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●8月からのテーマ
匠Methodによるプログラムデザインとプロジェクトデザイン
「
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スケジュール
ルール
匠Methodコンサルティングガイド
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8月から「日本人も外人も暮らしやすい魅力的な国際都市東京プロジェクト」と
いうテーマでオリンピック後も素敵な国際都市東京であり続けるように、ボラン
テァが発足されたというストーリーの元で、プログラムデザインを1回で進め、そ
の後6プロジェクトを切りだし、図のように6チームで3回でプロジェクトデザ
インを行いました。
これにより、大きなものも小さなものも同じ方法でデザインできるという匠
Methodの「ミクロマクロ同一活用の原則」を実感してもらうと同時に、プログラ
ムからプロジェクトへの切り出しと集合意識のプロジェクトへの継承のやり方や、
課題を見つけていくというのが今回の目的でした。
発表を聞いて思った事は、3年前はこのような課題では、ここまで価値や戦略の
領域をスラスラと言葉にすることができなかったのでないかと思いました。そう
いう意味では道場生の力がかなり付いてきたと思います。
しかし、課題も残りました。
(次ページに続く)
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今日は6チームの発表となりましたが、プログラムから継承された価値モデルと
要求モデルの戦略要求部分を元に、作成したそれぞれのプロジェクトの活動が重
複しているのが散見されました。
最後の振り返りで、このことをどう解決するか皆んなで議論しました。まあ、こ
れもツリー上になっているので、原因は一目瞭然ですが、参加者から色んな対策
がでてきました。
そこで、来月にもう一回だけこのテーマを延長し、プロジェクトのモデルを作成
した後に活動の重複部分を見つけるというやり方ではなく、もっと前段階で活動
のコンフリクト部分を解消できる方法(プログラムの要求モデルのやり方の改善
か、プロジェクトの価値モデルと要求モデルのデザインのやり方)を見いだそう
というのが来月のテーマとなりました。
これができれば、プログラムからプロジェクトへの落とし込みのガイダンスの
ベースができるので、各メンバーのビジネスにも有効に使えると思います。
匠道場の活動から匠Methodの形式知が増えそうです。
写真は、チーム発表者の方々です。
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価値
創造
価値
業務
活動
要求
価値
創造
価
値
業
務
活
動
要
求
価値
創造
価
値
業
務
活
動
要
求
価値
創造
価
値
業
務
活
動
要
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価値
創造
価
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業
務
活
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要
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価値
創造
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業
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活
動
要
求
価値
創造
価
値
業
務
活
動
要
求
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8月から進めてきた匠道場のテーマは、プログラムマネジメント(Program Management)的なも
のでした。
プログラムマネジメントとは、組織内における複数のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に
行う部門やチームのことであり、いずれもアポロ計画の頃から概念が確立してきたと思いますので、
まだまだ人類にとっては新しい活動概念なのです。
(参考) https://www.npmo.org/pmoとは
僕も以前内閣官房に組織されたGPMO(government Program Management Office)に所属していた
こともあり当時の課題や悩みを想い出しました。
その課題とは「どのようにビックプロジェクトを小さなプロジェクトに切り出して、複数のプロ
ジェクトを管理していけばよいのだろうか」ということであり、またもう一つの悩みとして「プロ
ジェクト管理者やプロジェクトメンバーの意欲を高めるPMOの在り方はどうあるべきなのだろう
か」といったことでした。
というものPMOが管理志向に走り過ぎるとプロジェクトマネジメントの裁量権が下がったり、プロ
ジェクトメンバーのモチベーションを落とたりしかねないからです。
世の中、ビックプロジェクトは少しずつ無くなっていくと思いがちですが、オリンピックのような
国家的テーマや今回取り上げた市町村の中長期的課題などは、PMOの考え方はとても重要となりま
す。
(次ページに続く)
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匠Methodを創る過程で「ミクロマクロ同一活用の原則」を掲げ、小さなものでも
大きなものでも同じ方法で活用できる手法を目指しました。その検討過程をPMO
というテーマで考えると、PMOのもう一つの課題が見えてきます。
それは、プログラムデザインとプロジェクトデザインを重視すべきであり、デザ
インから始めなければならないということです。
なぜデザインなのかというと、価値からプログラムやプロジェクトの姿を描く必
要性があるからなのです。また、プログラムもプロジェクトも社会やビジネスの
成長と共に変化することに耐えられなければなりません。更にいうと、プログラ
ムマネジメントからどのようにプロジェクトを切りだしてカタチにするのかとい
うプロジェクトクリエィション(プロジェクトデザイン)の課題もあります。ま
た、進化するプロジェクトを考えるときのマネジメントの在り方という非常に高
度なマネジメント的テーマもありますね。
(次ページに続く)
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そのことには、Tomoichi_Satoさんの下記のURLに、「プログラムマネジメントが同時的バ
ンドルを意味するのか、時系列的バンドルを意味するかについて、国際標準の概念規定に
目に見えない混乱がある」と書かれていますが、この話しにも共通点があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/プログラムマネジメント
この方が書いている現代におけるプログラムマネジメントでは価値と変化に基づくフレキ
シビリティーの保証が重要なテーマであり、更にいうとビジネスの変化に応じてプログラ
ムレベルとプロジェクトレベルで価値のデザインを行うべきと僕は考えているのです。
ですので、匠Methodではプロジェクトマネジメントの前にプロジェクトデザインを最重
視し、プログラムマネジメントの前にプログラムデザインを最重視したいわけです。
更にいうとそれらを組織・チームでどのようにデザインからマネジメントに移行させてい
くかというのもこれからのビックプロジェクトの課題だと思っています。
そのようなスコープで進めた匠道場の今回のテーマは、とても良い実験場となりました。
全体像を絵にしましたので張り付けておきます。
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価値
創造
価値
業務
活動
要求
価値
創造
価
値
業
務
活
動
要
求
価値
創造
価
値
業
務
活
動
要
求
Project Design
価値
創造
価
値
業
務
活
動
要
求
Proje
ct作業
P
D
C
A
Proje
ct作業
P
D
C
A
Proje
ct作業
P
D
C
A
Project ManagementProgram Design
Project Creation
Progra
m管理
P
D
C
A
Program Management
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Program Design Program Management
Project Management
Project Creation
Project Activity
Project Design
Project Management
Project Activity
Project Design
Project Management
Project Activity
Project Design
Project Activity
Project Redesign
Project Management
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匠には誰もがなれるわけではない
匠を目指そうとするものだけに、その権利は与えられる

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  • 2. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved.
  • 3. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. スケジュール ルール 匠Methodコンサルティングガイド
  • 4. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved.
  • 5. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved.
  • 6. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved.
  • 7. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved.
  • 8. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved.
  • 9. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. 8月から「日本人も外人も暮らしやすい魅力的な国際都市東京プロジェクト」と いうテーマでオリンピック後も素敵な国際都市東京であり続けるように、ボラン テァが発足されたというストーリーの元で、プログラムデザインを1回で進め、そ の後6プロジェクトを切りだし、図のように6チームで3回でプロジェクトデザ インを行いました。 これにより、大きなものも小さなものも同じ方法でデザインできるという匠 Methodの「ミクロマクロ同一活用の原則」を実感してもらうと同時に、プログラ ムからプロジェクトへの切り出しと集合意識のプロジェクトへの継承のやり方や、 課題を見つけていくというのが今回の目的でした。 発表を聞いて思った事は、3年前はこのような課題では、ここまで価値や戦略の 領域をスラスラと言葉にすることができなかったのでないかと思いました。そう いう意味では道場生の力がかなり付いてきたと思います。 しかし、課題も残りました。 (次ページに続く)
  • 10. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. 今日は6チームの発表となりましたが、プログラムから継承された価値モデルと 要求モデルの戦略要求部分を元に、作成したそれぞれのプロジェクトの活動が重 複しているのが散見されました。 最後の振り返りで、このことをどう解決するか皆んなで議論しました。まあ、こ れもツリー上になっているので、原因は一目瞭然ですが、参加者から色んな対策 がでてきました。 そこで、来月にもう一回だけこのテーマを延長し、プロジェクトのモデルを作成 した後に活動の重複部分を見つけるというやり方ではなく、もっと前段階で活動 のコンフリクト部分を解消できる方法(プログラムの要求モデルのやり方の改善 か、プロジェクトの価値モデルと要求モデルのデザインのやり方)を見いだそう というのが来月のテーマとなりました。 これができれば、プログラムからプロジェクトへの落とし込みのガイダンスの ベースができるので、各メンバーのビジネスにも有効に使えると思います。 匠道場の活動から匠Methodの形式知が増えそうです。 写真は、チーム発表者の方々です。
  • 11. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. 価値 創造 価値 業務 活動 要求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求
  • 12. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. 8月から進めてきた匠道場のテーマは、プログラムマネジメント(Program Management)的なも のでした。 プログラムマネジメントとは、組織内における複数のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に 行う部門やチームのことであり、いずれもアポロ計画の頃から概念が確立してきたと思いますので、 まだまだ人類にとっては新しい活動概念なのです。 (参考) https://www.npmo.org/pmoとは 僕も以前内閣官房に組織されたGPMO(government Program Management Office)に所属していた こともあり当時の課題や悩みを想い出しました。 その課題とは「どのようにビックプロジェクトを小さなプロジェクトに切り出して、複数のプロ ジェクトを管理していけばよいのだろうか」ということであり、またもう一つの悩みとして「プロ ジェクト管理者やプロジェクトメンバーの意欲を高めるPMOの在り方はどうあるべきなのだろう か」といったことでした。 というものPMOが管理志向に走り過ぎるとプロジェクトマネジメントの裁量権が下がったり、プロ ジェクトメンバーのモチベーションを落とたりしかねないからです。 世の中、ビックプロジェクトは少しずつ無くなっていくと思いがちですが、オリンピックのような 国家的テーマや今回取り上げた市町村の中長期的課題などは、PMOの考え方はとても重要となりま す。 (次ページに続く)
  • 13. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. 匠Methodを創る過程で「ミクロマクロ同一活用の原則」を掲げ、小さなものでも 大きなものでも同じ方法で活用できる手法を目指しました。その検討過程をPMO というテーマで考えると、PMOのもう一つの課題が見えてきます。 それは、プログラムデザインとプロジェクトデザインを重視すべきであり、デザ インから始めなければならないということです。 なぜデザインなのかというと、価値からプログラムやプロジェクトの姿を描く必 要性があるからなのです。また、プログラムもプロジェクトも社会やビジネスの 成長と共に変化することに耐えられなければなりません。更にいうと、プログラ ムマネジメントからどのようにプロジェクトを切りだしてカタチにするのかとい うプロジェクトクリエィション(プロジェクトデザイン)の課題もあります。ま た、進化するプロジェクトを考えるときのマネジメントの在り方という非常に高 度なマネジメント的テーマもありますね。 (次ページに続く)
  • 14. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. そのことには、Tomoichi_Satoさんの下記のURLに、「プログラムマネジメントが同時的バ ンドルを意味するのか、時系列的バンドルを意味するかについて、国際標準の概念規定に 目に見えない混乱がある」と書かれていますが、この話しにも共通点があります。 https://ja.wikipedia.org/wiki/プログラムマネジメント この方が書いている現代におけるプログラムマネジメントでは価値と変化に基づくフレキ シビリティーの保証が重要なテーマであり、更にいうとビジネスの変化に応じてプログラ ムレベルとプロジェクトレベルで価値のデザインを行うべきと僕は考えているのです。 ですので、匠Methodではプロジェクトマネジメントの前にプロジェクトデザインを最重 視し、プログラムマネジメントの前にプログラムデザインを最重視したいわけです。 更にいうとそれらを組織・チームでどのようにデザインからマネジメントに移行させてい くかというのもこれからのビックプロジェクトの課題だと思っています。 そのようなスコープで進めた匠道場の今回のテーマは、とても良い実験場となりました。 全体像を絵にしましたので張り付けておきます。
  • 15. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. 価値 創造 価値 業務 活動 要求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 Project Design 価値 創造 価 値 業 務 活 動 要 求 Proje ct作業 P D C A Proje ct作業 P D C A Proje ct作業 P D C A Project ManagementProgram Design Project Creation Progra m管理 P D C A Program Management
  • 16. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. Program Design Program Management Project Management Project Creation Project Activity Project Design Project Management Project Activity Project Design Project Management Project Activity Project Design Project Activity Project Redesign Project Management
  • 17. Copyright (C) 2017 Takumi Business Place Corporation All Rights Reserved. 匠には誰もがなれるわけではない 匠を目指そうとするものだけに、その権利は与えられる