシス)
子                         調節因子
がん細胞はテロメアを最低限の長さ以上を維持するためにテロメラーゼ酵素
が活性化する。  人の腫瘍の85~90パーセントはテロメラーゼ陽性

                 Gの多い鎖
                          3‘




                 細胞の生理的ストレス
    テロメラーゼ




                +     P16INK4a
                      誘導
             DNA損傷のシグナル




                P53
                               PRb
GATCCCC AGGCACTTGCTACCAGCAA




               TCCGTGAACGATGGTCGTT




遺伝子治療
Gene therapy
遺伝子治療メカニズム=がん抑制遺伝子の経路                                                  P16の経路による遺伝子治療

                                                                                 Cdc6
          Telomere                          Oncogene
         Dysfuncction                       Activation
       テロメアの機能不全                          がん原遺伝子の活性                                  ①Cdc6
                                                                                     ノックダウン
                                                                    ?
                                            ②p16がん                                      Rb-E2F
                                            抑制遺伝子
                                                                   Cyclin D1
           DNA damage
            Response                             P16INK4a
          DNA損傷の応答                                                 Cdk4/Cdk6

                      ④p53機能修復                                ③PTENタン
                                                              パクによる脱リ            P    Rb-E2F
                                                              ン酸化=Rb・
     P53                        P21                      Rb
                                                              P53機能修復
                  P53の経路による遺伝子治療                                        P   Rb            E2F
                                                              細胞周期G1/S期進行を停止させる
        Apopotosis                          Senescence
       細胞死(自殺)                                 老化
                                                                    G1                     S
Aapted from J.M.Sedivy,Cancer Cell,11:389-391,2007
GFL2010型遺伝子
 ①Cdc6shRNA
 ②P16
 ③PTEN

Targeting mRNACdc6 for Cancer Treatment

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