Contenu connexe Similaire à 人生100年時代の学び方、脳には可塑性がある (20) Plus de Hiro Yoshioka (20) 人生100年時代の学び方、脳には可塑性がある3. エンジニア⼈⽣と定年退職
• おしながき
• 同様の話を下記のイベントでお話しました
• 関⻄オープンフォーラム2019 11/09
https://k-of.jp/backend/session/1254
• DevLove X 6/22
https://devlove.wixsite.com/devlovex/schedule
https://www.slideshare.net/hyoshiok/10020190623-devlove-x-day-1-d7
• デブサミ2019 2/15
https://codezine.jp/article/detail/11713
• パラダイムシフト時代に⽣きる
• 脳には可塑性がある
3
8. 10年後の⾃分
• ⽣きていれば、N+10歳
• ⼈はいつか死ぬ
• 100歳まで⽣きる⼈は1.6%(男)、
6.7%(⼥)
60歳まで⽣きた⼈が100歳まで⽣
きる確率は1.76%(男)、⼥性な
らば6.9%
厚⽣労働省、第22回⽣命表、平成29年(2017年)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/22th/index.html
現在の
年齢
10年後⽣存確率
男性 ⼥性
65 84.0% 93.0%
70 75.5% 88.2%
75 60.6% 78.4%
80 39.7% 60.7%
85 19.1% 35.6%
90 6.6% 13.6%
95 1.8% 3.5%
100 0.37% 0.6%
8
24. ⾃⼰紹介的なIT史
• パラダイムシフト
• 起こっていることを知らない
• 起こっていることに気がつかない
• 起こったあとはアタリマエになる
• もともとはトーマス・クーンが「科学⾰命」で唱えた
• ⽇本の近代史
• 明治維新(1867年)、⻄洋と出会い産業⾰命を知り、富国強兵
• 敗戦(1945年)、軍国主義をやめ平和で経済的に豊かな国を⽬指す
• ⼤学に⼊って初めて⼤学の機能について意識した(知っていたのに理
解していなかった)
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31. 前例がなくて、変化が前提
• パラダイムシフトの時代には⾃分で動く
• ⾃分の例
• プログラマとして就職する(前例がほとんどいない)
• 転職(36歳)
• 60歳で博⼠課程の学⽣
• 変化があるのが当たり前、パラダイムシフト
• メインフレームからミニコンピュータ、ワークステーション、PC、モ
バイル
• 変化がゆっくりのものもある
• ノイマン型コンピュータ
• APIはUnix(Posix)に収斂した
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33. 学⽣になったきっかけ
• 2018年6⽉、東京⼤学⽣産技術研究所、オープンハウス
• 雑談
• ⼤学院説明会
• 先⽣に相談
• 2018年8⽉、⼊試(英語、専⾨試験、⼝述試験)
• TOEFL、参考書の過去問を解く
• 学部の教科書を⽣協で購⼊。教科書リストを⽣協でもらう
• 東⼤情報理⼯学系研究科電⼦情報学専攻過去問を解く
https://www.i.u-tokyo.ac.jp/edu/course/ice/admission.shtml
• 2018年8⽉末、会社に退職の意向を伝える
• 2018年9⽉、合格発表、定年退職、60歳
• 2018年9⽉末、⼊学
40
35. 学⽣と会社員の違い
• 学⽣、⾃由
• すべての⾏動は⾃分が決める
• 考える必要がある
• 脳の可塑性にはいい
• 会社員、環境は与えられる
• 上司、部下、同僚、⾃分が決められるものはあまりない。
• 考えない。考える必要性が低い。
• 脳にダメージを与える
• 仕事ばっかりしているとバカになっちゃうよ(ヨシオカの学び
の法則)
• 脳には可塑性がある
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39. ⼆度⽬の⼤学⽣になってよかったこと
順不同
• 勉強が楽しい
• 本をいっぱい読める
• ⾃由だ
• ⾃分のやることを⾃分
が決める
• 会社員時代は、上司や
会社の意向
• 収⼊がない
• 今まで知らないことをいっ
ぱい知れる
• 無知の知を知る
• 世間は優しい
• 学⽣は優遇されている
• 図書館使い放題
• Wifi使い放題
• 授業取り放題
• 研究室に⾃分の机がある
• 研究室のプリンタ使い放題
• 研究室の学⽣さんいいひと
ばっかだ
• 輪読会でいろいろ教えても
らえる
• 知らないことを聞ける
• 知らないことを知らないと
⾔える
• ⾃分のスキルの無さがよく
分かる
• 昨⽇の⾃分より今⽇の⾃分
のほうができることが増え
ている
• ⼈⽣で⼀番勉強している
• 60歳過ぎても成⻑を実感で
きる
• 収⼊がなくても幸せだ
• 仕事をやめて専業学⽣に
なってよかった
• 延々と続くよかったことリ
スト
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40. ⼾惑っていること
順不同
• 60歳前後の学⽣の情報が少な
い
• 準備不⾜が⾊々あった
• 知っていればどうということ
のないあれやこれや
• 学振、奨学⾦などの制度は9
⽉⼊学には若⼲使いにくい
• 様々な仕組みが20代の学⽣を
前提としている
• インターン、就職など
• 各種奨学⾦などの年齢制限
• 学⽣としてのスキル不⾜を痛
感している
• 論⽂を読めない、読むスキル
が不⾜している
• 会社員時代は論⽂を読むという
ことをしていなかった
• 難しい問題は考えなかった
• 解ける問題しか解いていなかっ
た
• マニュアルは読めるけど、論⽂
を読むスキルとは違う
• ⾻太の参考書・教科書を読むス
キルとも違う
• 論⽂を読んで理解して、それ
をまとめるスキルが不⾜して
いる
• まとめるのに時間がかかりすぎ
て前に進まない
• 博⼠号を取ることに対する基
本的なスキルが不⾜している
• 仕事をしながら⽚⼿間に取ると
いうことは到底できない。仕事
をやめてよかった。
• 頭のコンテキストスイッチのコ
ストは⼤変⾼い
• 研究分野、志望時点のアイデ
アは今から⾒ると「素⼈のた
わごとレベル」
• この⼀年で「素⼈のたわごとレ
ベル」とわかるくらいには成⻑
した
• 無謀なチャレンジをした⾃分
を褒めてあげたい
• 実はめちゃくちゃ楽しんでい
る
• 悲壮感とか⼀切ない
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43. ムーアの法則(古いパラダイム)
Figure 1.1 Growth in processor performance over 40 years. This chart plots program performance relative to the VAX 11/780 as measured by the SPEC integer benchmarks
(see Section 1.8). Prior to the mid-1980s, about 22% per year, or every 3.5 years. 52% starting in 1986, or every 2 years, In 2003 the end of Dennard scaling 23% per year until
2011, or every 3.5 years. From 2011 to 2015, less than 12%, or every 8 years. Since 2015, the end of Moore’s Law, 3.5% per year, or every 20 years!
Computer Architecture, A Quantitative Approach: By John Hennessy David Patterson, 6th Edition, 2017
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45. ムーアの法則
• Many core processor
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cpu core
cache
core core
cache core core
core
core
core core
core core
core
core
core core
dual core many coresingle core
…
Intel Xeon Phi Processor High Performance Programming:
Knights Landing Edition, by James Jeffers, et.al, 2016
46. NVM ‒ Non-Volatile Memory
• 不揮発性メモリ
• メモリの電源を切っても情報を記録している
• ストレージのパラダイムが変わる
• 速い揮発性のメモリと遅い不揮発性のディスクという階層
• 速い不揮発性のメモリと遅い超⼤規模なアーカイブという階層
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