ワークシートまとめ
- 1. 平成 27 年度北海道地区機関リポジトリ実務担当者研修
ワークシート
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課題① 現在行っているコンテンツ収集や広報活動
教育大
仲本
数年前にコンテンツの提供依頼を教員にメールしたり、パンフレットを作成し配布したりしたが、最近は特に広報
活動は行っていない。よって集まるコンテンツも特定の教員から提供される物しかない状況である。
札医大
池崎
本学リポジトリで公開中のコンテンツは、次のとおり。
〇紀要、学報、要覧、活動報告書等の本学発行誌(9誌)
〇北海道内医療機関の発行誌(20誌)
学内発行誌の場合、発行先の所属部署から発行の都度、PDF データを借用し、登録、公開。
学位論文は、担当部署(学務課)より PDF データ及び登録用 CSV データの提供を受けて登録、公開。
北海道内医療機関発行誌の場合、ホームページで募集案内を継続中。
https://infonavi.sapmed.ac.jp/jpn/content/dictionary/digitization-support/901/
札幌大谷
阿曽
現段階ではリポジトリを構築中で、収集・広報活動まで至っていません。
室工大
石田
コンテンツ収集活動について
・紀要論文
紀要の編集は図書館が担当しており、著作権の譲渡についても投稿要領に記載している。データが作成
された後、リポジトリに登録・公開している。
・学位論文
年 2 回、学生系の部署から要旨および本文のデータを入手し、登録・公開している。
・学術雑誌掲載論文
Web of Scienceのアラート機能やJ-GLOBALの定期的な検索により論文データを収集している。データ
収集から、著作権ポリシーの確認、教員への原稿提供依頼までを毎週のルーチンワークとしている。なお、
4 月からは教員データベースとの連携を行い、教員が同データベースに論文等の業績を追加した翌日に、
その情報が図書館に送られてくることになっている。
広報活動について
2015 年 6 月に英語論文執筆講習会の 1 コマでリポジトリを紹介した。また、2015 年 10 月には Open Acce
ss Week にあわせて、全教員にリポジトリへの意向調査を行い、概ね好意的な回答を得たが、自発的な論文
提供には至っていない。
帯畜大
中島
・教員の研究業績である論文検索を「CiNii」「J-stage」「Web of Science」から行っている。
・検索の結果,該当する論文の掲載を教員に依頼する。
・教員の許諾を得たら学会,出版社などにリポジトリの掲載の許可を求める。
・学会,出版社から許諾を得たらリポジトリに登録する。
・科研費の実績報告書をリポジトリに登録を促す広報資料を全教員に配布した。
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ワークシート
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課題① 現在行っているコンテンツ収集や広報活動
天使大
新保
現在継続して収集しているのは、大学発行の紀要のみで、その他の積極的な収集活動は行えていません。
広報はリポジトリ開始時に愛称募集を行い、現在は愛称である「snowdrop」の由来にちなんでスノードロップの
花の育成日記を Facebook に更新しています。
今年の大学祭では、リポジトリアピール用にクリアファイルを作成し来館者に配布しました。
北見工大
中山
1. コンテンツ収集
・Scopus を使った最新論文の収集を定期的に行っている。(H27.5 月と 9 月に実施)
・研究者総覧から教員ごとに学術雑誌掲載済み論文を抽出、著作権等を調査し収集を行っている。
(H27 年度から実施)
2.広報活動
・教員ごとに行う論文収集照会時に広報を行っている。
・全教員に対し、H27.4 に科学研究費補助金実績報告書への項目「オープンアクセス化の状況」追加による
機関リポジトリの広報を行った。(H27.4.21 に実施)
北大
菊地
メールなどで先生に論文の提供をお願いする事がある。または先生が直接論文を提供してくれる事もある。自発
的に提供してくれる先生はリポジトリの常連さんが多い。
広報活動としてはメールなどを送る他に、先生に何かの折にインタビューなどを行ってリポジトリの説明をする事
もある。最初関心の無い先生でもリポジトリ経由でのダウンロード数を機関別、国別に分析出来る事が分かると
興味を持ってくれる事も多い。
北大
平館
・ポスター掲示
・ILL の文献を渡す際、封筒にチラシを同封する
北大
磯本
●コンテンツ収集
1)WoS 収録論文の登録
2)自発提供論文の登録
●広報活動
1)部局内の各種会議の際に宣伝
- 3. 平成 27 年度北海道地区機関リポジトリ実務担当者研修
ワークシート
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課題② コンテンツ収集法や広報活動について、効果的と思う方法や悩んでいること
教育大
仲本
効果的なコンテンツ収集法や広報活動について、この研修会で最近の他大学の情報を得て、今後の効果的な
収集活動の参考にしたと考えています。
※悩んでいることは、リポジトリにかかわる時間が取れないこと、JAIRO Cloud に乗り換えるかどうかということ。
札医大
池崎
札幌大谷
阿曽
今後、収集・広報活動を行っていくうえで、皆様の活動を参考させていただきたいと思っています。
室工大
石田
1.収集するコンテンツの範囲について
これまで本学では本文を登録・公開してきたが、J-STAGE 収録論文等、安定的に無償で閲覧できるコンテン
ツについて、本文を収集する必要があるか、リンクを貼れば問題ないのかと迷っている。他大学ではどの程度
までコンテンツを収集しているのかご教示いただきたい。
2.教員の要望への対応(共著者の同意のとりまとめ等)について
先日、教員から共著者の同意のとりまとめは事務なので図書館で行ってほしいとの要望があり、代行した。原
稿の依頼から受領までの間に教員の要望に対してどこまで対応するかを思案している。
3.効果的な広報活動について
今後、研究室訪問やリポジトリ単独の説明会等いくつかアイデアがあるものの、効果を図り切れていない。広
報活動を行った際、その後の論文提供につながったと感じた話題や、教員が知って喜んだトピック等があれ
ばご教示いただきたい。
帯畜大
中島
効果的な方法
・研究業績の情報から教員に論文の提出を依頼し,許諾を得たらリポジトリに登録する。
・新任教員にリポジトリについて説明している。
悩んでいること
・著者最終稿での論文の提出は,教員から断られる。
・修士論文のリポジトリの登録は断られる事が多い。
天使大
新保
現在の登録・収集されているのが、紀要と学内プロジェクト資料のみなので、今後学術論文や学内作成物等の
資料をどのように収集していくのかが目下の悩みです。
また、広報についてですが、まだまだ広報力が弱く感じるのでもっと効果的にアピールする方法がないかという
のが課題になっています。
- 4. 平成 27 年度北海道地区機関リポジトリ実務担当者研修
ワークシート
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課題② コンテンツ収集法や広報活動について、効果的と思う方法や悩んでいること
北見工大
中山
1. コンテンツ収集法について
効果的と思う方法
・教員からの論文公開依頼を待つより、図書館が著作論文を調査し積極的な教員への照会は
コンテンツ収集 UP になる。
悩んでいること
・今後、国際会議発表論文(Conference Paper)の収集を考えているが、著作権調査について
不安がある。
2.広報活動
悩んでいること
・リポジトリ公開に反対する教員を説得できるか不安がある。
北大
菊地
図書館からのお知らせなどを先生宛にメールで送ることが多いが、メールはあまり見ていない事が多いらしくあま
り効果が期待出来ない。
研究室の BOX などにチラシなどを入れておくと、もう少し効果が上がるが、結局一番広報で効果があるのは顔
見知りの先生を増やして直接話をするのが一番だと感じた。
また著者版に関してはあまりいい気がしない先生もいるらしく、出来れば出版社版もしくはゲラ等を載せられれ
ば良いと思うのだが、そうもいかないのが申し訳ない。
北大
平館
・学部の研究支援を担当している部署(研究推進室)と連携できたらと思っているが、具体的な案が浮かばず
後回しになっている。
・飲み会の席などで教員と話す際に、リポジトリのお話もできたらいいなと思うが、実際には上手く話題にでき
ない(あまり営業と思われるのも…と思ってしまいます)。
北大
磯本
●悩んでいる所
1)分野によってはプレプリントサーバ等、研究成果を公開できるスキームが別にある所もあるので
そういった方に機関リポジトリの有用性を説明するのは難しい。
2)OA ジャーナル掲載論文の場合、OA のものを更に機関リポジトリで公開する意味、グリーン誌の
著者版を公開する場合には、著者版を公開する意味を分かってもらえない場合が多々ある。
3)オープンアクセス、オープンサイエンス等、図書館職員には浸透している言葉も研究者の方が
正しく意味を理解している訳ではない。