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M5Stackでインターンしてみた
- 2. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
簡単に自己紹介
その1(仮)
金沢大学 融合学域(兼:電子情報通信学類)
Faculty of Interdisciplinary Sciences for Innovation
専門は半導体(イメージセンサ)、
好きなプロセスはCMOS 0.35um
その2
ハンダテラピスト(好きなハンダは共晶ハンダ)
Maker(無駄なコースター、CH552本/ボード等)
NT金沢の中の人(1/2)
- 3. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
深センに半年間行くことになった
サバティカル研修(研究だけできる)
せっかくなら深センに行きたい(南方科技大)
当初の計画:2020年4月渡航予定
ビザなど準備万端
新型コロナ感染症の大流行
(2年待つ)
ダメ元でビザ申請→通った
2022年4月渡航
→検疫隔離(3週間)→シャバへ
- 4. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
深セン速度に慣れてしまう
TaoBaoで部品を買う→翌日届く
SZLCSCのような中国ローカルの部品ショップも
聞いたことない面白いマイコンなどが無数にある
PCB・PCBA発注→2日後に届く
日本で(TELEC/PSE的に)使えないデバイスも
使える
- 5. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
M5Stackに挨拶に行った
ワイ「一応大学に部屋あるけど、けっこうヒマ
なんすよ。授業とかないし」
ワイ「M5Stackでインターンとかできると
うれしいっす」
Jimmy「いいねぇ。新製品のアイディアを
思いついたら教えて」→グループチャット作成
- 7. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
新製品アイディアを考える
面白いセンサとか?
↑もうだいたい出てる(M5Stackあるある)
自分的にほしいものにしよう
Core2にPortB/C/D/Eを生やすボード
IR TX(赤外線リモコン送信用つよつよIrLED)
DCモータドライバ(Hブリッジ)
- 8. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
Core2にPortB/C/D/Eを増やしたい
センサ類をたくさん
つなぎたくて、
仕様を相談して
つくってもらた
ハンズオン・授業などでそれなりに使われている
https://bit.ly/3Bb4QDi
- 9. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
仕様をきめる
ワイ「こんなんで、どすか」
Jimmy「こういうのはどうかな」
ワイ「お、それいi
Jimmy「SZLCSCのこの部品が安いので
これ使おう」
- 10. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
最終的な仕様
Core2にPortB/C/D/Eを生やすボード
PortD/Eは3pDIPSWで割当GPIOを切り替え可
COMMモジュールのケースを流用
Hブリッジ
I2Cコマンド制御(STM32F030搭載)
ドライバ=RZ7899(めちゃ安い)
Ameter-UNITのケースを流用
(追加)Grove-USB-C給電(NeoPixelテープ向け)
Grove ー(USB-Cから+5V)→Grove x2
GroveHUBのケースを流用
ケースの流用だいじ
電飾職人@GomiHgy氏発案
- 11. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
さて設計
M5Stack社内はAltima Designer
KiCADで設計でOK
ケース寸法にあわせるために、同一外形の
基板データ(Altima *pcbdoc)をもらって
インポートしてサイズをあわせる
ガーバーとBOMを渡す
→数日後にオフィスに行って製作・デバッグ
シルクに使う画像データは
JimmyがCorelDrawでサクっと作成
(とたんにM5Stack製品っぽくなる)
- 14. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
オープン開発ってこういうことなんだ
オフィスに、部外者を入れてくれる
もちろん信頼関係の上(製品のファン)
知財で囲うよりシェアして互恵(公开式)
「サインを入れる」といったファンサービス
(ユーザ/Makerとの一体感)
「決めるまでが早い」のはM5Stack固有の
現象かもしれない
もちろん、回路チェック、BOM管理、FW開発
などで、エンジニアの多大な協力
「近くで密なコミュニケーション」は有意義
- 17. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
残りの3つは・・・
Hブリッジ
回路の動作OK
STM32F030のFWがほぼ完成
回路チェック中
Grove-USB-C給電
名称は”TypeC2Grove”
動作OK、シール完成
あとは量産待ち・・・
IR TX(忘れてた)
- 18. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
シール部分はこんな感じで
「穴あるで」
ワイ「こんなんどう?」
「ここがええんとちゃう」
「あとGrove赤はI2C用と紛らわしいで」
「こんなんかの」 「給電の経路を明示したい」
- 19. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
給電方法とケースについて
ワイ「給電はUSB-Cで」
Jimmy「USB-Cだと2Aまで。
VH3.96なら10Aいけるよ?DC2.1mmジャックは?」
ワイ「電気つよつよじゃない人にとっては
USB-Cが便利なんよ」
Jimmy「ケースなしは?」
ワイ「電気つよつよじゃない人にとっては
ケースの安心感だいじ。M5Stackもそうじゃん?」
Jimmy「なるほど」
かみあった議論
- 20. 2022/9/3 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
おまけ
JLCPCBでPCBA&筐体成形した
スタックチャン(足はメタル)
国際IoT展向けに
「中国生まれのスタックチャン」として
M5Stackに引き取ってもらいました